モノポリー Monopoly |
原題:モノポリー 모노폴리(モノポルリ) <2006> |
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監督 | イ・ハンベ | <2006>モ ノポリー |
出演 |
ヤン・ドング ン |
<1999>ホワイト・バレンタイン、<1999>ダンスダン
ス、<2000>海辺に行く、<2000>彼が駅で降りた、 <2001>受取人不明、 <2002>海賊、 ディスコ王になる、<2003>ワイルドカード、 <2004>最 後の狼、 <2004>風の ファイター、<2006>モ ノポリー、<2010>グランプリ、 <2010>離脱 |
キム・ソンス |
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ユン・ジミン | <2003>ラ ブ・インポッシブル(南男 北女)、<2006>モ ノポリー |
【レビュー&ネタバレ】 |
うーん、、、この手のものなら、
ハリウッドの方が面白いんじゃ? いわゆる謎解きなんだけど、手に汗握るようなドキドキ感もまったくなく、 観終わった後の爽快感もまったくなく・・・ 事件が置き、ギョンホの陳述から始まり、延々ギョンホの陳述による謎の提示が大半です。 最後の最後で、その謎解きになるのだけれど、 結局「ジョンとは誰?」という謎だけがこの映画の軸で・・・・ 金融ミステリーという題材はいずこへ??? 謎解きの前に、もう予想もついちゃうし・・・驚きもまったくなく・・・・一言で言えば、失敗作。 韓国の動員数も30万人ほど。 さぁ・・・ネタバレですが・・・・。 ハリウッドを意識しつつ、「箪笥」をマネてる・・・のか? ちょっと箪笥っぽいです。 最後の最後で種明かしがグルグル展開し、見終わった後にも残る謎。 箪笥はそれでも、それなりに面白いのだけれど、モノポリーはイマイチね。 ただ、謎解き映画が作りたかった監督の独りよがり映画でございます。 伏線を敷いて後半で明かし、それに酔ってるだけに思うわよ。 さぁ、エリーとは何者なのか?と思いなさい! さぁ、ジョンは何者なのか?と思いなさい! そんな風に強要されても面白くないわー 観客が自然に「こいつ何者?」と弾き込まれるのが映画でしょ? ヤン・ドングンは今までとは違って、ちょっと垢抜けたインテリ風に見えて、ちょっと驚きね。 キム・ソンスは、このワイルド過ぎるお顔がちょっと苦手で・・・ なんだけど、このジョンに見事にハマってて、ステキに見えたわー いい味だしてたのが、キム・ヒョンボム씨(スジョン兄@バリでの出来事) 国家情報院(NIS)の名も無い要員の一人に過ぎないんだけど、 検視中の現場で、熱帯魚が死なないよう、こっそり水槽に水を足したり・・・(笑) 突拍子も無い報告で、上司にバカ呼ばわりされ・・・・ ほんと、国家情報院要員なのぉー?と思わせるマヌケぶり。 なんだけど、NISの中で一番のお利口さんだったわけよね。 あの水槽の中のフィギュアで真実に気づくなんて、できすぎだわよー! (スジョン兄@バリでの出来事)は、地方刑事並のダサさで、足で事件を追うタイプ。 結局、頭脳派の要員たちは優秀すぎて、 ギョンホの仕掛けた罠にまんまとハマっちゃうのよね。 ギョンホがチャット(メッセンジャーみたいなもの)していた少年は、 春のワルツのカング よ。 あの倉庫での怪しげな少年がチャット相手で、 実は肉屋の息子だったというのはちょっと笑ったけど。 さて、整理しましょー(観てない人は読んじゃダメ~) ジョンという人物は、実はギョンホなわけで、 ギョンホは「大韓民国の全国民の口座から小額を引き出し、 天文学的な資金を得るプロジェクトを実現する」 という野望を抱きます。 アメリカで、オーディションに落ちた女優志望のエリーをパートナーとしてスカウト。 飛行機の中で隣り合わせた「ジョン・リー」という米国1.5世代の男の指紋を入手し、 ジョン・リーに成り代わり、プロジェクトの実行を開始。 陳述で語ったジョンの話はすべてギョンホのやったこと。 エリーの話や、倉庫で出会った少年は、捜査を撹乱するための作り話。 唯一、時計にジョンの指紋を残し、 そして、あたかもジョンを守るために指紋の残った時計を抱き川に飛び込んだのは、 その指紋がジョンのものであるという信憑性を持たすため。 結局、ギョンホの企み通り、ジョン・リーという飛行機で出会った男が逮捕されてしまう。 ギョンホは川に飛び込み死んだとされ、完全犯罪が成し遂げられる。 ということね。 あのプールのある屋敷の野獣のような男は何者なんでしょう? 【おまけ】 米国1.5世代というのは、アメリカ移民した両親を持つ子供たちのことです。 |
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