ユア・マイ・サンシャイン  You're My Sunshine! 
 原題:君は僕の運命 너는 내운명(ノヌン ネウンミョン) <2005>

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ユア・マイ・サンシャイン
野暮ったいほど純朴な男キム・ソクチュン(ファン・ジョンミン)。36歳になっ ても、愛とは永遠だと 信じて譲らない。体を売り、昼も夜も働きづめのウナ(チョン・ドヨン) に出会い、一目で恋に落ちるが・・・。

愛する人が現われるのをずっと指折り数えて待つ36歳の時。天使のような彼女がスクーターに乗って僕の横を通り過ぎました。彼女の名前はウナ。ソウルから 来た、喫茶店で働く女の子です。コーヒーを配達しに出掛けて、他の男達と酒も飲んだり、一緒に寝たりするんだそうです。そして僕は、暇さえあれば彼女に会 いに喫茶店通いました。

彼女は僕を簡単には受け入れてくれませんでした。 愛なんか必要ないんだ、と。 そんなある日、 僕は偶然彼女の涙を見てしまいました。彼女も本当は愛され幸せに暮したがっていることを知りました。 彼女のその涙を洗い流してくれる人が出て来たら良いのにと思いました。だからその日、 僕は男らしく想いを告白しました。 世界で一番幸せにしてあげると。

そしてついに、 彼女は僕の本気を受け入れてくれました。 幸せな瞬間が永遠だと信じていたのもつかの間、 彼女に逃れられない過去がやって来ました。 一人で苦しむ彼女のために、僕は財産である乳牛牧場と通帳 5つを処分しました。

もう、 僕達の愛にこれ以上の障害はないだろうと信じました。 ところが、ある日、彼女が手紙一通残し、僕のもとを離れました。 幸せに暮してね、って。ごめんないさい、って。 数日後、 僕は彼女がエイズに感染したという思いもかけない話を聞きました。

彼女が苦しんでるじゃないかととても心配になります。 僕がそばにいなければならないのに。 家族も、 友達も、 世間も、皆彼女を探すなと言います。でも僕は彼女がいなければもう生きていけません。
死ぬまで、 いや死んでも彼女を守らなければ。
何故なら.. 彼女は僕の運命だからです。

韓国公式:http://www.mysunshine.co.kr/
【予告編】
監督 パク・ジンピョ <2003>も し、あなたなら ~六つ の視線~、<2005>ユア・マイ・サンシャイン、 <2007>あいつの声
<2010>私の愛、私のそばに

出演

チョン・ドヨ ン(全度妍)

出演作品一覧
ファン・ジョ ンミン 出演作品一覧
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【レビュー&ネタバレ】
いい映画だったわー
本当にベタなラブストーリーで、いくら実話だとはいえ、面白みのないお話よ。
この面白みのないお話を、感動的に作り上げたのは、
ひとえにファン・ジョンミンの演技力のおかげだと思うワ。
ホントにね、呆れるほど野暮ったい純朴男。きっとね、周りにいたらバカにしちゃうタイプね(^-^;
なんだけど、これがもう癒されるのよー
正直で純情で、、、それが全面に出ているあの笑顔。
(↑予告編でも、その純朴さは伝わると思うわー)
ウナも最初はバカにしていたと思うわ。
「しっかり聞いて、そして傷ついてね」
と前置きしてまで、ソクチュンのことを拒絶するほどだもの。
それがいつの間にか、ソクチュンに心を許すようになっていくのだけど
劇中で、ウナが歌っている歌詞そのままよ。

「ただ、いい人だと思っていた。ただ、好きだと思っていた。
けど、おかしいの。たぶん、愛していたのね」

(この歌はWAX[왁스]の歌う「오빠(オッパ)」という曲。MVはハ・ジウォン出演)


