少年は泣かない  Once Upon a Time in Seoul  
 少年は泣かない 소년은 울지 않는다(ソニョヌン ウルチ アンヌンダ) <2008>

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1953年のソウル。戦争で両親兄弟を失い、毎日毎日、食事と寝る場所を解決 しなければならない少年たちが集まった収容所。

喧嘩が強く多血質だが、義理深いジョンドゥ(イ・ワン)と、同じ年頃の子に比べ、計算が速く明晰なテホ(ソン・チャンウィ)は、そこで友人になり、二人で 力を合わせて米軍密輸品 を盗み出し、地獄のような収容所を脱出する。

少年たちを守ってくれる法も道徳もなく、目がくらむように混乱した世の中で自ら生き残るため、テホは市場の最大組織マンギ派を訪ね、露店を勝ち取り、 ジョンドゥと一緒に商売を始める。

露店で自分たちが盗んだ物を混ぜて売り、金を貯める二人の少年。テホは、無条件にたくさん持つ者が生き残るという世の中の道理を悟り、ジョンドゥは、マン ギ組織の最高拳として自分たちを守ってくれるミョンス(アン・ギルガン)を見て、生き残るために誰よりも強い者になる決心をする。

深刻な物価上昇で、金の価値がますます下がる市場状況を明晰に感知したテホは、相場を調べて高い米を集め、価格が高騰するまで待ち売りに出す「米商売」を 決心し、ジョンドゥと一緒にマンギ派に隠れて市場通りの孤児少年たちを呼び集める。

行く所がなくさまよった孤児少年たちは、快く彼らの計画に参加し、米を集める過程で一緒に生活するようになった彼らは、互いに助け合いながら一つの家族 になる。

【予告編】

監督 ペ・ヒョンジュン <2008>少 年は泣かない

出演

イ・ワン

<2007>ベロニカは死ぬことにした(日本映 画)、<2008>少 年は泣かない

ソン・チャンウィ

<2002>緊急措置19号、<2005>僕の、世界の中心は、君だ。、
<2007>パッチギ!LOVE & PEACE(日本映画)、<2008>少 年は泣かない

パク・クリナ

<2004>霊-リョン-、<2004>僕らのバ レエ教室、<2004>20のアイデンティティ-Sutda-
<2005>恋愛の目的、<2008>バカ、<2008>少 年は泣かない

イ・ギヨン

出演作品一覧
アン・ギルガン 出 演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
2008年11月韓国公開。観客動員数は、約10万人。
映画好きの韓国人でも、お金を出してまで観たくない映画ということだ。
しかし、韓国では大コケでも、日本で公開される映画も多いことも事実よね。
この映画も、現在 韓流シネマフェスティバル2009~約束~にて公開中。
【約束】というテーマに合った作品だからでしょうか。

また、2010年2月5日にDVDも発売決定。

原作は、日本の小説家、北方謙三の「傷痕」
最近、日本原作の韓国映画が多いですね。

北方謙三は、ハードボイルド小説の巨匠のような存在らしいですね。
原作は、北方謙三のシリーズものの小説の主人公の過去を描いた作品だそうで、
この映画も、「少年版ハードボイルド」とまではいかなくとも、
少年らや、それを取り囲む大人(アン・ギルガン演じるミョンス)などに、
ハードボイルドの主人公のような、多血でありながらも、義理堅く、男気のある姿が見られます。
主人公ジョンドゥに至っては、まだ、16、17歳の少年でありながら、
義理人情に溢れ、男気のある役どころ。

韓国映画なので、舞台はソウルになっておりますが、
原作は日本なので、戦後の日本もこうだったのだろうなぁ....と、感じることができます。
戦争の悲しさ、そして現在の幸せを感じることができると思います。

