彼が駅で降りた 
 原題:彼が簡易駅で降りた 그가 간이역에서 내렸다(クガ カニヨゲソ ネリョッタ) <2000.2.7>

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演出 ムン・ボヒョン <1999>クァンキ、<2000>彼が駅で降りた、<2005>悲しみよ、さようなら、 <2007>空くらい地くらい、
<2008>シングルパパは熱愛中 ※いずれもTVドラマ

出演

ウォンビン (元斌)

出演作品一覧

パク・ウネ

<1998> チャン、<2000>彼が駅で降りた、 <2000>悲歌、 <2000>REC 【レック】、
<2001>HEAVENヘブン、<2005>ふたつの恋と砂時計、<2006>ある日突然 最初の話─ 2月29日
<2006>ひまわり、<2008>アバンチュールはパリで
ヤン・ドングン <1999>ホワイト・バレンタイン、<1999>ダンスダン ス、<2000>海辺に行く、<2000>彼が駅で降りた
<2001>受取人不明、 <2002>ワイルドカード、<2002>海賊、ディスコ王になる、<2004>最 後の狼
<2004>風の ファイター、<2006>モ ノポリー
【韓国スターコレクション】
・別れの6段階・・・演 出:チョン・ギサン、脚本:オ・スヨン、出演:ペ・ヨンジュン、チョン・ドヨン、チャ・テヒョン(1995年)
事故で亡くした婚約者を忘れられずにいる精神科医ギョンミン(ペ・ヨンジュン) と、彼の病 院に自殺未遂で運び込まれた無名の演劇俳優ジュニョン(チョン・ドヨン)。医者と患者という立場で出会った二人だが、次第に別れの痛みという経験を共感す るようになる。ジュニョンが提案した別れを克服するための6つの段階を一つずつ実行していく二人。辛い思い出を相手にぶつけることによって癒されながら、 互いに少しずつ惹かれていく。
・彼が駅で降りた・・・ 演出:ムン・ボヒョン、出演:ウォンビン、パク・ウネ、ヤン・ドングン(2000年)
幼い頃に母親を失くして孤児院で育ったミノ(ウォンビン)は、借金を取立てるた め江原道 (カンウォンド)の海辺にある小さな田舎駅に到着した。ミノには借金の取立ての他にも、ソウルで死んだ腹違いの兄の遺品を一度も会ったことのない父親へ渡 す という目的があった。駅に着いてすぐに駅前の食堂の娘ジョンイン(パク・ウネ)と出会うミノは、明るく澄んだ心を持っているジョンインに次第に惹かれてい く。しかしジョンインは、ミノの死んだ兄ミンソクの恋人で、彼が帰ってくるのを待ち続けているのだった。父親との対面とジョンインへの複雑な愛情に悩むミ ノ だが…
・セリが帰ってきた・・・ 演出:オム・ギベク、出演:イ・ビョンホン、イム・チャンジョン、イ・ジウン(1999年)
裕福な家に生まれた画家志望のセリ(イ・ジウン)は、自分の領域が男達によって 侵されるこ とを極度に嫌い、恋愛に執着したくないがために同時に三人の男と付き合っている。カフェのオーナー、シチャン(イ・ビョンホン)と小説家志望のハンス(イ ム・チャンジョン)はセリの恋人。一年の予定でセリが留学している間、それぞれ他の女性と浮気をしている。ある日、突然帰国したセリからの電話を受けて慌 てる二人。浮気の証拠を隠滅するため奔走するが…
・現金に手を出すな・・・演出:オ・スソン、出 演:チャ・テヒョン、ソン・ヒョンジュ、チェリム(1996年)
中華料理屋の出前持ちをするキョンシク(チャ・テヒョン)と小説家志望のテホ (ソン・ヒョ ンジュ)は兄弟のように育った仲。配達中に賭博現場を目撃したキョンシクは、そこから大金を盗むことを決心する。反対していたテホも仕方なく協力すること になり、二人は現金を盗んで逃亡生活を始める。逃亡中、突然車に乗り込んできたジョンエ(チェリム)と出会い、一緒に逃亡生活を続けるように なるが、ついに三人は追っ手に追い込まれてしまう。
・ハッピーバースデー・・・ 演出:キム・ピョンジュン、出演:パク・ヨンハ、カン・ソンヨン(1999年)

「ハッピーデイ」というカフェでバースデイソングを歌う歌手志望のチチャン (パク・ヨン ハ)は、娘のいる男と再婚してアメリカへ渡った母親を憎む孤独な青年。ある日、彼の前に血縁関係のない妹ユジン(カン・ソンヨン)が訪ねてくる。自分を捨 てた母に対する怒りから、ユジンの存在自体を否定するチチャン。しかし、難聴で音がはっきり聞き取れないながらも一生懸命明るく生きるユジンの姿をみなが ら、チチャンは次第にユジンを妹として受け入れていく。

