公共の敵 Public Enemy |
原題:公共の敵 공공의 적 (コンゴンエ チョク) <2001> |
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監督 | カン・ウソク(康祐碩) | <1993>トゥ・コップス、<1996>トゥ・コップス2、<
2001>公共の敵、 <2003>シルミド、 <2005>公共の敵2 あらたなる闘い、 <2006>韓半島、<2008>カン・チョルジュン 公共の敵1-1、 <2010>苔、<2010>マイ・ウェイ |
出演 |
ソル・ギョン グ(薜景求) |
出演作品一覧 |
イ・ソンジェ (李誠宰) |
<1998> 美
術館の隣りの動物園、<1999>愛のゴースト、
<1999>アタック・ザ・ガス・ステーション!、 |
【レビュー&ネタバレ】 |
2002年1月韓国公開された
<公共の敵>でございます。 <公共の敵2>は昨年公開されましたわね。 なぜ日本では話題にならないのか(公開されていなからですわね・・・) moca的には、かなりのツボで面白かったわー 脇役キャラがもう最高 強力3班でも、かなりの笑いを誘ったユ・ヘジン(↑上段写 真の薔薇模様の白いスーツ) 口笛姫で、だーいすきになってし まったソン・ジル(↑上段写真の左側) ひとまず走れ!でのマヌケな泥棒、北 朝鮮から来た男での これまたマヌケな強盗で笑わせてくれたイ・ムンシク(↑下段写真の青シャツの男) そして、チョルジュンの上司であるオム班長は、 ミスター・ソクラテスで笑わせてくれた調教師ポムピョの カン・シニル。 mocaのだーいすき な脇役キャラが勢揃いの豪華さ!(笑) 冒頭ですぐに死んじゃったけど、キ・ジュボン(サンドゥ@オールイン)も出演してるわ。 今回は、イ・ムンシクとカン・シニルが最高だったわ! イ・ムンシクは、犯人逮捕をして点数を上げないといけないチョルジュンに無理矢理逮捕されて・・・ 「職業は?」と聞かれ、「流通業です」と答える度にキャスター付の椅子ごと蹴られて・・・・ その度に自分でチョルジンの元に戻ってくるのには笑いがとまらなかったわ。 可愛いくてたまらないわー で、結局<ヤクザ>と答えるはめに(笑) で、仕舞いには・・・・ 「暴行、恐喝、公務執行妨害の常習犯で2年食らいたいか?それとも、強盗で半年がいいか?」 と脅され、「強盗にします」って、強盗の犯人にまで仕立てられちゃって・・・・(笑) 調書をチェックしているオム班長は、そこにあったドライバーを見て 「これで鍵をこじ開けたんだな?」と尋ねるんだけれど、よく見ればそれはプラスドライバー。 「プラスドライバーで鍵が開くか!」って殴られ、棚にあったマイナスドライバーを握らされ 「これにしておけ!」って・・・ どいつもこいつもー(笑) もう・・・・イ・ムンシクが可愛くて、可愛くて・・・・ 愛さずにはいられないわー オム班長役のカン・シニルはかなり横柄な上司なんだけれど、人情味のあるところを見せたり・・・ mocaのツボである、笑いとヒューマン・ドラマが詰まってるわ。 <公共の敵2>は、カン・シニルとユ・ヘジンしか出てなくって残念だけど、 絶対に観たいわー!! ソル・ギョングは、元ボクサーで、アジア大会のメダリストでの特別採用。いわゆる悪徳刑事。 職権乱用はするわ、賄賂を要求するわ、麻薬を横流しするわ・・・・ なんだか、韓国映画ってこういうネタが多くないかしら? ミスター・ソクラテスにしても、吸血刑事ナ・ドヨルにしても・・・・ 悪徳刑事が正義に目覚めていくという・・・ 冒頭で・・・・ソル・ギョング演じるソルジュンはヤクザから麻薬を奪い、先輩のソン刑事(キ・ジュボン)と戻る途中、ソン刑事に上司から<汚職>が発覚し てしまったと電話が入り、ソン刑事は絶望して自殺してしまうのね。 そして、一緒にいたチョルジュンは警察の観察課に目をつけられて・・・・ どーしょもない悪徳刑事なんだけれど、親を大切に思っていたり・・・ 妻が強盗にナイフで刺されて死んでから、家にはナイフを置かなくなったり、 ナイフが嫌いなんだ!と怒りを露にしたり・・・ そんな人間的な面も見せたりして、そのキャラクターが好きになっていくわ。 最後には更生して、刑事らしい面も見せたりして、 観察課がそんなチョルジュンを見ていて、「確実に更生中」なんて記録して笑わせてくれるのよ。 