ヨコヅナ マドンナ Like A Virgin |
原題:天下壮士マドンナ(チョナジャンサ マドンナ) <2006> |
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監督 [共同制作] |
イ・ヘジュン | <2006>ヨ コヅナ マドンナ、<2009>キム氏漂流記 |
イ・ヘヨン | <2006>ヨ コヅナ マドンナ、<2010>フェスティバル | |
出演 |
リュ・ドッ クァン(柳悳晥) |
<2004>マイ・リ
トル・ブライド、<2005>ト
ンマッコルへようこそ、<2006>ヨコヅナ
マ
ドンナ、
<2007>My Son~あふれる想い~、<2007>俺たちの街、<2009>影の殺人 |
ペク・ユンシ ク |
出演作品一覧 |
【レビュー&ネタバレ】 |
2008年9月日本公開決定。 2006年8月韓国公開。 なかなか手を出す気にならず。相撲ってのがねぇぇぇ................. でも、なーんか気になる。 気になるなら見とけ!えいやっ ってなことで。 moca、確かに韓国映画は観過ぎて、ちょっとやそっとじゃ笑えないかもしれません。 ですが、それだけじゃあないでしょお? やっぱり、新人監督では詰めが甘いのね。 笑いにしても、感動にしても、この辺でこうくるかぁ?と期待しても、ガクっと肩透かし。 時間の関係上省略しました。 なんて、テロップが流れそうな雰囲気よ。 いまいち、伝えたいことがわからず不完全燃焼。何がしたかったのかしらね。 もっとうまい監督が撮ったら、きっと泣けたでしょうに。 笑いについては、思った以上に笑えたわ。 笑いが止まらないくらい笑ったのが、相撲の技を紹介する場面。 おかしくて、おかしくて。 けど、その他では笑える場面が少ないわね。 そこだけで笑い尽くしてしまった感じ。 予告編の方が面白かったわ。 あのセンスで本編も作って欲しかったー 観客動員数は約67万人。 最低ラインをやっと超えた程度。 笑えなかったのは、mocaだけじゃないらしい。 ’天下壮士’とは、日本の相撲でいう’横綱’のこと。 マドンナとは、主人公ドングの憧れの女性がマドンナだから。 マドンナのほくろと自分のほくろが一緒なので、マドンナの姿に自分の姿を重ねたのでしょうか。 英題の’Like A Virgin(ヴァージンのように)’は、マドンナの曲で、劇中でドングが歌います。 主演のリュ・ドックァンは、この映画のために27kgも増量! 別人のようだわ.......... ↑のポスターなんて、気持ち悪すぎ.................... あはははは...................................(汗) これで女性に性転換したいというところから、コメディーが始まっているわけね................................. 俳優としては、増量してもチャレンジしてみたい役どころなんでしょうね。 演技力はさすがでございました。 ペク・ユンシクは、さすがペク・ユンシク。 立っているだけでも圧倒される存在感。 ハッキリ言って、ペク・ユンシク演じるシルム部監督は、うすーい役どころ。 相撲を教える場面も、指導する場面もほぼなし。 なのになに?この存在感! カリスマとは、こういう人のことを言うのね。 脚本の稚拙さを俳優に助けられたパターンでございますね。 リュ・ドックァンの父には、<いかさま師>のアグィ(餓 鬼) 役、 ドラマ<復活>のチョン社長役のキム・ユンソク。 目立たない脇役ばかりでしたが、ようやく陽の目を見れるようになったかと。 けっこう期待の俳優さんだと思うんですが... この映画を観ると。 リュ・ドックァンの母には、<キャンパス恋歌>のイ・サン ア。 あまりの可愛さに忘れられなくなってしまい.... この映画を楽しみにしてたのに..... 顔が崩れすぎ.... 10年も経ってるんだものね............... 