妻が結婚した   My Wife Got Married  
 原題: 妻が結婚した 아내가 결혼했다(アネガ キョロネッタ) <2008>

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可愛い容貌、溢れる愛嬌、古本を愛する知的な面と、男に負けないサッカーに対する知識と情熱を持っているイナ(ソン・イェジン)。ドックン(キム・ジュ ヒョク)は、話が合う彼女に 会えば会うほど、普通の女性とは違った彼女の特別な魅力にますます陥っていく。

しかし、一生彼女だけを愛したいドックンとは違い、ドックンを愛してはいるけど、彼「だけ」を愛するのではなく、愛する人「たち」を愛しながら生きた いというあまりにも自由な彼女。

イナの携帯電話がつながらないある日。不安さから爆発して問いただすドックンにイナは、他の男と寝たという衝撃的な告白をする。腹立ちまぎれに離別を宣言 するが、忘れようとしても忘れることができず、大きくなって行く彼女に対する想いに苦しむドックン。

長い間悩んだ末に下した結論は、一生一人だけを愛する自信がないという彼女を独占する唯一の方法は結婚だけ。結局、イナの自由な恋愛を受け入れる条 件で結婚に成功するドックン。毎夜サッカーを観覧しながら楽しむセックスと完璧な料理の腕前は、ドックンを最高に幸せにする。

しかし、更なる衝撃の告白。愛する男ができたというイナは、その男とも結婚をするという想像もできない提案をする。

そいつを倒すことができるだろう か。彼女諦めるべきなのか。
さもなければ、彼女の半分だけ独占することになるのか。

【予告編】

監督 チョン・ユンス <2002>イ エスタディ 沈黙の刻印、<2007>今、 愛する人と暮らしていますか?
<2008>妻が結婚した、 <2010>氷雨

出演

ソン・イェジン(孫藝珍)

<2002> 醉画仙(チファソン)、<2002>永遠の片想い、 <2002>ラブストーリー
<2003>君に捧げる初恋、 <2004>私の頭の中の消しゴム、 <2005>四月の雪、<2006>ナンパの定石
<2008>ファム・ファタール 、<2008>妻が結婚した、 <2009>白 夜行-白い闇の中を歩く
<2011>不気味な恋愛

キム・ジュヒョク <2001> セイ・イエス、<2002>爆裂野球団!、<2003>シングルズ
<2004>どこかで誰かに何かあれば必ず現れるMr.ホン、 <2005>クァンシクの弟クァンテ
<2005>青燕、<2006>愛なんていらない、<2008>妻が結婚した、<2010>房子伝、
<2010>敵と共に寝る

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【レビュー&ネタバレ】
2008年10月韓国公開。観客動員数は、約180万人。
ヒットとまでいかなかったものの、まずまずの成果といえる映画です。

とにかく、「妻が結婚した」なんて、あ まりにも斬新す ぎ!

何か、コメディー的な裏があるのかと思っていたら、シリアスなんです!
真剣に、夫以外の男との結婚をしてしまうんです。
一夫多妻制ならぬ、一妻多夫。
要するに二重結婚。
しかも、相手の夫二人に隠すこともなく。

原作は、パク・ヒョヌクの小説、「妻が結婚した」

笑えるシーンも、それなりにありますが、コメディーを期待してはいけません。
看終わった後には、何ともいえない不思議な余韻が残ります。
一妻多夫 を言い出すイナにぜーったい共鳴なんてできない!!!
それが普通です。
でも、ラストでは、なんか幸せを感じちゃうんです。
共感まではいかなくとも、納得させられちゃう映画です。
それ原因は、すべてジェギョンのキャラクターにあると思います。
ドックンの立場だったとして、ジェギョンを憎めなくなってしまうかもしれません。
みなさんも、ジェギョンに癒されると思います。
人間ドラマとしてみても、なかなか深いところがあるかもしれません。
ありきたりな映画に飽きた方にはオススメです。
ちょっと世界観、価値観が変わるかもしれません。

それにしても....
チョン・ユンス監督は、何が言いたいのでしょうか.....
前作 今、愛する人と暮らしていますか?で は、簡単に言えばスワッピング。
で、今回は二重結婚。
自由恋愛.... というより、自由結婚提議者なのでしょうか。
一人に縛られず、愛する人と一緒に暮らすことが幸せだと?
結婚しても、他に愛する人が現れることはある。今の相手が最愛の相手とは限らない、とでも?
浮気、不倫、離婚... そんな言葉が溢れる現代。
まぁ、当たり前なんですけどね。

一人がもう一人を支え、埋めあうのは大変なことです。
「こういう場合は誰で、こういう場合は誰」
そういう適正もあります。
だから、恋人やパートナーだけでなく、友達や友人も存在するわけで.....
でも、それだけじゃ足りない.....
実際、夫が二人いたら、問題にならないですむことも多いかもしれません。
一人がカバーできない部分を、もう一人がカバーできるから。
そういう考え方もできるかなぁ、とは思います。
現実的には、諸悪の根源となりそうですが....
この映画は、あまりにもうまくいった例です。

そして、今回の主人公三人に共通するのが、熱狂的なサッカーファン。
サッカーの応援ソングも頻繁に流れ、サッカーファンは、より盛り上がるのでは?
しかし、「Go West」を聞くと、スキーを思い出しちゃうのはなんでだろう?

