私たちの生涯最高の瞬間  Forever the Moment
 原題:私たちの生涯最高の瞬間 우리 생애 최고의 순간 (ウリ センエ チェゴエ スンガン)<2008>

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私たちの生涯最高の瞬間

オリンピック2連覇の主役である最高のハンドボール選手ミスク(ムン・ソ リ)。しかし、全身全霊をかけて突っ走ってきた所属チームが解散し、彼女は人生の全てだったハンドボールを捨て、生活のために大型マートで働き始める。そ の頃、日本の プロチームの監督として活躍していたヘギョン(キム・ジョンウン)は、危機に陥った国家代表チームの監督代行として帰国する。チームの戦力を補うた めヘギョンは、長い間チームメイトでありライバルでもあったミスクを始め、過去の栄光を再現する老将選手たちを一人二人と呼び集める。

ヘギョンは、序盤から厳しい訓練で戦力強化に努めるが、彼女の独善的なスタイルは、個性が強い新鋭選手と不和を引き起こし、老将選手と新鋭選手の間の小競 合いまで広がる。

協会委員長は、選手たちとの不和と女性という点を問題にして、ヘギョンを監督代行から更迭し、世界的なスタープレーヤー、アン・スンピル(オム・テウン) を新任監督に任命する。何よりプライドが大切だったヘギョンだが、日本に帰れない状況から、選手としてチームに復帰する。

最高のチームワークで結ばれた彼らは、もう一度世界制覇の偉業を達成するためにアテネへ向かう。

韓国公式:http://www.foreverthemoment.co.kr/

【予告編】

監督 イム・スルレ (林順禮) <1996> 三人の友達、<2001>ワイキ キ・ブラザーズ、 <2003>もし、あなたなら?~6つの視線~
<2008>私たちの生涯最高の瞬間

出演

ムン・ソリ

<1999>ペ パーミント・キャンディー、<2002>オアシス、 <2003>浮気な家族、<2004>大統領の理髪師、 <2005>愛してる、マルスンさん、 <2006>チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授<2006>家 族の誕生
<2008>私たちの生涯最高の瞬間、 <2008>謝罪(制作2005年)、<2009>飛べ、ペンギン、<2010>小さな池

キム・ジョン ウン(金正雲)

<2002>大変な結婚(家紋の栄光)、 <2003>吹けよ春風、<2004>私の男のロマンス、<2005>親知らず
<2006>よい暮らしをしてみよう、<2008>私 たちの生涯最高の瞬間、<2010>食客:キムチ戦争
オム・テウン <2003>春 の日のクマは好き ですか?、<2003>シ ルミド、<2004>ファミ リー、<2005>公共の敵2
<2006>家族の誕生、<2007>私の愛、<2008>私たちの生涯最高の瞬間
<2008>あな たは遠いところに(特別出演)、<2008>裡里(イリ)、<2009>携帯電話、
<2010>シラノ・エージェンシー
キム・ジヨン <1999>ホ ワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて、<2003>チャ・ テヒョンのハッピー☆クリスマス
<2005>ダンサーの純情、<2008>私たちの生涯最高の瞬間
チョ・ウンジ <2000>涙、<2002>アフリカ、<2002>フー・アー・ユー?、<2004>ホテルビーナス(日本)、
<2005>ユゴ 大統領有故、 <2005>ミスター主夫クイズ王、 <2006>甘く、殺伐とした恋人
<2006>妻の愛人に会う、<2007>死んでもハッピーエンド、 <2008>私たちの 生涯最高の瞬間
<2009>どうしてうちに来たの(特別出演)、<2009>ヨが教室

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【レビュー&ネタバレ】
2008年1月公開。観客動員400万人を突破する大ヒットに!
大ヒットぉ?
実話を基にした感動のドラマぁ?
どーせ、マラソンや、クライング・フィストのようなものに違いない、そう決めかかってお りました。
どちらも、実話を基にした感動作で大ヒット。なのに、日本では大コケ。
先入観でなかなか観る気になれませんでした。
しかも、主演はmocaのキライなムン・ソリと、キム・ジョンウン。
がしかし、まったく別物。
実話を基にした感動作、というわけでもありませんでした。
実話を モチーフにしたフィクション。
笑いと涙のエンターテインメント!


