トンマッコルへようこそ  Welcome To Dongmakgol 
 原題:ウェルカム・トゥー・トンマッコル  웰컴 투 동막골(ウェルコム トゥ トンマッコル) <2005>

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トンマッコルへようこそ
「子どものように純粋な村」という意味を持つトンマッコル。自給自足、争うこと のない平和な生活、穏 やかな時間が流れる場所。

1950年11月、朝鮮戦争の真っ最中だった頃、太白(テベク)山脈の咸白(ハムベク)山の絶壁の中にある村トンマッコルに、連 合軍・韓国軍・人民軍の敵対する3組の兵士たちが迷む。敵意むきだしで睨み合い続ける彼らを前にしても、村人たちはマイペース。銃さえも見たこと のない彼らには、その恐ろしささえも理解することができるはずもなかった。そんな村人たちに感化されたのか、人民軍リ・スファ(チョン・ジェヨン)は、一 時休戦し、自分たちが台無しにしてしまった冬の備えである食料を一緒に収穫しようと、国軍ピョ・ヒョンチョル(シン・ハギュン)、ムン・サンサン(ソ・ ジェギョン)に提案する。

畑を耕し、猪を撃退し、草ソリで遊び、お祭りで騒ぎ、人間本来の心豊かな生活が送れるようになった兵士たち。そうして、大切な 絆・心を取り戻していくのであった。

しかし、そんな平和な村トンマッコルにも、戦争の緊張が迫ってきた。トンマッコルを敵軍基地と誤認した国軍が、村を集中爆撃するというのだ。この事実を 知った国軍・人民軍・連合軍の6人の兵士たちは、とてつもない連合共同作戦を繰り広げることにする。
果たして、トンマッコルを、村人たちを、救うことができるのか?
【予告編】

脚本 チャン・ジン 作 品一覧
監督 パク・クァン ヒョン <2005>ト ンマッコルへようこそ

出演

チョン・ジェ ヨン

出 演作品一覧
シン・ハギュ ン(申河均) 出演作品一覧

カン・ヘジョ ン

<2003>オー ルド・ボーイ<2004>美しい夜、 残酷な朝(割愛-Cut)、< 2005>南極日誌
<2005>恋 愛の目的、<2005>、親切なクムジャさん、 <2006>とかげの可愛い 嘘
<2005>トンマッコルへようこそ、<2007>ハーブ、<2008>うちにどうして来たの
<2009>キル・ミー、<2009>トライアングル、<2009>ガールフレンズ
イム・ハリョ ン <2004>彼 女を信じないで ください、<2004>ビッグ・スウィンドル!  、<2004>ARAHAN アラハン、
<2004>小さな恋のステップ、<2005>トンマッコルへようこそ、<2006>裸足のギボン
<2006>ウォンタクの天使、<2007>ブラ ボー・マイ・ライフ、<2007>喧嘩 -ヴィーナス vs 僕-
<2009>仁寺洞スキャンダル、 <2009>私の愛、私のそばに、 <2009>グッドモーニング・プレジデント
ソ・ジェギョ ン <2003>ワイルドカード、<2003>春夏秋冬そして春、< 2005>トンマッコルへようこそ
リュ・ドックァン(柳悳晥) <2004>マイ・リ トル・ブライド、<2005>ト ンマッコルへようこそ、<2006>ヨコヅナ  マ ドンナ
<2007>My Son~あふれる想い~、<2007>俺たちの街、<2009>影の殺人

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【レビュー&ネタバレ】
はぁぁぁ....
すっごい映画ができちゃったわねー
大韓民国映画大賞、青龍映画賞、黄金撮影賞・・
数々の賞を受賞。韓国人の6人に1人が観たってー ひえぇぇぇー
やっぱりね、韓国でヒットした映画は日本人が観ても面白いわけよー
前半はちょーっとテンポが悪いような気がするわねー
「子どものように純粋な村」とか言ってるけど、イマイチ伝わりにくいわ。
カン・ヘジョン演じるヨイルがその象徴かもしれないけど、
彼女は(リュ・ドグァン演じるテッキの言葉を借りれば)「頭を病んでいる」のよね・・
猪を捕獲するシーンはちょっと凝ってるけど、何の映画を意識してますの?という感じ。
この映画の良さは、ラストに集約されている感じだわ。
もっと全体的に「ヒューマン・ドラマ」を感じさせてくれたら、
ラストはもっと感動できたんじゃないかしら。
カン・ヘジョンの演技はホント見事だったわー
なんだけど、、
「ホラ、純粋でしょー 美しいでしょー」
と、言わんばかりのごり押しは、見ててヒクわよー
もっとナチュラルなヨイルが見たかったわ。