Pet Shop Boys の Go West Gipsy Kings の Volare

自由奔放で、会話もうまく知的で、誰からも愛されるチュ・イナ。
「出る前に誰かわかってしうまうとトキメキがない」と、携帯電話の通知表示はせず、
誰かと会っている時にかかってきた電話には、「今他の人と会っているのに」と、電話にも出ない。
連日のように飲み明かし、男性関係も奔放だ。

「真面目で誠実、善良」を絵に描いたような男ノ・ドックン。
大人に見えても、子供のような強情な面を持ち、固定概念に囚われる。

イナが「自分と双子のようにそっくり」と言うくらい、考え方から性格、趣味まで似通う男ジェギョン。
イナが別の男と結婚しているのを承知で、イナと結婚する。

【チュ・イナ】
フリープログラマー
ソン・イェジン
【ノ・ドックン】
イナの夫
キム・ジュヒョク
【ハン・ジェギョン】
イナの同僚
チュ・サンウク

とにかくソン・イェジンの脱ぎっぷりには驚いた。
前張りをしているのはバレバレだけれど、上半身、下半身ともに、かなりギリギリの線まで露出。
しかも、この露出シーンは当初の予定にはなく、
ソン・イェジン自ら要望したそうだ。
私の頭の中の消しゴムでは、バスローブをはだけるシーンがありますが、全く露出せず。
「1億円積まれても脱がない」
とまで宣言しましたが、どんどん女優魂に火がついてきたのでしょうか。
もう「清純派女優」と言われるのも、ウンザリしてきたのかもしれませんね。

チュ・サンウクは、エア・シティの空港担 当の警 察官、アン・ガンヒョン。
エア・シティでは凛々しいイ メージなので、今回のフンナムのようなイメージにはビックリ。
別人かと思いました。
でも、こんなアン・ガンヒョンもステキ。

とある日の朝、ドックンは地下鉄に乗り遅れそうになるが、閉まりかけたドアに足 をつっこみ、ドアを開けて電車に乗せてくれた女がいた。
驚くことに、以前の同僚イナだった。
久しぶりの偶然の再会に驚く二人。

二人は再会を祝してコーヒーを飲みに行く。
実は、ドックンはイナに密かに恋心を抱いており、イナと仕事をしている間にチャンスがなく、そのままになってしまっていたのだった。
「君とは必ず会いたかった、本当だ」
ドックンは真剣に訴えるが、イナは余裕の笑みを見せる。
「会わなければいけなかったの?
電話でもよかったじゃない?」
イナは微笑む。
「電話に出なかったのは誰だ!」
ドックンは心の中で叫び、言葉を飲み込む。
「電話するのも不自然で....」
ドックンは言葉を濁す。

イナはドックンのおかげで今日は楽しかったと、礼を言う。
実は、朝までは憂鬱だったのと。
大ファンのスペインの名門、クラブサッカーチーム「バルセロナ」が試合に負けたのだと。
こんなこと、他人からしたらたいしたことないでしょう?
と、イナは言うが、
「それのどこがたいしたことないんだ?」
と、ドックンは大笑いする。
「実は、俺も昨夜は夜明かししたんだ」
その言葉を聞いて、イナは顔をほころばす。
「おかげで午前中は冴えなかったよ」
しかしドックンのその言葉で、イナはガッカリする。
「レアルのファンなのね....」と。

すっかり意気投合した二人は、サッカー論争に熱が入り、夜更けまで飲み明かすことに。
「バルサ(熱狂的ファンが呼ぶバルセロナの略称)は、勝負の前に、その高潔な精神と信念だ」と、イナは興奮する。
レアルに移籍したフィーゴは裏切り者だと。

しかしドックンにとっては、そんな話はもうどうでもいいことになっていた。
今夜これから、「Go か、Stopか....」それが大事だった。
そこへ「閉店なのでお会計をお願いします」
と、「Stop」の合図が入る。
「終了か」
がっかりするドックン。
しかしイナは、ハーフラインすら越えられないボールで、
一気にゴールを決めた。
「ねぇ、これからうちにコーヒー飲みに来ない?」
ドックンの期待とは裏腹に、二人は当たり障りのない会話をし、コーヒーを飲む。