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【レビュー&ネタバレ】
<韓国スターコレクション>に 収録されている<彼が駅で降りた>でございます。
韓国で、2000年2月7日にKBSで放送された1時間ドラマですわ。
原題は<彼が簡易駅で降りた>なのよね。
なんかちょっとダサすぎて笑っちゃうわ・・・
<簡易駅>とは、田舎の小さな駅や、無人駅のようなものでございます。
彼が「田舎の小さな駅」に降りたことから、物語が始まるのだから、
とても適切なタイトルなのだけれど・・・
ちょっと日本語にすると、いただけないわ・・・
この舞台となっている駅は、<桃京里駅トンギョンリエキ>でございます。
東海(トンヘ)駅の隣りでございますが、
単線なのでしょう?1日に1往復しかしないそうですわ・・・
なんだか、とてもステキで・・・一度は行ってみたくなるわ。





所在地:
강원도 삼척시 성내동
(江原道(カンウォンド)三陟市(サムチョクシ)城内洞(ソンネドン)
三陟なら、いろんな映 画やドラマのロケ地になっているわよね。
秋の童話、四月の雪、ラストダンスは私と一緒にで、ヒョヌが襲われた場所・・・
あとは?
三陟と併せて訪ねるの もよいかも。

このドラマは評価は低いけど、mocaはすごく好きなの。
せつなくて、温かくて・・・
郷愁を感じるような風景に、ちょっと古びた映像・・・
ウォンビンの泣きの演技はせつなさを誘うし、
ウォンビン父の表情一つ一つも、胸にしみるわ・・・
あぁ・・・顔を見ているだけで泣けてきて、ダメだわ・・・
mocaを娘にしてくれませんか?

やっぱりウォンビンは最高だわ。
不器用で、心に傷を抱える影のある、純粋な男。
彼の泣きの演技は、mocaは一番好き。

そして、出演者もとってもよいの。知ってる人ばかり?
まずウォンビン。
そして、ヒロインは<チャングム>のヨンセン役パク・ウネ。
パク・ウネって個性的な顔だと思ってたけれど、
このドラマでは同一人物とは思えないほど美人よ。
ウォンビンの弟分に、ヤン・ドングン。
どこの訛りなのか?おやじっぽいしゃべりと、あのキャラが最高!
さすがヤン・ドングンという感じ!
そして、ウォンビンの父に、
<ピアノ>のオックァンのボス、イム・ドンジン씨
最初まったく気づかなかったわ・・・
なんだか、疲れて侘しい老人・・・そんなせつなさが漂っていて、
mocaはもう辛かったわ・・・世話してあげたくて、あげたくて・・・
ウォンビンの母に、
<ラストダンスは私と一緒に>のヒョヌ母、キム・ヨンラン씨
ウォンビンが借金を取り立てに来た男ドシクに、
<春のワルツ>のスホ父、イ・ハヌィ

屋台でウォンビンに死ぬほど殴られる男よ。

やっぱり馴染みのある顔ばかりだと、
気持ちの入れ込みようが違ってくるわ。


それではストーリーよ。

定職もなくサラ金の取り立ての仕事をしているミノ(ウォンビン)は、
腹違いの兄の遺品を持ち、
弟分のユンテ(ヤン・ドングン)と共に故郷へ向かう。
故郷には、二つの目的があった。
借金を踏み倒して逃げた男ドシクを捕まえること、
そして兄の遺品を、会ったこともない父に届けること。
借金に追い回されて殺されたミノの兄。
兄のポケットからミノの電話番号が出てきたため、
ミノは仕方なく遺品をひきとり、故郷へ向かう。
気が向かない帰郷。そこには思い出したくない思い出がある。

漁師の妻だった母。
しかしミノの母は、妻子ある男性を愛し、
一生罪悪感に苦しみ、ミノにハーモニカを渡して病死する。
12歳で母と死別したミノは、孤児院で育つ。

故郷の簡易駅に到着したミノは、
ベンチにハーモニカを置き忘れてしまうが、
それを見ていたジョンイン(パク・ウネ)が届けてくれる。
ジョンインの薦めで一晩泊まる所を見つけるが、
そこの主人は他でもない彼の父ミョンチョルだった。
絶対的に父親の存在を否定するミノ。
ミョンチョルは、彼が自分の息子だとは気づかない。

