ホワイト・バレンタイン White Valentine |
原題:ホワイト・バレンタイン 화이트 발렌타인(ファイトゥ パルレンタイン) <1999> |
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監督 | ヤン・ユノ | <1996>ユリ、<1997>ミスター・コンドーム、<1998>チャン、
<1999>ホワイト・バレンタイン、 <2000>リベラ・メ、< 2004>風 のファイター、<2006>ホリデー、 <2007>仮面、<2010>グランプリ、 <2011>アイリス -THE LAST- 【TVドラマ】 アイリス<2009> |
出演 |
チョン・ジ ヒョン |
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パク・シニャ ン(朴新陽) |
<1996>ユリ、<1997>プワゾン、
<1997>モー
テルカクタス、 <1997>手紙 The Letter、
<1998>約束、 <1999>ホ ワイト・バレンタイン、 <2000>キリマン ジャロ、<2001>インディアン・サマー、 <2001>達磨よ、遊ぼう、 <2003>4人の食卓、<2004>ビッグ・スウィンドル! 、 <2004>達 磨よ、ソウルに行こう、<2007>ま ぶしい日に |
【レビュー&ネタバレ】 |
ストーリーは、 書店を営む祖父と暮らす19歳のジョンミン。 夢は童話の挿絵を描くこと。 ジョンミンには、忘れられない思い出がある。 両親を失い心にポッカリと穴があいていたジョンミンは、 小学生の頃、「女教師」と偽って、兵役中の軍人と5年間文通していた。 しかし、「会いたい」と会いに来た彼に会えるわけもなく、 それは遠い思い出となっていた。 ある日、ジョンミンの住む町に ヒョンジュンという青年が越してきた。 小さなペットショップを営み、動物を心から愛するヒョンジュン。 公園でヒョンジュンをみかけたジョンミンは、 心優しく、どこか影のあるヒョンジュンが気になりだす。 ジョンミンの犬を捕まえてもらったことから ジョンミンはヒョンジュンと知り合うが、 照れてうまく話すこともできず、犬を叩いて叱られる。 そんなヒョンジュンがますます気になるジョンミン。 しかし、ヒョンジュンは、ここで恋人を待っていると、ジョンミンに話す。 ヒョンジュンには、恋人を交通事故で失った悲しい過去があった。 しかも、ヒョンジュンの誕生日に、自分に会いに来る途中で・・・ ヨニはヒョンジュンに一羽のオスの鳩をプレゼントし、 自分がメスの鳩を連れて向かう途中だった。 しかし、ヨニも、メスの鳩も、この世を去ってしまった。 鳩は一度つがいになると、絶対に相手を忘れないということを、 後で知ったヒョンジュン。 自分は残されたオスの鳩と一緒だ。 未だに恋人ヨニが忘れられないヒョンジュンは、 すべてを捨て、ヨニの暮らしていたこの町に越してきたのだった。 ある日、ジョンミンの部屋に白い鳩が迷い込んでくる。 その鳩は伝書鳩で、足に手紙をつけていた。 その手紙を読んでしまうジョンミン。 それは、死んだ恋人に宛てた青年の悲しい手紙だった。 その手紙の主がヒョンジュンとも知らず、 ジョンミンは返事を書き、鳩を飛ばす。 「私にも、辛い時を支えてくれた人がいます。 今度は私があなたにとっての、その人になりたい」 ↓結末↓ しかし、手紙を読んだヒョンジュンはヨニのことを思い出してしまい、 この町を去り、旅に出ることを決意する。 この町は好きだけど、情が移る前に離れたいと・・・ 鳩につけられた手紙を読んだジョンミンは驚愕する。 「僕の名前はヒョンジュン・・」 とあったからだ。 慌てて昔の手紙を引っ張り出すジョンミン。 文通相手の名もヒョンジュンで、筆跡も同じだった。 ジョンミンは慌てて鳩に毛糸をくくりつけ、空へ飛ばす。 そして、糸をたどったジョンミンは、 その主がペットショップの青年だということを知る。 ヒョンジュンが町を出る前日、ジョンミンは店を訪ねる。 「旅立ちを見送ってくれる人は友達だ」 と言って、笑うヒョンジュン。 ヒョンジュンは、思いもがけないことを話し出す。 この町に、もう一人会いたい人がいたんだ。 字は小学生なのに、女教師だっていうんだ。 今頃、君と同じくらいの年齢になっているだろうね。 ヒョンジュンは、最初から相手が小学生だと知っていたのだと。 「可愛いじゃないか」と、ヒョンジュンは笑う。 眠ったヒョンジュンの元に、自分が描いたイラストを置いて去るジョンミン。 時が流れ─ 旅に出ていたヒョンジュンは、撮り溜めた写真を本にして発売する。 自分の本を見に行った本屋で、ヒョンジュンは思いもかけないものを目にする。 それは、いつかジョンミンが自分に贈ってくれた絵だった。 中を見たヒョンジュンは、更に驚愕する。 それは、遥か昔、自分が文通をしていた女の子の話だった。 彼女がジョンミンだったんだ! 慌ててジョンミンの元へと向かうヒョンジュン。 しかし、祖父を亡くし、童話作家になったジョンミンは、 町を出ようとしていた。 すれ違ってしまう二人。 慌ててジョンミンを追うヒョンジュン。 駅でジョンミンを待ち続けるヒョンジュン。 しかし、ジョンミンはヒョンジュンが目を離したすきに改札を抜けていた。 雪の降る中、ヒョンジュンはひたすら待つ。 待ちきれなくなったヒョンジュンは、改札へと走る。 END ラストがイマイチ中途半端でしたが、きっと二人は会えたのでしょうね。 もし会えなかったとしても、二人は縁で結ばれているから、 いつかどこかで会えるでしょう。 おじいちゃんが亡くなってしまったことは、一番のショックでした・・ それはちょっとあんまり・・・ ヤン・ドングンは兵役を終えて帰ってきたのでしょうし、 すると、ヒョンジュンが町を出てから2年が過ぎたということですね。 おじいちゃんは1年前に亡くなったということだから、 あの後、長くは生きられなかったのね・・・ かなり落ち込みました・・・ ヤン・ドングンが、最後まで笑わせてくれ、 そして、心を温めてくれましたが・・ |
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