イナは、古本を買い集めるのが好きなのだと。
本をタオルでキレイに拭き、日光に当て、そしてしまう。
時々、匂いを嗅いで楽しむ。
そして本には、持ち主の思い出が詰まっている。
その思い出を垣間見るのも楽しみだと。

会話が途切れ、ドックンは勇気をふりしぼる。
「イナさん....」
二人はそのままベッドイン。
「こんな独特なテクニックは初めてだ。彼女の体が吸盤のように吸い付くようだ」
ドックンは、今までにない興奮を覚える。
それから二人はつきあうようになった。
二人は、「性」に関するファンタジーを語り合う。
ドックンは、自分のアレを朝までそのままくわえていてもらうことがファンタジーだと。
「してくれるのか?」
ドックンは満面の笑みを浮かべる。
「今したら勿体ないでしょ。しないからファンタジーなの」
そしてイナにとってのファンタジーは
「ドックンさんとSexすること」
と、言葉を濁らせるが、
「雨が降る中、雨に打たれながらしてみたい」と、語る。
公園を散歩する二人。
幸せいっぱいのドックン。
イナを抱きしめ「俺のものだ」と、言葉を漏らす。
その言葉を聞き、イナは不快になる。
そして、ある話を話して聞かせる。

地球上にある種族がいて、一生一人の人と暮らす人も中にはいるけど、その種族は、季節ごとに相手を変えるんですって。相手への気持ちが冷めたら、一枚の木 の葉を手渡し「私のあなたへの気持ちは、この木の葉一枚程度の重さになった」という気持ちを伝えるのだと。
そして、受け取った相手は、それを悟り、黙って去って行くのだと。
「ほら、プレゼント」
イナはドックンに一枚の木の葉を手渡す。
「いつか必要になるかもしれないでしょう?」
と、イナは微笑む。
ドックンは怒って木の葉を捨てる。
「私はあなたを愛してるけど、あなたのものじゃないわ」
イナはあっさりと言い放つ。
「私、ずっとずっとあなたを愛すると思う。
でも、生涯あなただけを愛する自信は無いわ」
イナは語る。
「それは俺も同じだ。誰が未来を断言できる?
でも、今は愛し合ってるだろ?そんな話を今しなくても」
ドックンは不満顔だ。
「他の人を愛することもあるでしょう?」
イナは譲らない。
「好きにしろ。今から別れることを考えるなんて」
ドックンは不満をぶつける。
「違うったら。あなたと別れるなんて、考えたこともないわ」
イナはキッパリと断言する。
それを聞いたドックンはイヤな予感がする。
「ちょっと待て、二股かけるってことか?」
ドックンは問いただすが、イナは答えず、
木の葉をドックンのポケットにしまいこむ。
「愛する人達を愛しながら暮らしたいの」
イナは、理解に苦しむことをあっさり告げる。
「人達?正気で言ってんのか?」
ドックンは腹を立てるが、イナはお構いなしだ。
電話をしても、電話に出やしないイナ。
「俺だけがいつも損かよ」
自分だけが電話をかけ、イナを待ち、
ドックンは、イナが忌々しい。
今度はイナに同じ想いを味あわせようと、ドックンはイナとの今夜の約束を断ってみる。
しかし、イナは平然としている。

そしてまたもや、ドックンがイナに電話をかけまくることとなる。「今どこにいる?今誰といる?何をしている?」
そんな言葉が溢れるが、イナは電話に出やしない。

電話を待っているのも俺。
待つことの苦痛も、俺だけが感じてる。
自ずと疲れたのも、俺だった。

いい加減限界に達したドックンは、イナのマンションの前で待ち伏せする。
帰宅したイナを訪ね、いきなりイナのバッグの中を荒らし、
イナの携帯を奪おうとするドックン。
「何するのよ」
と、イナは携帯を取り返すが、
ドックンは自分の携帯を開き、発信履歴を見せ付ける。
「9時半、35分、38分、10時42分。これはどこへかけた電話だ?」
ドックンはイナを責める。
「発信者通知してないもん」
イナは言い訳する。
「出る前に誰かわかるとトキメキがなくなると」
そして、別の人に会っているのに、電話には出られないと。
「なら、メールは受け取ったろ!」
ドックンは責める。
「それも今見たわ」
イナは開き直る。
「イナ、俺はお前を信じてる」
こんなことして、何を信じてると?
今度はイナがドックンを責める。
「毎晩酒を飲んで明け方に帰ってくる女を誰が信じられる?」
ドックンは更に責める。
「今日は真実を知るべきだ。今まで何してた」
ドックンは言い放つ。
ドックンの責める言葉に、イナも疲れる。
「男といたわ」
ドックンは衝撃を受ける。
「寝たのか!」
興奮するドックンに、「寝たわ」と、イナは平然と言い放つ。
「お前はマジで恐ろしい。俺達、別れよう」
冷静さを欠いたドックンは、イナに最終勧告を突きつけてしまう。
イナに裏切られたショック。
イナを失った痛みから、ドックンは酒に溺れる日々だ。
イナからは、1ヶ月経っても連絡すらない。

