キミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋~ (日 韓ドラマ) |
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出演 |
キム・ジェウク | <2005>5は多すぎる、<2006>モノポリー、<2008>アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~ 、 <2010>キミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋~(日本ドラ マ) |
キム・ジュン | <2010>キ ミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋~(日本ドラ マ) |
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【レビュー&ネタバレ】 |
BeeTVにて2010年3月20日より配信されたドラマ。 演出は、「私の名前はキム・サムスン」のキム・ ユンチョル監督。 サムスンのようなラブコメではなく正統派(か?)ラブストーリーなので、監督の持ち味がどこに出ていたのか謎。 「ケ・セラ・セラ」など、サムスン以外はイマイチな作品しかないので、 サムスンは脚本と俳優あってのドラマだったのだと確信。 そんな脚本家頼みのキム・ユンチョル監督の今回のドラマ。 脚本が最悪.... 本当に救いようの無いドラマ。 あまりにも稚拙でレベルが低すぎる。 設定が現実味に欠け、「え゛ー」「なんじゃそりゃー」のツッコミの連発。 とてもじゃないけれど、ドラマに入り込めない。 キム・ジェウクやキム・ジュンのファン以外は観るのは遠慮された方が賢明でしょう。 韓流の王道といえば、王道。 記憶喪失のオンパレード!(笑) そして、結ばれない恋。 「叶わぬ恋のはずだった...」というコピーに惹かれたのに、想像とまったく異なる展開。 叶わぬはずの恋が一瞬だけ叶い、終わってしまう。 「ピグマリオンの恋」とありますが、ピグマリオンはギリシャ神話に出てくる彫刻家。 ピグマリオンは自分が作った彫刻に恋してしまうという話です。 このドラマは彫刻に恋してしまったピグマリオンのように、 死んだ恋人にそっくりな親友の恋人ミカに恋してしまいます。 けれども、結局は彫刻に恋したように、ミカの中に死んだ恋人の面影を見て恋していたという話です。 このエピソードに忠実に描いていたら、せつないラブストーリーになったかもしれません。 ですが、記憶喪失のオンパレードで、その都度恋が始まったり終わったり、 とてもじゃないけれど、ついていけません。 とにかく、納得のいかないことばかり。 ヒロインも、韓国の女優にして欲しかったですね。 君にラブソングをに続き、またもや南沢奈央かいっ!って感じ.......... キム・ジェウクは文句なしにかっこいい。 元モデルだけあって、スタイル抜群。スキニージーンズの似合うあの細い足がたまりません(笑) ↓ 結末まで簡単にストーリー紹介(結末ネタバレ) ↓ 恋人ヒジンからの電話で目覚めるギヨン。 「今日は何の日かわかってる!」(って、何の日だったんですか?笑) と怒鳴られ、慌ててデートの場所へプレゼントを抱え駆けつけるギヨン。 しかし、どんなに待ってもヒジンは現れない。 そして、今年が2010年だということを知り、我に返るギヨン。 ヒジンは3年前に亡くなったのだ。 ギヨンは今でもヒジンが生きているように思え、苦しんでいた。 そんなある日、ヒョンジュンの恋人ミカが韓国へ遊びにやってくる。 どうしても迎えに行けないヒョンジュンに代わり、ギヨンが空港へと迎えに行くことに。 しかし待てどもやって来ないヒョンジュンを待つうちに、ミカは極度の緊張感に襲われ、 幼い頃に遊園地で迷子になったトラウマが甦り倒れてしまう。 病院で目覚めるミカ。 しかしミカは、ギヨンのことを恋人ヒョンジュンだと思い込んでしまう。 医師が言うには、一種の解離性障害だと。 (いわゆる多重人格で、自己防衛のために他の人格になり、その時には記憶を喪失してしまう) 何か大きなトラウマがあったのでしょう、と医師は言う。 (迷子になったことが記憶喪失になるほどのトラウマですかねぇ........こういうところも不満) しかしミカは、ただの記憶喪失ではない。 ギヨンのことをヒョンジュンだと思い込んでいるのだ。 「一種の刻印効果では?」