特殊工作員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 vs CIA  The Hidden Princess Whistling Princess 
 原題:口笛姫 휘파람공주(フィパラムゴンジュ) <2002>

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口笛姫

ヨーロッパで舞踊と学問を勉強して自由に育った北朝鮮最高指導者の分別がない娘ジウン(キム・ヒョン ス)。平壌芸術団の首席舞踊手として韓国で盛況裡に公 演を終わらせたジウンは、北へ帰る前に自由のための最後の逸脱を敢行する。米国CIAは、熟した南北和解のムードを阻止しようとして秘密テロ要員たちを韓 国に急派し、ジウンを除去しようとする陰謀を計画する。機密情報を入手し た韓国側国家情報院(NIS)要員パク・ソクチン(パク・サンミン)と北朝鮮人民武力部要員オ・サンチョル(ソン・ジル)は、南北協調プロジェクトチーム を結成。米 国に正面から対抗する。一方ジウンは、メジャーデビューを目指す<ノーフェンス>のリーダー、ジュノ(チ・ソン)に出逢い、今まで一度も経験できなかった 自由な毎日を送るように なる。しかしCIAは、若さの熱気溢れるロック・フェスティバル会場で無慈悲な銃撃戦を敢行する。

【砂時計 모래시계(モレシゲ)】 <ノーフェンス>が歌う劇中歌

監督 イ・ジョンファン <2002>特殊工作 員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 VS CIA

出演

チ・ソン(池 城)

<2001>彼女 と別れる数時間前、<2002>特殊工作 員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 VS CIA
<2005>血の涙、 <2007>宿命

キム・ヒョン ス

<2002> ウララ・シスターズ、<2002>特殊工作 員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 VS CIA

パク・サンミン <1990> 将軍の息子、 <1991>将軍の息子2、<1992>将軍の息子3、
<2002>特殊工作 員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 VS CIA、<2003>TUBE(チュー ブ)
ソン・ジル <2001>風林高<新羅の月夜>、<2001>公共の敵、<2002>大変な結婚 (家門の栄 光)、
<2002>H [エイチ]、<2003>ぼくらの落第先生、<1997>君に捧げる初恋(初恋死守決起大会)
<2002>特 殊工作 員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 VS CIA、<2003>吹 けよ春風
<2003>浮気な家族、<2006>お客様は王だ、< 2007>極楽島殺人事件

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【レビュー&ネタバレ】
もった いない映画ね。
もうちょっと統一性というか・・・イメージ作りに力を入れたら、もっと興味持つ人はいるのじゃないかしら?
タイトルにしても・・・「特殊工作員 北朝鮮+韓国 vs CIA」ってどうよ?
このポスターにしても・・・・コメディー?
仰々しいタイトルがつけられているけれど、これは南北の悲しみを描いたヒューマンドラマと、北の女と南の男のラブストーリーよ。
そんなものはどこからも想像できないわー
というか・・・どんな映画かも想像できないわ(笑)
チ・ソン演じるジュノはバンドマンの設定だけあって、青春ドラ マ色の濃いヒューマンドラマよ。
銃撃戦はあるけれど、映画自体はそんな重い内容じゃないわ。
mocaは随分前にこの映画を観てしまっていて、邦題が「特殊 工作員」だとは、最近まで知らなかったのよね(笑)
「特殊工作員」というタイトルは馴染めないわ・・・・
「口笛姫」でも、日本じゃヒットは狙えなそうだけど(笑)
稚拙なストーリーだけれども、ソクチン(パク・サンミン:韓国国家情報院)とサンチョル(ソン・ジル:北朝鮮人民武力部)の間に芽生える友情には泣けるわ よ・・・・
結ばれることのない運命の北朝鮮最高指導者の娘であるジウンとジュノの恋も、せつないわ・・・・
笑える要素も随所に散りばめられ、けっこう笑えるわよ。
ジュノの所属するバンド<ノーフェンス>の音楽もmocaは好きなのよー
↑はミュージック・ビデオではなく、実際に映画で流れる映像よ。
모래시계(モレシゲ)という曲なんだけれど、この映画のオリジナルらしいわ。
すごく好きなのー
チ・ソンも実際にドラムを叩き、レコーディングもこなしたらしいわ。
ロックフェスで演奏した曲は、심정훈(シム・ジョンフン)の「널 위한 공간(ノル ウィハン コンガン:君のための空間)」よ。
チ・ソンはデビューしてまだ間もない頃ね。ちょっと太めな感じ。
骨太で、心に傷を抱えた青年役。
ヴォーカルのスイル役、ト・イソンもかっこいいのよね。
ジウンは、チェ・ジウ主演の「真実」で、シニの妹役をやってた子よー
moca、密かにキム・ヒョンスがお気に入りだったの。
あのキャラが好きだったのだけれど、キム・ヒョンスも可愛いわよね。
他も観てみたくて、でも、あまり映画もドラマも出てないみたいなのよね・・・・
声楽科を卒業したくらいだから、そっちの道を志したのかしらね・・・

