愛 サラン  a Love 
 原題: 愛 사랑(サラン) <2007>

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愛 サラン

ただ平凡に、他の人々のように生きたかった男チェ・イノ(チュ・ジンモ)。「一 生守ってやる!」という、初恋の彼女ミジュ(パク・シヨン)に向けた17歳の慎ましい誓いを守るために、悪辣な極道チグォン(キム・ミンジュン)の首に刃 物を突き刺した。

7年後─

忘れられないその女は、手にすることができない愛となって現れる。一時も忘れることができなかったその女が目の前に…。生きていく力をくれたユ会長 (チュ・ヒョン)の横に立ったまま、叶わない縁となって…

公式サイト:http://www.sarang2007.co.kr/

【予告編】 
監督 カク・キョンテク <1998> ドクターK、<2001>友へ チング、<2002>チャン ピオン、 <2003>ト ンケの蒼い空
<2005>タイフーン、<2007>愛 サラン 、<2008>目には目、歯には歯、<2011>痛み

出演

チュ・ジンモ (朱鎮模) <1997> 朴対朴、<1999>ダンス ダンス、<1999>ハッピー・エンド、<2000> リアル・フィクション、
<2001>MUSA-武士-、<2001>ワニ&ジュナ~揺れる想い~、<2004>ライアー
<2006>頭脳遊戯プロジェクト、パズル、<2006>カンナさん 大成功です!、<2007>愛 サラン
<2008>霜花店(サンファジョム)-運命、その愛、<2010>男たちの挽歌、<2011>珈琲

パク・シヨン

<2006>九 尾狐(クミホ)家族、<2007>愛 サラン
<2008>タチマワ Lee -悪人よ 地獄行急行列車に乗れ!、<2009> マリンボーイ

チュ・ヒョン(朱鉉)

出演作品一覧

キム・ミンジュン(金民俊)

出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
観客動員数は、約197万人。
’ヒット作’といっていいも数字でしょう。
2009年2月27日に、エイベックス・マーケティングよりDVD発売決定。

カク・キョンテク監督の代表作友へ チングよ、再び。
ということで、再び<釜山>を舞台に描いております。
友へ チングが 友情 を描いているのなら、こ ちらはタ イトル通り 愛 
穢れのない崇高で純粋な愛。
これこそが、愛。
とまぁ、御託を並べるのはいいですが、それだけで終わっちゃってる映画ですね。
前作
タイフーンの二の舞です。
見かけばかりが立派で、中身のない映画。
あらすじにすれば、興味を掻き立てるものはあるのですが、
それが前作同様なんです。
タ イフーンで ガッカリされた方は見てはいけません。
アレ以下です。
それでも、200万人近く動員してるのよねぇー
謎。
こんなオーソドックスな三文芝居。
チケットパワーのあるスターが出演しているわけでもなくぅ.........
無難なんでしょうかねぇ。こういう映画は。
破綻しているわけでもないので、それなりに楽しめるとは思いますが。

【チェ・イノ】
チュ・ジンモ
(주진모)
【ミジュ】
パク・シヨン
(박시연)
【ユ会長】
チュ・ヒョン
(주현)
【チグォン】
キム・ミンジュン
(김민준)
【ノルブ】
イム・ヒョンソン
(임현성)

主演はチュ・ジンモとパク・シヨン。
実は主役のチェ・イノは他の俳優に内定しておりました。
カク・キョンテク監督が、親しいチャン・ドンゴンに脚本のモニタリングを依頼し、
チャン・ドンゴンの家に遊びにきたチュ・ジンモが脚本を目にして
「これ俺がやれなきゃ死ぬかも!」
と、マネージャーにすぐさま電話し、横取りした 獲得したそうです。

正直、これは他の人に演じて欲しかったですねぇ.....
予告編見た時は、あの強烈な釜山訛りといい、チュ・ジンモがんばってるなぁーと思いましたが、
やっぱり演技力不足ですし、カリスマがない。
脚本だけでも陳腐なのに、主役にパワーがなくて、少しも映画に引き込まれない。
これに合わせて、パク・シヨンは美しいけれど、チュ・ジンモとまったく同様。
主演の二人にもっと存在感が欲しかった!
役者って大事だなぁと、つくづく感じさせられました。
役者だけよくてもダメですけどね。

それに比べて、悪役デビューのキム・ミンジュン。
すげー すげー すげー



これが↑彼だと思えますか?
なんか気になるなー
キム・ミンジュンに似てるなー
と思ったら、ご本人。
しかも、友情出演だそうで..... なのに、こんなに存在感放っちゃって、まぁー(笑)
ちょっとキム・ミンジュンに惚れちゃいそうよ。




<美しき日々>、<天国の階段>などで御馴染みのイ・フィヒャンは特別出演。
パク・シヨンの母役。




↑この子、わかりますか?
<悲しき恋歌>で、ヘイン(キム・ヒソン)の子役を演じたチェ・ジウン。
あの頃も「なんで、この子が?」と首をかしげるくらいブサイクで、
大きくなっても相変わらず謎。
キム・ヒソン、パク・シヨンの子役なら、ぜーったい他の子でしょう。
誰かの娘?
それとも、韓国では<美人>なんでしょうかね、この顔が。


では、ストーリーを。



もしかして、5000ウォン以下のも のありませんか?

