僕らのバレエ教室  Flying Boys 
 原題:バレエ教習所 발레 교습소(パルレ キョスプソ) <2004>

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僕らのバレエ教室

癌闘病中だった母が亡くなって1年。平凡で慎ましい高校3年受験生ミンジェ(ユ ン・ゲサン)。ダンス が上手なチャンソプ(オン・ジュワン)。分別がないけれどムードメーカーのドンワン(イ・ジュンギ)の三銃士は、共に大学修学能力試験を受けた後、これと いった目標も指向 もなく、冬休みの自由を満喫していた。

ミンジェにとっては、片思いをするスジン(キム・ミンジョン)に会うことだけが人生の喜びであるが、まだ告白する勇 気がない。そんなある 日、ミンジェは偶然ひき逃げを目撃したせいで、区民会館のバレエ講師ヤン・ジョンスク(ト・ジウォン)にある誤解を受けてしまう。

一方、自意識が強くて直 接的なスジンは、家でも学校でもしっかり者とされ、模範的な高校3年生。心配をかけないせいで無関心な家族から疎外感を感 じ、独立的な人生のために効果的な人生設計をし、最後の高校3年生活を送っている。就職率が良くて家から最も遠いという理由で、チェジュ(済州)獣医学 科を志望するスジンは、腕白小僧のような彼女の性格を変えてみようという母の差し金でバレエ教室に入会し、ミンジェと出会うことになる。

その冬の区立バレ エ教室には、バレエ講師ヤン・ジョンスクを中心に、脅迫に屈服したミンジェ、チャンソプ、ドンワンの三銃士と、女性性の強化を強要され たスジン、スンオン、ヤクルトおばさんヒャンジャ、バレエの素質があふれるジョンソク、区立文化講座を習得したドイルなど、様々な人々が集まっていた。

【予告編】

監督 ピョン・ヨンジュ <2002>密愛、<2004>僕らのバレエ教室

出演

ユン・ゲサン

<2004>僕 らのバレエ教室、<2007>6年目の恋愛中、 <2008>ビースティ・ボーイズ
<2009>執行者、<2010>もう少しだけ近くに、<2011>豊山犬(プンサンゲ)

キム・ミン ジョン

<1998> 囁く廊下~女校怪談~、<2002>バス、停留場、 <2004>僕ら の バレエ教室
<2006>恋の罠~淫乱書生~、<2009>作戦-The Scam-

イ・ジュンギ <2004>僕 らのバレエ教室、<2004>ホテルビーナス(日本)、
<2004>ど うすりゃいいんだ!!1979年の贈り物、<2005>王の男、 <2006>フライ、ダディ
<2007>初雪の恋 ヴァージ ン・スノー(日韓合作)、<2007>光州5・18
オン・ジュワン <2004>僕 らのバレエ教室、 <2005>台風太陽、<2005>ピーターパンの公式、<2005>五つの視線、
<2006>死 生決断、<2006>シティ・オブ・バイオレンス -相棒-、 <2007>解剖学教室、
<2008>最強☆彼女(制作 2006年)
キム・ドンウク 出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
2006年に日本公開された<僕 らのバレエ教室>です。
原題は<バレエ教習所>ですが、日本語的に訳せば<バレエ教室>
<教習所>って、ちょっと違和感ありますわよね。
韓国では、日本で言う<スクール>の類を<塾>と言ったりします。
ニュアンスがなかなか難しい。

この映画は、韓国ではまったく人気がなく、
観客動員は10万人をやっと超えたくらいのようです。
これって・・・最悪じゃ・・・・・・・・・
同時期の公開作品には、たいした作品もないのにも関わらず・・・

かなりオーソドックスな青春モノ。
目新しいものなど何もなく・・・
唯一、男子高校生がバレエを踊るくらい?
でも、この映画、mocaは好き。
主演の男たちや、それを取り巻くキャラクターがよいの。
そして、情を感じる人々の触れ合いもよいのよね。
とにかく、男の子たちがステキー
主役にユン・ゲサン。
その友達に、イ・ジュンギと、オン・ジュワン。
そして、新たにユン・ゲサンと友達になるキム・ドンウク。
この4人の男の子がステキー
ユン・ゲサンは好きな女の子の前で懸命になったり、ドキドキしたり、
イ・ジュンギは、mocaの好きだった頃のイ・ジュンギ!
そう、これなのよー!
一目惚れした<STAR'S ECHO~あなたに逢いたくて~>や
<ホテル・ビーナス>の頃のイ・ジュンギよー
しかも、チャラ男ヘアがかなりお似合い。
オン・ジュワンのTシャツ姿には、クラクラ眩暈がしそうだし、
キム・ドンウクは、引き込まれて目が離せない。
男の子って、これくらいの頃が一番魅力的かもー

