ワンス・アポン・ア・タイム ONCE UPON A TIME |
原題:ワンス・アポン・ア・タイム 원스 어폰 어 타임(ウォンス オポン オ タイム) <2008> |
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監督 | チョン・ヨンギ | <2004>人形霊、<
2005>家門
の危機-家門の栄光2、<2006>家
門の復活-家門の栄光3、 <2008>ワンス・アポン・ア・タイム |
出演 |
パク・ヨンウ (朴埇佑) |
<1997>オ
ルガミ~罠~、<1999>シュ
リ、<2000>リ
メンバー・ミー 、<2001>MUSA
-武士-、 |
イ・ボヨン |
<2004>マ
イ・ブラザー、<2006>卑劣な街、
<2008>ワンス・アポン・ア・タイム、 |
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キム・スヒョン |
<2003>TUBE
(チューブ)、<2004>ARAHAN アラハン、<2005>ク
ライング・フィスト、<2005>天軍、 |
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ソン・ドンイル |
<2006>カ ンナさん大成功です!、<2008>ワ ンス・アポン・ア・タイム |
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キム・ウンス |
<1998>ディナーの後に、<2000>涙、<2002>ロストメモリーズ、<2002>醉画仙(チファソ
ン)、 |
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アン・ギルガン | 出 演作品一覧 |
【レビュー&ネタバレ】 |
2008年1月韓国公開。観客動員数は約156万人。 ヒットとは言えませんが、まずまずではないでしょうか。 スター俳優が出演しているわけではありませんし。 監督は、シン・ヒョンジュン主演の家門シリーズの監督チョン・ヨンギ。 娯楽映画はお得意と言っていいでしょうか。 すっげー面白いわけでもなく、 すっげー泣けるわけでもありませんが、 ほどほどに笑えて、ほどほどに泣ける.... そんな娯楽映画なら期待できるようです。 なぜヒットできなかったかといえば、 日帝時代を描いたということで、政治的背景云々...ということもあるでしょうけれど、 主演2人の力不足でしょう。 笑って泣かせてくれたのは、主演陣ではなく、 ソン・ドンイルとチョ・ヒボンのコンビ。 ソン・ドンイルといえば、ドラマではお馴染みですが、映画でも期待は裏切りません。 ヒボンがドンイルに手紙を残し一人暗殺に向かうシーンでは涙が止まらず、 そのヒボンの後を追うドンイルにも、涙が止まりません。 ですが、その涙のシーンのしめくくりは笑いです.... やはり、コメディー映画(笑) あの犬を使ったオチは最高ですね。 主演2人は、キャラクター設定が非常に弱く、少しも魅力がありません。 その上、演じる俳優自身もスター俳優とまでは呼べず、何の魅力も感じません。 パク・ヨンウも、もう出すぎですね.... 見たくありません。 いい俳優なのに、もったいない。 もう少し出し惜しみして、よい映画だけに出て欲しいもの。 イ・ボヨンは元ミス・コリアという美人。 ですが、どうしても好きになれず。 チソンは彼女のどこがよかったのでしょう?男好きする顔なんでしょか。 イ・ボヨンといえば、清純派、マドンナ的役割が多いように思いますが、 今回はしたたかな悪女。 無防備都市のソン・イェジンのように見 ていてイ ライラするんじゃ?と思いましたが、 したたかな悪女をお茶目に可愛らしく演じております。 実は、この手のキャラに才能があるのでは?もっと見たいです。 ただ、たいしてうまくもない歌を何曲も聴かせるのは勘弁願いたい。 一番の見所であるべき伝説のダイヤを巡る化かし合いはイマイチで、 主演2人も魅力なく........ せめて、主演がスター俳優だったら少し見ごたえもあったかもですね。 あくまでもB級映画です。 日帝時代を描いているということですが、それほど反日ではありません。 ですが、日帝時代を描いた韓国映画で、日本人にとって愉快なものはありえないでしょう。 この映画の中でも、虐殺(未遂で終わりますが)やら、独立運動やら.... 悲しくて胸が痛みます。 こういった題材を<コメディー>で扱うのは難しいですね。 それでも、現代では見ることのできない、絆、誇り、アンデンティティ、情熱....... それらの美しいものが、溢れています。 よい映画でも、面白い映画でもありませんが、悪くないですね。 アキション・コメディーなら、もう少し痛快さが欲しかった。 さすが<ケンチャナ韓国>が伺われるのが、粗雑な日本ネタ。 冒頭は長々と日本語で繰り広げられるのですが、 聞き取れません.............. 日本語字幕が欲しい。 韓国語で会話しているのに、返事だけはなぜか日本語で「はい」(笑) 劇中の垂れ幕などの日本語もメチャクチャ............ そもそも、日本人が見ることは想定してないんでしょうね。
アン・ギルガンは何をやっても見事だわー そして、久しぶりにかっこいいアン・ギルガンを見ることができました。 朝鮮人としての信念を持った独立軍。 「解放された祖国で会おう」 その言葉と、アン・ギルガンの表情が胸に響きます。 日本人役の多いキム・ウンス。 ソウル芸大を卒業後、日本に留学していたことがあるからでしょう。 2001年制作のロスト・メモリーズで は、あまりの流暢な日本語に 「日本人?」 と思ってしまうほどでしたが、やはり使ってないと忘れてしまうのでしょうね。 すっかり韓国人の発音です。 長谷川は、シン・ヒョンジュンの家門シリーズの三男。 なんて存在感が薄いのかしらー なのに、特別出演ですって。 特別出演というのは、観客を呼ぶために人気や知名度のある俳優を高額なギャラでチョイ役出演させるもの。 彼で客が呼べるのですか。 ヒボンは、どこかで見た顔だけど..... かなりのインパクト。 訛りがとにかく可愛いー これって全羅南道訛り?最近訛りがお気に入り。 コメディーにストーリーらしいストーリーはございませんが...... 簡単に。
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