止められない結婚    Unstoppable Marriage  
 原題:止められない結婚 못말리는 결혼 (モンマルリヌン キョロン)<2007>

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伝統継承を懸命に実践する風水地理家パク・チマン(イ・ジェム)の一人娘ウノ (ユジン)と、江南クンソ ンラグジュアリーの代表走者シム・マルニョン(キム・スミ)の一人息子キベク(ハ・ソクチン)が運命のような愛に陥る。

しかし問題は、違うといえば全く違う二つの家族の許諾を受けなければならないこと。双方の両親の許諾を受けるためにあらゆる手段を駆使するが、全て失 敗に終わり、二人は大逆転を狙い両家の両親を会わせることにする。

しかし油と水のような彼らの神経戦は、日がたつにつれて一層激しくなり、泣きっ面に蜂で、マルニョンが所有する土地に絡んだ別の悪縁が姿を現し、手 の施しようもない状況に陥る。

これ以上キベクとウノの交際を放ってはおけないチマンとマルニョンは、二人を引き離すために想像できない妨害工作を行い、そこにウノの叔 父チル(ユン・ダフン)とキベクの姉エスク(アン・ヨノン)まで加勢し、事態はますます悪化していく。この二つの家族の止められない結婚を成就させること は、果たして可能だろうか。
【予告編】
監督 キム・ソンオク <2007>止められない結婚

出演

キム・スミ

<1996>コムタン、 <2003>オー!ハッピーディ、<2003>偉大なる遺産
<2004>スーパースター☆カム・サヨン、<2005>麻婆島(マパド)、<2005>大胆な家族
<2005>家 門の危機-家門の栄光2、<2005>ミスター 主夫クイズ王、 <2006>サンデーソウル
<2006>救世主、<2006>連理の枝、 <2006>裸足のキボン 、<2006>コン・ピルドゥ、
<2006>多細胞少女、<2006>家門の復活-家門の栄光3、<2007>麻婆 島(マパド)2、
<2007>止められない結婚、 <2007>チョンソルリへようこそ(特別出 演)、<2008>腹黒い母娘、
<2010>六連発強盗団

イム・ジェム

<2007>覆 面ダルホ、<2007>止められ ない結婚

ユジン

<2007>止められない結婚、<2008>その男の本198ページ、 <2008>ロ マンチック・アイランド
<2009>ヨガ教室

ハ・ソクチン <2006>放 課後の屋上、<2006>誰が彼女と寝たのだろうか?、<2007>止められない結婚
<2008>夏、ささやき
【シム・マル ニョン】
キベクの母/事業家
キム・スミ
【パク・チマ ン】
ウノの父/風水地理家
イ・ジェム
【パク・ウノ】
紙人形作家
ユジン
【ワン・キベ ク】
整形外科医
ハ・ソクチン
   
【パク・チル】
ウノの叔父
ユン・ダフン
【ワン・エス ク】
キベクの姉
アン・ヨノン
   

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【レビュー&ネタバレ】
2007年5月韓国公開。観客動員数は、約120万人。
120万人突破ではヒットとも言えないのだけれど、最近は100万人を突破しただけでヒット扱いされますね。
この映画のヒットを受け、ドラマ化されたほど。
(DVDのタイトルは「止められない結婚 劇場版」となっていますが、ドラマが後です)


面白 い!大好き!!最高!!!

mocaの大好きなラブコメ&ハートフルコメディー。
情あり、笑いあり、涙あり、感動あり...
これぞ、ザ!エンターテインメント!!

とにかく、キベクの母マルニョンとウノの父チマンの舌戦が最高。
笑わずにはいられない。
キム・スミの持ち味を最高に生かしてます。
そして、最後には感動が。
多少ベタすぎるとこもありますが、そんなことは許すっす!!

ちなみに....
主人公はユジンとハ・ソクチンと思われるでしょうが、
キム・スミとイ・ジェムが主人公なんです(笑)
なので、ラブコメ要素は少ないですね。
ラブコメかと思いきや、そっこーでラブラブモードに突入しちゃいますから(笑)

二人の交際を阻止しようとする母と父のコメディーです。
ですが、女性ウケはしても、男性ウケはしないかもしれないですね。
ホームドラマが苦手な方にもお勧めしません。
韓国の家族の良さが詰まった映画です。

ユジンは映画づいてますが、どの役もキャラクターが異なるのに自然に演じております。
キベクを演じたハ・ソクチン。
あまり馴染みのない顔だと思いますが、屋根の上の屋上ではチャン(番長)を演じカッコよかったんですヨ。
今回はちょっとチャラ男で傲慢そうな俺様キャラに見えますが、実は純粋で真面目だったり。
なかなか魅力的なキャラクター。
笑った時の照れた表情がなんともいえず、いい味だしております。
人気俳優ではないけれど、ハマリ役で結果オーライでは?