ちなみに、
ユン・ゲサンは、1978年12月20日生まれ
イ・ジュンギは、1982年4月17日生まれ
オン・ジュワンは、1983年12月11日生まれ
キム・ドンウクは、1983年7月29日生まれ

ユン・ゲサンって、オン・ジュワンやキム・ドンウクより5つも年上だったのね。
違和感ないから不思議だわ。
ユン・ゲサンは、公開当時25歳?
ほんと違和感ないわ。

なかでも、mocaのイチオシはキム・ドンウク!
↑フィルモグラフィーに、あんなに載せているのは、そういうわけ(笑)
短編映画なんて、今更どうやっても観れるわけはなさそうだけど・・・・・・・・・・・
この<僕らのバレエ教室>が、本格的デビューよね。
まだまだ無名俳優で、ネットで検索してもほとんど情報なし。
先日放送されたTV映画「ランプの料亭(って訳せば?それとも、ランプのニンフ?)」で
ちょこっと注目されたようだけど、
まだまだまだまだね・・・
愛くるしい犬のような、人を惹きつける目がたまらないの。
この映画でも、準準主役程度だけれど、目が離せないの。
この映画の<キム・ギテ>が、mocaは好きなのかも。

閉鎖の危機に陥ったバレエ教室の先生が、
飲酒運転をしていたミンジェたちを脅し、
バレエ教室に無理矢理入れることから起こる様々な騒動。
予告編はコメディ色が強いけれど、
コメディではないですわ。

ユン・ゲサン、イ・ジュンギ、オン・ジュワンを巻き込む
<バレエ教室>の先生に、<クァンキ>のオ先生、ト・ジウォン。
やっぱりこの人、キレイよね。

個性的な生徒たち。
レンタルビデオ店のオカマ店長(オカマなのか?)ドイルには、
イ・ジョンソプ。
中華料理店店員ジョンソクには、トハン。
ヤクルトおばさんには、チョ・ハニ。
あまり顔なじみのない面々ですが、
この作品を温かみを加えておりますわ。
あと、<宮>で、チェギョンの友人だったイ・ウンが、
スジンの友人のバカ娘で出演してますわ。

母親を癌で亡くしたミンジェと、航空会社の機長の父との確執。
いつも優等生であるために、家族から疎外感を感じ、
家を離れるために、動物嫌いなのに獣医学科を選ぶスジン。
経済的理由で進学もできず、好きなダンスでも食べていけず、
人に蔑まれるような仕事をするしかないチャンソプ。
病気の弟を抱え、寝る間もなく働くギテ。
それぞれが、悩み、苦しみながら答えを出していく青春ストーリー。
日本人のmocaには、ちょっとショッキングだった貧富の差。
これほどまでなのか・・・
日本のドラマでは、絶対にありえないもの。
こんなシチュエーション。
チャンソプもせつないけど、ギテには胸が痛むほど・・・
本当になんとかしてあげたくなるわ・・・
まだ高校3年生で、病気の弟を抱え、
のんだくれの親父は交通事故で死に、
自分一人で弟の面倒を看ながら働くことが、
どれほど辛いことか・・・わかりますか?
そんな辛い状況なのに、弟のことを愛し、可愛がり・・・
日本では見られないわ・・・こんな姿。
「俺、金持ちになったんだ!」
と、ミンジェの元へ笑顔で駆け込んでくるギテの笑顔が、
mocaは忘れられません・・・

母が死んだ日、仕事で家を空けていた父への不満。
自分を航空大学へ入れようとする父への反発。
ギテの弟を、病気で頭を剃っているから「目障りだ。気味が悪い」と、
嘆願書を書き、マンションから追い出した大人たちへの反発。
優等生であるが故、両親に甘えることもできず、
疎外感から潔癖症になってしまったスジンの苦しみ。
ミンジェとセックスをしてしまい、不安になる女心。
ミンジェを助けようと団結するバレエ教室の仲間たち。
最後には、バレエ教室の発表会というゴールに向かっての
仲間たちの団結。
愛さずにはいられない面々。
エンドロールでは、それぞれのその後が描かれていて嬉しくなるわ。
特にバイト中に居眠りしそうになるギテが可愛い

ホントに大好きだわ。この映画。
唯一、スジン役が、キム・ミンジョンっていうのが納得できませんが・・・・





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