マリンボーイ Marine Boy |
原題:マリンボーイ 마린 보이(マリン ボイ)<2009> |
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監督 | ユン・ジョンソク | <2009>マ リンボーイ |
出演 |
キム・ガンウ |
<2002>コー
スト・
ガード、<2003>シル
ミド、<2005>台風太陽 ~君がいた夏~、<2005>野
獣と美女、 |
チョ・ジェ ヒョン(曺在顕) |
出演作品一覧 | |
イ・ウォンジョン | <1999>NOWHERE
情け容赦
なし、<1999>ア
タック・ザ・ガス・ステーション!、 <1999>反
則王、 <2001>風林髙、<2001>達 磨よ、遊ぼう、< 2002>おもしろい映画、<2002>ライターをつけろ、 <2003>天国からの手紙、<2003>ザ・ブライド 花嫁はギャング ス ター2、 <2003>オー! ブラザーズ、<2004>達磨よ、ソウルに行こう、 <2004>ラブリー・ライバル、 <2005>チャーミング・ガール、<2005>ハノイの花嫁、<2006>救世主(特別出演)<2006>多 細胞少女、 <2006>カンナさん大成功です!、 <2007>ハーブ、 <2007>里長と郡守、<2007>飛べ、ホ・ドング、 <2008>ダメダメ宗婦伝(ナルラリ宗婦伝)、 <2008>マリン・ ボーイ、<2008>1724 妓房狼藉事件 、 <2009>チョン・スンピル失踪事件、<2009>ハヌルとパダ(特別出演) |
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パク・シヨン |
<2006>九
尾狐(クミホ)家族、<2007>愛 サラン、 <2008>タチマワ Lee -悪人よ 地獄行急行列車に乗れ!、<2009> マリンボーイ |
【レビュー&ネタバレ】 |
2009年2月公開。観客動員数は、約83万人。 100万人すら突破できないものの、スター俳優不在でこの数字ですから、 多少なりとも楽しめるのでは? この映画も、”お蔵入り”とまではいかないかもしれませんが、 しばらく公開されませんでしたね。 なので、ちょっと期待できないかな.... と不安ではありました。 仁寺洞スキャンダル、梨泰院殺人事件と、続けざまに犯罪スリラーを鑑賞し、 ひじょーに不完全燃焼で悶々としており、 また懲りずに犯罪スリラーに手を出してしまいました(^-^; でも、この三作の中では、一番面白かったですね。 とはいっても、ほどほどには面白いですが、ヒット作に比べればショボいです。 スリラー好きでなければ、敢えて選ぶ必要もないと思います。 犯罪スリラーというよりも、犯罪サスペンス?うーん.... スリラーはスリラーですが、 練りに練られたスリラーで、”追い”、”追いかけ”などという単純なスリラーではなく、 本格的で、ウィットに富み、絡みに絡み合った展開。 けっこう先の読めない展開で、驚かされては感心させられます。 すべてが明らかになった後.... ラストに向けては、ちょーっと陳腐だったかな。 生 存率0%の危険な運搬、マリンボーイは必ず死ぬ! これはかなりそそられるキャッチですよね。 でも、期待するほど危険な運搬には思えない描き方です。 運搬すること自体に”スリル”を感じるシーンはない。 と言った方がいいでしょうか。 何となく、韓国と日本の間を全て泳いで渡って、 そのために死んでしまうのでは? というストーリーを思い描きそうですが、全く異なります。 ”騙し騙され”のストーリーです。 そして、愛と、誤算。 ”死にたくなければ、誰も信じるな!” そっち系のストーリー。 その”騙し合い”が見事で、見所ですね。 ユリがジョンスに惹かれていく過程も、短期間なのに不自然でなく、 映画とうまく絡み合って、楽しめます。 確かにマリンボーイは生存率0%のキケンな仕事であることは間違いなく、 なぜ生存率0%なのかは、映画をご覧になればわかります。 ラストはきっと、大部分の方は満足かもしれません。 けどmocaは、感情移入すべき人を間違えちゃって、胸が痛くて仕方ありませんでした(笑) それも、中途半端な”お涙ちょーだい”なもので、 泣けるに泣けず、涙が出れば少しはスッキリするものの、 胸が痛いだけで、しばらく↓落ちたままでした..... moca的には、「それはあんまりじゃ!」というラストで、ラストを変えたのかな? と、シナリオを読んでみましたところ、 シナリオより、まだマシになっていることがわかりました..... それは、あまりにも情け容赦なさすぎじゃないかい? ”悪人”の中にも、”人情”や”愛”はあるっていうのに..... しかも、罪がないのに苦しんだ人に対して、ちょっとあんまりすぎるわ........ 少しは、その人のために涙を流してやれよー シナリオはラストしか読んでませんが、けっこう変わってます。 (っていうか、カットしただけか) シナリオ通りじゃ、あまりにもクサすぎです....
キム・ガンウの鍛えられた体は見事で、モムチャンに興味のないmocaでも、惚れちゃいます。 キム・ガンウのキャスティングは、”体”で決まったのでは?と、思うほど。 チョ・ジェヒョンは完璧ですね。 イ・ウォンジョンは、好きな俳優だけに気持ちはビミョー。 コミカルな役の方が、やっぱりハマりますね。 パク・シヨンはとにかく美しい! こんなに美しいなら、整形美人でもいい!! 目をつぶってまでも美しいんですもの、ため息だわ...... 青い自転車のオ・グァンノクは友情出演。 最近、カメオが多いですね。 そして、同じくカメオの二人。 ハウス(ギャンブル場)でジョンスを諭すギャンブラーに、友情出演のチェ・ジョンウ。 日本の麻薬密売組織の鈴木には、特別出演の白竜。 この前も白竜見たのに、またかよ!という感じ.... よく見ますよね.... 発音が悪いから、勘弁して欲しいのよ。 韓国語字幕見なくちゃならない日本語なんて意味あんのかー!! ↓ 結末までネタバレするので、ご注意を ↓
※おまけ※ シナリオでは、ラストシーンはパラオでした。 いつかジョンスがユリに見せた写真のボートハウスを買い取り、 ”Marineboy” という看板に付替え(笑) パラオの白い砂と青い海が映し出され.... END |
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