最後の、イ・ソンジェに自分の奪った麻薬を降りかけて・・・ おいおい!罪をなすりつけるなよ!って感じだけれど(笑) これこそどーしょもない<公共の敵>に対しては、これくらいの汚い手を使ってこらしめないと 気持ちが晴れないかもしれないわね。 ソル・ギョングがかなり腕っ節の強いキャラで痛快よー イ・ソンジェは、とんでもない悪役キャラに挑戦してて・・・ シャワーを浴びながら一人Hするなんて驚きシーンもあって・・・ 「なめてやるぜ!」「この売女!」とか・・・その言葉ぶりからも、かなり傲慢な人柄が表れてるわ。 けれど、表向きは人当たりのいい良きパパ、良き夫。 (奥さんがキレイで、この奥さん・・・「風の伝説」でも共演してるわよね) 公私共に成功した、いわゆるエリート。 なんだけれど、裏の顔は・・・ よそ見運転で衝突したタクシーの運転手に、いきなり名刺をつきつけ 「保険で処理しましょう」で終わらせようとする、傲慢男。 「まず一言謝るものだろう?」と、タクシーの運転手に窘められたことが気に入らなくてか、 その運転手の後をつけ、石で何度も殴りつけ虐殺しちゃうという・・・ そして今度は、自分の両親をお金のために虐殺しちゃうのよ。 何十箇所もナイフを突き刺して・・・ チョルジュンは、ギュファンが犯人だと直感するのだけれど、決め手がない。 そして、執拗に追いかけてくるチョルジュンが鬱陶しいギュファンは、 老夫婦殺人事件を迷宮入りさせようと、全く関係のない人間を同じ手口で殺すのね。 「理由もなく人を殺すな!」と、チョルジンは激怒し、 ギュファンを無理矢理取調室に連れて行き、 「人を殺すのに理由がいるのか?」 というギュファンの言葉に、怒りを抑えきれなくなったチョルジンは、 ギュファンに暴行を加えてしまう。 ギュファンの友人の検事にチョルジュンをクビにするようオム班長は命令され チョルジュンは階級を下げられ、交通課に左遷されてしまって・・・ では、結末までネタバレしちゃ いますわよー ギュファンが両親の遺体の解剖を拒み、遺体の引き上げを急いでいることをキム・ヨンス刑事から聞かされたチョルジュンは、「遺体に事件の鍵がある!」と睨 み、裏の手で死体安置室に忍び込み、決め手となる親指の爪のカケラをギュファンの母の喉からみつけるの。 事件の調書を取っている時に、ギュファンの怪我をした親指を思い出し、ナイフの達人であるヨンマンから、素人がナイフを使うと時々親指に怪我をすると聞か され、チョルジュンはこれがギュファンが探していた証拠だと確信するの。 「これがどういう意味かわかるか?」 息子に殺されたのに、それでも息子を捕まえさせたくなくて証拠を飲み込むという親の愛・・・ 親とはそういうものだ!と、憤るチョルジュン。 ギュファンの元へ行 き、「今許しを乞うなら許してやってもい い」と、チャンスを与えるが、 「このことはまだ俺しか知らない」という言葉を信じたギュファンは、チョルジュンの後を追いかけ、 抹殺してしまおうと目論む。 オム班長を始めとする強力2班は、ギュファンが犯人であるという証拠を掴んだと知り、 全力でギュファンの行方を追う。 交通課に応援を依頼したオム班長は、「なぜ強力班の事件に交通巡査のチョルジュンが関わっているんだ」と咎められ、「潜入捜査だ!あいつは交通巡査じゃな い!刑事だ!」と怒鳴りつける。 そして、キム・ヨンス刑事に、チョルジュンの刑事証を返すように手渡す。 ギュファンの友人である刑事からも電話が入り、 「なぜあいつをあの時クビにしなかったんだ!」と怒鳴りつけられ、 「このガキが俺にタメ口叩くのか!お前は殺人犯を庇った罪で刑務所行きだ」と、怒鳴りつける。 チョルジュンはギュファンを叩きのめす。 両親を殺した罪で100年 無関係の人間を遊びで殺した罪で100年 警官の顔をナイフで傷つけた罪で15年 それに加え・・・ 大量の麻薬を所持した罪で・・・死刑。 気を失ったギュファン の体の上に、 以前ヤクザから奪った麻薬を振り掛けながらチョルジュンは言い放つ。 そして、以前は賄賂を 受け取っていた露天商からは金を払って (原価)バナナを買い、 ヤクザには正義感溢れる態度で挑み・・・ チョルジンは刑事らしくなっていた。 |
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