イナは親友に愚痴をこぼす。
親友は言い放つ。
「結婚しろ」と。
そういう女を捕まえるには、結婚しかない。
結婚して、子育てに追われて....
そんな状態で、女はどこに行けるんだ?
それに、若い頃遊びまくった女がどうなるか知ってるか?
「良妻賢母!」
これを学者たちは何と言うと?
弁証法的心理。
親友の言葉に力を得たドックンは、勇気を振り絞ってイナを呼び出す。
「ドックンさんから連絡が来るとは思わなかったわ」
イナは余裕の笑みを見せる。
「男が別れた女に連絡を取るのは、
何か悪いことが起きたか、
新しい女とうまくいかないのか、
あるいは、一緒に寝る女が必要なのか」
イナは淡々と語る。
「でも、あなたは、その3つのどれとも違うみたい。違う?」
イナの的確な判断にドックンは落ち着かない。
「俺達、また始めよう」
ドックンは真剣に訴える。
しかし、イナは静かに首を横に振る。
「じゃあ、結婚しよう」
ドックンの唐突な言葉に、イナはあきれる。
「2人のうち1人でも幸せでなければ、
2人とも幸せになれない。それが恋愛よ。
あなたと私は違いすぎる」
イナは静かに言い聞かせる。
「俺が変わる!
プラティニィは言ったじゃないか。
サッカーは「失敗のスポーツ」だと。
どちらも完璧にプレーしたら、永遠に0対0だと。
前回は俺がミスした。
三振アウト制にしよう。俺は1アウトだ」
ドックンは明るく言い放つ。
「なんでココにプラティニィが出てくるのよ」
と、イナは呆れながらも受けいれる。
「サッカールールにしましょ。
イエローカード!もう1回したら退場」
ドックンは満面の笑みを浮かべ、うなづく。

そして、会わなかったこの1ヶ月。
ドックンは真実を知ることになる。
「子供じゃないんだから、汚く道に転がったりしないで」
イナのその言葉で、イナが自分を見守っていたことを知る。
「会いたかったら行ったの」
イナは告げる。
「だったら、電話くれても...」
ドックンの言葉に、イナは本心を漏らす。
「100回会いに行ったとしても、たぶん電話はしなかった」と。
「でも、あなたが倒れているのを見て、気持ちがあふれ出しそうで.... 心が痛くて... 」
イナはドックンを子供のように抱きしめる。
ドックンは感動して、泣いてしまう。
「情けない、俺だけ損してる...」
そう言いながら、涙をぬぐうドックン。
「お前は俺のために泣いたことないだろう?」
ドックンはスネる。
「愛してるわ」
イナの言葉に、「俺はマジで愛してる!」と、子供のように言い返すドックンに呆れるイナ。
「うちの赤ちゃん...」
と、イナはドックンを抱きしめる。
幸せに満たされたドックン。
「結婚しよう」
ドックンのまたもや唐突な言葉に、イナは呆れる。

ドックンはしつこく結婚を迫る。
「私の夢を知ってる?」
イナは尋ねる。
「夜通し酒を飲み、陽が昇る前に死ぬ。
ジプシーのように、道端で」
イナの言葉に、ドックンは腰を抜かす。

それでもめげないドックン。

毎日、酒を飲んでもok
遅く帰ってもok
外泊もok

イナの自由な恋愛を束縛しないことを条件に、
結婚を迫る。
「結婚は人生の墓場だ。
お前を何としても墓場に連れて行く!」
と、心の中では誓いながら。
そして、2002年ワールドカップ。
韓国は大熱戦を繰り広げ、アジア勢初のベスト4進出を果たす。
ドックンはその興奮の渦の中で、イナに指輪を渡し
「結婚しよう」
と、プロポーズする。
そして二人は、ようやく結婚することに。
可愛い僕の妻。
ドックンは幸せいっぱいだった。

