甘く、殺伐とした恋人  My Scary Girl
 原題:甘く、殺伐とした恋人 달콤, 살벌한 연인(タルコム, サルボラン  ヨニン) <2006>

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甘く、殺伐とした恋人

大学講師をするほど賢く、ジェントルな男ファン・デウ(パク・ヨンウ)。だが、 彼には決定的な欠点が あった。女性と恋愛に対し体質的に拒否感を持っており、まともな恋愛を一度もしたことがない小心な性格の持ち主ということ。そんな彼が、30歳を過ぎ、 カップルたちの姿が目につくようになり、ある日、腰を痛めた後。大きくなる孤独感にどうすればよいかわからなくなる。デウは、友人ソンシク(チョ・ヨン ギュ)のいたずらでイ・ミナ(チェ・ガンヒ)にデートを申込むハメになり、彼女は驚くべきことに、彼の下手な申込みを受け入れる。しかし、初めて愛を始め るデウの表現と行動は粗雑で、ミナはそんなデウに愛想が尽きるが、いつのまにか彼の純粋さに陥り、二人の情熱的な恋愛が始まる。ところが彼女が怪しい。趣 味は読書で、美術を専攻しているというが、ドストエフスキーの「罪と罰」も知らないし、自分が所蔵する絵の作者「モンドリアン」も知らないという。それに 知的なミナと全く似合わないルームメート。そして決定的な証拠。彼女の実名は’イ・ミナ’でなく、’イ・ミジャ’だという。愛が深まるほど彼女に対する疑 いが増し、ミナの正体にデウは葛藤する。

【予告編】

監督 ソン・ジェゴン <2006>甘 く、殺伐とした 恋人

出演

パク・ヨンウ (朴埇佑)

<1997>オ ルガミ~罠~、<1999>シュ リ、<2000>リ メンバー・ミー (同感)
<2001>MUSA -武士-、<2002>永遠の片想い(恋 愛 小説)、<2004> スーパースター☆カム・サヨン、
<2005>血 の涙、<2005>ナンパの定石、 <2006>甘く、殺伐とした恋人
<2006>私 の小さなピアニスト(ホロヴィッツのために)、<2006>静 かな世界
<2007>ビューティフル・サンデー、 <2007>今、愛する人と暮らしていますか?
<2008>ワンス・アポン・ア・タイム、 <2009>携帯電話

チェ・ガンヒ

<1998> 囁く廊下~女校怪談~、<2001>ワ ニ&ジュナ~揺れる想い~
<2003>サランハムネダ 愛は天の川を越えて、 <2006>甘く、殺伐とした恋人、 <2007>私の愛

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【レビュー&ネタバレ】
2006年4月韓国公開。
2006年は新人監督の粗悪な映画が散乱しているので、要注意。
この作品もその一つに入るでしょう。
新人監督って、夢が叶って浮かれているのか、宣材資料にもやたら力を入れるのよね。
しかも、トンチンカンな。
この監督もそう。メインポスターだけでも3種類あるのに、他にもある。なんだこれは!
 
左は<親切なクムジャさん>のポスター、右は<甘 い人生>のポスター。
なんでこんなパロディーを作るのか・・・
監督へのオマージュ?にしては、失礼極まりないのじゃ?
この2つの作品は、この映画の内容を示唆しているにはいるけれど。
それがしたかったのなら、こんな姑息な手段を使うなんて・・・ 
無力さをアピールしているようなものでは?
予告編もまったく同様。

前半はとにかく面白い。
ツボにハマってヒーヒー笑っちゃって・・・
こんなに面白いのに、なぜヒットせず?と思ったら、後半が最悪。
ラブコメだと思って見ていたら、後半・・・いったいどこへ行くやら?
ある意味純愛モノなのかもしれませんが、中盤から混乱したままラストへ突入。
’殺伐とした恋人’というのは、’また猟奇的な女の子’か。と思っていたけれど、
そうではなく・・・・

ネタバレしますよ!!!!!!







実際に何人も殺している女性だったのです。
’殺しては埋めて、殺しては埋めて・・・’
そんなのは、何かの冗談だと思って、ひたすら種明かしを待っていたら、
本当に単純に、何人も殺して埋めていたんです。
チェ・ガンヒも’清純派’ですし、彼女を支援する弁護士も、少しも悪人面じゃない。
それがよけいな誤解を招く・・・
きっと、何か事情があるのよね・・・と、これまたひたすら種明かしを待ってましたが、
単に金目当てで殺しちゃうような方達だったのですね・・・
本当になんなの、この映画はー!
けど、そんなヒロインが、真面目で純情な男に出会い、愛を知り・・・
男も、そんなヒロインを理解しようと努める。
が、しかし・・・
最後の最後まで理解するのではなく、
本当に恋人が人殺しだと知ると、別れちゃうんですよ・・・
なんだかもう、ほんとになんなんだか・・・
’ドラマ’ではなく、’リアリティー’を追求したかったのかもしれませんが・・・
「一人なら待とうと思った。2、3年・・・」
けれど、そんなに殺したなら、間違いなく無期懲役だ・・・と。
「一緒にイタリアに逃げて!愛してるなら・・・」
と、ヒロインはすがるわけですが、男は去って行く・・・

そして2年後。
二人はシンガポールで偶然再会。
「海外で暮らすと愛国者になりますね。韓国が懐かしい」
とヒロインは語り、
「時効になったら、韓国に戻ってきてください!一度会いましょう」
と、笑顔で手を振る。
「そしたら、私とまた恋愛を?」
と、ヒロインは尋ねますが、
「その頃には、僕の隣りには誰かがいますよ。一生の伴侶が」
と、男は笑う。
「その時は私がその人を殺しますよ」
と、ヒロインは明るく笑い、男にキスして去って行く。

というわけですが・・・
’殺人者’も、’普通の人間だ’と言いたいのでしょうかね。
自分のブログにでも書いてろ!って感じ。
エンターテインメントなのか、哲学なのか・・・
中途半端でわけがわからなく、本当に価値のない映画。

「バカで意地悪で、生きる価値のない。
みんなのお荷物。ちょっと死期を早めてやっただけ。
そんな人の隠していたお金を使ってやるのはいいことじゃない?」と。
一部、ドフトエフスキーの’罪と罰’を引用してヒロインが語る。
確かに世の中には生きている価値がないというか・・
生きているだけで罪な人間もおりますが・・・
血液型や星座で人間性を決めるなんて愚かだ!とか、
監督の言いたいことばかり主張しているだけの映画に成り下がっているわ・・・
けど、この映画’脚本賞’を獲ってるのよね。
mocaの方がわかってないってことかしら?






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