韓国のホームドラマ好きの方には、ぜひお勧めしたい映画です。

既にDVD発売しておりますので、ストーリーは簡単に。
笑いどころはネタバレにならぬよう、極力控えております。
でも、この映画はストーリーを読まずに、そのまま観ていただきたいなぁ..........
シナリオも完璧で完成度も高いので。
ネタバレ知らずに観た方が絶対に楽しめると思います。

注意:ラブストーリーではないので、メローは期待しないように。
主人公はキム・スミ&イ・ジェムです。


↓  結末までネタバレ。ご注意を ↓


江南クンソンラグジュアリーの代表
不動産投資で財産家になったマルニョンは、ついに夢だったゴルフリゾートの開発に乗り付ける。
しかし、予定地の一部がまだ立ち退きを拒んでいる。


土地の譲渡を拒んでいるのは風水地理家のチマン。
チマンは弟のチルと共にちょうどその土地にある墓に墓参りに来ていた。
弟のチルは売る気マンマンだが、兄のチマンは断固として売ろうとはしなかった。
そこへ、墜落してくるパラグライダーが。


墜落したパラグライダーに乗っていたのは、マルニョンの息子キベクと、
教官であるチマンの娘ウノだった。


高所恐怖症のキベクは、墜落した際に恐怖でお漏らししてしまった。
そんなキベクに胸を触ったと「変態!」と詰め寄るウノ。
27年間、誰にも触らせたことがないのにと。
しかしウノは転倒し、そのはずみでキベクとキスしてしまう。


キベクは怒ったウノに対し、金で解決しようとする。
100万ウォンを持ってウノが運営する紙人形教室にやってくるキベク。
嫌味タラタラのキベクに不愉快になったウノは、お漏らししたキベクの人形を作り、
「塩は貰ったのか」と、反撃する。
そして、「受け取る理由がない」と、金を突き返す。
しかしキベクも、いったん出した金をおいそらとは受け取らない。
結局ウノは、その金で1年間の受講生としての費用に充てると言い出し、無理矢理会員にさせてしまう。


※韓国では昔おねしょをした子に、蓑を被って近所を周り塩をもらわせるという 風習がありました。
塩を貰いに来られた家では、その子がおねしょをしたのは一目瞭然ですから、
「塩をください=おねしょをしました」と言っているようなもので、子供ながらに恥ずかしいお仕置きです。


無理矢理、紙人形の講習に参加させられたキベク。
恥ずかしさと悔しさと、このままでは引き下がれないキベク。
キベクが講習を欠席し続け、受講生の主婦らがキベクが来ないとつまらないと言い出す。
受講生を失うわけにはいかないウノは、仕方なくキベクに電話する。
するとキベクは、クラブまで出張講習に来るようウノに言い放つ。
負けん気の強いウノは、クラブまで出張講習に出かける。
キベクの仲間らに「服装がダサい」などと陰口を叩かれ悔しい想いをするウノ。


その上、囃し立てられ踊るよう仕向けられ、ウノはクラブで音楽に合わせ太極拳を始める。
しかし勢い余って近くの男性を叩いてしまったウノ。
男性と言い合いになり、仕舞いには「殴れるものなら殴れ」と、強気に出たウノ。
さすがにその騒ぎを収めなければと、キベクの友人が仲裁に入るようキベクを押しやるが、
運悪く男性が振り上げたビール瓶の前へとつっこんでしまう。
ビール瓶で殴られ気を失うキベク。


頭に怪我をした上に、きちんとウノを家まで送り届けるキベク。
「天下のワン・キベクが夜遅くに女性を一人で帰せないだろう」と。
(こういうところが可愛い)
しかし送り届けたところをウノの父にみつかってしまう。


父に誤解される前にキベクを帰そうとすったもんだしていたウノは、ちょうどキベクの腕を掴んでいるところを
父にみつかってしまう。
ウノの父に「とりあえず家に入れ」と言われ、キベクは仕方なくウノの家に。


