ホリデー  Holiday 
 原題:ホリデー 홀리데이(ホリデイ)<2006>

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ホリデー
1988年10月。オリンピックという世界的な行事を終え、世界4位という感興 から抜け出られなかっ た頃。懲役7年、保護監護10年の刑を受け服役中のチ・カンヒョク(イ・ソンジェ)と囚人たちが、護送車を転覆脱出するという、世の中を驚愕させる事件が 発生する。

拳銃1丁と実弾を奪い武装脱走に成功したカンヒョクたちは、遠征強盗と家庭を回りながら人質劇を繰り広げるなど、ソウルを恐怖のるつぼに追い込 む。

だが、人質になった人々は、マスコミで話す凶悪犯という話とは程遠い、人間的で礼儀正しいカンヒョク達に憐憫の情を感じるようになる。

脱走9日目。 プッカジャンドン(北加佐洞)の家庭に隠れていたカンヒョク達は、自分たちを執拗に追う警察官キム・アンソク(チェ・ミンス)に発見され、警察との最後の 対立劇を繰り広げることになる。カンヒョクの最後の願いであるビージーズの<Holiday>が鳴り響く中で、カンヒョクは自分たちを取り囲む警察とマス コミに向かって叫ぶ。

「有銭無罪、無銭有罪」

金があれば罪がなく、金がなければ罪となる。カンヒョクの叫びは、TVなどマスコミを通じて全国に鳴り響き、カンヒョク達は最後の選択をする。
【ミュージック・ビデオ】
監督 ヤン・ユノ <1996>ユリ、<1997>ミスター・コンドーム、<1998>チャン、 <1999>ホワイト・バレンタイン
<2000>リベラ・メ、< 2004>風 のファイター、<2006>ホリデー、 <2007>仮面、<2010>グランプリ
<2011>アイリス -THE LAST-
【TVドラマ】 アイリス<2009>

出演

イ・ソンジェ (李誠宰)

<1998> 美 術館の隣りの動物園、<1999>愛のゴースト、 <1999>アタック・ザ・ガス・ステーション!
<2000>吠える犬は噛まない、 <2000>エン ジェル・スノー、<2001>風林高、<2001>公共の敵
<2004>氷雨、 <2004>風の伝説、<2004>シン・ソッキ ブルース、<2006>ホリデー
<2006>デイジーデイジー アナザー・バージョン)、 <2007>マイ・ボス マイ・ヒーロー3
<2010>夢は叶う、<2010>絃の歌

チェ・ミンス (崔民秀)

<1995> サランヘヨ あなたに逢いたくて、<1996>インシャラ、 <1999>ユリョン-幽霊-、<2000>リベラ・メ、
<2001>花嫁はギャングスター、<2002>ソウ ル(日本映 画)、<2002>イエスタディ 沈黙の刻印
<2003>清風明月、<2006>ホリデー、< 2006>花嫁はギャングスター3

イ・オル

<2002> H [エイチ]、 <2002>純愛中毒、 <2003>春の日のクマは好きですか?、 <2004>サマリア
<2005>レッド・アイ、<2005>赤い靴、 <2006>ホリデー、<2006>死生決断、<2007>光州5・18
<2007>ファム・ファタール(特別出演)、<2008>ここよりどこかへ(特別出演)、
<2008>コ死 : 血の中間考査、<2009>仁寺洞ス キャンダル(友 情出演)

チャン・セジン <1995>ラ ン・アウェー、 <1998>男の香り、<1999>愛の ゴースト、< 2001>花嫁はギャングスター
<2002>頑張れグムスン、<2003>花嫁はギャングスター2 帰ってきた伝説、<2006>ホリデー
ヨ・ヒョンス <2001>バ ンジージャンプ する、<2002>男、生まれる、<2006>ホリデー、 <2006>師の恩
ムン・ヨンドン <1996>ユリ、<1997>ミスター・コンドーム、< 2004>Rポイント、<2006>ホリデー
ドンヒョン <2003>地球を守れ!、<2006>ホリデー
チョ・アン <2003>狐 怪談、<2004>まわし蹴り、 <2006>ホリデー、<2007>お姉さん が行く、<2007>ムイ、
<2008>幼い王子(星の王子様)、 <2008>アンティーク~西洋骨董洋 菓子~(友情出演)、
<2009>キングコングを持ち上げる
キム・ジソン <2002>菊 花の香り、< 2005>拍手するとき発て、 <2006>美しき野獣、<2006>ホリデー

