イエスタディ 沈黙の刻印  Yesterday  
 原題:イエスタディ 예스터데이 (イェストゥデイ)<2002>

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イエスタディ 沈黙の刻印

2020年。近未来のある日。統一された韓国と中国の国境地帯で息子ハンビョル を失った辛い過去を持 つ特殊捜査 隊SI (Special Investigation) チーム長ユン・ソク(キム・スンウ)は、ハンビョル殺害の犯人を探していたが、5名の老人が連続して殺害される事件を追うことになる。

死んだ老人の首に は、ハンビョルの事件同様、風見鶏のペンダント がかけられており、ユン・ソクは、ハンビョルと同じ犯人という心証を持ち国境地帯を捜査していた。

そんなある日。彼にゲットー(インターシティ内の無国籍 スラム地域)で起きた警察長官拉致事件を引き受けろとの命令が下される。拉致現場にも風見鶏の ペンダントがかかっていたのだった。

一方、アジアン連合警察犯罪心理分析官ヒス(キム・ユンジン)は、インターシティで開かれる警察教育ワークショップに 参席のため到着した日、育ての親である警察 長官の拉致現場を目撃し、ソクと共に事件の解決にあたることになる。

犯人は、パズルゲームを楽しむように様々な糸口をソクとヒスに残して連続殺人を行う。 事件現場で何度もぶつかるソクとヒスは、犯 行手法がヒスの論文を真似て行なわれていることに気づく。

【予告編】
監督 チョン・ユンス <2002>イ エスタディ 沈黙の刻印、<2007>今、 愛する人と暮らしていますか?
<2008>妻が結婚した、 <2010>氷雨

出演

キム・スンウ (金勝友)

出演作品一覧

キム・ユンジ ン(金允珍)

<1997>殺す話、< 1999>シュリ、<2000>燃ゆる月、<2001>イエスタディ 沈黙の刻印
<2002>アイアン・パーム、<2002>密愛、<2005>6月の日記、 <2007>セブンデイズ
<2010>ハーモニー、<2010>心臓が脈打つ

チェ・ミンス(崔民秀) <1995> サランヘヨ あなたに逢いたくて、<1996>インシャラ、 <1999>ユリョン-幽霊-
<2000>リベラ・メ、<2001>花嫁はギャングスター、 <2002>ソウ ル(日本映 画)、
<2002>イエスタディ 沈黙の刻印、 <2003>清風明月、<2006>ホリデー
<2006>花嫁はギャングスター3

キム・ソナ

<1999>ラ ブストーリー ひまわり、<2002>イエスタディ   沈黙の刻印、<2002>夢精期、
<2003>偉大なる遺産、<2003>チャ・テヒョンのハッピー☆クリス マス、<2004>Sダイアリー
<2005>恋の潜伏捜査、<2007>私の生涯で最悪 の男(特別出演)、<2008>ガールスカウト
<2008>甘いウソ(特別出演)

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【レビュー&ネタバレ】
韓国初のSFブロックバスター映 画だそうですが・・・
それにしては、お粗末ね・・・・・・・
2020年、そして、近未来という設定も微妙・・・
確かに、2020年頃は今とそれほど変わっているようには想像できないけれど、
近すぎて微妙な感じ。

なによりも、伝えたいことがまったくわからないこの映画。
監督の’独りよがり’を感じるわ。
「枯葉は樹を守るために散るの」って、何度も出てくるセリフだけれど、
「枯葉」がゴリアトを指しているのはわかるけど、
守りたいという「樹」に当たるのは誰なのよ!
本当に、そういう観ている側のことをまったく考えていないことばかり。
伝えようとしないのなら、それは’独りよがり’よ。
’SF’に力を入れたの?とも思えないお粗末さですし、
これが’ブロックバスター映画’とは・・・・・
2002年だから、これでも頑張っている方なのかしら???
SI(特殊捜査隊)のアクションはかっこいいと思うけれど。
他にいくらでもSFモノはあるので、敢えてこの映画を観る必要はないと思うわ。

出演陣は、豪華といえば豪華。
でも、カリスマ俳優チェ・ミンスの魅力がまったく感じられなかったのと、
キム・ソナがあまりにもクールな捜査官が似合わなくて笑ったわ・・・
それでも、キム・ソナの頑張りは伝わってくるし、かっこよかったけど。
キム・ソナはまだまだ売れていない新人俳優の頃なのよね・・・
この映画、<インターシティ>という’無国籍スラム街’が舞台になるのだけれど、
なぜか、そこで’日本語’が使われるのよ!
おいおい・・・なんで日本人が韓国のスラム街で暮らしてるのさ・・・
キム・ソナは小学校から高校まで日本で暮らしているだけあって、
日本語はネイティブで美しい発音で気持ちいいですが・・・
’ルカ’という船の中に、カタカナで’マリン、サウナ’とか書いてあるし・・・
本当に意味不明・・・・・・・・・・

キム・ユンジンの育ての親で、長官であるイ・ホジェは、
>の侍従長で、<フレンズ>の ウォンビンの父。
神父は、<ホワイト・バレンタイン>の チョン・ジヒョンの祖父チョン・ムソン。
長官の女秘書は、<アタック・ザ・ガス・ステーショ ン!>で、
ユ・オソンとしりとりをして服を脱がされた女だわ・・・


これほどまでにわかりづらいストーリーはそうそうないわよね。
謎ばかりなので、整理するために最初からネタバレしますわよ!ご注意を。

まず、ユン・ソクの息子ハンビョルはなぜ殺されなければならなかったのか?
犯人は、’神父’を呼び出すために、ハンビョルを人質に取った。
そして、犯人はユン・ソクが息子ハンビョルを撃ち殺すように罠を仕掛けた。
ここって大事な部分だと思うのに、まったく説明がないわよね。
' 神父 ' とは、人間兵器の実験を行ったノ教授だったわけで、
ノ教授にハンビョルを殺させようとしたものの、ユン・ソクが突入したがために
ユン・ソクが息子を殺す結果になっただけなのか・・・
本当にまったく説明がないわよね。
殺された5人の老人も、この人間兵器計画に関わった人間でしょうし、
ハンビョルも風見鶏のネックレスをかけられていたのだから、
ハンビョルも消されるべき人間とされていたわけで、
そうなると、ユン・ソクも、ヒスも、消されるべき人間なわけで・・・
いったい、守るべき’樹’に当たるのは誰のこと?
ヒスのことは、殺すつもりがないように見えたけれど
「お前も消えるべき人間」だと、ゴリアトはヒスに言ったわよね?

ユン・ソクが、ハンビョルの細胞には’死’の記憶が残っているから、と
クローン(再生)させずに、ようやく遺体を火葬したわけだけど・・・
’死’の記憶が残っていると、どうなるっていうの?
問題なのは、’死’の記憶なのでしょうか?
クローン再生させると、ユン・ソクやヒスのように障害が残り、
ゴリアトの遺伝子をも引き継ぐ可能性があるってことじゃないのかしら?

なんだか、考えるのも面倒な映画。
なんだか、手抜きな映画を作って、観客に苦労を強いる姿勢がイヤよね。
ほんとに、この監督・・・頭悪すぎじゃ?
独りよがりは勘弁して欲しいわ。





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