青燕 Blue Swallow |
原題:青燕 청연(チョンヨン) <2005> |
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監督 | ユン・ジョンチャン | <2001>鳥肌、< 2005>青燕 |
出演 |
(故)チャン・ジ ニョン |
<1999>愛
のゴースト、<1999>反則王、
<2000>サイレン、<2000>鳥
肌、 <2002>オーバー・ザ・レインボー、<2003>菊花の香り、<2003>シングルズ、<2005>青燕、 <2006>恋愛、その耐えられない軽さ |
キム・ジュヒョク |
<2001>
セイ・イエス、<2002>爆裂野球団!、<2003>シングルズ、 <2004>どこかで誰かに何かあれば必ず現れるMr.ホン、 <2005>クァンシクの弟クァンテ、 <2005>青燕、<2006>愛なんていらない、<2008>妻が結婚した、<2010>房子伝、 <2010>敵と共に寝る |
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ハン・ジミン | <2005>青 燕、<2007>解剖学教室、<2011>朝鮮名探偵:トリカブトの秘密 | |
キム・テヒョ ン |
出演作品一覧 |
【レビュー&ネタバレ】 |
存在は知っていたけれど、興味も
なくて......... けど、雪の女王のキム・テヒョンが出演 していると知って、 無性に観たくなってしまったの。 けど、観てみたら.... ヒロインの子役は、雪の女王でも、ヒロ インの子役を演じたコ・ ジュヨン。 館長だったキム・ウンスも、ちょこっと出てたり..... これって、ただの偶然よね。なんだか嬉しいけど。 制作費100億ウォンのブロックバスター大作。 前評判は上々で、かなりの期待作でございました。 が.......... 動員は50万人。 信じられない数字.............. 100億ウォンの制作費では、最低でも400万人。 普通600万人を超えなければ、利益も出ない.......... 韓国映画界に大打撃を与えた映画の一つでございますわね。 同時期公開の王の男が大ヒット した影響もまったくないとは言えないけど、 それよりも、やはり中身の問題でしょう。 まず、注意すべきこと。 この映画は、’実話を基にしたフィクション’です。 検証されていないエピソードも多々あるので、実話とは言えません。 実在の人物やエピソードをモチーフに膨らませたフィクション。 歴史がらみの問題もありますし、鵜呑みにしてしまうと危険ですね。 ヒロイン、パク・キョンウォンという人物は、 韓国では、非常に’親日’としてバッシングされている人物です。 <日本帝国のチアガール> それが彼女の韓国での評価です。 もっとわかりやすくいえば <売国奴> 前評判は非常に高く、期待をさせておりましたが、 「そんな人物の映画をなぜ観なきゃ?」 と、ネットでパク・キョンウォンの人物像について語られ始めてから、 映画に対する期待度は急激に下がったそうです。 「日本の資本が投入された映画に違いない!」 などという、呆れるような意見も散乱して..... かなり悪い評判が立ちました。 そういう影響もあるにはありますが、やはり作品自体の弱さは否めません。 結果として、心に響くものが何もない。 ヒロインの熱い情熱や、カタルシスなど.... いまいち感じれず。 <女性飛行士>という題材が身近でないこと、 このヒロイン像が魅力的でなく、 その上、チャン・ジニョンもこの器の大きなキャラを消化しきれなかった... そんな点もあると思います。 一言で言えば、<感動がない>映画です。 面白くない映画。 けど、好き。 なんとも矛盾した結果でございます(笑) なぜ好きかといえば.... 映像の美しさ。 あの大正時代の街並み。雪の降る風景.... なぜこんなに美しいのでしょう..... そして、なんといっても、叙情的で壮大なバラード曲。 映像と音楽の調和が、せつなく胸に響きます。 →右に歌詞がありますが、 イ・ソンチョル(日本ではRui)の歌うテーマがよいのです。 サビの♪ピ ネリン ハヌルン♪という部分では、涙が溢れます.... それとは対照的に..... 後半は延々、拷問シーンが続きます。 なぜココまで長いのか..... 