雪の女王 눈의 여왕

■ 第9話 ■ ハン・テウン/ハン・ドゥック(ヒョンビン)、キム・ボラ(ソン・ユリ)、ソ・ゴヌ(イム・ジュファン)、イ・スンニ(ユ・イニョン)

演出:イ・ヒョンミン(ごめん、愛してる)
脚本:キム・ウニ、ユン・ウンギョン(冬のソナタ)











「神経科?おまえ神経科にいるの?
じゃあ、ソ・ゴヌ先生を知ってるだろ?」
ドゥックは尋ねる。
「どうしてゴヌ先生を知ってるの?
じゃあ、ゴヌ先生の恋人も知ってる?
キム・ボラさんのことよ。もしかして、ボラさんとも知り合い?」
ジヘは尋ねる。
「ボラ?知ってるよ、なんで?」
ドゥックは
「あの人がジョンギュの妹よ」
ジヘは告げる。

ヤンスリの家へジャンスを迎えに行くドゥック。
「会長・・・もしかして・・・」
ジョンギュの写真をみつめるドゥック。
「あぁ、これか?私の息子だ。息子がいるとは知らなかっただろ?
8年前に死んだんだ。この前まで写真も見られなかった。
写真を見るとまだ生きているようで・・・
生きているうちは、何が好きなのかも知らなかった。
ひたすら勉強しろ、勉強しろと・・・
ボクシングが好きなのは知っていたが・・・
息子の好きなボクサーは誰だと思う?
キム・ドゥックだ。
だから、おまえを見ると息子を思い出すのかもな」
ジャンスは温かな笑みを見せる。

’キム・ドゥックって知ってるだろ?キム・ドゥックが最後にこんな事を言った。
“勝たなければ生きて帰れない”
そして本当に生きて帰れなかった。
リングの上で死んだんだ。俺たちが生まれた1982年に’

ドゥックはジョンギュの言葉を思い出していた。

家までジャンスを送り届けたドゥック。
ジャンスの後姿を胸の痛む気持ちでみつめる。
「なんだ?私に話でもあるのか?」
ジャンスは微笑む。
「いえ、ありません」
ドゥックは涙を浮かべながらジャンスの後姿を見送る。
ドゥックは、門の前で佇む。
そこへボラが帰ってくる。
「ハン・ドゥック そこで何して・・・ あんた、どうしたの?」
ボラはドゥックの涙を見て驚く。
「一度だけ抱きしめていいか?」
そう言うと、ドゥックはボラを抱きしめる。
「ごめん・・・」
ボラから離れると、そのまま去って行く。
ジョンギュが死んだ日のことを思い出し、泣き続けるドゥック。

ドゥックは、ジョンギュの墓を訪れる。
「ジョンギュ、ごめん・・ ここにいたなんて・・・ ごめんな」
ドゥックはジョンギュの墓に泣きすがる。

傷心のままジムに戻ってくるドゥック。
ジムの者達は、ドンピルの練習試合に出かけて皆留守だ。

ボラは出勤しないドゥックを心配し、ジムを訪れる。
ドゥックの部屋を覗くと、ドゥックが倒れている。
「ドゥック!ちょっと、ドゥック!しっかりしてよ!ねえ!」
ボラはドゥックに駆け寄る。

「すごい熱・・・」
ボラはドゥックの額に冷たいタオルを当てる。
「行くな・・ 行くな・・・ 」
ドゥックはうなされる。
「ハン・ドゥック!しっかりしてよ!気がついたの?」
ドゥックが目を覚ます。
「びっくりしたじゃない!ちょっと待ってて。すぐに水を汲んできてあげる」
ボラは動揺しながら立ち上がる。
「行くな・・・ 行くな・・・」
ドゥックは朦朧としている。
「ちょっと、ドゥック!ハン・ドゥック!」
ボラは救急車を呼ぼうとするが 、指が震えてボタンを押せない。
そこへゴヌから着信が。
「ゴヌさん!今すぐ来てください」
ボラは泣きながら懇願する。
「ボラさん、どうしたんですか?泣かないでゆっくり話して」
ゴヌは優しく諭す。
「ドゥックが病気なんです。お願いだからすぐに来てください。ね?」
ボラは必死で訴える。
「わかりました。すぐに行きますから待ってて下さい」
ゴヌは電話を切る。
「ドゥック!ゴヌさんが来てくれるから。心配しないで、わかった?」
ボラは洗面器の水を取り替えようと階段を下りるが、転んでしまう。
「いったいどこに何があるのよ・・」
ボラは泣きそうになりながら、タオルを洗濯する。
そこへゴヌがやってくる。
なりふり構わず、水浸しになりながら必死に洗濯するボラの姿を見て、ゴヌは唖然とする。
「ゴヌさん!早く来て・・」
泣きそうになりながら必死にゴヌの手を引くボラ。

「熱も引いてきたし、大丈夫でしょう」
ゴヌは点滴を調整する。
「ゴヌさん、ありがとう。それと、ごめんなさい・・・」
ボラは言い出しにくそうに告げる。
「今日は滅多に見られないボラさんの姿を見られたよ。
知らなかったな、そういう面もあるなんて。
病院に戻らなきゃいけないけど、ボラさんはどうします?
家に帰るんでしょ?家に送るくらいの時間はあるから、行きましょう」
ゴヌは言う。
「ゴヌさん。申し訳ないけど行けません・・
私が間違ってるのは、わかってるけど・・・
ゴヌさんにこんなことしちゃダメだって、わかってるけど・・・
ハン・ドゥックを一人残して帰るなんて出来ません・・・」
ボラは涙を浮かべる。
「ボラさん、ひどいんじゃない?」
ゴヌは傷つく。
「そう・・ 私ひどいことしてます。
でも、ゴヌさんの前でいい人ぶらない。ひどい人でいいの・・・」
ボラの言葉に、ゴヌも涙を潤ませ出て行く。