ドシクの行方はなかなか掴めない。
街でドシクの行方を追っていると、ジョンインが声をかけてくる。
ジョンインに鮮魚の入った箱を服にぶちまけられたミノ。
服がクリーニングから戻ってくるまでの間、
ジョンインの仕事を手伝ってやる。
そして、ミノはジョンインに好意を感じ始める。
二人で歩いている時、ミョンチョルがジョンインを呼び止める。
話があると。
ジョンインの母に頼まれたのだ。
ジョンインが就職が決まったのに、しぶっていると。
ジョンインの恋人はミノの腹違いの兄で、
ジョンインはその兄を待ち続けていたのだ。
「わしに気を遣わんでいいから、
見合いもして、仕事にも出て、いい人がいたら恋愛もした方がいい」
と、ミョンチョルはジョンインを諭す。
「おじさんのことを、お父さんだと思っているんです」
と、ジョンインは受け入れない。

ミノは、ジョンインにミョンチョルとどんな関係なのか尋ねる。
彼女が腹違いの兄ミンソクの恋人で、
帰ってこない兄を待っているということ、
今まで父の面倒を見てくれた存在だということを知り、荒れ狂う。
冬の海に飛び込み、泣き叫ぶミノ。
そのせいで、ミノは熱を出してしまう。
熱でうなされるミノのために薬を買ってきたミョンチョルは、
ミノのそばに、見覚えるあるハーモニカがあることに驚愕する。

ジョンインがプレゼントだと言ってコートを渡すが、
「他の奴のために買ったコートをなぜ俺に渡すんだ!」と、
怒りを露にし、二度と目の前に現れるな!と、言い放つ。
(このコート、冒頭でミノが駅に降りた時、
ジョンインが抱えているのよね・・・
無神経な女。ミノが怒って当然)
ミノは、ジョンインのことも、父のことも、兄のことも、
全てを早く終わらせたかった。
ミョンチョルに、兄の遺品を引き渡すが、
ミノが自分の息子だということに気づいていたことを知る。
一人涙を流すミノ。
そこへドシクがみつかったと、ユンテが駆けつけてくる。
全ての怒りをドシクにぶつけ、
ドシクを半殺しにしてしまうミノ。
その様子を目撃してしまったジョンインはショックを受ける。
ミノをなじるジョンイン。
ミノは思わず、真実を告げてしまう。
自分の持って来た遺品が、彼女が待っていた男の物だと言うことと、
そいつが自分の兄であること、
借金に負われ、駅で無残に死んだということ、
兄には、ソウルにお前の他に女もいた。
世の中はそんなに甘くない!
それでも世の中がいいものだと思うか?と。

夜、ユンテに「この仕事辞めようか・・」と、漏らすミノ。
「やめたいけど、他に何ができるんだ?」と言われ、
頷くしかないミノ。
「明日ソウルに帰ろう」と、ミノは言う。

翌朝、バス亭で父がミノを待っていた。
苦労しただろう・・・私のせいで苦労したはずだ。辛かったはずだ。
ある年の冬、ここを出て行くと言い出した。
「あなたの奥さんと、お兄さんに申し訳ない」と。
引き止めることも、ついて行くこともできなかった。
ジョンインから頼まれたコートをミノに渡し、
「お前には私のように生きて欲しくない。
男はためらってはならない時がある」と、語る父。
一日もお前のことを忘れたことはない。
父親はここにいるから、会いたくなったらいつでも帰ってこい。
父はミノを送り出す。

ミノは父を許していた。そしてソウルへと帰っていく。
駅でミノを見送るジョンイン。
「すまなかった」と、謝るミノ。
兄は死ぬ4日前に俺に会いに来たが、冷たく突き放した。
死んだ時、日付の過ぎた切符を持っていた。
俺が会ってやってさえいれば、死ななかったかもしれない。
すまない・・・この言葉が言いたかったんだと、語るミノ。
俺や兄のような奴じゃない男をみつけろと、ジョンインに告げる。

時が流れ─

以前のように駅前で誰かを待っているジョンイン。
堅気の格好でジョンインの前にミノが現れる。
照れくさそうな笑顔で。
そして、ミノは父の元を訪ねる。
ミョンチョルは、幼いミノと母の写真を眺めていた。
目を潤ませながら、遠くから父をみつめるミノ。
ミノに気づいたミョンチョルも、涙を浮かべる。
無言でミョンチョルの仕事を手伝うミノ。

父が母にハーモニカを吹いてあげた海辺で、
ミノもジョンインにハーモニカを吹いてやる。

END

なんだか・・・
ヤン・ドングンだけが可哀想なんだけど・・・T-T
彼には幸せはやってこないの?













































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