王の男  King And The Clown  
 原題:王の男 왕의 남자(ワンエ ナムジャ) <2005>

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王の男

旅芸人のチャンセン(カム・ウソン)は、両班(リャンバン:貴 族)たちにもてあそばれる生活を拒否し、唯一の友人で最高の同僚であるコンギル(イ・ジュンギ)と共に、より大勢の人々が集まる場所を探して漢陽にやっ てくる。

持って生まれた才能とカリスマ性で一座を率いるようになったチャンセンは、コンギルとともに王ヨンサン(チョン・ジニョン)と彼の愛妾のノクス (カン・ソンヨン)を風刺する劇を繰り広げて漢陽の名物になる。

公演は大成功となるが、彼らは王を愚弄した罪で義禁府(朝鮮時代の特別司法官庁)に捕ま る。 義禁府の拷問に耐えられなくなったチャンセンは、王を笑わせてみせると大言壮語するが、王はクスリとも笑わない。まさにその時、慎ましくしていたコンギル が、機知を発揮して王を風刺した負けん気が強い演技を見せると、王は耐えられずに大きく笑ってしまう。

彼らの公演に満足した王は、宮中に芸人たちの居場所として喜楽院を与えた。宮中に入ってきた芸人たちは、汚職役人の不正を風刺する公演を見せて王を喜ばせ る。しかし、重臣たちの雰囲気が冷やかであることを感知した王は、重臣の1人が笑わなかったとして、汚職役人という名目で刑罰を下し、宴会場には緊張感が 漂う。次の宴会では、女性たちの暗闘によって王が後宮に毒薬を渡すという京劇を演じると、王は、同じ理由で王から毒薬を盛られた生母の廃妃ユン氏を思い出 して震怒し、その場で先王の女たちを刃物で切って殺す。

公演をする度に宮中が火の海に変わるため、興味を失ったチャンセンは王の元を離れようとするが、コンギルはなぜか宮中に残るという。一方、王に反発した重 臣たちは、芸人を追い払うための陰謀を計画し、王の関心をコンギルに奪われ、嫉妬に狂ったノクスも、陰湿な策略を計画する。

【予告編】

監督 イ・ジュニク (李俊益) <1993>キッド・カップ、<2003>黄色平野、<2005>王の男、<2006>ラ ジオスター、<2007>楽しき人生
<2008>あなたは遠いところに、 <2009>雲から抜けた月のように

出演

カム・ウソン (甘祐晟)

<2002>情 愛、<2004>R-POINT、 <2004>スパイダー・フォレスト 懺悔、<2005>大胆な 家族
<2005>王の男、<2007>撃つ、<2007>私の愛、<2010>無法者

イ・ジュンギ

<2004>僕 らのバレエ教室、<2004>ホテルビーナス(日本)、
<2004>ど うすりゃいいんだ!!1979年の贈り物、<2005>王の男、 <2006>フライ、ダディ
<2007>初雪の恋 ヴァージ ン・スノー(日韓合作)、<2007>光州5・18

チョン・ジ ニョン(鄭進永)

出演作品一覧

カン・ソンヨ ン

<1999>ハッピーバースデー、<2005> こ のまま死ねるか、<2005>王の男、 <2007>ス Soo

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【レビュー&ネタバレ】
「大鐘賞映画祭最優秀作品賞」受 賞作品ですわ。
他にも監督賞、男優主演賞(カム・ウソン)、男優助演賞(ユ・ヘジン)、新人男優賞(イ・ジュンギ) 、
シナリオ賞、撮影賞、人気賞(イ・ジュンギ・カン・ソンヨン)、海外人気賞(イ・ジュンギ)
とまぁ・・・数々の賞を総ナメにしたこの映画。芸術映画がお好きな方にはオススメよ。
けど、芸術のわからないmocaにとっては、観て損したわー的作品でございます・・・・・・・・・・・・
moca的には、途中で挫折したスキャンダル(ペ・ヨンジュン主演)並で・・・・・・
スキャンダルよりはもっと面白かったけれどね。
スキャンダルがキライな方には絶対にオススメできないわ!

