私の恋  My Love 
 原題: 私の愛 내 사랑(ネ サラン) <2007>

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どこに飛んでいくかわからない4次元恋人ジュウォン(チェ・ガンヒ)と、彼女を あまりにも愛しており、 不安ばかりの地下鉄機関士セジン(カム・ウソン) 

片想いする先輩ジウ(チョン・イル)に「焼酎一本飲めるようになるまで酒を教えて下さい」という爆弾発言をしてしまったソヒョン(イ・ヨニ)

やもめのコピーライター、ジョンソク(リュ・スンニョン)と、彼にいつも肘鉄を食らい自尊心が傷つくが、それでも「ひまわり純愛譜」をやめることができな い広告代理店社員スジョン(イム・ジョンウン)

別れた恋人に会うために、6年ぶりに帰国したフリーハグ活動家ジンマン(オム・テウン)

<私の恋>に不安で、<私の恋>にトキメいて、<私の恋>のために辛くて、<私の恋>を待つ彼らに、皆既日食が訪れる。

一生にたった一度でも見るのが難しいという皆既日食。太陽と月が出会い、世界が目を閉じてしまう瞬間。彼らは、星のように降ってくる奇跡の瞬間を迎えるこ とになる。

【予告編】

監督 イ・ ハン <2002>永遠の片想 い、<2006>青春漫画~僕らの恋愛シナ リオ~、<2007>私の恋

出演

カム・ウソン (甘祐晟)

<2002>情 愛、<2004>R-POINT、 <2004>スパイダー・フォレスト 懺悔、<2005>大胆な 家族
<2005>王の男、<2007>撃つ、<2007>私の恋、<2010>無法者

チェ・ガンヒ

<1998> 囁く廊下~女校怪談~、<2001>ワ ニ&ジュナ~揺れる想い~
<2003>サランハムネダ 愛は天の川を越えて、 <2006>甘く、殺伐とした恋人、 <2007>私の愛
<2009>グッバイ・マザー、<2010>ベストセラー(友情 出演)
オム・テウン <2003>春 の日のクマは好き ですか?、<2003>シ ルミド、<2004>ファミ リー、<2005>公共の敵2
<2006>家族の誕生、<2007>私の愛、<2008>私たちの生涯最高の瞬間
<2008>あな たは遠いところに(特別出演)、<2008>裡里(イリ)、<2009>携帯電話、
<2010>シラノ・エージェンシー
チョン・イル <2006>静かな世界、<2007>私の恋
イ・ヨニ(李延喜) <2006>百 万長 者の初恋、<2007>M エム、<2007>私の恋、<2008> 純情漫画

リュ・スン ニョン

<2004>小 さな恋のステップ、<2005>拍手す るとき発て、<2006>偉大なる系譜、 <2006> 熱血男児
<2006>千年鶴、<2007>ファン・ジニ 映画版、 <2007>私の恋
<2007>愛 してる、泣かないで 最後の約束、<2009>7 級公務員、<2009>不信地獄、
<2009>グッドモーニング・プレジデント、<2009>シークレット、<2011>子供たち<2011>平壌城

イム・ジョン ウン

<2002>ひ とまず走れ!、<2006>愛 してるから、大丈夫、<2007>宮女 クンニョ、 <2007>私の恋

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【レビュー&ネタバレ】
2007年12月20日公開。観客動員数は、約97万人。
福岡アジア映画祭2008にて、’皆既日食の恋’という邦題にて上映。
(ちなみに、2008年グランプリは美しい

動員数100万人未満は、けっこう微妙ですね。
当たり外れが激しすぎ。
この映画も、ちょっと気になりながらも.... 青春映画で 思いっきり期待を裏切られたので、
この映画は観ないぞー!
と、頑なにそっぽを向いておりました
イ・ハン監督ってだけでなく、出演陣がものの見事にmocaの嫌いなメンツなんですよー
唯一の好きな(当時は好きだった)イ・ヨニさえも、なんだか酔っ払いのシーンがあるようで、
イ・ヨニの酔っ払いシーンは予想がつきすぎて観たくないし.........
(彼女のこの手の演技は、ヘタくそで鼻につくんです)
がしかし、なぜかむしょーに観たくなるきっかけが....................