草彅剛が憧れの日本語先生で出演。 1シーン程度かと思いきや、これがどうして。ふつーに出演してます。 しかも、おいしいとこ取り?! かなりコミカルなキャラクターでございます。 胸の前で腕を交差させるエンジェルポーズでドングを誘惑するシーンは倒れそう。 冷や汗が................... でも、彼もやっぱり演技派ね。韓国語でも見事です。 リュ・ドックァンに敵意を見せる先輩には、ドラマ<コーヒープリンス1号店>で一躍脚光を浴びたイ・オン。 この映画のために、彼も大幅に増量した上に(15kgだった?)、鍛え上げたらしい。 リュ・ドックァンのおデブちゃんとは違って、見事なボディ。 さて、映画ですが............. 太目の生同一障害のドングが性転換の手術のために奮闘する物語。 そこに徹底すればよかったものを、 昔ボクシングのチャンピオンだったが怪我で落ちぶれた父と そんな父に愛想を尽かして家を出て行った母。 そんな両親のせいで、苦労を背負っている少年という更に複雑な人物設定。 その上に、落ちぶれた父の再起がちょーっと絡んでくるのだけれど、 めちゃくちゃ中途半端にカジっただけで...... なら、やるな!という感じ。 普通の父親でよかったのに。 性転換だけじゃなく、相撲にまで反対ですか。 手術費用を早朝のアルバイトで貯めていたドング。 しかし、父がケンカして社長に怪我をさせたもんだから、示談金でオシャカに。 女に生まれ変わる日が遠ざかる。 そんな時、シルム大会の賞金が500ウォンだということを知る。 力だけは自慢のドング。 その上、シルム部監督の「素質がある」というお墨付き。 自信満々でシルム部の門を叩く。 しかし、ドングを「根性なし」と見下し敵視する先輩チュヌにしごかれ、 おいそれとはいかないもの。 その上、シルムを始めたことが父にバレてしまう。 元ボクサーの父は、ドングに「スポーツはやるな」と、厳しく言いつけていたのだ。 スポーツは勝たなきゃ意味がない。 怪我で挫折した父には、それが痛いほどわかっていたのだ。 ↓ 結末ネタバレ。 ご注意を↓ ドングは女装して父に会いに行く。 これが本当の自分の姿だと。 シルムを始めたのは賞金のため。そのお金で手術して本当の自分になりたい。 ドングは父と向かい合おうとするが、父は聞く耳を持たない。 父にメチャクチャに殴られるドング。 しかし、最後に念願だった’掴み投げ’という大技をキメ、父親を投げ飛ばす。 血だらけの顔で大会へと向かうドング。 父はドングの母の元へ向かう。 「俺たちのドング、どうしたらいいんだ?」 母は父に告げる。 「私があなたを嫌いな理由わかる?毎日飲んだくれて怒鳴り散らすから。 けど、一番の理由は、あなたは自分自身を愛してない。だからキライなの。 ドングは違うわ。あの子は自分が嫌いじゃないわ。それが有難いの。 これからの人生戦い続けなきゃいけないでしょう。けど、勝てるよう応援しようって決めたの。 でも、あなたには強制しない。ドングもそう望んでるし」 父は母の言葉を噛み締め、応援に駆けつけた。 「相手をよく見てガードしろ」 ドングに言い聞かせる父。父の精一杯の愛情表現だった。 しかしドングは素気無く去っていく。 ドングは決勝まで勝ち進む。対戦相手は、チュヌだった。 同校先輩後輩対決。 ドングはチュヌを打ち負かし、優勝。 天下壮士となる。 ここで一応END その後はよくわかりません。 女装のドングがステージの上で’Like A Virgin’を歌います。 優勝賞金で晴れて女になったのでしょうか。 わざわざステージで歌う意味がわかりません。これじゃ、実現したのかどうか混乱するばかり。 ただの妄想にしか見えません。 でも、お母さんがステージを見ながらお母さんが泣いてるんだから、 その後のドングの真の姿なんでしょうね。 |
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