宿命  Fate 
 原題:宿命 숙명(スクミョン)  <2007>

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宿命

果てしない欲望、すれ違った友情....
宿命は彼らを敵同士にした!
熱く団結した時代、彼らは最高だった!

運命で結ばれ闇の世界を荒した4人の友達、ウミン(ソン・スンホン)、チョルジュン(クォン・サンウ)、ドワン(キム・イングォン)、ヨンファン(チ・ソ ン)。 各自の新たな出発のために計画したカジノ襲撃作戦は、華麗なチーム・プレーで完璧に成功したかのようだったが、チョルジュンの裏切りですべてが狂う。
昨日の友が敵になり、互いの命を狙う!
果てしない欲望とすれ違った友情は、互い誤解を生み、ウミンの女ウニョン(パク・ハンビョル)も、彼らの関係に巻き込まれてしまう。2年後、ウミンが 出所し、彼らは互いに違 う目的で最大規模の密売現場で再び衝突するが…
今、宿命との避けられない戦いが始まる!

韓国公式:http://www.fate2008.co.kr/
日本公式:http://www.fate2008.com/

【予告編】


監督 キム・ヘゴン <2001>ラ ブ・レター~パイランより~(脚本:共同執筆)、<2001>こ れが法だ(脚本:共同執筆)、
<2003>SSU(脚 本)、<2003>清風明月(脚本:共同執筆)、<2006>恋愛、その堪えられない軽さ、
<2007>宿命

出演

ソン・スンホ ン(宋承憲)

出演作品一覧

クォン・サン ウ(權相佑)

出演作品一覧
チ・ソン(池城) <2001>彼女 と別れる数時間前、<2002>特 殊工作 員-ヒドゥン・プリンセス-北朝鮮+韓国 VS CIA
<2005>血の涙、 <2007>宿命

キム・イン グォン

出演作品一覧

パク・ハン ビョル

<2003>狐 怪談、<2007>宿命、 <2009>ヨガ教室

アン・ネサン <1997>バッド・ムービー、<2000>ゴーストタクシー、<2000>不 朽の名作、<2002>公共の敵
<2002>ジャングル・ジュース、<2002>オアシス、<2002>2424
<2003>菊花の香り~世界でいちばん愛されたひと~ 、<2003>大韓民国憲法第1条、
<2003>黄山平野、<2003>マルチュク青春通り、 <2004>欲望、<2004>僕が9歳だったころ 、
<2004>時失里2km、<2004>Rポイント、 <2005>マラソン、<2005>おまえを逮捕する
<2006>恋の罠 -淫乱書生- 、<2006>フライ、ダディー(友情出演)、 <2006>明るい家族計画、
<2007>イ ブの誘惑 -良い妻-、<2007>極楽島殺人事件、<2007>二 人だ、<2007>宿命

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【レビュー&ネタバレ】
2007年3月韓国公開。2008年10月日本公開も決定。
日本版の主題歌は、GLAYが担当すると.....
そんな大々的にしちゃっていいんですかね.......
恥をかくだけでしょう..........
韓国映画なんてこんな程度ですよー
と、声高々に宣伝するようなもの.....
勘弁してくれ....
韓国映画の価値が下がる......

韓国の観客動員数は、なんと!約86万人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだよ、その数字!!!!!!!!!!!!!!!!
恥ずかしすぎて笑っちゃう.....
二大スターの2トップを以ってしても、この数字とは.......................................
駄作も駄作、大失敗。
だか ら、キム・ヘゴンはダメだって言った ぢゃーんっ!!
ヤツは(既にヤツ呼ばわり)は、御託ばっか並べただけの中身のない映画しか作れません。
もー、予想通りすぎて言葉を失ったわ。
これは映画とは思わない方がよいですね。
ソン・スンホンのプロモーションビデオ。
ソン・スンホンを見ているだけで幸せ♪という方のための映像。
クォン・サンウのファンは、微妙........
あまりにもクォン・サンウの価値を下げるとしか思えない作品ですから.......................
初の悪役挑戦ですが、俳優としての価値を上げるのは難しいでしょう................
この映画の主役はチョルジュン(サンウの演じた役)だと豪語していたクォン・サンウが可哀想............
本当にそう思ったのかしら..... 騙されて出演させられた?