きっと、映画を観た人もウナと同じ気持ちを味わえると思うわ。
どんどんソクチュンに惹かれていくことと思うわよ。
他の映画のファン・ジョンミンを観ればわかると思うけど、全然タイプの違う役ばかりよ。
ソクチュンが演技だとは思えないほどよ。
観終わった後には、きっと心が温かくなっているはず。
300万人を動員し、映画史を塗り替えたこの映画。絶対におススメよ。
最後の、監獄の向こう側と、こちら側に引き裂かれるシーン・・・・
心をえぐられるように悲しかったわ。
moca的には、それでも、これまでの1位だった
「私の頭の中の消しゴム」の方がずっと泣けたんだけど、
映画的には「君は僕の運命」の方が好きかも。
観終わった後も、ずーっとこの温かい余韻に浸ったままで、幸せな時間を過ごせたわ。
本当に呆れるほどのウナへの愛。
この世に愛はあったのよ。
永遠に変わらない愛はあったのよ。
映画のタイトル、「君は僕の運命」のままでよかったと思うわ。

というわけで、久々に絶賛の映画でしたー(?)
愛する人がエイズ・・・そんなネタは今までにもいくつもあったわよ。
けれど、この映画はそんなことがテーマなんじゃないわー
劇中で、二人は春の日は過ぎゆくという映画を 観るんだけど、
「春の日は過ぎゆく」は、出会い、愛し合い、そして、女は心変わりし、
男も時間の流れと共に痛みも癒えていく・・・
そんな過程を描いた作品なのね。
「愛は永遠なんだ」
「愛は変わっちゃダメなんだ」
映画を観て、ソクチュンはそう憤るんだけど、ウナは「愛は変わるのよ」とサラリと口にする・・・
ウナはホントは既婚者で、ダンナから逃げてきたのね。
ウナだって、最初はダンナを愛していたのよ。
けれど、暴力を振るう粘着なダンナに、どんどん愛は覚めていったのよ・・・・
「男なんて嫌い、結婚する気もない」
そう言っていたウナ。
本当に前のダンナで男に懲りたのね。
けれど本心は、誰かに愛されながら暮らしたかったのよ・・・
心のどこかでは、「永遠の愛」を信じたかったのよ。
本当に、この元ダンナにウナは人生をボロボロにされてしまうわけで・・・
この元ダンナと別れるための慰謝料のために、ウナは体を売り、昼夜休まず働く生活を強いられ・・・
ソクチュンに救われたかと思えば、
執拗に追ってくる元ダンナにソクチュンは財産を処分して、またお金を渡し・・・
それを申し訳なく思うウナは、そのお金を返済するために、
ソクチュンの前から消え、また体を売る生活をするわけで・・・
けれど、それでもまだ終わらず、元ダンナの通報により、監獄にまで入れられ・・・
本当に、こんな人間がいるのね・・・・
みなさん、人を見る目を持たなきゃダメよ。
痛い目を見て初めてわかることもあるわ。
けど、取り返しのつかないことにだってなりかねないもの・・・・
ウナはソクチュンに出会えたから、
今までの苦労も、ソクチュンに出会うために必要だったと思えるけど、
本当に、どん底まで落ちてしまうことの方が多いはずよ。
誰だって、元ダンナとソクチュンを目の前に並べらたら、元ダンナを選ぶはずよ。
ウナには辛い過去がなければ、ソクチュンを選ぶこともなかったかもしれないわ。
そんな辛い過去を経験しなくても、
ソクチュンを選べる目を養えれば、それはとてもよいことよね・・。

この映画でも、mocaの好きな俳優さんみつけたわー
ナ・ムニ씨(ミソン엄마@愛の群像)大好きなのー


でも、なんだかすごく老けてない?映画の役作り???
今までは「若いおばあちゃん」って感じだったのが、
普通に「おばあちゃん」になっちゃってるんだけど・・・・
老けるのを見るとすごく悲しくなるの・・・
だって、死に近づくように思えてしまうから・・・・
死んで欲しくないもの・・・死ぬことなんて考えたくない・・・・・
クライング・フィストでも、随分老けた役だったわよね・・・
すごく心配です・・・
海外にも、あなたが大好きでたまらないファンがいるんです・・・・
ずっと元気で演技を続けてくださいね・・・

「愛の群像」のペ・ヨンジュンのセリフに
「一度信じたら永遠に・・・・一度愛したら永遠に・・・」
まさに、そのセリフ通りの映画だったわね。
「私たち、何があっても一緒よね」
エイズだろうが、何だろうが、、、一度愛したら永遠に・・・・
「愛は変わるもの」
なんじゃなく、それは本物の愛じゃないんです。本当に愛したことがないんです・・・





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