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【レビュー&ネタバレ】
興味を惹かれるストーリー。
監督はヤン・ユノ。ホワイト・バレンタイン は大好きだけれど、 風 のファイターは途中で挫折した作品。
あまりにも両極端................... どうするか?
風のファイターは近年な上に、実 話が基と なった映画。
この映画も、実話が基になっている...... これは危険かも..........
けど、どうにも気になって観てしまいました。

が、こんなにいい映画を放っておくなんてー!!

泣いた、泣いた、泣いた..........

ブラザーフッドの次に泣きました ね。 mocaの号泣映画No.2にラ ンクインしました。
男たちの人間ドラマに泣きます。
嗚咽しながら観た映画なんて、ほんと久しぶりで、心が痛かったわ。
クライマックスに向かって泣き通しだったので、
「どこが泣ける」なんて、語りきれません。
あまりにも辛すぎて、もう一度観ることができません.......

観客動員は120万人。
なぜ?
あの予告編↑はちょっと失敗だとは思いますが..... 観たいという気にならない(笑;)
それだけではないでしょうし...
誰もがある程度裕福に生活できる世の中になり、
<有銭無罪、無銭有罪>なんて、ナンセンスなのでしょうか?
韓国でも、人間関係が希薄になりつつあるといいますし、
こんな<情>を描いた人間ドラマなんて、これまたナンセンスなわけで?
韓国人は、映画に<笑い>を求めているそうです。

シルミドが好きな方には絶対オススメです し、嫌いな 方は観ない方が.....
シルミドも、この<ホリデー>も、実話を基 にしてお りますが、 全く異なるのが.....
このホリデーは、実話とフィクションが2:8程度だということ。(制作会社が発言しています)
ほとんどが作り物で、<実話をモチーフにしたフィクション>という程度。
そのために、主人公の名前も、実在のチ・ガンホンから、チ・ガンヒョクに変えたそうです。

最初は、<第二のシルミド>を狙ってるのか?という感じで、あまり好感を持てませんでしたけど、
観ているうちに、どうでもよくなります(笑)

タイトルにもなっている<ホリデー>は、ビージーズの<ホリデー>です。
この曲、Nowhere 情け容赦なしのテーマと なっている曲です。
劇中でかかると、どうしてもあの映画を思い出してしまう....
なぜこの曲なんだー!オマージュか?パクリか?
まったく違いました。
モチーフとなったチ・ガンホンが、最後の警察との逮捕劇で要求したのがこの<ホリデー>の曲。
チ・ガンホンは、音楽が好きな人だったそうです(事件当時35歳)
それで、この事件のことを<ホリデー事件>と呼ぶ人もいるそうです。
ただ、裏話として....
どういうわけか、警察が用意したのはビージーズではなく、スコーピオンの<ホリデー>
映画ではどちらにしようか悩んだそうですが、チ・ガンホンが聞きたがった曲を、
せめて映画の中で聞かせてあげようと、ビージーズを選んだそうです。
この1曲のために、1億ウォンで原曲を買ったそうです。
実際の事件では、こちらが流れました。

' Holiday ' by scorpions

チ・ガンホンは、どんな想いでこの曲を聴いたのでしょうか.....



この映画のモチーフとなっている重要なポイントは....

1988年。警察の護送車から凶悪犯12名が脱走。
しかし、彼らは巨大な組織でもなく、ただの窃盗犯に過ぎなかった。
そんな彼らが、厳しい警察の目をくぐって(※3万人の警官が動員された)
8泊9日の間逮捕されずに逃げのびることができたのか?