公開3日にして45万人を動員し、ボックスオフィス1位を獲得。
韓国映画復権に拍車をかける勢いだと大々的にニュースに。
しかし、その後は水を打ったように静かに.....
最初の3日間だけで、総動員数の86万人の約半数を占めているということから、
映画の出来がおわかりになるかと思いますが、
残りの約3週間の動員数は、惨めなものです。
尻すぼみの数字は、映画がいかにつまらないかということを顕著に物語っております。

ホントにねぇ......
これ、ソン・スンホンとクォン・サンウが出てなきゃ、見られたもんじゃないよ。
延々奪い合いと殴り合いを繰り返すだけ。
映画もクソもない。
こんな脚本なら、素人でも書けまっせ。

ストーリーなんてありません。
なぜこんなにあらすじが簡潔なんだろう???と思っておりましたが、
見てみれば納得。

単にノワールというわけでなく、
クォン・サンウは単に欲深な悪人ではなく、妹思いの兄という人間らしい面を描いたり、
ソン・スンホンは、貧乏で父を死なせたことで金に対する執着があり、
自分を捨てた男好きの母という心の傷も持っている。
そんな男たちの生き様を描いています。
と言いたいところですが、描きたかったんでしょうけれど、伝わんねー
<宿命>というタイトルが全く相応しくない作品。
逃れられない運命って....
いくらでも逃れられるだろうが!
「ようやく切り離すことのできない因縁だと悟った」
なんていうウミンのセリフなんて、鼻で笑ったわ。

「ウミンの女ウニョンも彼らの関係に巻き込まれてしまう.....」
って、これはいったいどーゆーことなのか。
しかも、ウミンをなぜ裏切ったのか最後までわからんし。
単に欲が深いだけなのか?
ほーんと、さすがキム・ヘゴンだよ。
見る者にわからなさすぎ。
あらすじに書くくらいなら、ちゃんと本編で描けよ!

好みは人それぞれとはいうものの、この映画を「面白かった」という人はいるんでしょうか....
友へ チング>というよりも、<甘い人生
もちろん、破綻した甘い人生です。

映像だけは美しい。
オイオイ、いつの時代だよー
というほどの古めかしい映像。
moca好み。


【ウミン】
ソン・スンホン
【チョルジュ ン】
クォン・サンウ
【トワン】
キム・イングォン
【ヨンファン】
チ・ソン
【ウニョン】
ウミンの昔の女
パク・ハンビョル
【カンソプ】
ウミンらの中間ボス
アン・ネサン
【ミジン】
トワンの女
キム・ミンジュ
【ヒョスク】
チョルジュンの妹
ホン・スヒョン

【ジョンハク】
チョルジュンの手下
チョン・ウ
【ドゥマン】
ウミンらの元ボス
ミン・ウンシク
【ウミンの母】
パク・ヘスク




ソン・スンホンの除隊後、初の作品とあって、ファンは待ち遠しかったことでしょう。
とにかく、ソン・スンホンは相変わらずカッコエエ。



颯爽とバイクを走らせる爽やかなスンホンも見惚れます。
相手役のパク・ハンビョルちゃん。
音がするくらい濃厚なキスシーンあり。
可愛くって、mocaのお気に入りだったのに.......
この映画は、イマイチどこか、ガッカリ.....
彼女の可愛らしさと美しさは全く見られませんでしたし、
ソン・スンホンと並ぶと、影の薄いこと、薄いこと.....
やっぱり、スターの隣りはスターじゃなきゃ..... と、実感。
ソン・スンホンの次回作<エデンの東>も心配に.....
イ・ダヘとイ・ヨニ......
スターの隣りに子供が並んでいるようで........