テーマは重いけど、コメディータッチのヒューマンドラマよ。
mocaとしては、ソクチンとサンチョルに泣かされたわ・・・
本当に好き。
パク・サンミンは白髪を混じえて、ちょっと老け役なんだけれど・・・
無理がありすぎたかと・・・・
年齢のことだけおいておけば、いいキャラよね。


それでは、思いっきりネタバレするわよー

北朝鮮最高指導者の娘であるジウンは、平壌(ピョンヤン)ダンス団のソウルでの公演のため韓国へやってくる。
半月後に核科学者との政略結婚が決まっているジウンは、自由が欲しくてホテルを抜け出す。
その頃、韓国と朝鮮は微妙な空気が漂っていた。北朝鮮は射程距離4000kmのテポドンを開発し、アメリカは南北統一の動きが高まっていることに躍起に なっていた。ジウンを殺して両国の関係を悪化させようと企てた。
ジウンを連れ戻さなければ、両国の関係に危機が訪れる。
ジウンを連れ戻すため、ソクチンとサンチョルは手を組むことになった。
ホテルを抜け出したジウンは、ジュノに助けられる。
ジュノたち<ノーフェンス>が演奏するライブハウスで、破格の支払いを済ませたジウンを見てメンバーのスイルたちは、ジウンをスポンサーにし、CD製作す ることを目論んだ。
スタジオで<ノーフェンス>の演奏を聴いたジウンは、<ノーフェンス>の実力に驚かされる。しかし、ジュノの楽譜を勝手に持ち出したジウンは、ジュノとケ ンカになってしまう。スタジオを飛び出したジウンは、アメリカのCIAに捕まりそうになる。そこへサンチョルが現れ危機を免れるが、連れ戻されそうになっ たジウンは、少しの時間でいいから自由が欲しいと哀願する。
ジウンに根負けしたサンチョルは、4日間だけの猶予を与える。
ジュノとショッピングしたり、映画を観たり、束の間の自由を満喫するジウン。
また、フェスティバルに向け<ノーフェンス>の士気も高まっていた。
そんな時、<ノーフェンス>の曲を盗んでデビューしたチョン・テヤンの映像をTVで観たジュノは突然暴れだす。
元々音楽なんて好きじゃなかった。音楽キチガイのお前らに騙された。音楽のために家族を捨てた父親とお前らも同じだ。
ジュノの言葉にヒョンジュたちも激怒し、ジュノたちは、仲間割れしてしまう。
「父親が間違っていると証明したかった。どんなトロフィーよりも、家族の方が大事だということを」というジュノ。
「私に比べればあなたはまだマシよ。あなたはこれからじゃない。それが人生よ」というジウンの言葉にも、
「お前のような金持ちのお嬢さんにはわからない」と耳を貸さない。
ジュノに腹を立てたジウンはジュノとも別れ、一人きりになってしまう。そこへCIAが現れ、ソクチンとサンチョルは必死にジウンを護衛するが、ソクチンを 庇ってサンチョルは腹に銃弾を受けてしまう。
部屋に戻ったジュノは、ジウンが残したメッセージをみつける。
「私達似たもの同士だから、あなたのこと理解したかったの」
ジウンを傷つけてしまったことを後悔するジュノ。そして、ジウンを探しに現れたソクチンから、ジウンが北朝鮮最高指導者の娘で、CIAにみつかれば殺され るということを聞かされる。ジウンを探しに街へ飛び出すジュノ。スタジオでジウンをみつけたジュノは、ジウンが誰であっても俺達のエージェントだと言って 抱きしめる。<ノーフェンス>のメンバーも戻ってきた。ジウンが詞を書いた曲でロックフェスに出演することを決めたジュノ。
そして、ロックフェス当日。
<ノーフェンス>の出番がやってきた。スクリーンに映し出されるジウンとジュノのキス。ジュノはジウンに自分のかけていたペンダントをかけてやり、ステー ジへ立つ。ペンダントのロケットの中には、ジウンとジュノのプリクラが・・・・
ステージを見守るジウン。そんなジウンを優しい目で見守るサンチョル。そこへCIAが・・・
音も立てず、次々と韓国国家情報院たちを殺していくCIA。ロックフェスの会場は激しい銃撃戦の戦火に包まれる。ジウンとジュノを庇って撃たれたサンチョ ルは、ジウンたちの目の前で額を撃ち抜かれる。
ジウンは国家要員たちにより無事守られたが、ジュノと別れの言葉も交わせぬまま、北朝鮮へと連れ戻される。南北会議も無事決行され、両国の和平も保たれ た。
ロックフェスが終わった後、ジュノは軍隊に入隊することが決まっていた。国境付近の危険地帯で任務に当たるジュノ。北側の放送が聴こえてくる。
「イ・ジュノの贈ってくれと。いつまでも忘れない」と・・・
ジウンがジュノへ贈ったメッセージだった。

