*サイレン* 韓国映画レビュー100作以上あらすじネタバレ

サイレン　　The Siren　

　原題：サイレン　싸이렌（サイレン）＜2000＞

オススメ	ストーリー	韓流王道	泣き	笑い	名作	映像
×	△	×	×	×	×	×

手の施しようもない火種が野獣のように攻め入る火災現場。死の影が大きい円を描いて四方を総なめにする瞬間、火中に飛込む2人の男がいる。花火のように熱い感情を持ち、いつも危険に立ち向かうジュヌ（シン・ヒョンジュン）。理性的な判断と合理的な行動だけが現場を鎮圧できると信じるヒョン（チョン・ジュノ）。

過去に岩壁登攀中に消すことができない傷を残した2人は、同じヤンチョン消防署の救助隊に配置され、嬉しくもない再会をする。

初の出勤日、撤収命令にもかかわらず人を助けようと火中に飛び込むジュヌとこれを制止するヒョン。結局ヒョンと殴り合った後、ジュヌは現場進入を諦める。このとき妻と娘を火の中で失ったキム・ヒョンソク（ソヌ・ジェドク）は、ジュヌを制止したヒョンに恨みを持つ。ジュヌを愛する女性イェリン（チャン・ジニョン）。火中に飛込んで自分を顧みないジュヌをせつなく見守るイェリン。

ある日、市内で発生した自殺騒動事件に投入されたヒョンとジュヌは、興奮状態の自殺者を前に置いたまま意見が対立し、自殺者の救助に失敗する。二人の葛藤はさらに高まり、ヒョンは救助隊の仕事をやめようとする。そんな中、ヒョンとジュヌは、予期できない大型火災現場にイェリンがいることを知り、共に出動する。

【予告編】

監督	イ・ジュヨプ	＜2000＞サイレン
出演	シン・ヒョンジュン（申鉉濬）	出演作品一覧
	チョン・ジュノ（鄭俊浩）	出演作品一覧
	（故）チャン・ジニョン	＜1999＞愛のゴースト、＜1999＞反則王、＜2000＞サイレン、＜2000＞鳥肌、＜2002＞オーバー・ザ・レインボー、＜2003＞菊花の香り、＜2003＞シングルズ、＜2005＞青燕、＜2006＞恋愛、その耐えられない軽さ

＜＜ HOME

【レビュー＆ネタバレ】

「バックドラフト」や「ターミネーター2」を手懸けた
ハリウッドSFXチームと韓国スタッフが手を組み、
CGを使わずに＜真実の炎＞を映像化した韓国映画なんだそうで。
すごいのはそれだけじゃ？
この手の作品って、そっちばっかにいっちゃって
内容が破綻してるのばっかよねぇ。

この映画も、内容は本当に陳腐。
悲劇であれば、人は心を打たれるとでもお思いで？

シン・ヒョンジュンも、チョン・ジュノも、
期待して出演したのだろうけど、くたびれ儲けになっちゃったわね。

正直、評価はオール「×」にしたかった。
すごいのは「炎」だけの映画ですもん。
ラスト、ちょっとだけ意表を衝かれたので、１ポイント。

ストーリー的には＜サッド・ムービー＞の
チョン・ウソンとイム・スジョンのストーリーに似通っているわね。
あれで泣けたというのなら、
こちらも観てみてはいかがでしょうか？

ストーリーとしては、昔の事故が元で
疎遠になったジュヌとヒョン。
ジュヌは、自分の命を顧みずに救助に当たる情熱派になり、
ヒョンは相変わらず、冷静な判断のみが救助につながると考える理論派。
そして、そんなジュヌを心配する恋人イェリン。
ジュヌとヒョンは同じヤンチョン消防署に配属され、願わない再開を果たす。

そんなある日、中華料理店でガス爆発による火災が発生。
「中に妻子がいる。助けてくれ」　と、叫ぶ男。
炎の中に飛び込もうとするジュヌ。
それを制止するヒョン。
ジュヌとヒョンは殴り合いを始め、結局ジュヌは突入を諦める。
しかし、「ヒョンのせいで妻子は死んだ」と男は逆恨みし、
ヒョンの周囲で不審な火災が続発する。

もう結末よ（笑）

「俺は死なない」
と言って、危険な現場へと飛び込んでいくジュノ。
そんなジュノを心配するイェリン。
ジュノの協調性のない行動のせいで怪我人が出たりと、
ジュノは孤立していく。
自分は危険に晒されているから、彼女を不幸にしてしまうかもしれない・・・
そう考えたジュノは、イェリンに別れを切り出す。

そんな時、イェリンに男の復讐の手が伸びる。
イェリンの勤め先で、薬品倉庫で大型火災が発生。
いつかの男の仕業だと気づいたヒョンも、救助にかけつける。
倉庫に閉じ込められるイェリン。
ヒョンは男を追って、どんどん危険な場所へと足を踏み入れて行く。
ジュヌも、後を追う。
ジュヌは猛火の中、不慮の死を遂げる。
「いつも心配していたのに、とうとう会えなくなったのね・・」
イェリンは火災で盲目になってしまっていた。
（これにはビックリ）
「ジェヌは、君の目となり、いつでも見てくれているよ・・」
ヒョンはイェリンを慰める。

＜＜ HOME