ある雨の日。
イナはレインコートのボタンをゆっくりはずし
「これを見て」
と、レインコートをはだける。
なんと、素っ裸。
「まるで、裸で雨に打たれているみたいな気分」
イナは無邪気に笑う。
ドックンは、毎日が刺激的だ。
そして、皆が眠っている間、愛しい妻と観戦する幻想のサッカー観戦。
ドックンは幸せいっぱいだ。
男顔負けのサッカー知識を持つイナは、ドックンとも論争を繰り広げる。
バルサをこよなく愛するイナにとって、バルサのことは些細なことも譲らない。
ある日、サッカー論議でイナが勝つ。
「願いはなんだ?」
負けたドックンはイナに尋ねる。
「今はない。貯金しておく」
と、イナはドックンに約束を守るよう指きりさせる。
幸せなドックンの結婚生活に、邪魔が入る。
イナの仕事だ。
「私と仕事のどっちが大切なの?」
の逆バージョンだ。
イナが以前からどうしてもやってみたかった仕事。
その開発現場が、慶州だという。
「週末には帰ってくるから。
どっちにしてもSexは毎日しないじゃない。
量より質よ!ね?」
と、イナは何とか言いくるめようとするが、
ドックンにとっては、この幸せな可愛い妻との生活を失うなんて、考えられない。
互いに駄々をこねるイナとドックン。
結局、「愛する方が負け」というように、ドックンが折れ、
イナは週末だけソウルに帰ることに。
イナのいない平日の生活。
侘しい。
が、週末になるとウキウキと早退して帰っていくドックン。
こんな生活も悪くないかもしれないと思うことも。
僕の生涯は、毎日が春の日のようだ。
そんなドックンの幸せを、またもやイナがブチ壊す。

「私、男がいるの」

まさに、春に巻き起こった黄砂。
だが、「なんだ、そんなことか」と、ドックンは平静を装うが、腹の中は煮えくり返っている。
しかしイナの爆弾発言は、それに留まらなかった。
「私、彼を愛しているの。結婚したい」
その言葉には、さすがのドックンも怒りを露にした。
「別れるっていうのか!」
しかしイナは否定する。
「そうじゃなくて、その人とも結婚したいの」
イナはさらりと言ってのける。
「とも?その人とも?」
ドックンは怒りを通して呆れ果てる。
「なんで?」
イナは当たり前のように尋ねる。
「なんで?やい!この..... (言葉を飲み込み)
おまえなぁ、そんなこともわからないのか?
韓国は一夫一妻制だ!原則だ」
ドックンは言い聞かせる。
しかしその言葉を聞いたイナは、逆に安心する。
「法的なことは関係ないの」
と、ドックンを安心させようとする。
「じゃ、同居だな。同居」
ドックンは言い放つ。
「同居じゃないわ。結婚」
イナは譲らない。
「結婚はイヤがってたじゃないか、覚えてないのか?」
ドックンはイナを責める。
「あなたのせいよ」
イナは言う。
「俺?」
ドックンは開いた口がふさがらない。
「愛する人と結婚することが、こんなに幸せだと知ったの」
イナはさらりと語る。
ドックンは興奮して言葉もでない。
「お前はマジで類まれな才能がある!
なんでそんな話にならないことを平然と言えるんだ?」
ドックンは言い放つ。
「どう考えても1つもおかしくない」
イナは駄々をこねる。
ドックンは怒り狂い、そいつの電話番号を教えろと言い放つ。
しかし、結婚を言い出したのは自分で、今、相手を説得しているのだと。事実、彼は私より結婚に向かない人だと。
それを聞いたドックンは更に声を荒立てる。
「なんで嫌がる人間をお前が説得してまで!」
ドックンは頭が痛い。
「お前は狂ってる!」
ドックンは言い放つ。
「奴はお前が結婚しているのを知ってるのか?」
ドックンは尋ねる。
「もちろん。結婚式にも来てたし....」
それを聞いたドックンは頭を抱える。
「狂った奴らめ!」
しかも、イナは自分の両親には内緒だと。
「親にも言えない結婚をなんでする!」
ドックンは納得できない。
「別に、星を獲ってくれって言ってるわけじゃないし、
私は単に、夫をもう一人持ちたいだけだと...」
イナは、静々と語る。
「星の方がマシだ!いっそ俺に隠れて同居しろ!」
ドックンは言い放つ。
「それじゃ、あなたに嘘をつくことになる....」
イナは受け入れない。

「いつ出会った?」
ドックンは尋ねる。
「元々知り合いだったの。好きになったのは今回一緒に仕事をしてから」
イナは静かに答える。
「初めて会った時に結婚していれば、俺とつきあうこともなかったのに」
ドックンは言い放つ。
「だから幸運だったのよ。あなたにも出会えたから!」
イナは言う。
「そいつのどこが好きなんだ?」
ドックンは尋ねる。
「私と似てるの。双子みたいに。楽なの.....
彼を見ると、未来が見えた」
イナは答える。
「未来には興味なかったんじゃ?
ジプシーのように死ぬのが夢なんだろう?」
ドックンはイナの言葉にいらつき、悪態をつく。
「そうじゃなくて....
今までより、自分らしく生きられる... そんな未来」
イナは言い訳する。
「今でも自分勝手に生きてるだろう?更に望みが?」
ドックンは責める。
そしてドックンは、ジェギョンとのことを
「ウリ(우리:私達」と言ったことに逆上する。
「ウリ?勝手にウリ、ウリやってろ!
とにかく俺はNoだ!No!
俺は降りる。
お前の好きなようにしろ。
奴が、俺か、選べ!」
そう言ってドックンは怒り狂う。
ドックンは結婚指輪を外し、離婚届けを書く。
「どうせ俺を選ぶだろう。これは破り捨てられるはずだ」
と、希望的観測を持つドックン。
ドックンは慶州に向かう。
しかしそこで、仲むつまじく、話も合うイナとジェギョンの姿
を見て逆上してしまう。
イナの首を本気で絞めてしまうドックン。
イナの涙で正気に返るドックン。
「俺は絶対に離婚しないし、お前らを認めない!
お前らのスコアを教えてやろうか?
姦通だ!姦通!」
(韓国では未だに姦通罪があります)