各選手にまつわるエピソードは基本的にフィクション。
ラストとなるアテネオリンピックでの試合のシーンだけが、実話を基にしているそうです。


久しぶりに生きてい る映画を 観ました。
2時間の中にドラマがある!
本当にすがすがしい気分。最高!

これぞ!韓国映画!
笑って、笑って、泣いて、心が温かくなる。
それほど新鮮な内容でもないけれど、韓国的な笑いと情をたっぷり感じます。
登場人物がみな魅力的で、最後には感情移入してしまう。
いがみ合っていた選手たちが一つになっていく過程、
選手を自分が監督として成功するための道具くらいにしか思っていなかった監督の人間的成長、
最後には、みなが一つとなり、一つの目標へと向かって行く。

「生涯最高の瞬間」とは、努力をした者だけに与えられるのだと、考えさせられる。
努力しない者の「生涯最高の瞬間」なんて、価値などない。

同じ2時間なのに、どうしてこんなにも濃度が違ってしまうのだろう。
うっすーい映画が多すぎ。

日本での劇場公開せずに、 8/8にDVD発売されるという!(驚)
散々煮え湯を飲まされ、ようやく賢くなったのでしょうか?
韓国でヒットしても、日本の一般向けにはヒットは狙えません。
この映画も、よい映画なのにね。

【ミスク】
ムン・ソリ
(문소리)
【ヘギョン】
キム・ジョンウン
(김정은)
【アン・スンピ ル】
オム・テウン
(엄태웅)
【ジョンラン】
キム・ジヨン
(김지영)
【スヒ】
チョ・ウンジ
(조은지)
【ボラム】
ミンジ
(민지)
【ヒョンジャ】
イ・ミド
(이미도)
【ジンジュ】
ナムグン・ウンスク
(남궁은숙)
【事務局長】
チョン・ソギョン
(정석용)
【強化委員長】
イ・ボンギュ
(이봉규)
【ジョンランの 夫】
ソン・ジル
(성지루)


ムン・ソリ、キム・ジョンウン、オム・テウンは学年が同じ。
撮影当時、33歳前後。
実際に合宿したりと、体力作りをして撮影に臨んだそうですが、
いくら演技とはいえ、かなり辛く厳しかったことでしょう。
相変わらず可愛らしいキム・ジョンウンに比べ、ムン・ソリ老けすぎ。
チョ・ウンジは、27歳。
キム・ジョンウンとの<パリの恋人>コンビ復活!
同じくらいの年かと思ってたのに、こんなに違うんだー

キライなムン・ソリとキム・ジョンウン。
作品がよいと、スキになっちゃうものですね(笑)
チョ・ウンジは相変わらずの可愛らしい破天荒娘を好演。

オム・テウンは笑っちゃうくらい演技が下手なシーンもありますが、
オム・テウンだから許されちゃうんですねー
なぜ、こんなにオーラが?

<あなた、そして私>のミスク!キム・ジヨン。
クリクリおばさんパーマで奮闘してます。

ムン・ソリ、キム・ジョンウン、キム・ジヨンのアジュンマパワーに注目です。
何かにつけ「アジュンマ、アジュンマ」と言われ、笑っちゃいます。
オム・テウンとのやりとりは、まるで漫才。

ジョンランの夫は、特別出演のソン・ジル!
mocaの大好きなソン・ジルだー
でも、髪が長いとヘンだぞー


そして、脇役陣がなぜか豪華。カメオかと思ったら、そうじゃないんですね。



見たことあるんだけどぉ.... <魔王>のオ・ヨンに似てると思ったら、やっぱり....
髪切ったら、ただのおっさん........
1973年生まれぇ?
もっと若いかと....



