*マラソン* 韓国映画レビュー100作以上あらすじネタバレ

マラソン　　marathon 　

　原題：マラソン　말아톤（マラトン）　＜2005＞

オススメ	ストーリー	韓流王道	泣き	笑い	名作	映像
△	△	×	×	△	○	×

シマウマとチョコパイが好きな、外見は同じ年頃の子供たちと変わらない純粋な少年チョウォン（チョ・スンウ）。

ある日チョウォンは＜自閉症＞という青天の霹靂のような診断を受け、母親ギョンスク（キム・ミスク）は、耐えられない現実の前に挫折する。しかしギョンスクは、チョウォンが駆け足だけは正常人よりも優れた能力を持っていることを発見し、走る時だけは他の人々と違わない息子の姿に希望を持ち、粘り強く訓練させる。

時が流れ、20歳の青年になったチョウォン。しかし、知能は相変らず5歳のままだ。人の前で平気でおならをしたり、弟ジュンウォン（ペク・ソンヒョン）に、礼儀正しく尊敬語を使ったり、所かまわず音楽にあわせて独特の踊りを見せたりするものだから、チョウォンがいる場所はにぎやかだ。

幼い頃から訓練してきた駆け足の実力だけは、相変らず最高であるチョウォン。ギョンスクは、自分の目標を「チョウォンのマラソンサブスリー（Subthree：フルマラソンを３時間以内で走りきるタフなランナー）達成」に決め、息子の訓練に励む。

ある日、世界大会で優勝したこともある元マラソンランナーのチョン・ウク（イ・ギヨン）が、飲酒運転により社会奉仕命令を受け、チョウォンの学校にやってくる。ギョンスクは、哀願するようにしてウクに息子のコーチを押し付ける。チョウォンを煩わしく思うウクだったが、チョウォンと一緒に時間を送るにつれ、子供のように純粋で率直なチョウォンに少しずつ感化され、チョウォンもウクに心を開き始める。ウクはいつも速度調節に失敗して倒れるが、持久力が格別なチョウォンにマラソンサブスリーの可能性を発見し、本格的な訓練に入る。

一方、不誠実に見えるウクを信じられないギョンスクは、ある日、ウクと言い争になる。「愛と執着を錯覚するな」というウクの話に反論もできないギョンスク。彼女はウクの言葉どおり、今まで「好き」「嫌い」という意思表示もできない子供を自分の欲のために酷使していたのではないかという思いをぬぐい去れない。今まで積み重ねた全てのものが崩れ落ちたように感じたギョンスクは、マラソンも、サブスリーもすべてあきらめようと決心する。

【おまけ】
マラソンの正しい綴りは＜마라톤＞なんだけど、
チョウォンが絵日記に書いた＜말아톤＞という綴りを題名にしたそうよ。

【予告編】

監督	チョン・ユンチョル	＜2005＞マラソン、＜2007＞よいではないか、＜2008＞スーパーマンだった男
出演	チョ・スンウ（趙承祐）	＜2000＞春香伝、＜2001＞ワニ＆ジュナ～揺れる想い～、＜2002＞フー・アー・ユー？、＜2002＞爆裂野球団！（特別出演）、＜2002＞Ｈ [エイチ]、＜2003＞ラブストーリー、＜2004＞下流人生～愛こそすべて～、＜2005＞マラソン、＜2006＞とかげの可愛い嘘、＜2006＞タチャ　イカサマ師、＜2008＞GO GO 70s、＜2009＞炎のように蝶のように
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【レビュー＆ネタバレ】

涙、涙の感動作・・・
なはずなんだけど、泣けないmocaはなんなんでしょーか？
誇張広告？
ともかく、感動はそれほどではないけれど、なかなか楽しく観れる映画でございました。
チョ・スンウの演技には、驚かされるし、チョ・スンウあっての映画ですわね。
チョウォンとウクのやり取りには笑わされるし、二人が打ち溶け合っていく過程がよいのです。
ロクデナシに見えたコーチが、けっこうイイ人だったりと・・・
笑えるエピソード、心が温かくなるエピソード、盛りだくさん。
最後には、家族も一つになってよかったわ。
弟がマラソンの応援に駆けつけるなんて想像もできなかったもの。
この弟くんも、可哀想なんだけど・・・

心が疲れた時に、こんな映画はいかがかしら？

日本でのリメイクが決定したそうね。
二宮くんも、演技には定評ありますが・・・・・・・

自閉症の子供を育てるって、並大抵のことじゃないわよね。
執着と言われて思い悩む母の姿は、あまり切々とは伝わってこないけど、
チョウォンが幼い頃、母親に捨てられたことを未だ覚えていたシーンには、せつなくなります・・・。

弟ジュンウォンのペク・ソンヒョンは、天国の階段のソンジュの子役でございます。
パク・シネちゃんはあまり変化が見られないのに対して、ペク・ソンヒョンはかなりの成長ぶり。
あのお猿のような子が、大人の男になる一歩手前の、妙な色気を感じさせてくれてます。
将来が楽しみだわー
母役のキム・ミスクは、「サラン-LOVE-」の、前半のヒロインでございます。

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