ホントに・・・・
よい映画ではあったけど、評価したくて映画を観るわけじゃなく、楽しみたいのよー
あの守り神たちのシーンは、本当に好きよー それは認めるわー
双子のお爺ちゃんも可愛いしー
灯篭を空に浮かべるシーンも美しいわー
観てるだけで癒されるシーンはたくさんあるはずよー
ジブリ映画には欠かせない久石譲の音楽、ジブリを思わせる映像、
そして、あの癒し系の村の守り神の石像たち・・・
あの映像には癒されるけど、ジブリの足元にも及ばないわね・・・
あの美しさは、アニメでは出せないと思うけど・・・



この映画のイメージって、↑の写真のアホ面(失礼)のカン・ヘジョンじゃない?
それと、タイトルバックの青空!
あれを見たら、「ほのぼの」ってイメージしない?
そんな「ほのぼの」映画じゃないわよー
あんなラストはイヤよぉぉぉー
めでたし、めでたし、で終わらなきゃ~
あれをイメージしてたら、めちゃくちゃに打ちのめされるわよー
スファも、ヒョンチョルも、サンサンも・・・テッキも、ヨンヒ아저씨(アジョッシ:おじさん)も・・・
みんな笑顔で帰還してこそ、「トンマッコルへようこそ」のラストになるのよー
5人の願いは、トンマッコルを、村人を、守ることだけれど
観客の願いは、5人が無事に帰還することなのよー
mocaは・・・・、もう、悲しくて、悲しくて、、、しばらく立ち直れなかったわよ・・・
悲しいシーンと裏腹に、ほのぼのと美しい映像はなんなのー
幸せなシーンじゃないわー
「5人の願いが叶う=成功」だけれど、美しすぎるわよー
生々しいのも辛いけど、あれはあれで辛いわね・・・
とにかく、mocaはイム・ハリョンが大好きになっちゃって・・・あの笑顔がたまらないのよ・・・


絶対にイム・ハリョンには死んで欲しくなかったのー!!しくしく・・・
それが一番最初に死んじゃうなんて・・・
悲しくて、悲しくて、どれだけ泣いたことか・・・・
イム・ハリョンが死ぬのを見て、
あれだけヤル気のない軟弱男サンサンが、イム・ハリョンの仇を取るべく・・・・
敵に向かって行く姿は、そのギャップが激しいだけに悲しいシーンだわ・・・・
本当に、作戦が成功して、笑顔で村に帰って欲しかった・・・
「火垂るの墓」並に、mocaは観るのが辛い映画になっちゃいましたわ・・・・。

リュ・ドグァンは先の楽しみな俳優よね。この若さにして・・・・、この凛々しさは?
mocaはついつい「昔の男は男らしかった」と思いがちなんだけど、そうじゃないのよね・・・
テッキの凛々しさに反して、サンサンの軟弱さは何?
楽したい~ 辛いことはイヤ~ 逃げたい~ 楽しいこと大好き~
今時の若者そのままだわ・・・・
昔でも、こういう人間はいるのだと、思い知らされたわよ。
それとも、フィクションだから存在するのかしら?
テッキのヨイルへのほのかな恋心も絡んでくるんだけど、
表情が本当にいいのよねー 韓国男児のキリっとした中に見え隠れする恋心・・・・・
敵にいたぶられそうになるヨイルを見て、
「頭を病んでいるんです。もっと労わりを!」と叫ぶテッキに、思わず言葉を失ったわー
もう演技とは思えないのよねー
この「演技に見えない演技」こそが、本物だと思うわー

「その喋り方は・・・(アカ<北朝鮮人>じゃないのか?)。本当に村人か?親はどいつだ?」
ヨイルをかばったが為に、敵にアカじゃないのか?と疑われてしまったテッキ。
思わず「うちの息子です!」と名乗り出てしまったヨンヒたち。
疑われぬように夫婦を装い、肩を寄せ合うシーンは好きだわー
スファが「村人か?」と疑われ、
咄嗟に「この子の父親です」と、ドング엄마(オンマ:母)。
間髪いれず「아버지~(アボジ:父)」とドング。
あまりの連携プレーに笑っちゃったわー
こんなところに、村人の温かさがにじみ出るのよね・・・・
命をかけても、守りたいと思ってしまう気持ち・・・・わかるかもね・・・・

だけどやっぱり、、、イム・ハリョン씨、、、死ぬなんてイヤ、、、、





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