観客にヒロインと男性主人公に共感を与えるようになのか、 日本に対する<反日感情>の表れなのか..... (この映画が’親日’だと言ったバカはどいつだ) 生々しく残酷で、とても見ていられません。 逆に萎えてしまい、逆効果では.... 日帝時代を描いたこの映画。 ということで、日本人俳優も出演しております。 ユミンは言うまでもなく(笑) ただ、なぜこんなに演技がヘタなわけ???恥ずかしい..... そして、韓国で有名な日本人俳優となった仲村トオル。 彼は<特別出演>という待遇。 さすが、ロスト・メモリーズで助演男優賞を 獲っただけありますね。 やっぱり、俳優というものは..... 画面に映るだけで伝わってくるものが大切なのだと、 仲村トオルを見ていると感じます。 彼が演じるだけで<真摯さ>が伝わってくる。 これはもう、仲村トオルが持つ真摯さが、そのままキャラクターに反映されている。そう言っていいと思います。 そして、そう感じた俳優がもう一人。 男性主人公であるキム・ジュヒョク。 今までいくつか彼の出演作は観てますが、今まではなぜか好感を感じれず。 魅力のない俳優。 それがmocaの中でのカテゴリでしたが..... 愛なんていらねえよで、その演技力に圧倒さ れ、この映画で.... 思いっきりハマっちゃいました(笑) すごく好き! これは、彼自身の持つ魅力との相乗効果では? ようやく力を発揮できる役に出会えた、 そして、演技力が上がったのもあるのでしょうけれど、 とにかくこの映画でのキム・ジュヒョクはかっこいいですわよ。 <プラハの恋人>も観てみたくなりました。 そして、もう一人の女優陣。ハン・ジミン。 この映画が初めての本格的演技と言っていい新人のような女優。 だけあって.... 女優陣は惨敗です。 ハン・ジミンは、<オールイン>でソン・ヘギョの子役を演じ、 <宮廷女官 チャングムの誓い>で、イ・ヨンエの友人の医女だった子です。 目的だったキム・テヒョン。 やっぱり、俳優は自己のキャラクターを生かした配役が多いのでしょうか? 雪の女王 の時の彼と変わらない(笑) やっぱりいいわー * ストーリーとしては、 日帝時代、日本本土に渡り、韓国女性初の飛行士(実際は2番目だそうです)になったパク・キョンウォンの物語。 朝鮮人が日本に渡って... 女性が.... などという苦労はかるーく簡単に、 タクシーの運転手をしながら学校に通う.... という苦労も、描かれていないに近く.... そんな中、男性主人公ジヒョクに出会い、互いに好意を感じる。 (ジヒョクの想いの方が断然深いですが) 二人の恋物語も、かるーく。 とにかく、なにもかもが薄っぺらい....... 日本人である木部(ユミン)との確執から友情に変わるエピソードや、 仲間の死.... <大作>だけあって、いろんなエピソードが盛りだくさん。 なのに、薄っぺらい....... そんな感じで前半は終り。 後半は、いきなり<反日活動家>と疑われ、拷問される立場に.... 一気に暗い内容になっていくわ。 やるせなさ、理不尽さ.... キョンウォンの原動力となる怒りに火がつくわけですが、 チャン・ジニョンは完全にキム・ジヒョクに食われちゃってる感じですし、 キョンウォンの飛行機への情熱が伝わってこない。 結末に向かって、全く盛り上がらず。 満州に向けての飛行についても、そこまでする意味を感じない。 シラケながら画面を見守るだけ。 大作になり損ねた大作。 本当に残念。 では、実話を交えながらちょこっとご説明。 パク・キョンウォン(1901-1933) 戸籍では33歳(37歳説もあり)。 ちなみに、日帝時代とは、1910~1945年 ↓実際の朴敬元(パク・キョンウォン) ↑この<青燕>という飛行機を買い与えたのが、 なんと!小泉元首相の祖父、小泉又次郎。 当時、パク・キョンウォンとの不倫スキャンダルが世間をにぎわせたそうです。 互いに恋愛感情があったのかどうか... mocaは、ただ単純に又次郎大臣に利用されただけだと思いますが.... 映画のような切羽詰った事情はないでしょうけれど、 パク・キョンウォンは、<日満親善 皇軍慰問飛行>に飛行士最高の栄誉を感じたように思うわ。 キョンウォンは、酒や煙草をたしなむような豪快な女性で、 大正時代当時を思えば、発展的でサバケタ人。 <親日>、<朝鮮人>そういったしがらみなども気にせず、飛行士としての野望に忠実に生きたのだと思えるの。 そのキョンウォンの野望を又次郎は利用し、キョンウォンも又次郎を利用し、野望を果たした。キョンウォンにしてみれば、野望というよりも夢でしょうけど。 ↑の写真を見ても、彼女の表情からは<喜び>を感じとれるわ。 そして、この満州に向けた飛行でキョンウォンは事故死するわけですが、 天候が悪い中飛行したのは事実のようで.... 1933年8月7日、羽田空港近辺は、雨が降ったり止んだりだったそうです。 けれど、二日後に日本歴史上初の関東防空大演習が実施される 予定だったので、延期できなかったのだそうです。 死ぬかもしれない.... そんな不安もあったでしょうけれど、それよりも<栄誉>が大事で、誇りのために命をかけたのかもしれないですね。 <誇り>を失くした現代人には、理解しにくい話よね。 |
서쪽하늘 - 이승철 (西の空-イ・スンチョル) ソチョカヌルロ ノウルン チゴ 서쪽하늘로 노을은 지고 (西の空に夕焼けは沈み) イジェン スルプミ トゥェボリン クデルル 이젠 슬픔이 되버린 그대를 (今では悲しみとなってし まった君を) タシ プルル ス オプスル コッ カタ 다시 부를 수 없을 것 같아 (もう呼ぶことができないと 思い) ト ハンボン プルロボネ 또 한번 불러보네 (もう一度呼んでみるよ) ソリチョ プルロド ヌル ホゴンエ 소리쳐 불러도 늘 허공에 (大声で呼んでもいつも空 に) プソジョ トラオヌン ノエ イルム 부서져 돌아오는 너의 이름 (消えてしまう君の名前) イジェン ト キョンディル ヒムジョチャ オプケ 이젠 더 견딜 힘조차 없게 (今は更に耐える力さえな く) ナル ポリョドゥゴ カジ 날 버려두고 가지 (僕を取り残して行くだろ う) サランハヌン ナル トナガヌン ナル 사랑하는 날 떠나가는 날 (愛しい日 別れる日) ハヌルト スルポソ ウロジュン ナル 하늘도 슬퍼서 울어준 날 (空も悲しくて泣いてくれた 日) ピッソゲ トナル ナヨスムル 빗속에 떠날 나였음을 (雨の中、僕が去って行くこ とを) ノン アルゴ インヌン トゥシ 넌 알고 있는 듯이 (君は知っているかのよう に) ピガ オヌン ナレン ナン ハンサン ノル クリウォ ヘ 비가 오는 날엔 난 항상 널 그리워 해 (雨の日は、いつも君が恋し い) オンジェンガン ノル タシ マンナヌン クナルル キダリミョ 언젠간 널 다시 만나는 그날을 기다리며 (いつか君にまた会うその日 を待ちわびながら) ピ ネリン ハヌルン ウェ クリ ナル スルプゲ ヘ 비 내린 하늘은 왜 그리 날 슬프게 해 (雨空はなぜ、そんなに僕を 悲しくするのか) フトジン ネ ヌンムルロ ノル イッコ シプンデ 흩어진 내 눈물로 널 잊고 싶은데 (散った僕の涙で君を忘れた いのに) ピガ オヌン ナレン ナン ハンサン ノル クリウォ ヘ 비가 오는 날엔 난 항상 널 그리워 해 (雨の日は、いつも君が恋し い) オンジェンガン ノル タシ マンナヌン クナルル キダリミョ 언젠간 널 다시 만나는 그날을 기다리며 (いつか君にまた会うその日 を待ちわびながら) ピ ネリン ハヌルン ウェ クリ ナル スルプゲ ヘ 비 내린 하늘은 왜 그리 날 슬프게 해 (雨空はなぜ、そんなに僕を 悲しくするのか) フトジン ネ ヌンムルロ ノル イッコ シプンデ 흩어진 내 눈물로 널 잊고 싶은데 (散った僕の涙で君を忘れた いのに) カゴ シポ ノル ポゴ シポ コク チャッコ シポソ 가고 싶어 널 보고 싶어 꼭 찾고 싶었어 (行きたくて、会いたくて、 どうしても探し出したいよ) ハジマン ノエ モスブン アジクト ク チャリエ 하지만 너의 모습은 아직도 그 자리에 (だが、君の姿はまだそこ に) ピガ オヌン ナレン ナン ハンサン ノル クリウォ ヘ 비가 오는 날엔 난 항상 널 그리워 해 (雨の日は、いつも君が恋し い) オンジェンガン ノル タシ マンナヌン クナルル キダリミョ 언젠간 널 다시 만나는 그날을 기다리며 (いつか君にまた会うその日 を待ちわびながら) ピ ネリン ハヌルン ウェ クリ ナル スルプゲ ヘ 비 내린 하늘은 왜 그리 날 슬프게 해 (雨空はなぜ、そんなに僕を 悲しくするのか) フトジン ネ ヌンムルロ ノル イッコ シプンデ 흩어진 내 눈물로 널 잊고 싶은데 (散った僕の涙で君を忘れた いのに) ハジマン ナン ノル サランヘ 하지만 난 널 사랑해 (だが、僕は君を愛してい る) |