いやぁ、観てよかったぁー!
韓国映画らしい温かみのある映画。
この映画には、恋のパワーがある!
観終わった後、恋がしたくなるかもですね。
’내 사랑(ネ サラン) ’は、’私の恋’と訳すものですが、
’私の恋’といったニュアンスの映画。

5組のカップル(オム・テウンはカップルではありませんが)が、
オムニバス形式で同時進行し、
皆既日食の日に何らかの結末を迎えるという映画。
この5組も、劇中ちょっとしたかかわりを持ちます。
イ・ヨニがカム・ウソンの運転する電車に乗ったり、
オム・テウンが6年前に使っていた携帯電話の番号が、
イム・ウンジョンが使っている携帯電話の番号だったりと。

イ・ハン監督の過去2作品と同じように、泣けそうで泣けない映画......
過去2作品で泣けた方にとっては、泣けるかもしれません。
mocaは、あまりにもベタでシラケてしまいましたが。
泣ける、泣けない、は別として、暇つぶしに観るには最高!な映画(←誉めてるのか?)
大人よりも、10代のまだ純粋な世代向けですね。

やはりオムニバスですので、1つのカップル当たりの時間は短いですから、
感情移入するにはなかなか難しいもの。
それでも、各々のカップルに面白みや魅力があり、なかなか楽しめます。
マンネリっていえば、マンネリなんですけどね.......
カム・ウソン&チェ・ガンヒのストーリーがなかなか面白かったのと、
オム・テウンの功績だと思っております。
それ以外は.... 要らない..... かも.......
チョン・イル&イ・ヨニ、リュ・スンニョン&イム・ジョンウンのストーリーは、
あまりにもオーソドックスで新鮮味がなく、おまけ程度でしかありません。
もちろん好き好きでしょうけど。

元々は5組のカップルのオムニバスだったそうです。
編集しきれず、’子供の恋’をカットし4組に。
ポスターに、ジョンソクの息子パダ(パク・ジョンソク)が映っているということは、
パダの恋だったのでしょうか。
キャスト表に、まぶしい日にや、ドラマ<ありがとう ございます>のソ・シネの名前があるので、
ソ・シネとパク・ジョンソクの恋かもしれませんね。
パク・ジョンソクは、1番街の奇跡の兄妹です。


【地下鉄機関士と四次元恋人の恋】

日本でいう’不思議ちゃん’のことを、韓国では’四次元少女’などと呼ぶようです。
元々チェ・ガンヒは、’四次元少女’と呼ばれる天然キャラ.... 一歩間違えば、’おバカキャラ’

チェ・ガンヒ演じるジュウォンは、地下鉄の床でお弁当を広げて食べたり、
窓にシールを貼ったり、落書きしたり......
’不思議ちゃん’ではすまない面もありますが、
許容範囲内にかろうじて収まり、なかなか楽しめます。
ある意味、大人の童話かも。

ジュウォンは、365日毎日会っているのに、
「付き合ってない、恋人になるには最終試験がある」と発言し、セジンを困惑させたり、
キスしようとするセジンをはぐらかしたり、
そんなジュウォンをあまりにも愛しているために、セジンはいつも不安。
優しく穏やか、温かく誠実、そんなセジンを困らせたくなるジュウォンの気持ちもよくわかるし、
不安なセジンの気持ちもよくわかります。
愛は見えないものだから。
セジンの誕生日。ジュウォンは他に用事があると.....
さすがの温厚なセジンも、ジュウォンの身勝手さにキレてしまいます。
そこから涙のラストへ向かっていくのですが、
ここでセジンに感情移入してしまったがために、ジュウォンの気持ちに感動できず、
涙のラストも、あまりにも現実離れしていると言いますか.....
ちょっと納得のいかない不満が残ってしまいました。
青春漫画で味わったシラケ具合と同じ。

いつも夢の中で生きているジュウォンの夢の中にどっぷりと浸かって、
大人の童話を楽しめるといいですね。

ブサイクなのにブリッコ演技... とにかく嫌いだったチェ・ガンヒ。
ですが、初めて可愛いと思いました。
三つ編(というよりフィッシュボーン)をしたチェ・ガンヒ可愛い。

カム・ウソンも大嫌いだったんです。
あのイヤラシイ目つきが気持ち悪い!
ですが、恋愛時代を見ていて見慣れてきました(笑)
なので、この映画にも挑戦できました。
しかし、老けましたねぇ... オデコ付近がヤバ....... イ.....
当時、37歳ですものね... 若作りしていても......