泣くまではいかなくとも、心に染みる映画です。
地味だけれども、人間として大切なものが詰まった映画です。
ちょっとクサくて、ベタで、しらじらしいんですけどね。

未熟な映画ではありますし、良い映画はたくさんありますので
特にススメることも致しませんが、
昔のことを知る、ということでは、観て損はない映画だと思います。
こんな時代でも、現代よりもずっと人間らしく生きている彼らの姿を見て、
何らかの感銘を受けることができたらよいと思います。
決して、面白い映画ではありません。
少年らが、家族となっていく過程がうまく描けていないことが残念ですが、
ラストでは、心温まること間違いないと思います。
家族の誕生ほどではありません が、他人が家族となっていく温かさが、心に染みます。
人間関係が希薄な東京で暮らしていると、こういった映画は心が救われます。

今回は、イ・ワンの初出演で、初主演映画。(日本映画は除く)
姉のキム・テヒも全面的に弟に協力し、映画の宣伝にあらゆる協力を惜しみませんでした。
映画のオファーを受けた時、イ・ワンは姉にシナリオを読んでもらったそうですが、
「良い映画だから、一生懸命頑張りなさい」と言われたそうで.....
いくら姉でも、演技力不足の女優がそう言ってもねぇ.... その前に、自分が頑張れ!
弟の方がずっと実力ありますよ、わかってる?

【ジョンドゥ】
戦争孤児
イ・ワン
【テホ】
戦争孤児
ソン・チャンウィ
【スンナム】
スリ集団の女リーダー
パク・クリナ
【トチョル】
マンギ派ボス
イ・ギヨン
【ミョンス】
マンギ派最高拳
アン・ギルガン
【ソンジェ】
マンギ派組員
チョン・ギョンホ
【トクペ】
孤児スリ集団
パク・ヨンソ
【ギドン】
孤児
カン・イソク
【チェグク】
孤児スリ集団
チャ・スンヨル
【サングク】
孤児スリ集団 チェグク弟
ハン・ソンジン
【ヨンナム】
孤児スリ集団
チュ・ミンス
【ウシク】
孤児スリ集団
オム・ミニョク

多血質で、義理人情溢れるジョンドゥ役には、イ・ワンはピッタリ。
そして、冷静沈着で頭脳明晰、頼りがいのあるテホ役に、ソン・チャンウィはピッタリ。
二人とも17歳という役どころなので、年相応に見えるか苦心したそうです。
ソン・チャンウィは、ウェディングでのリュ・シウォンの部下、
シンデレラマンのクォン・サンウの兄といった、品行方正なキャラクターも演じられ、
10回目の雨が降る日のMD役のよう な、軽薄でキザな女ったらしの役までこなせます。

パク・クリナは、魔王の女刑事役を演じた時には若干22歳。
無理がありすぎました!
バカのような「女役/笑;」も演じられますが、男 よりも男気のある今回の役の方がピッタリですね。

イ・ギヨンは、ヤクザ役は難なく演じる演技派。でも、新鮮さがまったくなし。
対して、アン・ギルガンはいつもかっこエエー
「ハードボイルド」を地で行くような役どころ。それがまた、自然なんだなー
何を演じても大好き!アン・ギルガン。

甘く、殺伐とした恋人のチョン・ ギョンホ。

魔王で印象深いパク・ヨンソ。
最近よく見かけます。連続してみかけたので記憶に残りまくり。
カン・チョルジュン 公共の敵1-1の コマ役、キム氏漂流記の出前持ち、過速スキャンダルのAD....
その他にも、ちょいちょい見かけました。
チョイ役ばかりですが、個性があって面白い!これから活躍しそうですね。

カン・イソクは、ミスグのユン、スターの恋人のチョルス、カインとアベルのジョンイン、
映画では、俺たちの街のヒョイ、仮面のギョンユン... と、様々な子役を演じております。
このギドン役。可愛くて、愛らしくて、純粋で、せつなくて....
もう、抱きしめたくなるくらいに可愛い!
こんな子が欲しいー
この映画一のバイ・ブレイヤー!
mocaは、ギドンを見ているだけで大満足でっす!