それには何か裏があるはずだ!!

として、作られたこの映画。

その真相とは......

人質たちが届けなかったからだ。
人質たちは、彼らを悪い人々ではなく、可哀相な人々だと思って同情したのだ。

最後の人質だった高氏も、チ・ガンホンを保護しようとした。
事件が終わった後、人質の一人は「衝撃と混乱の16時間。彼らは人間的だった」という題目の手記を書いたりもした。また、朴氏は 「善処を望む」と嘆願書を書いた。
検察に資料を要請しても公開されず...そんな中、メディアを通じて、この事件が映画化されることを知った事件関係者18人程が訪ねてきた。その中には、 2泊3日間彼らと一緒にいた人質もいたし、チ・ガンホンの最後の1時間に電話で話した新聞社記者もいた。
彼らは、「映画を作るのならば、きっちりと描いてくれ。可哀相な人々だった」と口を揃えて言った。

書いているだけで涙が止まりません.......

メディアたちが繰り返し報道する<凶悪犯>の姿とは打って変わって、
礼儀正しく、人間的だった彼ら...... 

チ・ガンホンらは、人質に苦しんでいる人がいれば援助し、「現代版ホン・ギルドン(悪いお金持ちの財産を奪って、貧しくて力の無い人々に配る善良な人)」 という話を聞 いたりもした。 結局人質に捕らわれた人々は、警察に申告を先送りしたり、彼らを守ろうとした。

彼らは、「保護監護法」盲点の犠牲者達だ。
同一犯行を3回以上繰り返せば、「保護監護に処する」という規定は、
事実上、窃盗罪などの軽犯罪者らを捕らえるのに使われた。
万引きや、スリ程度の軽犯罪でも、20年程の監獄生活を強いられることになる。
<お前らのようなバカは世の中に出てくるな!>ということである。
1988年といえば、まだまだ貧富の差が激しく..... 「貧しさ」が犯罪に結びついてしまう時代...
軽犯罪者の彼らを、マスコミは「凶悪犯」と、繰り返し報道した。

4日目(10月11日)に人質になった朴氏は、ソウル地検に善処を望む嘆願書を出した。
(犯人たちと) 自然に食事をしたり、コーヒーも飲むようになりました。
彼らは、「ごちそうさまでした。おばさん」「お世話になりました。行きますね」という言葉を残しました。
一番最後まで残ったチ・ガンホンとカン・ヨンイルの二人は私たちの家族に、『私達が出て行ったら、すぐに警察に届けなさい(人質たちに疑いがかからぬよう 守るため)』と言ったし、弟を見て『勉強を熱心にして、自分達のようにならぬように』という言葉も省かず、『고맙다(コマプタ)ありがとう』という言葉を 残して引き返して行きました。
彼らが去った後、家族皆泣きました。
···こんなに情があふれて善良な人々が脱走犯たちだと、信じることができなかった です···。

この映画は、脱走し、人質をとりながら逃亡する彼らの姿をメインに描いております。
なぜ人質が、彼らを守ろうとしたのか.....
そんな人質との心の交流、囚人たちの男のドラマ....
罪を犯さなければならなかったその背景...

ただ、あくまでも<フィクション>です。
実際のチ・ガンフンは総額556万ウォンの窃盗犯として、10年の懲役と、7年の保護観察で、
合わせて17年の刑務所暮らしを強いられています。
映画のチ・ガンヒョクは、
弟分のジュファンが理不尽な理由で無残に殺されたことにより怒りに火がつき、
ジュファンを銃殺したキム・アンソクに殴りかかり逮捕されます。
貧民村の無許可住宅のエピソードは、チ・ガンフンとは関連のないエピソードです。