というお話です。
そもそも、ソクチンはシベリアでの任務でサンチョルに部下を2人殺され、並々ならぬ恨みをサンチョルに抱いていて、サンチョルを殺そうと探していたのよ ね。
そこへジウンが逃げ出したことにより、北朝鮮の国家武力部と協力するよう紹介されたのがサンチョルで・・・
事あるごとにサンチョルと衝突するの。でも、部下を殺されたのはサンチョルも同じで・・・・
そのことをきっかけに、ソクチンの心の中のわだかまりも少し溶けたみたいね。
そして、ソクチンを庇ってサンチョルが撃たれたことで、ソクチンの中にもサンチョルへの友情が芽生え始めて・・・・
「あのデブは大丈夫か?」なんて悪態をつくものの、サンチョルを心配しているのはミエミエで(笑)
とにかくサンチョルのにじみ出る人柄がよいのよー
最高指導者の娘ということで、いつも孤独で、惨めで・・・・
少しでいいから自由が欲しいというジウンの願いを聞き入れて、お金をジウンに届けたり・・・いつも優しい目でジウンを見守っていて・・・
サンチョルが撃たれた時は、自分がジウンになったかのように悲しくて泣いたわ・・・
サンチョルが無事だと知った時は、どれほど嬉しかったことか・・・・
なのに、ロックフェスの銃撃戦で殺しちゃうなんてー!!
その上、サンチョルの胸にはソクチンと写ったプリクラが・・・・・・
どれほど泣いたことか・・・
南北の悲劇がどれほど残酷で悲しいことか・・・・
北も南も同じ人間なのに・・・
せっかく心を通わせることができたのに・・・
それを引き裂く惨い運命・・・
この映画は思いっきり反米で、南北統一を阻むアメリカへの痛烈なメッセージとなっていると思うわ。
南北問題は、一日も早く解決して欲しい問題だわ・・・
最後に、北から流れてくるジウンのメッセージ・・・
ジウンは予定通り結婚したのでしょうね・・・
自分の人生を自分で決めることもできない・・・・人間でありながら、人間として扱われない・・・
ジウンの悲しさ・・・・・
生涯一度きりの自由と恋・・・・

mocaはこの映画、大好きよ。




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