釜山の小学校に転校することになったチェ・イノ。
釜山へ引っ越してきたその日。トラックの中から一人の少女をみかける。
少女の名は、ミジュ。
ミジュのクラスに転校したイノは、ミジュに悪戯するノルブを睨みつけ、
そのことにより、ノルブから呼び出されケンカになる。
ノルブたちを軽くやっつけたイノにミジュは声をかける。
「チェ・イノでしょう?私の誕生日パーティーに招待するわ。
あなた一人だけよ。私のためにケンカしてくれたから」
ミジュからの思いがけない誘いに舞い上がるイノ。
イノは家にあったアメリカ製のナイフをノルブに売りつけ、
その金でミジュのプレゼントにと、髪飾りを買う。
しかしミジュの家を訪ねると、そこは修羅場と化していた。
輸入行を営むミジュの父の会社が倒産し、債権者が押しかけてきていたのだ。
その様子を遠くから眺めるだけで、何もしてやることのできないイノ。
散乱した荷物の中から、ミジュの描いた水彩画を拾って帰るイノ。
ミジュは、そのまま転校してしまう。


ホラ、吸いな。サンウの母はイノにタバコを勧める  


時が流れ─
イノは17歳。貧しい母のために、特待生で大学に行くために柔道に燃えているイノ。
そんな時、学校の問題児サンウとケンカになってしまう。
キレると見境のないサンウは、割れたビンをイノの胸へと突き刺してしまう。
大量の血が流れ、手術することに。
「うち、金ないんだ」
その時サンウが漏らしたのは、その一言だった。

初恋のミジュに偶然再会。しかも、サ ンウの妹だという

一度家に遊びに来いとサンウに誘われ、サンウの家へ向かうイノ。
そこで再会したのは、初恋のミジュだった。
驚きで声も出ないミジュ。
ミジュがサンウの妹だと知り、イノは驚く。


俺がお前を守ってもいいか?天涯孤独になったミジュに告げる

ギャンブルに狂い借金だらけの母。
シンナーにハマる兄。
そんな二人との生活に苦労するミジュ。
ある日サンウは、母を道連れに焼身心中を図ってしまう。
一人残されたミジュ。
「俺がお前を守ってもいいか?」
イノはミジュに尋ねる。
「いいわ、私もあんたを守る」
二人は指きりをする。

あの日の約束通りミジュを守り刑務所 に送られたイノ

そんな時、ミジュが釜山で名高いヤクザ、チグォンに拉致されてしまう。
母が残した借金の形に取られたのだ。
「俺と100回やったら許してやる」
そう言って、ミジュを無理矢理押し倒すイノ。
それを知ったイノはミジュを助けようと、大芝居を打ってチグォンを呼び出す。
「あいつの男がカックン(イノのニックネーム)って言うらしい。
会ったら伝えろ。1発やったとな」
チグォンのその言葉に逆上したイノは、チグォンの首に刃物を突き刺してしまう。
監獄に送られたイノ。
イノの母はミジュに、イノと二度と会わないよう約束させる。


ミジュは恩師ユ会長の愛人となっていた。叶わぬ縁... 

出所したイノ。
しかし、ミジュは音信不通になり姿を消した。
イノはチャガルチ市場で働き始める。
そこで機転を利かせ、ユ会長を助けたイノは、ユ会長に見初められる。
「男の力とは金だ。お前は私に若さを使え。私はお前に力を与える」
そう言って、ユ会長はイノを自分の下で育て始める。
ユ会長の信頼厚い部下と成長したイノ。
そんなある日、驚きの出来事が。
行方のわからなかったミジュが現れた。しかも、ユ会長の愛人として。

止められぬ想い。会いたかった、愛し てる.....

イノはこの運命を受け入れるしかなかった。
ユ会長の部下として、ミジュの世話を始めるイノ。
ミジュも他人として接する。
ミジュのために用意したマンションにミジュを連れて行くイノ。
「この絵みたいな内装にするように指示したけど、やりすぎたかな?」
イノの手にした絵を見て驚くミジュ。
それは、自分が小学生の頃に描いた絵だったからだ。
ミジュの目から、とめどなく涙が溢れる。
イノも、自分の想いを抑えられなくなる。
抱き合い、キスをする二人。
その日から、二人はユ会長の目を盗んで逢瀬を重ねた。
しかし、そんな幸せはいつまでも続かない。
二人の関係は、ユ会長の知るところとなった。
二人は遠い国で二人で暮らそうと、逃亡を計画する。
しかし、それは既に遅かった。
「消せ」
ユ会長は、イノの始末を命じていた。


↓ 結末ネタバレ。ご注意を↓

チグォンとの因縁の対決。思いもよらぬ結末が待っていた 

ミジュとの約束の場所に向かおうとするイノ。
しかしそこには、因縁の相手チグォンが待ち構えていた。
チグォンに捕まってしまったイノは、地下に監禁されてしまう。
イノの危機を知ったミジュは、ユ会長に直談判する。
イノとの過去。自分のために犠牲にまでなってくれた人。
「私が未練と欲を捨て切れませんでした」
ミジュの涙ながらの訴えに、ユ会長もイノへの怒りを解く。
しかし、イノに恨みを抱くチグォンは、イノは既に始末してしまったとユ会長に伝えてしまう。
長年の恨みを晴らそうとするチグォン。
しかし、逆にイノにやられてしまう。

イノが死んだ..... あなたのい ない世界に生きる意味はない

チグォンの元から逃げ出したイノを待っていたのは、ミジュが死んだという知らせだった。
イノが死んだことを知らされたミジュは絶望し、
イノが幼い頃、ミジュのために買った誕生日プレゼントを髪に飾り海へ身を投げたのだった。

「女は瞬間のものだ」とユ会長。「私は違います」とイノは告げる

「女は瞬間だ。行くな、イノ」
ユ会長はイノを引き止めるが、イノは出て行く。
「いいえ、私は違います」
女は瞬間でなく、一生のものであり、何よりも大切なものであったイノ。
イノはミジュの後を追い、海へ身を投げる。







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