映画をドラマティックなものにするために、関連のないエピソードが盛り込まれてます。
その最も象徴的なものが、チェ・ミンス演じる副刑務所長。
この人物は実在しておりません。
彼を<絶対悪>という形で設定することで、チ・ガンヒョクたちの怒りをドラマティックなものにしています。
7kg減量し、金歯を入れ、「貪欲」と「悪」のイメージを作り上げたチェ・ミンスは見事です。
圧倒されます。狂気です........
かつての<カリスマ>を誇ったチェ・ミンスはいづこへ...ですが、
この徹底した悪役キャラは、誰にも真似できません。
チェ・ミンスは、「この映画が、自らの最後の映画出演になるだろう」と、発言しておりました。
それくらいに、この映画は愛着があると。
その後、花嫁はギャングスター3にも出演してお りましたが、端役な感じ。

そして、イ・ソンジェも、減量と筋トレで見事な肉体を披露しております。
チ・ガンヒョクは、身も心も疲れて弱くなっている人物なので、顔を見ただけでそれが見て取れるように...
ということで、イ・ソンジェ自ら試みたことだそうです。
mocaは、イ・ソンジェ嫌いでして.... 映画観る前はけっこう萎えておりました.... が!
イ・ソンジェがかっこよく見える!
いえ、かっこいい!
<善良そうなチ・ガンヒョク>を作り上げることができたのは、イ・ソンジェの努力あってのことですね。
彼の横顔には、憐憫を感じずにはいられなくなります。





チ・カンヒョク[囚人]
イ・ソンジェ(이성재)
キム・アンソク[副刑務所長]
チェ・ミンス(최민수)






ファン・デチョル[囚人]
イ・オル(이얼)
クァンパル[囚人]
ドンヒョン(동현)
チャンギョン[囚人]
チャン・セジン(장세진)
サンホ[囚人]
ムン・ヨンドン(문영동)




ミンス[囚人]
ヨ・ヒョンス(여현수)
イ・ジュファン
ソル・ソンミン(설성민)
ヒョジュ[人質]
チョ・アン(조안)
ヒョギョン[人質]
キム・ジソン(김지선)

残る脱走犯5人。
イ・オルはその存在感に驚かされました。
純愛中毒では穏やかな優しい兄。サマリア は、娘の援交を知り苦悩する父。
いまいち印象の薄い感じですが、この映画では<本物のイ・オルの演技>を見せられた気がします。
後半になるにつれ、どんどん好きになっていきます。

チャンギョンとサンホですが、最初は印象薄い感じでした。
チャン・セジンは、今までは<殺人兵器>のような、異常な役ばかりだったので、驚き。
デカ男のチャンギョン(188cm)と、チビのサンホ(165cm)
「おい、(俺の)半分!」なんて言いながらも、二人の間には厚い友情が.....
この二人に、とにかく泣かされます。

mocaの大好きなヨ・ヒョンスはさすがです!
なぜ売れないの?
バンジージャンプするで、イ・ビョ ンホンに 愛される男の子を演じ、
<ホテリアー>では、ボーイを演じておりました。
2007.5.29に入隊してしまいましたが、同日入隊した のソ・ジソクは多少記事になったもの の、
ヨ・ヒョンスは相手にされず.... 可哀想.... 除隊の時には迎えに行ってあげたいわ....
自分でも不思議なくらい気になる俳優。

そして、人質となったヒョジュとヒョギョンの姉妹。
チョ・アンは、狐怪談のぽっちゃりの女の子で演技は既に評価 済。
キム・ジソンは、拍手する時に発て の印象が強すぎて.... かなりの演技派です。
この演技派姉妹が、脱走犯たちを守ろうとする人質の心情を見事に演じています。

ヒョジュとヒョギョンの弟ヒョチョル、カン・ミン君も可愛いの。
美しき野獣でも、キム・ジソンとは兄弟役。

子役といえば、イ・ソンジェの子役も可愛いの。かなり注目度高し。
演じたのはイ・ヒョヌ君。
卑劣な街では、ナムグン・ミンの子役を演じ ておりま す。

そして、この映画がデビュー同然のソル・ソンミン。
1983年生まれ。壇国大学在学中。
初期のウォンビンが放っていたあの愛くるしい弟のような雰囲気を持っています。
ソル・ソンミンもいいし、このジュファンのキャラクターがいい!相乗効果。
強烈な印象で惹き込み、映画をグイグイ引っ張っていきます。
このソル・ソンミンのおかげで、この映画の導入部は見事成功を収めたと言えると思います。