ドックンは結婚指輪を投げ捨て、離婚届を破り捨て、
イナの慶州の家を出て行く。
そんなドックンを、イナは静かに後をつける。
同じ電車に乗り、遠くからドックンを見守り、
ソウルの家までついてきたイナ。
ドックンが眠ると部屋に入り、ドックンの横に横たわる。
そして、ドックンのズボンを下げ、ドックンのアレを口にくわえるイナ。
ドックンが目を覚ますと、隣りには、自分のアレをくわえたまま眠っているイナが 眠っていた。
以前、ドックンが夢だと言っていたファンタジーだ。
ドックンはイナの気持ちを汲み取る。
グラウンドでサッカーをする子供たちを眺めるドックン。
子供の頃、毎日ボールを蹴った。
俺にはサッカーボールだけあれば十分だった。
ゴールポストも運動場も必要なかった。
目を覚ましたイナがグラウンドにやってくる。
「俺の人生のサッカーボール....」
ドックンはイナを見て、心の中でつぶやく。

「貯金していた約束があるでしょ?
必ず守ってくれるっていう」
イナは、いつかの約束を持ち出す。
「私の願いは、私と別れないこと」
イナは言う。
ドックンはため息をつく。
イナは、ドックンが投げ捨てた結婚指輪を差し出す。
「バルセロナと言ってみて」
ドックンはイナに言う。
「バルセロナ」
イナはその通り言ってみる。
あの夜....「バルセロナは高潔な精神と信念..」と言っていた可愛らしいイナ。
ドックンは、ため息をつく。
「俺はお前と出会ったことを後悔した。お前が憎くて」
ドックンは、辛さを堪えながら告げる。
「お前は、好きなようにしろ.....」
そう言って、グラウンドを去って行く。
「俺の春の日は終わった」
心の中でつぶやきながら。

相変わらず愛嬌満点のイナに対し、ドックンは冷たくなった。「キス」と言われても、軽くチュっと義務的にするだけ。

「俺は彼女の友達でもない。
元夫でもない。
れっきとした夫だ。
しかし、妻は結婚した」

結局、ジェギョンと結婚してしまったイナに対するわだかまりが消えないドックン。
酔って帰った夜、ドックンはイナを無理矢理犯そうとした。
必死で抵抗するイナ。
我に返ったドックンは、侘しさを感じる。
そんなドックンを抱きしめ、子供をあやすように、背中を優しく叩いてやるイナ。
その夜はちょうど、レアルとバルサの試合中継だった。
レアルのジダンと、バルサのカルロスの熱戦。
二人はテレビに見入ってしまう。
思わずおかしくて笑いあう二人。
二人のわだかまりがようやく溶けた。
熱いキスを交わす二人。

「なぁ、愛は二つに分けられるのか?」
ドックンはイナに尋ねる。
「分けるんじゃなくて、二倍になるんじゃ?」
イナは答える。

一時の冷戦状態は停止したが、それでもまだ以前のように戻れないドックン。
以前は家事も進んで手伝ってくれたが、今は何もしない。
密かな抵抗だ。

「俺はお前が水曜だけ奴と(Sex)やってくれればいいと願っている。そいつのものと俺のものが、混じり合わないように」と、ドックンは言い出す。
その代わり水曜はフリーだ。十回やっても構わない、と。
ある日、イナはドックンの実家に帰省する。
「私がやります!」
と、何から何までこなし、その上、ドックンの操縦も見事。
「できる嫁」をこなすイナに、ドックンは呆れ顔。

しかし帰り道、頑張り疲れて眠っているイナを見て、ドックンは心が揺れる。
「俺は、この女を時々本気で理解してやりたくなる」

ドックンはイナを慶州の家に送り届けた後、近くで車の中で待機する。
イナらが出勤した後、イナらの家の鍵を鍵屋に空けさせ、忍び込むドックン。
そこは、イナの愛するものたちが詰まった部屋。
古本が並び、古本の匂いのする部屋。
ドックンはあちらこちらを見てまわる。
そして、イナのレインコートを発見する。
それはいつか、イナが真っ裸の上にレインコートを羽織り、ドックンをドキマギさせたレインコートだった。
それを見た途端、異様な嫉妬に駆られたドックン。
部屋の中にの古本たちをなぎ倒し、荒らしまくるドックン。
しかし我に返り、本を元の位置に戻しだす。