こちらもすっかり別人。
<ランラン18歳>の、イ・ドンゴンの友人検事、パク・ヒョンジェ。



一番の目玉は、ハ・ジョンウ!
チョ・ウンジの見合い相手。これだけの役なのにちょーインパクト!

そうそう、ミスクが働くマートのマネージャーは、<冬のソナタ>のリュ・スンス。
ミスクの夫には、華麗なる休暇のパク・ウォ ンサン。
どちらもカメオ(友情出演)


こ こからストーリーですが、読まない方がよいです。
知っ てしまったら、感動もなくなります。

* * *


世界的ハンドボールプレイヤーであるミスク。
だが、ハンドボールは人気がなく、理解されない世界。
韓国に実業団は5つ。給料は1日2万ウォン。
せっかく優勝しても、所属するチームは会社に解散を命じられる。
夫の事業の失敗で抱えた借金を返すため、
ミスクは人生の全てだったハンドボールを諦め、マートで働き始める。


ミスクのライバルであったヘギョンは、日本の実業団の監督をしていたが、
国家代表チームの監督代行として帰国する。
「歴代の代表チームの中で最低レベルだ」
ヘギョンは選手たちに容赦ない言葉を浴びせる。
選手たちは未熟な上に反抗的で、ヘギョンは一抹の不安を覚える。
なぜミスクはテルン(オリンピック選手が一堂に会して訓練する施設)に来なかったかとスヒに尋ねるヘギョン。
スヒはミスクの辛い事情を話して聞かせる。


「私はボールで遊んでる余裕などないの」
ミスクはヘギョンの申出を断る。
ヘギョンは優勝すれば報奨金が出ると説得するが、
ミスクは報奨金を前払いしてくれたら考えると、笑って答える。
ヘギョンは真剣に検討するが、ミスクは「なかったことにして」と、去って行く。
「私の代わりにジョンランを呼んであげて。きっと喜ぶわ」
と、ミスクはヘギョンに伝える。
そうして、ジョンランがチームに加わることになる。
ミスクも、報奨金の前払いのおかげで助かったと、チームに加わる。
しかし、若い選手にとってベテラン2人は目障りだ。
悪口を耳にしたジョンランは、新鋭選手ジンジュやヒョンジャにつかみ掛る。
結局、事務長や強化委員長を巻き込む騒ぎに。
委員長は監督が女であることが原因だと、ヘギョンを更迭し、
世界的プレイヤー、アン・スンピルを監督に迎えることを決めてしまう。
アン・スンピルが新たな監督だと知ったヘギョンは取り乱す。
離婚したことまで持ち出され嫌味を言われたヘギョンは、
タンカを切って監督代行を降りてしまう。


日本へ戻ろうとするヘギョンだが、日本の弟子たちはヘギョンの韓国での活躍を心から願っていた。
日本へも帰るに帰れず、ヘギョンは選手として代表チームに加わることを決意する。
そんなヘギョンをアン・スンピルは歓迎しない。
二人は、選手時代恋人同士だったのだ。


あんたの母親は、あんたをそうやって育てたのか?!

スンピルは、ヨーロッパ式だと言って選手たちに不慣れな訓練を押し付ける。
子供を預ける場所のないミスクは子供を連れて訓練に参加するが、
スンピルは「子供を預けろ」と冷たく言い放つ。
ある日ヘギョンは、子供が熱を出し遅刻してくるが、スンピルは「出て行け!」と取り合わない。
そんなスンピルについにミスクはキレてしまう。
「病気の子供を放って来れる母親が、世界中のどこにいるんだ?
あんたの母親は、あんたをそうやって育てたのか?」
ミスクはスンピルを非難するが、スンピルはまったく気にしない。
逆にミスクは侮辱される。
夫が詐欺に遭い、家庭を捨てて逃げたのだろうと。
その上、前払いしてもらった金は報奨金でなく、ヘギョンの金だったことまで聞かされ
ミスクの怒りは頂点に達する。
「1日に12回以上、舌を噛んで死にたくなる。
それでも何とか生きようと... 顔に鉄板を貼り付け図々しくここまで来たけど、もう耐えられない。
プライドは、あんただけにあるんじゃない!」
ミスクは、ヘギョンをなじってテルンを去って行く。


ハンドボールは団体競技なの。そんな言葉ありますか? 