話の内容としては、男であるコンギルを、チャンセンと、王ヨンサンが愛してしまった・・・という話かしらね。
それに、王の妾ノクスが絡んで・・・・
男性愛を扱った作品として、韓国では衝撃の作品として話題になったらしいけど、moca的にはぜーんぜん。
芸人たちの芸も下品で笑えなかったし・・・・
チャンセンのコンギルに対する自己犠牲愛の美しさ、そして、王ゆえの悲しみ・・・・・
それはちょっと胸に迫るものがあるかもしれないわね・・。
ストーリー自体は、ほんとに、ほんとに、ほんとに、せつな~~~いのよ~!!
王とチャンセンの間で揺れ動くコンギルがせつないわ・・・・・
王の与える愛と、チャンセンの犠牲愛・・・・
まったく違う愛を前にして、コンギルはどうすることもできずに・・・・・
ラストシーンも、涙、涙のストーリーなのよ。けれど、mocaの胸には響いてこなかったわ・・・・・
この3人・・・・いや、コンギルかチャンセンかかな?
どちらかにでも感情移入できたら・・・・すごくせつなくて、面白い映画になると思うわ。
「史上最悪の暴君」と言われているヨンサンの裏側を探るのも面白いかもしれないわね。
この映画は韓国で4人に1人は観てるそうよ。
しかも、mocaには「文学的、芸術的」にしか感じない映画なのに・・・
韓国では、「面白い」映画・・・・いわゆる万人ウケする楽しい映画とされてるようなのよ・・・・。
(まぁ、笑えるシーンはわかるわ・・・・mocaは下品すぎてシラケチャッタのよね・・)
韓国人にしか理解できない面白さなのか?
それとも、mocaの好みに合わなかっただけなのか、
結果が楽しみだわ。

この映画を観るか観ないかは、予告編を観て判断してね。
mocaはホラ、大衆映画が好きな人だから・・・・・(笑)
別バージョンの予告編を追加してみたわ。
ミュージック・ビデオは、より映画らしさが表れているかしらね?
ちょっとせつなくて・・・・時代の風を感じさせて・・・・
映画よりもミュージック・ビデオの方が好きだわ(笑)
3つの映像を観て興味が湧かないのなら、観ない方がよいかもしれないわね。


まだ決めかねてるの?思いっきりネタバレいっちゃえ!

─── キケン ────

王ヨンサンを笑わすことに成功したチャンセンとコンギル。
次々と愉快な芸を披露し、王ヨンサンはすっかりご機嫌だ。
しかし、ヨンサンはコンギルを自分の部屋へ呼びつけるようになる。
コンギルはパペット(指人形)で、王を童心に返ったかのように喜ばせる。
そんな無邪気な時間が過ぎていったが、王ヨンサンの心はすっかりコンギルに捕われてしまっていた。
ノクスの必死の誘惑などものともせず、コンギルだけが王の心の求める場所だ。
コンギルは王の寵愛を受け、尊い位まで与えられた。
チャンセンはそんなコンギルを見損ない、宮中を出るとコンギルに告げる。
チャンセンと王ヨンサンとの間で苦しむコンギル。
コンギルは、王ヨンサンと人形で戯れている間に、腕を切って自殺を図る。
一方、嫉妬に駆られたノクスは、コンギルを陥れる策略を練っていた。
筆跡を真似る専門家に依頼し、コンギルの筆跡で王ヨンサンの中傷文を街中にバラまく。
その中傷文は、王ヨンサンの逆鱗に触れる。
ヨンサンは犯人を捕らえるよう命令するが、その筆跡がコンギルのものだと判明する。
しかし、コンギルはチャンセンから文字を習ったため、チャンセンとコンギルの筆跡は全く同じだった。
チャンセンはコンギルを庇い、自分が犯人だと名乗り出る。
チャンセンは王ヨンサンに、焼きゴテで両目を焼かれる。
「バカだ」と、チャンセンをなじるコンギル・・・・・・。
しかし、コンギルを庇い犠牲になったのはこれが初めてではなかった。
昔一緒にお屋敷で奉公をしていた頃、奥様の指輪が盗まれ、チャンセンが罰せられた。
その指輪を盗んだのはコンギルだった。
長い長い間、コンギルを愛し続けてきたチャンセン・・・・・・。

─── キケン ────

こんな感じかしら・・・・?
セリフはあるのだけれど、どうもセリフから伝わってくるものが少なくて・・・・
あまりよく理解できてないのですの・・・미안.
映画というより、舞台に近い感じかしら。

日韓合作ドラマ「STAR'S ECHO ~あなたに逢いたくて~」を観て、
イ・ジュンギにFall in Love♪なmocaは、イ・ジュンギ目当てで「ホテルビーナス」を観に行っちゃったくらい。
次回作を今か、今か・・・と、何年も待ってたわけだけど・・・・
イ・ジュンギを見てガッカリ・・・・・なんかヘンな顔になってなーい?こんなだったー?

mocaの中には、何も残らない映画でございました・・・。
日本公開は2006年12月に決まったわね。
9/25の来日記者会見は、相当注目されてたけど・・・・・これでコケたらどうなるやら・・・?
配給会社の担当者!
ちゃんと観て、自分で面白い!と感じて仕入れたの?





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