ヨガ教室 Yoga Class |
原題:ヨガ学院 요가학원 (ヨガハグォン)<2009> |
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監督 | ホン・ジョンオ | <2002>ベ イビィ・パニック 僕らの育児奮闘記 |
出演 |
ユジン |
<2007>止められない結婚、<2008>その男の本198ページ、
<2008>ロ
マンチック・アイランド、 |
チャ・スヨン |
<2007>永遠の魂、<2008>ビューティフル、<2008>ここよりどこかへ、 |
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チョ・ウンジ | <2000>涙、<2002>アフリカ、<2002>フー・アー・ユー?、<2004>ホテルビーナス(日本)、 <2005>ユゴ 大統領有故、 <2005>ミスター主夫クイズ王、 <2006>甘く、殺伐とした恋人、 <2006>妻の愛人に会う、<2007>死んでもハッピーエンド、 <2008>私たちの 生涯最高の瞬間、 <2009>どうしてうちに来たの(特別出演)、 <2009>ヨが教室 |
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パク・ハン ビョル |
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キム・ヘナ |
<2001>フラワー・アイランド、 <2003>Mirror 鏡の中、 <2004>20のアイデンティティ、 |
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イ・ヨンジン (李英真) |
<1999>少
女たちの遺言、<2000>01412破邪神剣、<2000>純
愛譜-じゅんあいふ-、 |
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【レビュー&ネタバレ】 |
2009年8月公開。観客動員数は、約27万人。 大ゴケ。 破綻したコリアン・ホラーの良い例でしょう。 あまりにも酷すぎる...... それなりに教訓になるセリフもあり、それなりに目的を持って制作したのでしょうけれど。 哲学的に作るなら、徹底して作って欲しかったですね。 心理的ホラー部分が大きいですが、ちょっと足りなすぎ。 もう少し心理的に迫ってくれたら、ちょっと面白い映画にはなったでしょう。 ラストだけが謎めいていて、惜しいです。 結局、「わけのわからないコリアンホラー」に成り下がってしまいました。 様々な謎も解明されず。 ミステリー好きには歯がゆくて仕方が無いでしょう。 ホラー要素で楽しめる映画でもないですし、観る価値は感じません。 特別出演で、雪の女王のイ・ソノが出演し ています。 ↓ ストーリーを簡単に。結末ネタバレですのでご注意を ↓ ショッピングチャンネルのショーホストであるヒョンジョンは、元ミスコリアの後輩に地位を脅かされていた。 そんな時、久しぶりに高校時代の友人たちが集まる。 そこへやってきたソナの美しい変貌ぶりに、皆が驚く。 ヒョンジョンの恋人ドンフンは、ドラマ「青春の影」に関するドキュメンタリーを制作することにする。 「青春の影」の主演はオ・ウンシル。 監督であるカン監督は、長年カン・ミヒだけをヒロインに起用してきた。 しかし、「青春の影」は、初の音声同時録音の作品であり、声が唯一の弱点だったカン・ミヒを起用せず、 オ・ウンシルを起用したのだった。 ヒョンジョンの出演しているホームショッピングチャンネルは、ソナの勤める放送局が放映していた。 とうとうヒョンジョンはショーホストから降ろされ、食品のショーホストへと降格してしまう。 ヒョンジョンはソナが自分を降ろしたのだと誤解し、ソナに詰め寄る。 「自分の弱点には気づかないものね。あなたにその気があれば、手伝えるけど」 ソナは言い放つ。 そしてソナは、限られた人間しか入れないヨガ教室を紹介する。 ヒョンジョンはソナに言われた通りに、深化訓練の担当者に合い、大袈裟な演技で参加の資格を獲得する。 深化訓練のために5人の女性が集まる。 深化訓練を担当するナニは、まずは外部との接触を禁じると、携帯電話を没収する。 しかしヒョンジョンはバッグに入れたはずの携帯電話がみつからなかった。 ここでは、いくつかの禁忌事項があった。 1つ目、勝手にものを食べてはいけない。