選手たちの分析のため、高校男子チームとの試合が行われる。
試合は散々だ。
国家代表でありながら、高校生にも勝てない。
腹を立てたコーチは、怒りをヒョンジャにぶつける。
「おまえのせいで負けたんだ」
それを見ていたヘギョンは、見ていられなくなる。
「勝った時も、誰かのおかげで勝ったと言いますか?
ハンドボールは団体競技なの。そんな言葉どこにありますか?」
コーチは立場がなくなり、ヘギョンにも暴言を吐いて去って行く。
「あんた、生理でしょう?なんで言わないの?」
ヘギョンの言葉にジンジュはうろたえる。
「言ったら、メンバーからはずされる....」
ヒョンジャは泣き崩れる。
「評価試合は私たちに何が足りないかわかればそれでいいの。
罪人のような顔はしないこと。いいわね?」
ヘギョンの言葉に、みな救われる。



今度うちの子たちに何かしたらブチのめすからな!

昼食中、レスリングの選手たちに言いがかりをつけられるジンジュとヒョンジャ。
それを見ていたジョンランは、レスリングの選手の胸倉を掴む。
「今度うちの子に何かしたらブチのめすぞ!」
レスリング選手は、グウの音も出ずに去って行く。
いがみ合っていたジョンランたちだったが、ジンジュたちも改心していく。
少しずつ絆が深まる選手たち。


あんたは卑怯だ。私たちは、あんたのせいで負けたくない。

訓練も佳境となる。山道も含む厳しいランニングコース。
最高記録でも1時間切るかどうかのコースなのに、スンピルは1時間で戻ってこいという。
その上、1週間不在のミスクを代表から外すという。
それを聞いたヘギョンはスンピルに戦いを挑む。
私が勝ったら、ミスクを戻せと。
その代わり、ヘギョンが巻けたら、スンピルが疎ましがっていたベテラン3人、
ミスク、ヘギョン、スヒは代表から抜けると約束してしまう。

必死に走るヘギョン。
しかし、雨が降りレースは中止になってしまう。
それでもやめないヘギョン。
転んだヘギョンにスンピルは「怪我するぞ」と、リタイアすることを促すが、
そんなスンピルにヘギョンは言い放つ。
「辞めれない。私は日本に帰ればすむが、
ミスクは選手から外されたら、酷い人生が待ってるんだ」
ミスクを思いやるヘギョンの言葉に、スンピルは耳を疑う。
「お前が他人を思いやるなんて。俺の知ってる限り、ミスクを疎ましい存在だったが?」
スンピルはヘギョンに言い放つ。
「子供を生んで、監督になって、他人の痛みも目に入るようになったの。
あんたのような利己主義者には理解できないでしょうけど」
ヘギョンも言い返す。
「あんたは、うちの両親に反対されそうになると、ヨーロッパに逃げたじゃない。
今も自信がないから選手達のせいにしてる。
先輩監督として忠告するけど、選手を信じられなければ、試合は100戦100敗するわ。
少なくとも私たちは、あんたのせいで負けたくない」
ヘギョンの言葉に打ちのめされるスンピル。

ヘギョンとスンピルが接戦でゴールに戻ってきた。
結局、ヘギョンは勝負に負けてしまう。
荷物をまとめるヘギョンに、ボラムはボールを差し出す。サインして欲しいと。
ボールを見たヘギョンは言葉を失う。
そこには、ヘギョンが書いたサインがあったのだ。
97年12月。ハンドボールトーナメントでヘギョンから貰ったのだと。
ヘギョンは胸が詰まってしまう。
ボラムを抱きしめるヘギョン。

