モーテルカクタス  Motel Cactus 
 原題:モーテル・サボテン 모텔 선인장(モテル ソニンジャン) <1997>

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モーテルカクタス

雨期のモーテルは暑くて、癇癪が起きた。
イ・ミング(チョン・ウソン)は、恋人チェ・ヒョンジュ(チン・ヒギョン)の誕生日に彼女と一緒にモーテルを捜す。二人は風呂場で、部屋で、セックスをす る。ヒョンジュは「愛してる」いう言葉を聞きたくて、ミングと泊まりたいと駄々をこねるが、そうするほどミングは癇癪を起こす。ヒョンジュはミングに執着 し、ミング負担になって逃げたがる。ミングが、ただセックスのみのためにモーテルに入ったように思えるようになる。彼らの荒い息の音は部屋をもっと息苦し くする。彼らの関係も息苦しく見える。映画が始まる時、ヒョンジュが失恋した友達に忠告した言葉が、まるで彼女自身に帰って来るような不吉な予感を持つよ うになる。そして愛の終末は遠くないことのように思われる。

監督 パク・ギヨン <1997>モー テルカクタス、 <2004>20のアイデンティティ

出演

チョン・ウソ ン(鄭雨盛)

出演作品一覧
チン・ヒギョ ン(陳煕瓊) <1996>銀杏のベッド、< 1997>モーテルカクタス、<1999>新 装開店
<2000>プラ イ ベートレッスン青い体験、<2001>私にも妻が いたらいいのに
<2002>大 変な結婚(家紋の栄光)、<2006>連 理の枝
パク・シニャ ン(朴新陽) <1996>ユリ、<1997>プワゾン、 <1997>モー テルカクタス、 <1997>手紙 The Letter、 <1998>約束
<1999>ホ ワイト・バレンタイン、 <2000>キリマン ジャロ、<2001>インディアン・サマー
<2001>達磨よ、遊ぼう、 <2003>4人の食卓、<2004>ビッグ・スウィンドル! 
<2004>達 磨よ、ソウルに行こう、<2007>ま ぶしい日に

イ・ミヨン (李美妍)

<1997>モー テルカクタス、<1998>囁く 廊下~女校怪談~、<1999>我が心 のオルガン
<1999>ラブストーリー オープン・ エンディッド編、< 2001>インディアン・サマー、 <2001>黒水仙
<2002>純愛中毒、<2005>タイフーン、<2007>肩ごしの恋 人

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【レビュー&ネタバレ】
10年前・・
とはいえども、すごいものがあるわ・・・・・・
古臭いのか、わざとなのか・・・・

mocaにとってはゴミ同然。
映画界からしたら、mocaがゴミ同然。

いわゆる芸術作品。
過去にこういった作品は韓国にはなかったようで、
「ニューウェーブ」と謳われたようですが、
韓国映画界には意義はあっても、
mocaにとっては価値はなし・・・mocaは大衆ですからぁ。

この映画のすごいところはといえば、
脚本にグエムル~漢江の怪物~などのポン・ジュノが参 加し、
撮影監督に、香港からクリストファー・ドイルを招いたこと。

俳優陣も、チョン・ウソン、パク・シニャン、イ・ミヨンときたら、
ちょー豪華ですわよね。
メインの女優は、チン・ヒギョンですが。
ドラマ<白夜>のソンシム、<悲しき恋歌>のオードリーです。
この人、脱がない人かと思っていたら、
この映画で脱いでおりました。
特に美しいものではございませんが・・・・・



チョン・ウソンが若い!
24歳頃?
チン・ヒギョンは・・・28歳頃?老け過ぎよねぇ・・・・
チョン・ウソンがかなり激しいキスシーンを披露しておりますが、
相手がチン・ヒギョンなのは残念・・・・・




韓国では、ラブホテルのことを
「モーテル(모텔)」とか、「ヨグァン(여관)」と呼びます。
この映画はそんなラブホテルを舞台に描かれるラブストーリー。
舞台となる「モーテル・サボテン」ですが、
実際には看板には「ヨグァン(여관)」と書いてあります。
「「ヨグァン(여관)」は、漢字で書けば「旅館」です。
けど、韓国で「旅館」といえば、ほとんどラブホテルです。
但し、普通にビジネスマンが出張で利用したり、旅行者が利用したりと、
日本の感覚とはちょっと違います。

この映画は、「サボテン」という名前のラブホテルの407号室での4つの話を
オムニバス形式で描いております。

1話は、ミング(チョン・ウソン)と、ヒョンジュ(チン・ヒギョン)
2話は、ジュンギ(ハン・ウンス)と、ソギョン(キム・スンヒョン)
3話は、ソテク(パク・シニャン)と、ヒョンジュ(チン・ヒギョン)
4話は、ソテク(パク・シニャン)と、ヒス(イ・ミヨン)

