達磨よ、ソウルに行こう Let's play Dharma Hi, Dharma2 |
原題:達磨よ、ソウル行こう 달마야,서울가자(タルマヤ,ソウルガジャ) <2004> |
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監督 | ユク・サンヒョ(陸相孝) | <2002>アイアン・パーム、< 2004>達 磨よ、ソウルに行こう |
出演 |
シン・ヒョン ジュン(申鉉濬) |
出演作品一覧 |
チョン・ジ ニョン(鄭進永) |
出演作品一覧 | |
イ・ウォンジョン | <1999>NOWHERE
情け容赦
なし、<1999>ア
タック・ザ・ガス・ステーション!、 <1999>反
則王、 <2001>風林髙、<2001>達 磨よ、遊ぼう、<2002>おもしろい映画、<2002>ライターをつけろ、 <2002>ベイビィ・パニック 僕らの育児奮闘記、 <2003>天国からの手紙、 <2003>ザ・ブライド 花嫁はギャング ス ター2、<2003>オー! ブラザーズ、 <2004>達磨よ、ソウルに行こう、 <2004>ラブリー・ライバル、 <2005>チャーミング・ガール、 <2005>ハノイの花嫁、<2006>救世主(特別出演)<2006>多 細胞少女、 <2006>カンナさん大成功です!、 <2007>ハーブ、 <2007>里長と郡守、 <2007>飛べ、ホ・ドング、<2008>ダメダメ宗婦伝(ナルラリ宗婦伝)、 <2008>マリン・ ボーイ、 <2008>1724 妓房狼藉事件 、<2009>チョン・スンピル失踪事件、 <2009>ハヌルとパダ(特別出演) |
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イ・ムンシク | 出演作品一覧 | |
ヤン・ジヌ | <2003>
黄山平野、<2004>達磨よ、ソウルに行こう、
<2007>青い自転車、 <2007>同い年の家庭教師2、<2007>セブンデイズ、<2011>ラブコール |
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ユ・ヘジン | 出演作品一覧 |
【レビュー&ネタバレ】 |
大ヒットした達
磨よ、遊ぼう!の続編よ。 監督が前作と違うことに驚いたわ。こんなこともあるのね。 前作は、<僧侶vs極道>の対決に、ストーリーがおまけでついたような映画だったけれど、 今回は映画らしい映画になっているわ。 笑いも、今回はmocaのツボで嬉しい限り。 心温まるエピソードも、前回に負けないわ。 出演陣は、銀河寺(ウナ寺)の僧侶はリュ・スンスが抜けただけ。 それに変わって、無心寺の僧侶としてヤン・ジヌが加わるわ。 なぜヤン・ジヌ?と思ったけど、イケメン僧侶だからなのね(笑) 対して極道。いや、今回は極道から足を洗いたい元極道の地上げ屋のシン・ヒョンジュンね。 その部下が元極道のユ・ヘジンら。 ユ・ヘジンはおなじみだけれども、後の二人は・・・見たその場から顔を忘れちゃうくらい存在感がないお方で・・・ パク・シニャンは、最初の方にカメオ出演しておりますわ。 これは前作で、山を降りたらビジネスを始めるんだ・・・と、チョンミョンに言っていたからですわね? そのビジネスというのは、屋台(笑) しかも、屋台の名前に<ビジネシ>と・・・それも、特許申請中だそうな・・・(笑) お金に困ったチョンミョンがジェギュを訪ねるのだけれど、 帰り際ジェギュがチョンミョンに黒いビニール袋(韓国ではおなじみね)を渡すのね。 「今はこれしかないんだ」って・・・ 韓国の友情って・・・泣かせるわ・・・ 前作は、寺に居座るためだけの対決で、カタルシスを感じれなかったけど、 今回は「寺の再興」という目的が最初から明らかにされていたので、最後まで楽しかったわ。 今回は、イ・ムンシク演じるテボンが<無言の業>の修行の最中で、これが最高なのよー 公共の敵でも、めちゃめちゃ可愛 かったけ ど、今回も涙が出るほど可愛くて、笑った わー イ・ムンシク大好き。 ソウルに向かったチョンミョン、ヒョンガク、テボン。 ソウルに行くチョンミョンについて行きたくて、チョンミョンを待ち構えているテボンがラブリー ソウルに着いて、携帯電話を珍しがるテボン。 ヘッドホンをして音楽を聴いていることを珍しがるヒョンガク。 丸坊主を赤ちゃんに撫でられるチョンミョン。 もう、みんな可愛いのー バスに乗っても、みんながお知りのポケットやリュックに入れたバスカードを「ピっ」って、 センサーに当てるのを見て、 お尻をセンサーに当てるのだと勘違いして真似する三人も可愛いのー バスの運転手さんに「運賃払ってください」と、窘められるのよ(笑) いろんなものが物珍しいテボンがとにかく可愛いの 亡くなった前職のノス高僧の届け物とは、缶の中に入ったバラバラの数珠玉。 それを見た老菩薩様は、「あいつも少しは賢くなったわね」と、笑うの。 ノス高僧が無心寺を出て行く時に、老菩薩様がノス高僧に出題した謎解きの答えだと。 