赤い靴 Red Shoes |
原題:粉紅靴 분홍신(ブンホンシン)<2005> |
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監督 | キム・ヨンギュン | <2001>ワ ニ&ジュナ~揺れる 想い~、<2005>赤い靴、<2009>炎のように 蝶のように |
出演 |
キム・ヘス (金恵秀) |
出演作品一覧 |
キム・ソンス |
<2005>赤 い靴、<2006>モノポリー、 <2007>お熱いのがお好き |
【レビュー&ネタバレ】 |
「他人のモノを欲しがるな!」 その格言がテーマの映画。他人のモノ(物、者)を欲しがった女性が、次々と不幸に遭うホラー。 ソンジェは、夫の浮気現場を目撃し、離婚を決意。 バレーを習う6才の娘テスと二人暮らしを始める。 眼科医である彼女は、慰謝料をもらっておらず、 みすぼらしい部屋を改装し、開業することに。 ソンジェの病院を担当するインテリアコーディネーターの インチョル(キム・ソンス)と出会い、二人はつき合い始める・・・。 いやー 怖い!怖い!怖いわー!!!!! 韓国で100万人を動員したホラー映画でございます。 ホラー嫌いのmocaは、日本やハリウッドのホラーを観ることがないのでよくわからないけど、 韓国のホラーの中ではとりわけ怖い!というか、比較にならない!! いつも映像の中の主人公が悲鳴をあげるだけなんだけど、 この映画は何度も一緒に悲鳴あげちゃったわよー ↑予告編だけでも、その恐怖がちょこっと伝わるわよ。 韓国でのタイトルは「ピンクの靴」なんだけど、 アンデルセン童話の「赤い靴」がモチーフになった映画。 実際の靴は「毒々しいピンク色」だから、 「赤い靴」と表現するのはどうかと・・・あまり気になさらないでくださいませませ。 「他人のモノを欲しがるな!」 結局、ピンクの靴にかかった呪いの元は、 愛する人をライバル<オギ>に横取りされたバレリーナ<ケイコ>の怨念で、 それで、他人のモノを盗む人間に、呪いをかけていくのよね。 最初に靴を拾った人ではなく、その人から奪った人の命が不幸に遭うと気づいたソンジェは、 テスが危ないと気づき、インチョルと共にに呪いの解明していくのね。 なんだけど、ソンジェの家がその呪いの主の家だったり。 ソンジェの顔を見た老婆が、「オギ・・・」と謎の言葉と共に恐怖に震えたり・・・・ 何度捨てても、靴が戻ってきてしまったり・・・ ソンジェは<オギ>の生まれ変わりのようですわ。 そして、娘のテスはどうやら<ケイコ>の生まれ変わりのようでございます。 オギの人格を持ったソンジェが、浮気をした夫を「靴の踵で目玉を突き刺して」殺してしまったので、 だから、テスが「パパに会った」と話すと、狂気じみた様子で否定をし、 「離婚した」と言っていたのに、まだ籍が抜かれていなかったり・・・ インチョルと会った時に眼帯をしていたり・・・ 夫の死はソンジェの仕業だと解明されたけど、女子高生やミヒの一件はやっぱり呪い? それとも、オギの人格を持ったソンジェの仕業? 呪いよりも、ソンジェの仕業の可能性が高いわよね。 しかし、人間業じゃないわよね? オギの生まれ変わりのソンジェと、ケイコの生まれ変わりのテス。 だったら、まずこの2人の対決があるはずなのに、 執拗な靴の奪い合いだけに留まって・・・ やっぱり、ソンジェとテスという親子としての人格もあるからなのかしら? 最後もどうなるのかよくわからない終わり方で・・・・ 謎が残るばかり。 恐怖を味わいたいだけなら、十分の映画でございますが。 |
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