いい映画だと思うけれど、完璧ではありません。
この映画の主題は、「間違っていたら、間違っていると言わなきゃいけない」ですが、
そこがちょっと弱かったですね。
せっかく、ジュファンのシーンにあれだけの分量を割いたというのに.....
なぜ前大統領の家に行くのかが、印象が薄いですし、
いつ全員が同じ気持ち、同じ目的を持ったのか?と、謎だらけ。
他にも、そんな稚拙な点がチラホラと。
あまり冷静に追及せず、映画の世界に浸っちゃいましょー

映像も美しく、アングル、画質...mocaの大好きな映像で、
人物がよりイキイキと映し出されるわ。


* * *

以降は、映画を観た方のために!!(完全ネタバレ)
この映画を愛する方は、実際のチ・ガンホン事件も気になることでしょう。


○実在の脱走犯たちの消息

イ・ソンジェの演じたチ・ガンホンは、映画同様に「有銭無罪、無銭有罪」を叫び、ガラスの破片で自殺を図り、同時に特攻要員5人が撃った銃弾を受け、病院 へ搬送されるも死亡。
ただ、この報道内容は事実ではないと、その場にいた関係者が反論しており、チ・ガンホンの死はミステリーになっているそうです。

一発の銃弾で自殺を図ろうとした二人は、最後の人質宅で<2名が自殺>という事実をモチーフに膨らませたフィクションと思われます。
唯一の生存者は、ヨ・ヒョンスが演じたミンスのモデルであるカン・ヨンイルのみ。
映画のエピソードはフィクションであり、最後の人質宅である高氏宅屋上で生け捕りに。大邱刑務所で服役。2007年6月釈放予定。


○保護観察法の行方

人権団体から批判を受け、この<ホリデー>が製作中である2005年10月に廃止された。


○事実とフィクション

最後の人質高氏宅で、心臓が悪い高氏婦人と末の息子が最初に釈放されたのは事実。

イ・ソンジェがかけているサングラス(↑ポスターも)は、実際のチ・ガンホンがかけているサングラスとそっくり。

ミンスの夢「妹と美容院を開きたい」は、実際に囚人が人質チョン氏に不遇だった過去を吐露。
チョン氏の証言「一人は美容師になるのが夢だったが、前科があるからと就職してからクビになったと悔しがっていた」
ちなみに、映画で語られぬまま終わったチ・ガンホンの夢は、「詩人」だった。
不遇な家庭環境で小学校も卒業することができなかったチ・ガンホンは詩人が夢であり、説得力のある話術を持っていた。

チョン・ドヒョン前大統領の延喜洞の家に行こうとしたという設定もフィクション。
デチォルが香港密航を試みたこともフィクション。

プロローグで、牡丹雪が降る中 ‘ホリデー’が流れ、撤去を控えた貧民村の隣りにタワーパレスが映る。
これは監督が意図的に入れた。1980年代にタワーパレスはなかった。
韓国の貧富格差を一目で眺められる場面だからだ。


○なぜチ・ガンヒョクは脱走を決意したのか

ゆで卵を包んでいた新聞紙の記事で、大統領の親戚が560億ウォンを横領し7年の懲役を受けたことを知り激憤。ガンヒョクは、560万ウォンを盗んだ罪で 懲役7年、保護観察10年、合計17年を宣告されていた。「有銭無罪、無銭有罪」の時代。’間違っていたら間違っていると言わなきゃ’と死んでいったジュ ファンを思い出し、脱獄を決意。 実在のガンホンも、この件で憤慨し、脱走を決意したそうです。
ちなみに、チ・ガンホンが脱走する原因となった大統領の親戚は、詐欺疑惑で訴えられ、現在逃避中。




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