クォン・サンウは頑張っております。
耳障りなほどに シィーバッ! セッキャー!と繰り返しておりまする。
しかしあの善良そうな顔でヤクザは似合いません。
どんな役でもこなせるのが本物の俳優でしょうけれど、顔はどうにもなりません。

クォン・サンウとは、<恋する神父>で共演し たキム・イングォン。
映画の公開前に、既婚者で娘がいることをカミングアウト。
ようやく主役級の配役を射止めたからでしょうか。

友情出演のチ・ソン。
こちらも除隊後、初の作品。
ハッキリ言って、彼が一番おいしい役どころ。
しかし、王子様のようなイデタチで、ヤクザはないでしょう...........
勿体ない。
チ・ソンの声には驚きです。
骨太なシブい声。
声を変えて頑張っております。

大ベテランのアン・ネサン。
しかし、代表作ってなんでしょうか???
アオシス>のソル・ギョング兄、<マルチュク青春通り>のクォン・サンウの担任....
どれも端役だし...................
ドラマ<復活>の双子の父ゴナ役は、少しは知られているかしら。
アン・ネサンは気になる俳優でしたが、この映画はイマイチね。
なんといっても、ソン・スンホンとチ・ソンを足して割ったような風貌で、なんかイヤ。

ミジンには、ドラマ<ウェディング>の、セナの親友ウニ。
久しぶりに見たわー
というのも当然。映画は初出演だし、ドラマもほとんど出演なし。

クォン・サンウの妹には、特別出演のホン・スヒョン。
<バンジージャンプする>や、サンドゥのセラなどでおなじみ。
これまた久しぶりに見たわー
いい女風になっちゃって、最初わからなかったわよ。

クォン・サンウの右腕ジョンハクには、クォン・サンウと縁の深いチョン・ウ。
同い年の家庭教師>では、コン・ユの兄貴分、
ドラマ<悲しき恋歌>では、クォン・サンウを刺す役です。
こんなに共演しているのは、偶然ですか?

ウミンの母、見覚えあるんだけれどぉ....
そう!ドラマ<新入社員>のエリックの母でした!
思い出すのが大変でした。スッキリ。

クォン・サンウの手下には、↓こんな人も。



天下壮士マドンナ>の相撲部力士。


ストーリーを簡単に....
どころか、全部書けちゃいそうなくらいの内容。
ラストはあまりにも予想通り。

* * *


ウミン、チョルジュン、トワン、カンソプは、カジノを襲撃し、大金を奪って逃げるが、
ドゥマンに捕まってしまう。
ウミンらのボスであるカンソプはナイフで靭帯を切断され、
ウミンは全ての責任を負わされ、刑務所へと送られることに。
その時ウミンは信じがたいドゥマンの言葉を耳にする。
「チョルジュン、ご苦労だった。今度酒でも飲もう」
チョルジュンが裏切り、ドゥマンにウミンらを売っていたのだ。


2年後、ウミンは出所する。
出所したウミンを迎えたのは、ヨンファンただ一人。
カンソプはどこで手に入れたのか、金を湯水のように使っている....
ヨンファンは皆の近況を語って聞かせるが、ウミンは聞きたくもない。



トワンを訪ねたウミンは、トワンの泣き言を聞かされる。
自分の女ミジンに、他に好きな男ができたと捨てられたと。
ミジンに会いたくてチョルジュンのナイトクラブに行くと、スチョルにボコボコにされるのだと、
傷だらけの体をウミンに見せ、泣き崩れる。
ウミンはチョルジュンの店に行き、スチョルを殴り倒す。
「トワンはヤクをやっては殴っては疑うから私も辛かったの」
とミジンはウミンに訴えるが、ウミンは聞く耳を持たない。
「トワンが諦めるまで、お前はトワンから離れられない!」
と言い捨て、店を出て行く。


チョルジュンは新規事業の資金繰りで困り果てていた。
そんな時、妹ヒョスクが離婚したいと泣きついてくる。
両親の離婚で、俺もお前も運命を狂わされただろう?とヒョスクの離婚を認めない。
横暴だが妹想いの兄であるチョルジュンは、妹が心配でならない。
妹のためにも、今の事業が終わったら、足を洗って更生すると妹に誓うチョルジュン。


ウミンは昔の女ウニョンの元を訪ねる。
ウニョンは今、ドゥマンの女になっていた。
ウニョンに冷たくあしらわれるウミン。
その帰り道、ウミンはチョルジュンの手下たちに襲われ大怪我を負う。
ウミンの見舞いに訪れたドゥマン。
ウミンを刑務所に送って胸が痛んだ。
今計画している大きな事業をウミンに任せたいとドゥマンはウミンに話を持ちかける。