そして、ドックンは復讐を企てる。
俺も同じことをしてやる。
「結婚するぞ」と。
そうして、ソヨンという女の「ネット夫」になり、
実際に会い、浮気を重ねる。
そしてついにドックンの春の日が巡ってくる。
ソウルの家で、ケーキに蝋燭を立て待っていたイナ。
何事か?
と思えば、イナは一枚の写真を差し出す。
エコー写真だ。
イナは妊娠したのだ。
ドックンは手放しで大喜び。
そしてドックンはあることに気づく。
「なんで蝋燭が4本なんだ?」
イナは笑顔で答える。
「ウリ(私達)が、4人になった記念」と。
「ウリ(ドックンとイナ)の赤ちゃんじゃ?」
「そうよ、ウリ(ドックンとイナとジェギョン)の赤ちゃん」
と、イナは悪びれることなく答える。
「なぁ、俺の子なんだろ?それとも奴なのか!」
ドックンはイナに攻め寄る。
「私が知るはずない」
イナはあっさり答える。
誰の子なのか、気になって仕方がないドックン。
しつこくイナに詰め寄るドックン。

しかし、ドックンはイナに弱みを握られる。
ソヨンの存在がイナにバレ、
ソヨンにも既婚のことを話さざるえなくなる。
水をかけられ、殴られ、ソヨンに去られるドックン。
無事、女の子を出産するイナ。
喜びも束の間、この喜びの瞬間までジェギョンと分け合わなければならないことに不満を覚えるドックン。

しかし、ジェギョンの家族が見舞いに来れば、
「私はイナのいとこです」
と、取り繕い、大人で寛大なドックンを見せる。
イナは赤ちゃんの名前を考えたという。
「ジウォンはどう?」と。
「女の子なんだから、可愛い名前にしろ」
とドックンは不満を見せるが、
「あなたのためなのに」
と、イナはスネる。
意味は、「ジダン、ナンバーワン」の「ジウォン」だと。
それを聞いたドックンは舞い上がる。
「俺の子なんだ。じゃなきゃ、なぜジダンの名を?」
ドックンは何気なく尋ねる。
「俺の子なんだろ?」
イナは呆れる。
「なんで、あなたは血筋にこだわるの?」と。
それでもドックンは引き下がらない。
「妊娠も俺に一番に知らせ、名前も俺の好きな選手、
産後もここで育児している。俺の子なんだろ?」
イナは冷たく突き放す。
「一番に知らせたのは、あなたが年長者で、
名前は、彼に特に好きな選手がいないから、
ここで育てているのには、慶州には猫がいるから」と。
「俺にも方法がある。誰が愚か者かわかるからな」
ドックンも負けずに言い返す。
イナはドックンが持っていたガムテープに気づく。
「あなた、ジウォンの髪の毛を探してたのね?」
ドックンがDNA鑑定までしようとしていたことに、イナは激怒する。
「あなたは自分の娘じゃなきゃ愛せないのね!」
と、イナはジウォンを連れて出て行こうとする。

しかし、ジウォンを抱いたイナが転び、
それを自分が下敷きになることで食い止めたドックンは、
骨折し入院することに。
そのことにより、イナとドックンの仲は修復されるが、
イナはドックンの入院中の世話をしなければならず、
ジウォンは、ソウルの家でジェギョンが育児をすることに。
ドックンは不満を漏らし、退院する!と退院してしまう。

ドックンは慣れない育児でてんやわんや。
ある日、様子のおかしいジウォンを見て、心配でイナに電話してしまう。
しかしイナには、「保安の仕事で電話に出れない」と言われていた。留守電を聞いたイナは、ジェギョンに知らせ、ジェギョンが血相を変えて病院に連れて行 く。

結局、取り越し苦労で、それによりドックンとジェギョンの間にも、和やかな空気が流れる。

ジウォンを心から愛しているジェギョンの姿を見て、ドックンは複雑だ。
「ミラではどうですか?ジウォンではなく」
ジェギョンは提案する。
「ミシェル・プラティニのミラ」
ジェギョンは説明する。
「ジダンもいいけど、やはりプラティニでしょ?」
ジェギョンは語る。
「好きな選手はいないんじゃ?」
ドックンは尋ねる。
「いないですって?いますよ。プラティニ。
でも、イナさんはジダンを。それを聞いた時は寂しかったなぁ」と、ジェギョンは語る。
それを聞いたドックンは一気に気分がよくなる。
しかしケガで久しぶりに出勤した会社で、同僚から驚くような事実を知らされる。
イナとジェギョンとジウォンが、「家族」として、幸せそうに雑誌で紹介されているのだ。
それを見たドックンは、怒り狂う。