【大学生カップルの恋】

これはベタすぎぃ!!
まぁ、初々しいっていえば、初々しいんですけどねぇ.......
オムニバスだからまだ救われるものの... 単独だったら暴れたい。
イ・ヨニの酔った演技は、思った通り最悪。
「おしゃべりは得意!二泊三日でも....」
と、悪ノリする演技も、ほんとうんざり。
イ・ヨニ、演技どうにかしろよ。
チョン・イルの誠実そうな顔立ちとキャラクターで、なんとかしのげましたが。
チョン・イルも髪型をどうにかすればねぇ.....

焼酎お猪口1杯で酔ってしまうソヒョン。
片想いする先輩ジウに会いたくて飲み会に参加し、案の定酔いつぶれてしまう。
翌朝目覚めると、目の前にジウが!
誰もソヒョンの家を知らず、送り届けられなかったと。
ソヒョンはジウに、「焼酎1本飲めるようになるまで酒を教えてくれ!」と、叫んでしまう。
それから、二人の’酒勉強会’が始まる。
面識のほとんどない二人。
ジウは気まずくならぬよう話題を探して焦るが、ソヒョンは軽く笑い飛ばす。
「無理しなくていいんです。会話がなくなっても、気楽にしていればいい」と。
ジウはソヒョンに尋ねる。ソヒョンの好きなものは何かと。
「男性の咽喉仏、お父さんの顎ヒゲ...」などと楽しそうに語るソヒョン。
そんな天真爛漫なソヒョンに、ジウも好意を持ち始める。
そんな時、ジウの元カノ、ソナからジウに電話が.........
ジウはソナと別れたことが辛くて、休学までしたほどソナが好きだった。
ソヒョンはジウと会うのが辛くなり、休学することを決意する。
しかしソヒョンと出会ってから、ジウも変わり始めていた。
「お酒は弱い人間の逃げでしかない」
と言い放つソナに、ズレを感じるジウ。
「ソナの好きなものって何?」
と尋ねるジウ。
「女のコだもん。買い物よ」
と答えるソナ。
ジウはハッキリと、ソナに対する違和感を感じた。
そしてジウは..........


【フリーハグ活動家の恋】

オム・テウン最高!
オム・テウンが好きならば、オム・テウンを観るためだけに観ても損はないわ!
(まぁ、好き好きもありますが.....)
あのとろけそうな笑顔!
温かなキャラクター!
今までにないオム・テウンが見られます!
「抱きしめます!」
と言って両手を広げるオム・テウンの笑顔!
これで抱きしめられたら心臓爆発しそうよ.....
実際、この映画のイベントとしてフリーハグを開催したらしいけど、
あまりの人の多さに中止になってしまったそう....
そりゃそうよねぇ....

昔の恋人に対する言葉にも、温かくて胸がしめつけられたわ。
オム・テウンの最高の持ち味を発揮ね。
皆既日食のイベントのステージ。
最初にステージに上がったおじさん(おじいさん?)を抱きしめようとした瞬間、
涙がホロリ....
なんだか、ほんとにあったかくって.....
映画でなく、本物みたい.....
「人間の持つ温かさがどれほどか.....」
フリーハグ。
この活動の持つ意味の素晴らしさを実感しましたわ。
こんな単純な行為で救われる人間は多いことでしょう。
ジンマンのような人がそばにいたら..... 人生温かくなるでしょうね。
無精ヒゲに伸ばし放題の髪... 寝袋で公園で野宿。
そんなジンマンが大好きです。
愛してます。


【やもめのコピーライター&広告代理店社員 の恋】

妻と死別後も、妻だけを愛し続ける子持ちのやもめジョンソク。
そんなジョンソクを愛してしまった広告代理店社員スジョン。
しかしジョンソクは、スジョンに黙って男を紹介しようとしたりと、スジョンを突き放す。

この二人が映画をまとめる役割ではありますが、
moca的にはいらねー
イム・ウンジョンが嫌いな上に、自己チューないけすかないキャラクター。
酔っ払ってオム・テウンに絡まないでちょーだいっ。
しかし、なぜ酔っ払いの演技って、こうも不快なものなのかしらねぇ。
mocaはぜーったいに人前で酔えませんっ。

【チャン・セジ ン】
地下鉄機関士
カム・ウソン
【イ・ジュウォ ン】
四次元恋人
チェ・ガンヒ
【キム・ジンマ ン】
フリーハグ活動家
オム・テウン

【ジウ】
大学生
チョン・イル
【ソヒョン】
大学生/ジウの後輩
イ・ヨニ
【キム・ジョン ソク】
コピーライター
リュ・スンニョン
【イム・スジョ ン】
広告代理店社員
イム・ジョンウン







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