そして、個性的な顔立ちなら、この人は負けてません!
放課後の屋上での印象深さ!忘 れられん!チョイ役なのにー
放課後の屋上の予告編で見られ ます。

そして、パリの恋人のギジュの子役、チュ・ミンス。


マンギ派社長マンギ役には、特別出演のソン・ヨンチャン


ストーリーはあらすじのまんまです。
ココに、いろんなエピソードを交えながら、皆の心が一つになっていく物語。

ジョンドゥは少年収容所で、社長の信頼厚いテホに目をつけ、
社長が米軍から洋酒や煙草を密輸していることを察知し、テホにそれを盗み出す計画を持ちかける。
しかし欲張ったために社長にみつかり、ジョンドゥは捕まってリンチを受ける。
テホは一人逃げ出し、マンギ市場を仕切る暴力団組織マンギ派を訪ね、
米軍から密輸し、市場で不正に売りさばいていることを密告、
マンギ派を後ろ盾にジョンドゥ救出に乗り込む。
無事救出されたジョンドゥ。
そしてテホは、闇商会の奴らの拳銃をこっそりと盗む。

今回の闇商会を密告した褒美に、トチョルは二人に煙草を与える。
しかしテホは、煙草の代わりに市場の露店で働かせて欲しいと願い出る。
トチョルは「まだ子供に任せて盗まれたらどうする」と断るが、
ミョンスは、「どうせ盗んだものだ、盗られてもどうってことないだろう」と、テホらに助け舟を出す。

こうして、テホとジョンドゥは露店で働くことに。
商品に、自分らがくすねた洋酒や煙草を混ぜて売り、儲ける作戦だった。
商売は順調だったが、ある日テホは気づく。
どんどん紙幣の価値が下がり、物が高騰しているのだ。
紙幣を持つよりも、品物を持つ方が得策であり、紙幣を持っているとどんどん損してしまう。
そこでテホは、「米商売」を考え付いた。
小麦粉は配給で手に入るが、米は手に入らない。しかも数年凶作続き。
いづれ、米を求めて大騒動になることは目に見えている。
その上、テホの知り合いが、米を持ってくれば闇市より高く買ってくれるという。
テホは以前、売上金を狙って襲撃された少年スリ集団に目をつける。
テホらを狙ったせいで、マンギ派の怒りを買い、集団の隊長をジョンドゥに殺された少年らだ。
テホは少年らのリーダー格であるスンナムに、うまく話を持ち込む。
「これ以上悪くなることはないだろう」
と、スンナムはテホの提案を受け入れ、仲間たちもスンナムに同意する。

そんな時、母親を失った孤児ギドンに出会う。
共同生活を始めたテホらは、幼いギドンを哀れんで、共に生活することに。
少年らが米を集めに回る昼間は、スンナムがギドンの面倒を看ながら、米を守ることに。

そして、ジョンドゥとテホは、スンナムに惹かれ始めていた。
テホは少年のような格好をしているスンナムに、ブラウスとスカートをプレゼントした。
ぶっきらぼうなジョンドゥも、こっそり手鏡をプレゼントした。
しかしスンナムの心は、テホに傾いていた。
それを知り、複雑なジョンドゥ。

しかしある日、事件が起きる。
ドクペがこっそり金を盗んでいたのだ。
ジョンドゥはドクペを殴りつけようとするが、ドクペは言い訳する。
もしやと思い家に寄ってみたら、非難していた家族が戻っていた。
母は肺病で寝込んでいて、弟や妹は飢えて痩せこけていた、と。
それを聞いたギドンが、ドクペを庇う。
「ママのためにやったんだよ。許してあげて」
と、ワンワン泣くギドン。
さすがのジョンドゥも、殴りつけることができない。
仲間から追い出されるドクペ。
しかしドクペの後をつけていたジョンドゥは、黙ってドクペに米を分け与えて去って行く。

テホはスンナムと川のほとりで夢を話していた。
「この世は、持っている者が勝つ」と、悟ったテホ。
金を貯めて、マンギ市場よりもっと大きい市場を作ってやると。
「その時は誰も俺たちをバカにできない。いいや、媚びるはずだ」
テホの言葉に、スンナムも酔いしれる。
「聞いてるだけで、気分がいい」
スンナムはテホにキスし、裸になる。
それをこっそり見ていたジョンドゥは、心が痛む。