2つ目、訓練から1時間以内にシャワーを浴びてはいけない。 3つ目、訓練中に鏡を見てはいけない。鏡は外見だけを映し、本当の自分は映しません。 ナニは言い放つ。 いよいよ訓練が始まる。 すると、全員が自分を苦しめる原因が甦り、すすり泣き始める。 皆が心に闇を抱えていた。 整形手術に失敗したユギョン。歌は下手なのに顔だけで売ってきたアイドル、ヨンジュなど。 ドンフンはカン監督の家を訪ねる。 すると、カン監督の家からソナが出てきて危うく轢き掛ける。 ソナは鍵を落としたまま、去って行く。 ドンフンがカン監督の家を訪ねると、カン監督は惨殺されていた。 インスンは皆に語る。 体内には7つのチャクラがあり、それぞれのチャクラを目覚めさせれば脊髄を通り頭に上がり、 その時、体内に隠されていたクンダリニーが上昇し、まるで花が咲くように爆発するのだと。 開花すれば、一寸の狂いもなく均整の取れた美を得ることができる。 但し、クンダリニーを得ることができるのは、この中でただ一人だけだと。 ドンフンはヒョンジョンの部屋から、カン監督の部屋から出てきた女ソナが一緒に映った写真をみつけ驚く。 ユギョンは幻聴が聞こえ始める。 インスンは空腹のあまり神に祈ると、テーブルの上に豪華な食事が並んでいた。 禁忌を破り、むしゃぶるように食べ始めるインスン。 そしてユギョンも禁忌を破り、「体に何かいる」と、訓練後1時間経たぬうちにシャワーを浴びてしまう。 ユギョンは得たいの知れないものに襲われる。 一方、現在の自分の姿が気になって仕方がないヨンジュは、ボラに手鏡を借り禁忌を破ってしまう。 ドンフンはヒョンジョンの職場を訪れる。 そこで、ヒョンジョンの同僚で、高校時代の友人にヒョンジョンがソナから何か励まされていたことを聞かされる。 ドンフンはソナに会い、ヒョンジョンの居場所を尋ねるが、すげなく断られる。 そしてドンフンは、あの日カン監督の家の前で拾った鍵を「あなたのものでしょう」と、尋ねる。 ソナは気にも留めずに歩き出し、そして車に跳ねられる。(死んじゃったのよね?) 鏡を見てしまったヨンジュは、暗闇の中に引き込まれていく。 「クンダリニーは私のもの」 ボラはほくそ笑む。 しかし、思わず手鏡に映った自分の姿を見てしまい、ボラもまた、暗闇の中へと引き込まれていく。 ヒョンジョンはロッカーの中から着信音が聞こえることに不審に思いロッカーを開ける。 すると、なかったはずの携帯電話がそこにあった。 ドンフンからの着信。 思わず電話に出るヒョンジョン。 「カン・ミヒのヨガ教室にいるんだろう?」 ドンフンの声は明るかった。 しかし、徐々に奇妙な方向へ話が進む。 クンダリニーが開花するといいな... そんな話をなぜドンフンが? ヒョンジョンは悲鳴を上げ電話を投げ捨てる。 一方インスンは、豪華な食卓が幻想であり、朽ちた食卓であることに気づく。 そして自分がむさぼるように食べていた肉が、自分の可愛がっていたハムスターだと知りショックを受ける。 そして、インスンの顔がみるみるうちにただれていく。 夜食べるものは化け物.... その言葉通り、インスンは化け物のような顔になってしまう。 皆、消えてしまった。 ヒョンジョンは皆がどこに行ったのか、ナニに問いただす。 「クンダリニーを放棄して出て行った」 ナニは告げるが、ヒョンジョンは訝しがる。 「明日、クンダリニーを伝授されるのは、あなただけです」 ナニは告げる。 「お前は美しくなり、ミヒ姉さんは若さを取り戻す」 幻聴と幻覚により気を失ったヒョンジョンに、ナニはつぶやく。 「人間たちは、欲しいものが簡単に手に入ると錯覚している。美しさに狂って... 愚かだ。 あんたたちは惑わされている、カン・ミヒは悪魔よ。人間じゃない。 今も美しい姿で私を苦しめる」 ナヒはヒョンジョンに語った途端、ナヒの体中から血が流れ出す。 カン・ミヒは美しい姿のまま、顔色一つ変えずにナヒを血まみれにする。 ヒョンジョンは必死に逃げ出す。何としても、ここから出なければ... ヒョンジョンは無事にヨガ教室から抜け出した。 しかし駅の中で、ボラとすれ違い呆然とする。 ボラだけではない。ユギョン、ヨンジュ... そして、インスン。 これはいったいどういうことか。何が現実で、何が幻覚なのか。 ヒョンジョンは悲鳴を上げる。 周囲の壁がカン・ミヒのポスターで埋め尽くされていた。 END |
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