海風 |
原題:海風 해풍(ヘプン)<1995> |
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出演 |
ペ・ヨンジュ ン(裵勇俊) |
<1995>別
れの6段階、<1995>海
風、<1995>初恋白書、
<2003>スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞、 <2005>四 月の雪 |
チン・ジェヨ ン |
<1995>海 風、<1998>ファースト・ キス、<2002>セッ クス イズ ゼロ、<2003>浪漫刺客 |
【レビュー&ネタバレ】 |
釜山放送(PSB)の開局を記念して
制作された2話完結のスペシャルドラマ。 めちゃくちゃ古めかしい映像がたまらなく優しく感じるわ。 純朴で素朴な人々と、活気ある釜山の町。観ているだけで優しさに包まれるドラマ。 ドラマティックな展開も、面白い見せ場もありませんが、韓国特有の人間模様が楽しめます。 韓国の’情’が好きな方にはオススメのドラマ。 ペ・ヨンジュンの初主演作。 演技が下手だと相当叱られながら演じたらしいわ。 確かに、まだちょっと違和感あったりするけれど、今より良い部分もあるわよね。 ヒロインのチン・ジェヨンは、このドラマでは純朴な女の子を演じていたのに 1998年のドラマ ' Ready Go!' では、男子のアイドルのイマドキの帰国子女で、 セックス イズ ゼロでは、大胆な ヌードで 驚かせるわ。 このドラマの影の主役は、ペ・ヨンジュンから慕われる人嫌いの漁師ヨングクでしょう。 冴えない容貌に、ちょっと身勝手な感じで、けれど、喧嘩が強く 何よりも、本当は誰よりも優しい人。 ムサイ男なのに、だんだん好きになってしまうのよー 劇中のギルジャと同じ心境。 優しくて、頼もしくて・・・可愛い(笑) 船の上で鍋を作りながら座っているヨングクなんて、可愛くて抱きしめたくなるわー ヨングクを演じるのは、メン・サンフン。 チャングムの誓いに出ていたような気がするけれど? どこで見たのでしょう、この顔・・・・ ペ・ヨンジュンとチン・ジェヨンと三角関係なのか? 刺身屋の気の強い一人娘ギルジャは、チャン・ソヒ。 ギルジャの父は、' ラストダンスは私と一緒に ' や、<クワイ エット・ファミリー> のパク・イナン。 ギルジャが両親に結婚させられそうになるサンボンは、 ペ・ヨンジュンの' 初恋 ' の姉チャノクの夫だったソン・ヒョンジュ。 ペ・ヨンジュンの父イ・ナックンは、一昔前の俳優のようで、他では観ることもありませんね。 すごく品があって、いい俳優さんなのに残念。 ストーリーは、金持ちの家に生まれ、世間知らず、 汗水たらすなんてかっこ悪い、そんなイマドキの大学生ムニョン(ペ・ヨンジュン)が、 ある日ソウルのナイトクラブに行った帰りに、前方不注意で人を跳ねてしまう。 人を殺してしまったと思い込み、怖くなってそのまま逃げるように釜山のチャガルチにやってくる。 チャガルチは、父が市場で成功し、一代で富を築き上げた地。 持ち合わせもほとんどなく、空腹に耐えられず無銭飲食をしてしまう。 ' 家もない哀れな人間 ' と、嘘で言い逃れようとするが、 出前持ちのアルバイトとして住み込みで働かされるハメに。 口は悪く愛想のない店主のおばさん、何かとムニョンをかばう優しい従業員のおばさん。 二人とも、' 情 ' が深くていい人たち。 このドラマ、出演者の字幕が出ないので、チョイ役の役者さんの名前がわからない・・・・ ムニョンはプサンで様々な人々と出会う。 孤児で辛い境遇にありながら心の美しいミスン。 船の中で放浪しながら暮らすヨングク。 近所の刺身屋の娘で気の強いギルジャ。 みな口が悪くても、情が深く、素直で温かい人々。 恋愛にも真剣になれなかったムニョンだが、ミスンは真剣に大事にしたいと思い始めていた。 そんな釜山の人々に触れるうちに、典型的な都会っ子だったムニョンも成長していく。 サボってばかりだった仕事も楽しなり懸命にこなし、すっかりチャガルチにとけ込んでいくのだった。 ムニョンは船の上で暮らすヨングクを慕い、何かとつきまとう。 そして、自分が人を轢いて逃げてきたことを告白する。 ヨングクは ' 人間失格だ ' と、激しく叱責するが、ムニョンの父の名を聞いた途端に顔色が変わる。 ヨングクはムニョンを鍛え上げると言って、ムニョンを自分の船で働かせることに。 ↓結末↓ 一方ソウルではムニョンの父親と姉が行方不明のムニョンを探していた。 ムニョンが跳ねた人は幸いにも死んでいなかったのだ。 釜山でヤクザにからまれたムニョンは警察に連行され、父と姉の元に連絡が入る。 父と姉はすぐさま釜山に駆けつける。 ムニョンの父親を見たヨングクは突然、深々と礼をする。 実は、ムニョンの父親は、ヨングクが苦しい時代に救ってくれた恩人だった。 ヨングクはムニョンの父親が自分の恩人であることを知り、ムニョンの面倒を看てきたのだ。 釜山の人々に触れ成長したムニョンは、父親への親不孝ぶりを詫びる。 そして、更に成長するために、このまま釜山で働くという。 汗水たらして働くことがかっこいいのだと、ムニョンは笑う。 そんなムニョンに、父は微笑む。 |
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