傷ついた心を癒すため、酒場を訪れたジョンドゥは、ミョンスと出会う。
「どうすれば、おじさんのように強くなれるの?」
ジョンドゥは尋ねる。
ジョンドゥは、この世で勝つものは「拳の強い者」だと考えていた。
しかしミョンスはジョンドゥの言葉を笑い飛ばす。
ミョンスはライターの火をつけ、真剣に語りだす。
「どんなに風が吹いても、消えそうになりながら、絶対に消えない。これが本当の強さ」だと。
「俺はお前が言うように、強いからこんな生活をしているわけじゃない。
ただ、こんな世の中で、無理に持ちこたえているんだ」と。
それでも納得しないジョンドゥに、ミョンスは言い放つ。
「初めから狂っているこんな世の中に、そんな奴がいると思うか?とんでもない」と。
「結局は、強者に弱者。卑劣な奴.... 皆、同じように死ぬ運命を持っている。
だから、この世は狂ってる。わかったか!」
と、ミョンスは去って行く。
「あんたも知らないんだろう?知らないから言ってるんだろう!」
ジョンドゥはミョンスの背中に向かって怒鳴りつける。

その頃、市場の様子がおかしくなっていた。トチョルの目がギラギラしてるとテホは言う。
この商売も、潮時かもしれないと。
密輸品はほとんど売りさばいたし、米も順調に集まったし、もうすぐだ。
「終わったら、その後はどうするんだ?」
ジョンドゥは不機嫌そうに尋ねる。
「約束通り、皆に金を配当してやる」
と、テホは答える。その言葉に、ジョンドゥは逆上する。
「必死で集めた仲間なのに、終わったら追い出すのか!お前の目には金しか映らないのか!」
ジョンドゥの言葉に、テホも納得がいかない。
「よく聞け。俺たちは誰かを養う立場ではない。自分の生きる道は、自分で何とかするもんだ」
テホは声を荒立てる。
「スンナムも..... お前と行くのか... ?」
ジョンドゥは、ぼそりとつぶやく。

しかし、その頃スンナムに大変なことが起きていた。
トクペが、またもや裏切ったのだ!
そもそも、最初から嘘だ。
トクペは新たな仲間らと、テホらの米を盗みに入り、米がないことを知ると、
スンナムを強姦したのだ。
帰宅したテホらは、血だらけでボロボロになったスンナムを見て驚愕する。
しかしスンナムはそんなことにはこだわらない。
「お米はどこにあるの!米は私が守るはずだったはず!」
スンナムは怒鳴りつける。
テホはドクペの一件から、米が盗まれぬよう隣家に移動させたと.....
スンナムは悔しくてたまらない。
自分はただのお荷物でしかないと。

テホやジョンドゥらは、もうドクペを許せなかった。
しかしドクペは、自分を許し、米を分け与えてくれたジョンドゥらに恩義を感じていたのだ。
そのため、仲間には、ジョンドゥらは米を持っていないと嘘をつき、
盗みに入るのを止めようとしたが、止めることはできなかった。
テホが機転を利かして米を隠していたため、米を盗まずにすんでホっとしていたドクペ。
しかし、スンナムが強姦されてしまうことは予想外であり、胸が痛んでいた。
だが、そんなドクペの気持ちを、ジョンドゥやテホらが知るわけもない。
ジョンドゥらは、ドクペらの仲間が集まる川辺に襲撃をかけた。
しかしそこでテホは、ナイフを持って向かってきたドクペと揉みあううちにドクペを刺殺してしまう。
人を殺したショックで呆然とするテホ。
ただただ、泣き叫ぶしかないテホをみつめるジョンドゥ。