ヘギョンはスヒとジョンランを車に乗せ出発する。
しかし、車を止められる。
スンピルだ。
スンピルは、テルンを出るには手続きが必要だ。監督の決済を取れと命令する。
チームに戻るようにというスンピルの心だと理解したスヒとジョンランは
一目散にチームに戻っていくが、ヘギョンは受け入れない。
「選手としてここに居座ろうとした時の気持ちを思い出せ」
スンピルはヘギョンに言い放つ。
「バルセロナオリンピックの時、負傷して決勝戦に出れず
それで金メダルを手に入れたのが恥だと悔しがって泣いただろう?
それを挽回するために残ったんだろう?」
スンピルの言葉に、ヘギョンは驚く。

ヘギョンがテルンに戻ると、そこにはミスクの姿が。
どう考えても、借金を返すにはこの方法しかないと笑うミスク。
みな、ミスクの帰りを心から喜ぶ。
ようやく心が一つになる選手たちと、スンピル。

スンピルの元にミスクの夫が尋ねてくる。
スンピルは選手時代の後輩だ。
スンピルはミスクらに会うよう促すが、かける言葉もないと夫は断る。
「これを渡してくれないか?」
ミスクにはアテネでの小遣いにと、息子ドンユンには、おもちゃを預けて行った。
「絶対に金メダルを獲れよ!」
夫は叫び去って行く。



アテネオリンピックが始まる。
フランスとの試合。
体力が消耗し、苦しいベテラン勢三人。
そんな中、フランス選手のファールにより、ボラムが負傷してしまう。


熱戦の末、勝利を収める韓国。
ヘギョンは嬉しさのあまり、思わずスンピルに抱きついてしまう。

↓ 結末ネタバレ。ご注意を↓



いよいよ決勝戦。
しかし、思いもよらぬことが起きる。
ミスクの夫が薬を飲み、自殺を図り危ない状態だという。
知らせを聞かされ、ミスクは泣き崩れる。
「タイミングを考えろよ!(ほんとだよ!!)」
怒りさえこみ上げてくる。
「なんで私の人生はこんなに惨めなの?」
泣き崩れるミスクを抱きしめるヘギョン。
決勝戦を前に、ミスクは韓国へ帰国することに。
しかし、会場にミスクの姿が。
空港まで行ったが、どうしても諦め切れなかったのだ。
「私は諦めない。だから、あんたも諦めるな」
意識不明の夫に電話で話しかけ、戻ってきたのだ。


負けても泣くな。私にとっても、今が生涯最高の瞬間です。

ミスクが戻ったものの、苦しい試合展開。
地元であるヨーロッパのため、審判はデンマークに有利なようにミスジャッジを下す。
腹を立てるもどうにもできない。
そんな中、ヒョンジャが足をひねって負傷してしまう。
絶体絶命のピンチ。
「私が出ます」
たまりかねたボラムが監督に申し出る。
先日の負傷で、とても試合に出れるような状態ではなかった。
「選手人生は長いんだぞ?後悔しない自信はあるか?」
スンピルの問いに、ボラムはキッパリと頷く。

熱戦の末、デンマークに追いつく韓国。
試合はPK戦にもつれこむ。
スンピルは選手たちを集める。
「私と一つだけ約束しましょう。もし負けたとしても泣かないと。
結果がどうであれ、あなたたちは生涯で最高の瞬間を見せてくれました。
私にとっても、今が生涯最高の瞬間です。
心から、あなた方を誇りに思います」



ヘジョン、ジョンラン、ジンジュ、ボラムがシュートする。
ジンジュが失敗。
最後はミスクだ。
失敗すれば、デンマークの優勝。
歓声が沸きあがる。

優勝は、デンマーク。
泣き崩れる韓国選手たち。
「ホラ、負けても泣かない約束でしょう?最後までよく頑張りました」
スンピルは笑顔で選手たちに声をかける。

END

あのラストの演出は素晴らしいわ。






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