6年目も恋愛中  Lovers of Six Years 
 原題: 6年目の恋愛中 6년째 연애중 (6ニョンチェ ヨネジュン) <2007>

 オススメ

 ストーリー

 韓流王道

 泣き

 笑い

名作

 映像

×

×

×




恋 愛関係6年目!愛にはお金がかからない?実を言うと隣の住人!

卓越した経済性と生活保護、そこに公共の楽しみ(?)まで、一石三鳥のノウハウを持った賢いカップルがいる。足音だけ聞いても、目つきだけ見ても、わか る!互 いに好きな体位まで身についた二人、ジェヨン(ユン・ゲサン)とタジン(キム・ハヌル)は、壁一枚を隔ててクールな6年目の恋愛を始める。ベランダから広 がる美しい夜景を楽しんで、 モーテルよりこじんまりしたベッドも二つ、その上に生理用ナプキンのおつかいまで直ちにOK!

恋愛6年目!すべ ての条件は満たされた。
あと、残ったもの はHappily Ever After?

長期恋愛のノウハウを土台に作った恋愛指針書をヒットさせたベストセラープランナー タジンは、30歳前のチーム長への昇進を目前にし、仕事と愛の二兎を 捉 えようとする。窮状に騒ぐ友人たちの愛情相談専門家としても遜色ないホームショッピングPDジェヨンも、他人を羨むことはない。常勝街道を走る彼らの 輝いた人生!! しかし…来年も再来年も、幻想カップルの相性はずっと熱いままだろうか?わかってはいるけれどそこまで悟れなかった恋愛に関する全てのこ と、短い恋愛ではわからない、熱くて激烈な彼と彼女の恋愛が、今年の冬公開される。

【予告編】

監督 パク・ヒョンジン <2007>6 年目の恋愛中

出演

キ ム・ハヌル (金荷娜)

<1998>バ イ・ジュン~さらば愛しき人~、<2000>リ メンバー・ミー (同感)
<2002>同い年の家庭教師、<2004>氷雨、<2004>彼女を信じないでください
<2004>霊-リョン-、<2006>青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~、 <2007>6年目の恋愛中
<2009>7級公務員、<2009>楽園- パラダイス

ユン・ゲサン

<2004>僕 らのバレエ教室、<2007>6年目の恋愛中、 <2008>ビースティ・ボーイズ
<2009>執行者、<2010>もう少しだけ近くに、<2011>豊山犬(プンサンゲ)

<< HOME

【レビュー&ネタバレ】
2008年2月公開。日本への輸出も決定。
韓国での動員数は、約112万人。
これはヒットとは言えない数字です。
なのに、上半期のトップ10に入っているという................
明らかに韓国映画は衰退してます。

内容的には、ありきたりなラブストーリー。
6年目だからといって、目新しいこともほとんどなし。
倦怠期のカップルのお話。

内容的にはクダラナイ。
でも、駄作と言えない良さがある。
つまんない映画が増えた韓国映画界。
優しく温かな韓国映画らしさを持った作品が消えいく中で、
かろうじて韓国映画の優しさを感じる作品。
内容がもっとロマンティックならね、もっと心トキメイタでしょうけど。
韓国映画の美しさを、ちょこっと味わえます。
テンポよくまとまっているので、飽きずにサラリと見れます。

6年もつきあってたら、こーなるんでしょーねぇ。
さびしい部分と羨ましい部分。
男も女もこんなもの。
愛なんて、まやかし。
結局、互いに合ってるか.... フィーリング、って感じね。
どっちもどっち。
ユン・ゲサンはソン・ユリと6年交際だった?
何か思うところがあって出演したんでしょうか。

【イ・タジン】
キム・ハヌル(김하늘)
【キム・ジェヨ ン】
ユン・ゲサン(윤계상)
【イ・ジウン】
チャ・ヒョンジョン(차현정)
【イ・ジンソ ン】
シン・ソンノク(신성록)
【イ・ミヨン】
オク・チヨン(옥지영)
【キム・ミン ジェ】
ソ・ドンウォン(소동원)
【タジンの母】
キム・ヘオク(김혜옥)
【医師】
イ・デヨン(이대영)