昨夜の襲撃のせいで、ジョンドゥらが米を集め、密輸品を売りさばいたことがトチョルらに知れてしまった。
しかも、自分らをいつも庇ってくれたミョンスは、トチョルに殺されてしまった。
ジョンドゥらは何とか逃げ出す。
そして隠れ家を移し、米を売ることを決意する。
「あいつらに金を渡せば、どこかに行けるとでも?」
ジョンドゥはテホに尋ねる。
「俺たちと一緒に居る方が危険だ。トチョルが目を光らせている」
テホはもっともらしいことを言う。
「それでも、俺はあいつらを見送れない」
ジョンドゥは、幼い少年を突き放すことがどうしてもできない。

米を売ることが決まり、ウシクが皆に尋ねた。
「俺たち、離れ離れになるの?」
ウシクのその言葉に、みなが不安になった。
ジョンドゥは笑って答える。
「バカだな、そんなわけないだろう」
そうして、ジョンドゥは夕食を盛り上げ、楽しい時間を過ごす。

テホらは、皆を引き連れて米を売りに出した。
大人でも簡単には手に入れられないような大金を手にし、浮かれる彼ら。
しかし、ほんの隙にギドンが行方不明になってしまった。
トチョルらに連れ去られたのだ。
ジョンドゥは全ての金と引き換えに、ギドンを取り戻すと言い放つ。
しかしテホは反対する。
「今までの苦労は?これからの俺たちの生活は?ギドンは元々仲間じゃない!」
テホのもっともな言葉も、皆の心には届かなかった。
みな、自力でギドンを取り戻すと、テホを置いて出て行った。
スンナムも、「あんたの夢が叶うよう頑張りな」と言い捨てて。

ジョンドゥらは、痛めつけられ吊るし上げられているギドンを発見した。
ギドンは行き絶え絶えに言う。
「僕、兄ちゃんらの居場所を言いそうになったけど、言わなかったよ」
ギドンの言葉に、みなは心が痛む。
そしてそこへトチョルらが現れる。金を渡せと。
しかしここには金はない。
ジョンドゥは、トチョルとの戦いに挑むが、明らかに不利だった。
トチョルにどんどん痛めつけられるジョンドゥ。
絶体絶命.... その時、銃声が鳴り響く。
テホだ。
テホは「これで全部だ」と、銃を構えたまま、金をトチョルに渡す。
トチョルはテホの明晰な頭脳を買っていた。
「もう一度、俺の下で働かないか?」
トチョルは提案する。
「笑わせるな!」
テホが隙を見せた瞬間、トチョルはテホに銃弾を浴びせる。
そしてテホを助けようとしたジョンドゥを、スコップで痛めつけようとした瞬間、
銃弾に倒れたテホが、トチョルを銃で撃ち抜いた。
トチョルも消えた。
手下のソンジェは、皆に言い放つ。
「もういい加減やめよう」
その言葉で、テホは銃を握っていたスンナムの手を下ろさせる。
ソンジェは金の入ったカバンを拾うと言い放つ。
「お前ら、二度と市場に近寄るな。二度とな!」
そして、去って行く。
テホらは全てを失った。
ジョンドゥは泣きながらテホに言い放つ。
「このバカ野郎。なんで来たんだよ!」
テホは消え入りそうな声で答える。
「俺が来なけりゃ、お前らが死んでいた」
そして、テホは涙を流す。
テホはスンナムをみつめると、そのまま息を引きとった。
ジョンドゥらは、泣きながらテホにすがりつく。

時が流れ─

ジョンドゥは荷物をカバンに詰め、発とうとしている。
市場の通りをすり抜けていくジョンドゥ。
どんどんジョンドゥの姿が小さくなる....

そして、通りの真ん中で、仲間らと再会する。
ジョンドゥはギドンを抱き上げ、少年らと肩を抱きながら歩き出す。

END

よかったー
仲間はバラバラになって、ジョンドゥが一人で旅立つのかと思っちゃったよー
仲間と通りの真ん中で再会だなんて、あまりにも遠くて、最初は気づかんかった!
気づかなかったら、泣きながら観終えるトコだったわよ!
ギドンも、テホも、泣かせるわよねー
ジョンドゥも、他人に対してあんなに親身に思う義理深さと男気。
なんか、情の湧く映画でした。





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