挨拶する時、頭に張られたガーゼが 見えるのがまた可愛い。この後のキベクも可愛さ満載。
かなりの天然キャラ。でも、憎めない。

「ワン・キベク」の「ワン」
「どこのワンか?(本貫はどこか?)」と尋ねられ、「王様の王です」と答えるキベク。
このネタ、ナルラリ宗婦伝でもあるのよね。
最近は「本貫」なんて、気にしなくなったのかしら?それとも「バカぶり」をアピールするためのネタなのかしら。
本貫を御存知ない方は、こちらでわかりやすく説明されております。
韓国では本貫が同じ同姓の場合、結婚できないというくらいこだわっている国なんですけどね。
(最近は本貫が同じでも、無理矢理結婚してしまうケースが多いそうです)
「ワン」は華僑か?とウノの父が尋ねるのは、「ワン(王)」という姓は中国の代表的な姓のため。
華僑というのは、中国の国籍を持ちながら他国で移住生活をしている中国人のことを言います。
チョン・ジヒョン ちゃんも本名が「ワン・ジヒョン」なので、「華僑論議」に巻き込まれました。



ウノの家から帰るキベクを見送るウノ。
ちょうどその時、キベクの母マルニョンからキベクに電話が。
「彼女のアボジに挨拶したところ」だと、話すキベク。
まるでウノが自分の恋人であるかのようにマルニョンに話し、ウノに電話を押し付けるキベク。
ウノはマルニョンに、明日の昼食に来るよう約束させられてしまう。


「オンマはだらしないのが嫌いだから、めかしこんで来い」
と言われたウノは、まるでフレッシュマンのようなスーツ姿で現れ、「保険の外交員か」と、キベクに笑われる。


姉のエスクに「姉さんは、ただ苛めてくれればいいから」と、耳打ちするキベク。
ウノを恋人のように見せかけたのは、これが狙いだったのだ。
ウノをギャフンと言わせようと。

キベクの狙い通り母と姉はウノに恥を掻かせようとするが、
ウノはおじけづくどころか、まったくマイペースで、マルニョンとエスクの方が振り回されている格好だ。


その晩、ウノはクラブで自分を庇って怪我したキベクを思い出し、
キベクは自分の胸倉を掴みながら叫びまくったり、クラブで太極拳のようなダンスを踊ったウノを思い出しながら、
互いに相手に対する好感が高まる。


ウノがパラグライダーの講習をしていると、そこへキベクが現れる。
高所恐怖症だというのに「空を飛ぶのが中毒になったみたいだ」と強がるキベク。
そしてパラグライダーで空を飛びながら、キベクは告げる。
「もう一つ中毒になったみたいだ。お前だ」
キベクとウノは、あっという間に運命のような恋に落ちる。


二人は頑固な両親に交際を許可してもらうため、あらゆる手を尽くす。
キベクは海兵出身だと嘘をついたり、硯マニアのウノの父に、高価な硯をプレゼントし好感を上げようと必死だ。
ウノは先祖代々から受け継いだチョングッチャン(発酵させた大豆のペースト)をマルニョンに贈る。
健康にいいからと。
しかしマルニョンもエスクも「臭い」と、チョングッチャンをバカにする。
「チョングッチャン食べたいって言ってたじゃないか、貧しい頃に」
とキベクが反論すると、「貧しい時なんていつあったんだ!」と、マルニョンは逆に怒り出す。


一筋縄ではいかないマルニョンとチマン。キベクとウノは、二人を会わせることにする。
しかし、それが裏目に出た。
思いもよらぬ悪縁が明らかになったのだ。
マルニョンがゴルフリゾートの開発を推進している土地の一部を保有しているのがチマンだと判明。
「金の亡者。俗物」と、マルニョンをけなすウノの父。
「厄介なクソ爺」と、マルニョンも譲らない。
しかし二人はおかしなところで意気投合してしまう。
「キベクとウノの交際は絶対に認めない!」
二人はタッグを組み交際を阻止にかかる。


放蕩息子のキベクであったが、母マルニョンの苦労と深い愛を誰よりも知っていた。
「母を裏切ることはできない」と、キベクは思い悩む。

チマンと酒を飲みながらマルニョンは自分の過去を告白する。
夫に浮気され、子供二人を抱え婚家から追い出され、子供二人を育てるために貧しく苦労し、
まだ若いのに、子供が傷つくのでは.. と、再婚すらしなかった。
何よりも子供を優先し、大切に育ててきた。
キベクには牛肉のスープを食べさせ、自分はご飯に水をかけて腹を満たした。
自分は破れた靴を履いても、キベクにはナイキを履かせた。
自分はそうやって生きてきたのだと。