キム・ハヌルは大嫌い。
でも、この映画はよかったわ。
いつにないほど美しいし、キム・ハヌルならではの魅力が満載。
オンエアーでも好評だったし、年齢的に難しい年頃の彼女にとって、最後の当たり年か?
韓国芸能界も、ヒロインの世代交代に差し掛かっているけれど、
やはり若手女優たちと格が違うのよね。
この役をイ・ダヘやイ・ヨニが演じても、面白くないでしょう。
そういう意味でも、韓流を楽しめるのも、あとわずか.... という感じでしょうか。

キム・ハヌルとユン・ゲサンが1歳違いというのが信じられない。
ずっと年上に見えるわ。
そういう意味でも、相手役も制限されてきちゃうでしょうね.....

ユン・ゲサンもまた、いつになくカッコイイ。
でもって、かなり激しいキスシーンにチャレンジ。
っていうか、女がすげー。
自ら舌を押し込んで絡めるような.....
この女、やりすぎ。
で、この女とは、チャ・ヒョンジョン。
映画初出演。ドラマは<宮S>と、<快盗 ホン・ギルドン>に出演。
可愛くねぇ女優が量産されてますな。

キム・ハヌルの浮気相手は、シン・ソンノク。
元はミュージカル俳優。
映画は初のメインキャラクター。
ドラマでは、<恋するハイエナ>、<ありがとうございます>、<パパ3人ママ1人>と、絶好調。
イケメンなのか微妙なところですが、演じる役により魅力的に見えてしまう。
いや、魅力があるからかっこよく見えるのか?

子猫をお願い>のオク・チヨン。
何度見ても顔がわからない薄い存在。なんでこんな個性のない子が女優を?

そして、オク・チヨンの相手は!<兄嫁は19歳>のカン・ミンだ!!
ユン・ゲサンと久々の共演ねー
偶然?
猟奇的な彼女>では、遊園地に立て こもる脱走兵。
同い年の家庭教師>、<マルチュク青春通り>など、悲しいくらい脇役。
兄嫁のカン・ミンは最高に面白かったのに、残念だわ......

タジンの母は、キム・ヘオク。
<バリでの出来事>のヨンジュ母のイメージが強くて、好きじゃなかったけれど、
家族の誕生>以来、顔を見るだけでせつな く、胸が痛んでしまう.....
潜在意識って恐ろしい.....

さて、特別出演は中堅のお二人です。

キム・ヘオクの恋人は、<酒の国>のキム・ジェウォンの父、キル・ヨンウ。
誰かわからなかったわ。なつかしー
最近、<ありがとうございます>やら、<タルジャの春>、<カクテギ>などに出演してるみたいだけど。

医師にイ・デヨン!!<復活>の班長!
見れて嬉しいわー
復活の班長役は大好きだけど、元々は、この手の面白キャラなのよね?
この手も、スキ、スキ。

* * *


ヨンジェとタジン。6回目の交際記念日。
ヨンジェのタジンへのプレゼントは、何と造花とSexyランジェリー。
「これは、あんたのため?私のため?」
タジンは呆れ顔。
その上、「匂わないけど、変わらない。俺たちの愛のように」なんて、ヌケヌケと口にする。
それに比べタジンのプレゼントは、ヨンジェの欲しがっていた腕時計。
「プレゼントっていうのは、こうして相手の好みを反映させるものなのよ」
さすが恋愛指南書をヒットさせたプランナーだ。


交際6年目。そして、隣人でもあるヨンジェとタジン。
近すぎず、遠すぎず。
しかし、パックしたままヨンジェの部屋へ押しかけるわ、生理用ナプキンを買わせるわ、
恥じらいなど、どこの吹く風?