チョルジュンを訪ねるウミン。
ウミンは昔の友情にかけて我慢しているのだと言い放つが、チョルジュンは怒りを露にする。
以前トワンが執行猶予中に女と揉めて刑務所に入りそうになり、
カンソプの指示でチョルジュンが身代わりに刑務所に入ったのだ。
カンソプの指示にウミンも同意した。
刑務所に入ると惨めで寂しくて....
罪を犯した奴は他にいるのに、なぜ自分がこんな想いをするのかと.....
母親は自分に他人の尻拭いをしろと俺を生んだわけじゃない、
だからチョルジュンはウミンらを売ったのだと言い放つ。
そして、カジノ襲撃で奪った金が詰まったバッグの1つを隠していることを、
ウミンらを食べさせるために今でも黙っているのだ、
俺は烈士チョルジュンだと言い放つ。


暫くの間、離れて生きようとトワンを諭すウミン。
トワンは悔しくてこのままにできない。
自分らを陥れたチョルジュンに報復しなければと訴える。
そうしたらまた始まってしまうんだ。
その繰り返しで、そこから抜け出せなくなるとウミンはトワンを諭す。

ウミンはカンソプの居所を突き止めるが、
隠していた奪った金は、カンソプが使い果たしてしまっていた。
初めは金を増やすつもりだったが、金を扱っているうちに理性を失ってしまったと。
俺殺してくれと、カンソプはウミンにせがむ。


ドゥマンはウミンが出所したことをウニョンに告げる。
ウミンを消せと。
嫌がるウニョンにウミンと一度会うように命じるが、
ウニョンは自分のせいでもう苦しめたくないと拒否する。


資金繰りに困ったチョルジュンは、ヨンファンを脅す。
近々行われる密売現場の場所と時間を教えるようにと。
父親を人質に取られたヨンファンは仕方なく口を割ってしまう。


チョルジュンは金の強奪に成功。
しかし、その金をウミンが横取りし逃亡。
ヤク中のトワンを更生させるために、金が必要だったのだ。


チョルジュンは金を取り戻すために、カンソプの居所を突き止め、
カンソプを人質に金を要求する。
「ウミンはお前とは違うんだ、あいつに手を出すな」
カンソプはナイフを手にチョルジュンに刃向かう。
しかし、制止しようとしたチョルジュンの手に握られていたナイフが、カンソプの腹に刺さってしまう。
カンソプを殺してしまったチョルジュンは、恐ろしくなって逃げ去る。


チョルジュンの行方を尋ねるが、ジョンハクはシラを切る。
カンソプの身を案じ、チョルジュンの行動に怒りが抑えられないウミンは、ジョンハクを刺し自白させる。
急いでチョルジュンの元へ車を走らせるウミンを、ヨンファンが陰からみつめていた。

↓ 結末ネタバレ。未見の方はご注意を↓


カンソプを殺してしまったことで、気が動転しているチョルジュンは妹に電話をしていた。
今の仕事が片がついたら、お前らに贅沢させてやると、チョルジュンは妹を励ます。
しかし、チョルジュンの背後からヨンファンが運転する車が猛スピードで突進し、チョルジュンを跳ね飛ばす。

ウニョンに一緒にどこかへ逃げようと約束していたウミンだが、
チョルジュンとの対決のため、ウニョンに金を預け先に逃げるように告げる。
そこへ、トワンが訪ねてくる。
ウミンに騙されるようにヤク中のための病院へ強制送還されていたトワン。
病院から脱走し、ウミンを訪ねてきたのだ。
あんな形でトワンを送ってしまったことを悔やんでいたウミンは、トワンの姿を見て喜び抱きしめる。
すまなかったと。
しかしウミンは目を見開き、すぐさまトワンから離れる。
ウミンの腹に、深々とナイフが突き刺さっていたのだ。

チョルジュンの命は、風前の灯に。
その瞳に何が映っているのか。

ウミンも遠のく意識の中で、信じられない光景を目にしていた。
ドアを開けて入ってきたヨンファンは、表情も変えずに金の詰まったカバンを持って出て行った。
奪えば、奪われるのだ.....

誤解するな。
だからって、幸福を望んだわけじゃない............

ウミンは涙を流し目を閉じる。

あの頃、俺たちは最高だった。
厚い友情で結ばれた四人。ウミン、チョルジュン、トワン、ヨンファン.....
彼らを引き裂いた宿命─





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