そんなマルニョンの想いをチマンは理解する。
マルニョンが自分を犠牲にして苦労したおかげで、息子が立派な医者になったと。


ベロンベロンに酔ったマルニョンとチマンは、フラフラしながらホテルの部屋に戻ろうとするが、
酔って壁に寄りかかろうとするマルニョンを支えていたチマンの姿を見たキベクとウノが誤解してしまう。
二人が抱き合っていると。
マルニョンは、ここぞとばかりにチマンにキスをし、キベクとウノに完全に誤解させることに成功。
親が結婚すれば例え血がつながらなくとも、キベクとウノは結ばれてはいけない。
マルニョンとチマンの関係を誤解したキベクとウノは、泣く泣く互いを諦めようとする。


雨の降る中、ウノの紙人形教室を車の中からみつめるキベク。
キベクの人形をみつめながら心を痛めるウノ。
互いに胸が引き裂かれたような痛みを必死に堪える。


姪のウノを不憫に思ったチルはキベクの姉エスクを呼び出し、二人の恋を成就させる作戦を練る。
一方キベクとウノは、自分らは身を引くことを提案する。
父にも寄りかかる肩が必要だったのだと。それを奪うのは道理に反すると。


ウノはマルニョンを呼び出す。そして、ネックレスを贈る。
「高価なものではないが、母がいれば必ず贈りたかった」と。
そんなウノの気持ちに、マルニョンの胸は痛む。


マルニョンはチマンを呼び出す。なぜキベクが気に入らないのだと。
娘婿を喜ぶ父はいないとチマンは答える。
マルニョンも告げる。純粋に笑う子が嫌いなんだと。だからウノが嫌いだと。
自分はあんな風に笑ったことがなかった、だから嫉妬するのだと。

金に執着するマルニョンをとがめるチマン。
しかしマルニョンには、そうならざる得ない辛い過去があった。
金がないために、両親は自分を捨てた。
だから、自分の子には同じ思いを味あわせたくなかったのだと。
なのに、なぜチマンは自分の事業の邪魔をするのだとマルニョンは責める。
チマンはマルニョンの胸のうちを知り、自分も初めて告白する。
実は... あの場所には、ウノの母が眠っているのだと。
ウノの母が亡くなる時、あの場所に墓を立て、ウノが嫁いだら自分はあの場所に家を立てそばで暮らすと約束したと。
あの場所がなくなれば、二度とウノの母に会えないような気がして... と。
チマンの胸のうちを初めて知ったマルニョン。
「もう売れとは言わない。これ以上言ったら私は人間じゃない」
マルニョンはチマンに告げる。


マルニョンはウノから贈られたチョングッチョンでチゲを作り、一人味わう。
様々な想いが溢れて、涙がこぼれる。

チョングッチャンというと、HEROでキムタクが「チョングッ チャン!」と騒いでいたのを思い出しますね。

チマンは土地を売ることを決意する。
「もうお前を手放そうと思う。いいよな」
チマンはウノの母の写真を抱きしめながら、決意を固める。
弟のチルの店を訪れ、1000万ウォン渡すから新しい事業を考えろ、これから江原道へ行く
チマンはチルに告げる。
「最後に挨拶はしないと...」
チマンはボソリとつぶやく。
兄があの土地を売るつもりだと察したチルは、エスクにすぐさま報告する。
それを聞いたマルニョンは激怒し、チマンを追いかける。


「誰かが大金をくれるとでも言ったのか?!
嫁が眠っている土地だろ?大事な土地じゃないか!私ももう売れとは言わないから、あんたも売るな!
金が必要なのか?ならば、私が出してやるから!」
マルニョンは必死にチマンを説得するが、チマンは「あんたには関係ない」と、つっぱねる。


そして、ゴルフリゾートの投資主であるアンドリューが渡韓してくる。
ウノの父の土地の譲渡の失敗のため、資金を回収すると言ってくるアンドリューにマルニョンは激怒する。
金にばかり執着するマルニョンに、アンドリューは失望する。
そんな様子では、収益の30%を児童福祉基金に寄付する約束も守らないだろうと。
アンドリューが怒って出て行こうとしたところへウノが。
自分で作った紙人形をマルニョンに贈ろうと持ってきたのだと。
それを見たアンドリューは、「美しい」と感嘆の声をあげる。ゆっくり見せて欲しいと。
アンドリューは世界各国の伝統工芸のコレクターだった。
アンドリューは、この人形らの秘話を聞かせて欲しいとウノに求める。