数珠玉にも、缶にも触れず、数珠玉を缶に入れるのだという。 チョンミョンはまったくわからない。 これが、ラストシーンへの伏線になっているのだけれど、心温まる感動のラストになるわ。 小坊主ちゃん(ガルチ@ごめん、愛してる)が可愛いわ。 今回の対決は、賽銭箱を取り返すため繰り広げられるのだけれど、 カラオケ(の点数)対決や、フラフープ対決、飲み比べよ。 シン・ヒョンジュンが、東方神起の風船を歌って驚いたわー ヒョンガクは、韓国ドラマ<初恋>で、チャヌ아빠のキム・インムン씨が好きでよく歌っていた 「불효자는 웁니다 (不孝者は泣きます)」を歌って、ちょっと嬉しかったり。 飲み比べでは、韓国ならではの飲み方。 「爆弾酒(ポクタンジュ)」といって、ビールを注いだグラスを並べ、 そのグラスの間にウィスキーを注いだショットグラスを乗せて、 ドミノ倒しのようにショットグラスが次々とグラスに落ちて行く・・・ mocaはこれが大好きで、観てるだけで幸せ。(飲めないし) 結局、対決で勝ったのに有耶無耶にされて、賽銭箱を盗みに・・・ この時のテボンがまた可愛いし、屋上から落ちていくシーンには笑ったわー この映画には似つかわしくないヤン・ジヌのキス・シーンがあったり・・・ ヤン・ジヌは確かに美形だけど、今回なぜこんなに影が薄かったのかしら? 相手の女子社員のミソンは、ウォンビンと深田恭子ちゃんの「フレンズ」で、 イ・ドンゴンの妹だったのには驚いたわ。 <1%の奇跡>にも出ているらしいけど、随分変わったのね。 では、結末までネタバレします わよー あらすじにもある通り、シン・ヒョンジュン演じるボムシクの<大陸開発>の会長が行方不明に・・・ 客から集めたドリーム・シティの分譲権の大金を持ってトンズラしたのね。 会社の中は客たちに荒らされ、賽銭箱も行方不明に。 ボムシクたちは、会社に押しかけてきた客たちから逃げるために屋上へ立てこもる。 ここで生まれる淡い友情がいいのよー テボンの体に張り付いているガムテープを、同じ海兵隊出身のサングン(イ・ヒョンチョル)が取ってあげたり、 ボンシクとチョンミョンの間にも、心の触れ合いを感じて・・・これで和解?と思ったのにー ロトで300億が当たったことを知って・・・ チョンミョンはそのお金でボンシクを助けてあげるのかなぁ・・・というラストを期待したら、 ボンシクたちはチョンミョンたちを屋上に閉じ込めて賽銭箱を探しに無心寺に向かうという・・・ 賽銭箱は寺にもなく、そこへミソンが賽銭箱を持って現れる。 ミソンはヤン・ジヌにキスして、去っていく。 ヤン・ジヌが賽銭箱を必死に取り戻そうとしていることを知って、ヤン・ジヌのために持ってきたのよね。 ホントはヤン・ジヌが好きだったのね・・・300億と知ったらどうかはわからないけど。 余談だけれど、韓国の寺の天井って皆あーなの? 赤と黄色の雪洞が美しくて・・・実際に観てみたいわ。 賽銭箱の中に300億のロトの当選券が入っていることが客たちにもバレて・・・ なんであんな大声で、バカ騒ぎするのかしら・・・ バレて当然。 もっとこっそりと当選券を手に入れて、無心寺を取り戻して欲しかったのにー 一気にテンションが下がったわ・・・ 当選券を巡って、僧侶、ボムシクたち、客たちが取り合いになる。 醜い争いを嘆き悲しんだチョンミョンは、当選券を粉々に破ってしまう。 粉々になった当選券のかけらをそれぞれ持って、悲しむ人々。 そこへ、小坊主が「僕がそのパズルを完成させてあげるよ」と、 いつかの缶の中に、当選券の切れ端を集めていく。 当選券は元の一枚に戻った。 「ビルを建てなさい」と、ボムシクに言うチョンミョン。 「寺を守るんでしょう?」と、ボムシク。 今度は、「ビルを建てるのがあなたの運命だ」「仏様の許しがない」と、譲らない。 そして、1年後。クリスマスの頃・・・ 小坊主の欲しがっていたインラインスケートを手に、ボムシクが寺にやってくる。 マ課長ら大陸開発の人間も、ドリーム・シティの購入者たちも、 皆がインラインスケートを手に次々と寺にやってくる。 笑顔の人々、降ってくる雪・・・ 寺の全観が映し出され、どんどんカメラが引いていくと・・・ 無心寺は、建てられたドリーム・シティの屋上に立てられていた。 すっごくステキなラストだったわー 屋上の上にお寺とは・・・考えもしなかったわ。 バカ騒ぎして、ロトの当選をバラしちゃったのも、こんなステキなラストにするためだったのねー あら?こんな小さなお寺だったかしら?とか・・・ チョンミョンたちとヤン・ジヌが一緒に修行してるのだけれど、そこはどこのお寺? あの雪の中のお寺は・・・ウナ寺?ウナ寺に移っちゃったの? テボンに小坊主ちゃんから「아 빠」って電話がかかってくるのはなぜ? 気なることがたくさんよー 最後に、老菩薩様の謎解きの答えが明らかになりましたわね・・・ たくさんのインラインスケートが集まってくる・・・ 数珠玉も、こうして相手を思いやる心で、その相手から集まってきたのでしょうね。 |
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