と、医師は言う。 恐竜は初めて目にした相手を母親だと認識してしまう。それに似たようなケースだと。 (なんか、無理矢理なんだよね) 本来のミカに戻るまで見守るしかない二人は、 ミカにショックを与えないようギヨンがヒョンジュンに成り代わることに。 ヒョンジュンは皆既日食の日にミカにプロポーズするつもりだと打ち明ける。 もしミカの記憶が戻らない場合、自分に代わってプロポーズして欲しいと。 ギヨンはミカと一緒にソウルの街でデートをする。 しかし、ミカのふとした言動や仕草が、ヒジンを彷彿させることに愕然とする。 ギヨンらは、お揃いのネックレスを買う。 ミカにネックレスをつけてやるギヨン。 「一生外さない」 というミカの言葉... それはヒジンと全く同じだった。ギヨンは、ミカはヒジンだと確信して疑わなかった。 ギヨンはミカをヒジンとの思い出の場所へと連れて行く。 2人で大樹に願いをかけた場所だ。 「ジュンちゃん、あの時何も言わなかったのよね」と、ミカは言った。 あの時ギヨンは、ヒジンに「何を願ったの?」と聞かれても教えなかった。 「ヒジンだったんだね」 ギヨンのミカへの確信は確実なものとなった。 しかしそれではヒョンジュンが黙っていない。ギヨンの奇々怪々な行動に納得がいかない。 ヒョンジュンは自分が日本へ留学している間にギヨンに何があったのか、親しいミネルバに尋ねる。 しかし全てを知るミネルバは、ミカが本来のミカへ戻れば解決すると言って語らない。 そして、皆既日食の日がやってきた。 抱き合うギヨンとミカを見て、ヒョンジュンは悲しみの涙を流す。 しかし、皆既日食が終わった途端、ミカの記憶が戻った。 ギヨンのことを全て忘れてしまったミカに愕然となるギヨン。 ヒョンジュンとミカは、何もなかったかのように仲良くデートする。 そんな2人にギヨンは居た堪れなくなる。 そしてヒョンジュンは、プラネタリウムでミカにプロポーズする。 しかしミカは、まだ心の準備が出来ていないと言ってプロポーズを断る。 そして、ミカが日本に帰国する日がやってくる。 空港でヒョンジュンと別れたミカ。 韓国で撮った写真を見ていると、アルバムの中に見知らぬ自分の写真があることに気づく。 ミカは自分の写真と間違って、ギヨンの部屋からヒジンの写真を持ってきてしまったのだ。 全ての記憶が甦るミカ。ギヨンとの思い出の全てを。 ミカはミネルバを訪ねる。 ギヨンはミカとの辛い思い出を癒すために地方に出かけていた。 ミカはミネルバからヒジンとのことを聞きだす。 三年前に亡くなった恋人だと。 ヒジンに瓜二つのミカに出会い、ギヨンは三年前のように元気になった。 その姿を見守りたかったと。 ミカはギヨンに会うために地方へと向かう。 そして、ギヨンに想いを寄せるウニョンも同じくギヨンの元へと向かった。 「ギヨンはミカをヒジンだと思い込んでいるだけだとわかっても、彼が好き?」 と、ウニョンに尋ねられるミカ。 「私が一番辛い時にそばにいてくれた。だから...」 と、答えるミカ。 (一番辛い時そばにいてくれた.... あまりにもオーバーすぎ。だから、納得がいきません) ギヨンはミカが待っていると聞き、急いで車を走らせるが事故に遭ってしまう。 三年前の事故が甦るギヨン。 (ギヨンの車で事故に遭い亡くなってしまったわけですね?) 朦朧としながらミカの元へ向かうギヨン。 ミカの姿を見た途端、抱きしめて泣き崩れるギヨン。 「ヒジン、生きていてくれたんだね。ありがとう」と。 「私がヒジンでいた方がギヨンさんにとって幸せなら、私はそれで十分です」 ミカはギヨンに告げる。 しかし、ギヨンはその場で倒れてしまう。 病院で目覚めるギヨン。すると今度は、ギヨンがミカとの記憶を全て失っていた。 ミカは願いをかけた大樹の元で、ヒョンジュンにやり直したいと告げる。 (なんだよそれー!ギヨンへの想いはそんな程度だったのかよー!だから、納得いかない) 一方ギヨンは、彫刻の制作に没頭していた。 ギヨンの彫刻をみつめるミカ。 「覚えていてくれてありがとう」 ミカはつぶやく。 (なんでミカがそんなこと言うんだよ!ギヨンはミカのこと忘れてるし!おまえはヒジンかよ!納得いかん!!) ギヨンは彫刻(ミカなのか?ヒジンなのか?)をみつめる。そしてキスをし、微笑む。 END キスをしたジェウクもSexyだし、した後の照れた表情もよかったですね。 それにしても、納得のいかないドラマだ。 |
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