30歳までにチーム長になりたいタジンは、次回作も絶対にヒットさせなければと必死だ。
それには、どうしても売れっ子イラストレーター、ジンソンのイラストが必要だ。
タジンはジンソンに何とか依頼するも、すげなく断られる。


ジンソンの趣味がアナログ盤の収集だと知ったタジンは、ジンソンのい行き着けのレコード屋で待ち伏せする。
しかし、またもや断れた上に、ミヨンに恥まで掻かされる。
見かねたミヨンは、ジンソンの大切なレコードを奪い逃走するが、レコードは車に轢かれ割れてしまう。
怒ったジンソンは弁償するよう要求。
踏んだり蹴ったりだ。


その頃、ヨンジェには会社のアルバイト、ジウンが接近していた。
ヨンジェも悪い気がせず、タジンそっちのけでデートを重ねる。


タジンが隣りにいても、ヨンジェは無関心。
「私は透明人間?」
タジンの心に隙間風が吹く。


倦怠期のカップルでもコスプレで燃えるとアドバイスされ、タジンはコスプレし、ヨンジェの部屋へ。
しかし、ヨンジェの電話を偶然聞いてしまったタジンは言葉を失う。
「タジンは、今では妹や娘みたいな存在だ」
深く傷ついたタジンは、怒って実家へ帰ってしまう。


これ幸いと、タジンが留守の間、ヨンジェはジウンを家へ連れ込み一夜を共にしてしまう。
タジンはジンソンに呼び出される。
タジンと契約してくれるというのだ。
ようやく願いが叶ったというのに、タジンは笑えない。
そんなタジンをジンソンは夜景を見に連れて行く。
「人々は、互いに理解し合いながら暮らしているのかな?」
タジンはジンソンに尋ねる。
「誰かと一緒にいることは、楽なことではない」
ジンソンは答える。


ジンソンとの契約を交わすために、ジンソンの自宅を訪ねるタジン。
何となく互いに意識してしまう。
「クマのある女性は魅力的だ」
ヨンジェのことで眠れない夜を過ごしていたタジンに、ジンソンはキスをする。


家へ戻ってきたタジン。
よそよそしいながらも、普通に接しようとする二人。
しかし、ジウンがヨンジェを訪ねてくる。
「最後に送ってやるよ」
と、ジウンを車に乗せるが、それをタジンが見てしまう。
怒りを抑えきれないタジンは、会ってほしいとジンソンに電話する。


タジンはジンソンのバイクに乗り、南山に出かける。
「今日はあなたを利用してるんです」
ケーブルカーの中で、恋人がいることを告白するタジン。
私たちは、足音だけでも全てがわかってしまう、そんな仲なんですと。
彼を愛しているのかとジンソンは尋ねるが、タジンは答えられない。
愛って特別なもの?逆にタジンはジンソンに尋ねる。
「なら、僕があなたを愛しても?」
ジンソンはタジンへの真面目な想いを告白するが、タジンは断る。
誰かに頼って幸せを探したくない。
だから、こうなってしまったのだから。
まずは自分自身を探したいと。

帰り道、バイクが転倒し、タジンとジンソンは病院に運ばれる。
病院に勤める友人からの連絡で、病院へかけつけたヨンジェ。
男と一緒だと聞かされ、怒りで我を忘れてしまう。
「他人の女に手を出すなんてどういうことだ!」
ジンソンにつっかかり、殴り倒す。
しかし、そんなヨンジェをタジンは責め、ジンソンの手を取り去ってしまう。


荷物をまとめ、アパートを引き払うタジン。
二人の交際は、6年目で終わりを告げる。
言い訳になるけれど、お前はあまりにも当然の存在だった。
わかってる。私もそうだった。


時が流れ─

タジンは新しいアパートを物色しに行く。
ところが、偶然そこでヨンジェに再会してしまう。
他愛のない会話をして別れる二人。
その時、タジンの携帯に写メールが......
ヨンジェが去り際に送ったのだ。
喜びでいてもいられなくなるタジン。
「ヨンジェ!」
タジンはヨンジェを呼び、笑顔で歩み寄る。
「まだこの写真持ってたの?」

タジンの独白。
折れた骨は更に強くなるっていうけど、私たちの絆はどうかな?
たぶん、また嘘をついて、小言を言って傷つけあう。
それに疲れて、永遠にさよならするかもしれない。
どんなに会いたかったか。
どんなに後悔したか。
すっかり忘れてしまって。






<< HOME

inserted by FC2 system