通訳者、見覚えがあるのに..... クロッシングの 脱北者だ!思い出すのに苦労、苦労。


「これは、あるオモニのお話です」
ウノは語り出す。

そのオモニは若くしてご主人を失い、幼い姉弟を女一人手で育てました。
彼女には、とても辛い時期がありました。
空腹で、貧しくて、世間から蔑まれる... そんな逃げ出したい時期が。
ですがその方は逃げませんでした。
この人形のように、針仕事から露天商、家政婦...
幼い子供らのためならば、彼女は恨み言も言わずに立ち向かいました。
幼い息子のために毎日牛肉のスープを食卓に並べ、
自分は大根の葉のスープで空腹を満たしました。
医者になりたいという息子の夢を叶えることが、貧しくて学ぶことができなかった彼女の夢となり、
そして彼女は息子の夢を叶えました。
そんなオモニの気持ちを誰よりも理解している息子は、オモニが世間からどんなに悪く言われても、
オモニを何よりも大切に思っています。
自らの愛を諦めるほどに。

ウノの話を聞き、「美しい話だ」と感嘆するアンドリュー。
それはウノの母親の話か?と問うアンドリューに、
「こちらにいらっしゃるこの方のお話です」
ウノはマルニョンの話であることを伝える。
マルニョンを金の亡者だと契約を破棄しようとしたアンドリューは、マルニョンを見直し謝罪する。
「これは高価なものではありませんが、この方からの贈り物です」
ウノはマルニョンに贈ろうと持ってきた人形を、アンドリューに贈る。
感動したアンドリュー。
アンドリューはウノとの関係を尋ねる。
ためらうマルニョン。
「うちの嫁になるお嬢さんです」
マルニョンは心を決めたかのように、アンドリューに答える。
その言葉に驚いたのはウノだ。


ウノのような女性を嫁に迎えることを知ったアンドリューは、ますますマルニョンを見直す。
資金を回収しようとしたゴルフリゾートの投資も続行し、
譲渡が決まっていない土地についても、何10年だろうが最後まで待つことを約束する。
マルニョンは喜びのあまり涙ぐみながら感謝の言葉を伝える。
そしてマルニョンのウノに対する想いも明らかに変化する。
温かな目でウノを見やるマルニョン。


「伝統婚礼だなんて話にならないわよ!」
マルニョンは声を荒立てる。

話は急転し、キベクとウノの結婚話へと進む。
しかし今度は、挙式についてマルニョンとチマンは激突する。
相変わらず「金」に執着するマルニョンは、高級ホテルでの豪華挙式だと譲らない。
「土地を売れば気が変わるかも...」
何気に言ったマルニョンの言葉に、チマンは微笑む。
マルニョンに不動産売買契約書を差し出すチマン。
「初めから、あなたに譲るつもりでしたよ。あなたがどう出るか試したんです。
あなたでなければ絶対に売りません。あの大切な土地を」
チマンは微笑む。
マルニョンは喜びを隠せない。
チマンに抱きついて喜ぶマルニョン。
そこへチルとエスクが現れる。
「離れてください!」
「やっぱり、それは違うでしょ」
二人はマルニョンとチマンの恋愛に反対する。
チルとエスクは自分たちが愛し合ってるからと。


驚いたのは、そこへやってきたキベクとウノだ。
「大丈夫。我が国では身内同志の結婚は認められる」
チルはキベクに告げる。
「ヒョンニム、今回は出遅れましたね」
チルはチマンに得意げに言い放つが、チマンの雷が落ちる。
「このバカものが!」
呆れたようにマルニョンがフォローする。
キベクとウノの交際を阻止するために一芝居打っただけなのだと。
呆然とするエスクとチル。
ともかく、ハッピー・エンドだ。初めての和やかな空気。


いよいよ、キベクとウノの挙式の日がやってくる。
高級ホテルでもなく、伝統婚礼でもなく、野外挙式にて婚礼が行われる。
しかし時間になってもキベクとウノが現れず、周囲が慌てだす。


その時、上空にパラグライダーが。
キベクとウノだ。
「天使みたいだわ」と、大喜びで二人を迎えるマルニョン。
二人の登場に、場は沸き立つ。
そしてパラグライダーから降り立ったキベクとウノは、熱いキスを交わす。
そんな二人にご機嫌のマルニョン。

END

エンドロールでチルとエスクのサブストーリーが展開します。
二人の恋愛はキベクとウノの恋愛を成就させるための作戦だったわけですが、
エスクはどこまでかわかりませんが、チルの方は完全本気なワケですね。
しかしユン・ダフン。
今回はイイ味出してるーと、見直したのに、
結局はメローがやりたくて仕方ないんじゃない?この人。
友情出演してまでやりたいのか?!
年齢と顔を自覚してくれ....



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