愛のゴースト Ghost in love |
原題:チャグィモ 자귀모(チャグィモ) <1999> |
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監督 | イ・グァンフン(李光勲) | <1995>ドクター・ボン、<1997>敗者復活戦、<1999>愛のゴースト、<2003>千年湖 |
出演 |
キム・ヒソン (金喜善) |
<1997>敗者復活戦、<1999>ホワイトクリスマス~恋しくて、逢いたくて~、<1999>愛のゴースト、 <2000>アウトライブ~飛天舞~、<2001>ワニ&ジュナ~揺れ る想い~、<2003>天国からの手紙 |
イ・ソンジェ (李誠宰) |
<1998>美
術館の隣りの動物園、<1999>愛のゴースト、
<1999>アタック・ザ・ガス・ステーション!、 |
【レビュー&ネタバレ】 |
これもかなり古い映画でございま
すわね。 しかし、ちょっとわかりにくすぎるんじゃありませんこと? 展開としては、最初はお互い終わった恋に執着しており、最後には、お互い惹かれあう・・・ この監督の前作「敗者復活戦」と、まったく同じパターンで・・・ 「敗者復活戦」は、ちょっと過激なキム・ヒソンが一方的に別れを告げられた恋人に 執着しながら付きまとう様がちょっと面白かったけれど、 今回も同じよう につきまとうのだけれど、<ゴースト>だからできて当然という感じで、 いまいち面白みが・・・ しかも、「敗者復活戦」は、最後に互いに惹かれあっていくの も納得できたけど、 今回は「おい!いつのまに!」という感じで・・・(笑) クライマックスの直前まで、イ・ソンジェはチャン・ジニョンのことを一途に愛していて、なのに、彼女が結婚していることを知り、いきなりキム・ヒソンに心 変わりしちゃったのかしら・・・ あれだけ執着しておきながら、たいした愛じゃなかったのね。 キム・ヒソンも、いったいいつからイ・ソンジェを好きになったのよー 心の変化がまったく見えない主人公二人でございました。 随分カットされているのも明らかだしね。 この監督って、最後にちょこっとホロリとさせるのがうまいのかも。 「千年湖」でも、最後だけちょっとホロリと泣けたし、この映画も・・・・ だからといって、全般的につまらないんじゃ意味ないけど。 ヒットしないのは詰めが甘いからよね。 ちなみに、原題の<チャグィモ>というのは、 「自殺した幽霊たちの集い 자살한 귀신들의 모임(チャサ ラン グィシン ドレ モイム) 」 の頭文字を取ったもの。 幽霊は通常「유령(ユリョン)」、「귀신(グィシン)」は「鬼」に当たる言葉よ。 韓国の幽霊やお化けの感覚が日本とは違うのよ。mocaも未だよくわかりません。 予告編では、ちょっと ホラー映画っぽいけれど、まったくそんな ことはございません。 恋人に裏切られたキム・ヒソンが復讐をしようとするのだけれど、それは冥界の掟に反すること。 冥界の使者にみつかれば、永遠に存在を消されてしまい、幽霊として存在することもできない。 イ・ソンジェは、恋人を庇って事故死するが、恋人が自責の念に苛まれていないかが心配で、 彼女に忘れるよう告げたいがために、冥界の使者を辞め、<チャギィモ>に入会する。 冥界の使者になれば、生きていた頃の記憶が消されてしまうためだ。 復讐しようかするまいか揺れるキム・ヒソンを、イ・ソンジェは優しさと正義感で、復讐を辞めるようことごとくキム・ヒソンにつきまとう。 結局イ・ソンジェは自分を犠牲にしてキム・ヒソンを守り、二人はお互いへの愛に気づく。 そんなストーリーでございます。 ちょっと古い映画だけあって、駆け出しの有名俳優が脇役で出演してたり、 馴染みのある顔ばかりで、ちょっと嬉しくなるわ。 ダイエッティ役のイ・ヨンジャが好きなのよー 「非日常的な彼女」でも、いい味だしてたけれど、今回の役も好きだわー 最後は、敵である冥土使者の恋人と仕組んで、キム・ヒソンとイ・ソンジェを救うのよ。 キム・ヒソンとイ・ソンジェが早くから愛し合っていたなら、もっと泣けたかも。 イ・ソンジェの恋人はチャン・ジニョン。 キム・ヒソンの恋人はチャ・スウォン。 キム・ヒソンの恋敵は、「敗者復活戦」と同じくキム・シウォンよ。 この監督、よっぽど気に入ったのかしらね。 TV映画ラブストーリー メッセージ編で、ソン・ス ンホンがチェ・ジウに出会った頃につき あってい た一ヶ月限定の彼女役の人よ。 <チャギィモ>の営業幽霊の2人は、脇役でよく見かけるミョン・ゲナムとパク・クァンジョン。 冥界の使者の2人はチョン・ウォンジュンとチャン・セジン。 キム・ヒソンの弟は、うつせみのジェヒよ。 カメオで、キム・シウォンの父親役でチョン・ウクも出演してるわ。 まだいるかしら?
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