もうすぐジウォンの満1歳の誕生日。
トルチャンチのイベントが待っている。
(トル=満1歳、チャンチ=パーティー)
ドックンはある決意をしていた。
ドックンとイナの親族を集めたトルチャンチが終わると、
今度はジェギョンの親族を招いたトルチャンチ。
ドックンは、ジェギョンらのトルチャンチに乱入する。
そして、言い放つ。
「ジウォンは私の娘で、イナは私の妻です」
それを聞いたジェギョンの両親はショックを受ける。
ドックンは、イナらの前に書類を差し出す。
それは、ジウォンのDNA鑑定の結果だった。
ジウォンはドックンの娘だった。
イナはドックンを睨みつけると、ジウォンを抱いたまま、会場を出て行ってしまう。
ジェギョンはドックンに詫びる。
あの記事は自分の叔父が書いたもので、
妻は悪くないのだと。
それを申し上げたかったと。
イナとジウォンが行方をくらましてから、4ヶ月半が過ぎた。
ドックンは、泣き暮らした。

ある日、ジェギョンから電話がかかってくる。
ドックンの家に現れたジェギョンには哀愁が漂っていた。
「俺と同じくらい孤独な男....」
ドックンはジェギョンに同情した。
「行くところがないんです...」
ジェギョンは寂しげに語る。

二人は居酒屋で酒を酌み交わす。
何度拒んでも、ドックンを「兄貴」と呼ぶジェギョン。

「韓国のサッカーの問題は何だと思いますか?」
ジェギョンはドックンに尋ねる。
「ゴールの決定力不足」
ドックンは答える。
「でしょ!でしょ!」
ジェギョンは同意する。
「でも、それを聞くたびに思うんだけど、
韓国のサッカーの問題は
サッカーを楽しめないこと。
皆が1つになって、ゴールに向かって走ったり、
集団的、義務感的みたいな....
敵は敵?
皆一緒にゴールに向かって走っていくのに。
だから、イナさんを愛してます。
人生を楽しむことのできる、僕らのイナさん」
ジェギョンは、自分らの関係を例えるように語る。
「俺も愛しているよ」
と、ドックンも言い聞かせる。
「僕は知っていましたよ」
ジェギョンは突然言い出す。
「ジウォンの生物学的父親は自分じゃないと。
すみません。予め申し上げられなくて。
僕らは避妊していました。
イナさんも、それを望みました。
僕も赤ちゃんってものがよくわからなかった。
結婚するまで、結婚もよくわからなかった」
ジェギョンの言葉を聞き、ドックンは複雑な気持ちになる。
「君は、なぜイナと結婚を?」
ドックンは尋ねる。
「なら、兄貴はなぜイナさんと別れないんですか?」
ジェギョンは尋ねる。
ドックンは、身につまされる想いだった。
救援の光は、それから2ヶ月経って来た。
妻らしいと思った。
送られてきたのは、ドックンとジェギョン2人分の航空券。
妻の宿題は簡単だった。
しかし、ドックンはまだためらっていた。
ボールを蹴っていると、ジェギョンが現れた。
結局は、ジェギョンが勝った。
しかし、ジェギョンとひとしきり汗をかき、楽しみ、スッキリしたドックン。
そこへ雨が降り出す。
東屋で休憩する二人。
「裸で雨に打たれたことはあるか?」
ドックンはジェギョンに尋ねる。
「まさか。兄貴はそういう趣味があるんですか?」
ジェギョンは笑いながら尋ねる。
「いや」
首を横に振りながら、ドックンはニヤリと笑った。
雨に打たれながらSexするファンタジーも、
真っ裸でレインコートを着て雨に打たれることも、
ドックンとイナ二人だけのものだった。
ドックンは、またもや上機嫌になる。
家は2階建てにして、1階はもちろん俺たちだ。
飯も別々に食わなきゃ。
そうしないにしても、
頭の中では既に思い描いていたドックン。
ようやく、心のためらいがなくなった。
ドックンとジェギョンはドイツに向かった。
相変わらずジェギョンは「兄貴」と呼ぶ。
飛行機の中で、ドックンの肩にもたれてくるジェギョン。
最初は迷惑げに追い払ったが、
そのうちクッションを当てて、肩で寝かせてやる。
いつしか、肩を寄せ合って眠るドックンとジェギョン。
2006、ワールドカップ ドイツ大会。
イナ、ドックン、ジェギョン、ジウォンは、
試合を観戦して盛り上がる。
ようやく4人は「ウリ(私達)」になれたようだった。
道を歩きながら、楽しく語らう4人。
笑顔の耐えないイナ。
4人なら、また新しい未来が見えることだろう。

最後の場面は、なんだか幸せな気持ちになりますね。
あまりにも突飛なことだとわかっていても。





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