見てお判りの通り、同じ人物が重なっております。
これは、ミングを忘れられないヒョンジュがソテクと行きずりのSexをし、
ソテクは昔の恋人ヒスと再会し、このホテルにやってくるから。

■1話■

ヒョンジュは誕生日にはモーテル・カクタスで一晩過ごしたいと、
恋人のミングにねだる。
しかしミングは「愛してる?」としつこく尋ね、
「子供作らない?」などと言い出すヒョンジュを重荷に感じていた。
部屋に入った早々は熱いSexを交わし、ご機嫌だった二人だが、
しだいにミングは苛立ちを隠せなくなる。
「帰るよ」
ミングは大雨の中帰ろうとする。
「泊まれるとは言ってないだろう。週末に埋め合わせするよ」と。
「私の誕生日なのに」
と、ヒョンジュはミングを責めるが、
彼が自分の元を去ってしまうような気がして、
「ごめんね・・・」と謝ってしまう。
ミングは部屋に戻り、再びSexをする二人。
別れは、そう遠くない日にやってくるだろう・・・

---
何の面白みもないストーリー。
チョン・ウソンがこういう男を演じるのは新鮮かもしれませんが・・・
この映画が始まる時、清楚な雰囲気のヒョンジュが失恋した友達を
慰めるシーンがあり、
「バカね。何度も言ったでしょう?男の方から来るまで待ちなさいって。
どうして待てないの!」
結局、ヒョンジュも男に執着し、煙たがれ
すがる女になってしまった・・・


■2話■

ジュンギは学校の課題を撮影するために407号室を借りた。
いくら待ってもモデルとカメラマンが来ない。
苛立つジュンギ。
ようやくモ デルのソギョンは現われたが、
カメラマン役のジョンピョは来ない。
「先に始めよう」とジュンギが言い出す度に
「来るまで待とうよ」と、ソギョンは言う。
二人はだらだらしたり、キスしたり・・・
そして、ジュンギはソ ギョンがジョンピョとクラブに行ったこと を聞かされ腹を立てる。
チェックアウト時間近 くに、ようやくジョンピョから連絡が。
ケンカに巻き込まれ警察に拘束されていたと。
ソギョンは彼が来るまで待とうと言う。
ジュンギはソギョンを追いたて部屋を出る。
名残惜しそうに部屋をみつめるソギョン。

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この2話だけは独立しているのね。
しかし、なんてつまらないんだー
意味がわからない・・・
女優はブサイクだし・・・

■3話■

バーで時間を潰していたソクテは、その店の唯一の客ヒュンジュと出会う。
泥酔した二人は407号室へ入り、何も考えずに激しいSexを繰り返す。
ト イレットペーパーを全部引き出したり、
マラソン大会ごっこをしたり、
コンドームを膨らませてはしゃいだり、
壁に落書きをしたり、
やりたい放題やり、大騒ぎする二人。
まるで悲しみを忘れようとするかのように。
「ここには、雨の日にしか来ないの?最初は誰と来たの?」
ソクテはヒョンジュに尋ねる。
ヒョンジュは答えない。
することもなくなって暇を持て余す二人。
ソクテはヒョンジュを抱こうとするが、拒まれる。
ソクテが眠ると、ヒョンジュは部屋を出ていく。

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抱き合っても満たされない心の隙間。
そして、終わり。
退屈。退屈。
わかるんだけどね。

■4話■

ソクテは大学時代の恋人ヒスと407号室にやってきた。
先輩の葬 式で再会した二人。
ヒスはすぐに帰ると言うが、時間が流れていく。
「私に会いたいと思わなかった?手紙も返事もないし」
ヒスはソクテに尋ねる。
「ごめんね・・」
ヒスは意味もなく謝る。
そして、ヒスはソクテと別れた後中絶したことを告白する。
憤るソクテ。
喧嘩したり、触れ合ったり・・・
二人は昔のような時間を取り戻して行く。
「どうして離婚したの?」
「話せば長いわ・・・」
「幸せになって欲しかったのに」
「ごめんね、幸せを逃して・・」
二人はSexする。
しかし、終わった後、そこには冷たい空気が流れる。
ソクテは淡々と灰皿で紙を燃やし続け
ヒスは煙草をふかす。

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過去のわだかまりが解けていくように感じながらも
やはり、心を通わせられない二人。
ヒスは冒頭で手相占いに見てもらっている。
以前にも来たの。
絶対に結婚はやめなさいって言われたのに、
忠告を無視してごめんなさい。
去年離婚しました・・と。
奥深いといえば、奥深い映画・・・
イ・ミヨンが化粧が濃い。けど、美しい。
なのに、ほとんど顔が映らない・・
Sexシーンは、遠くからひいたカメラで背中だけ・・
本人なのかさえも不明。





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