ドゥックが意識を取り戻す。
部屋の片隅で眠っているボラに毛布をかけ、
ジムへと下りていくドゥック。
ボラも目を覚まし、ドゥックの後をついていく。
そこで、ゴングが鳴る。
「何の音?」
ボラは尋ねる。
「ゴング。3分ごとに鳴るんだ。
1ラウンドが3分だから、3分闘って30秒休んで・・ 3分闘って30秒休んで・・」
ドゥックは答える。
「カップラーメンを作る時に便利ね」
クスリと笑うドゥックを見て
「もう大丈夫みたいね」と、ボラは安心する。
「ゴヌ先生。お前が呼んだのか?」
ドゥックは尋ねる。
「うん・・」
ボラはおずおずと答える。
「余計なことしたな・・・」
ドゥックはポツリとつぶやく。

「何も聞かないのか?おまえ、俺が今日休んだから気になって来たんだろ?」
ドゥックは尋ねる。
「あんたも聞かなかったじゃない。聞いたら話してくれる?」
ボラの問いにドゥックは頷く。
「何があったの?」
ボラは尋ねる。
「友達がいたんだ。すごく仲のいい友達。だけど死んだ・・ 俺のせいで・・・
だから俺、葬式にも行けなかった。
すごく申し訳なくて、怖くて、逃げ出したんだ。
そいつが本当に死んだって確かめたくなかった。
俺のせいで死んだって信じたくなかった。そうやって今まで、逃げながら生きてきた。
あいつがどこに埋葬されたかも知らず、ずっと逃げ続けてきた。
だけど昨日わかったんだ。あいつがどこにいるのか・・・
今日その友達に会ってきた・・・」
ドゥックは語る。
「そうなんだ。その友達、どんな人だったの?」
ボラは尋ねる。
「無愛想で、自分の話をするのが下手で・・・
でも、本当は傷つきやすい、そんなヤツだった」
ドゥックは涙を流す。
ドゥックの話に、ボラも胸が痛む。
「うちのお兄ちゃんにそっくりね。お兄ちゃんもそうだった。
可哀想・・・ あんたもかわいそうだし、その友達もかわいそう・・・」
ボラの言葉に、ドゥックは胸が痛む。

帰って行くボラを見送るドゥック。
「ボラ、飯食っていくか?」
ドゥックはボラを呼び止める。

ボラを連れて、母の食堂を訪れるドゥック。
「母さん、ご飯食べさせて」
ボラを見て、目を見張るドゥックの母。
ご飯を食べている最中も、感嘆の眼差しでボラをみつめる母。
食べ終わると、ボラに先に出ているよう告げるドゥック。
「誰だい? 運転手してる家のお嬢さんかい?」
母の問いにドゥックはうなずく。
「そんなお嬢さんをなんで?」
母は尋ねる。
「好きな人が出来たら連れて来いって言ったじゃない?
今日じゃなきゃもう連れて来られないと思って。今日が最後だから」
ドゥックは答える。
「どういうことだい?」
母はクビをかしげる。
「ジョンギュの妹なんだ。送って来るよ」
母は言葉を失う。

「あんたのお母さんっていい人みたいね。ご飯ごちそうさま。美味しかった。
そうだ、忘れてた。絵本ありがとう。
でも、私があの本を欲しがってたこと、どうしてわかったの?」
ボラは訝しがる。
ドゥックは初めて出会った日のことを思い出していた。
図書館の職員に本を売ってくれとせがむボラの姿・・・
「ちょっとな」
ドゥックは言葉を濁す。
「ちょっと何よ?」
ボラは追求する。
「教えてやらない」
ドゥックはさらりと言う。

  おまえが知ることのない俺の記憶の中のおまえの姿
  おまえの記憶の中にも、俺の知らない俺の姿が少しは残っているだろうか?

ドゥックは一人心の中でつぶやく。
「ハン・ドゥック。考えすぎないで。
1ラウンドは3分でしょう?3分だけ考えなよ。わかった?」
ボラは言う。
「ボラ!おまえも3分だけ泣けよ。氷姫がそんなに泣くなんて・・ 泣いてばかりだ」
ドゥックは言う。
去って行くボラの姿をいつまでもみつめるドゥック。
「これで、さよならだ・・・」
ドゥックは心の中で別れを告げる。

病院では、ジヘがゴヌと話していた。
「そうだ、先生。テウンをご存知なんですって?」
ジヘは尋ねる。
「誰?」
ゴヌはクビをかしげる。
「ハン・テウンです。どうしてご存知なんですか?」
ジヘは言う。
「ハン・テウン?ホン先生の初恋の人じゃないか。違うの?そうじゃなかった?」
ゴヌはどうやら知らない様子だ。
「どうなってるの?」
ジヘは訝しがる。

ドゥックは、ジャンスにやめることを告げる。
「勉強をするつもりだ」というドゥックを励ますジャンス。

ボラはゴヌに呼び出される。
「僕はボラさんより年上だし、恋愛も多くはないけどしてきたし
別れようと言ったことも、言われたこともあるけど、
より深く愛している方から別れを切り出した方が、傷が浅いみたい」
ゴヌは言う。
「ゴヌさん・・・」
ボラはゴヌをみつめる。
「僕たち、別れよう」
ゴヌは告げる。
ボラは言葉を失う。
「僕があげた万歩計返して」
ゴヌは笑う。
「ボラさんが持ってたら、見るたびに辛くなる・・・」
ゴヌの言葉にボラは胸が痛む。
「ボラさんがくれたネクタイはクリーニング中なんだ。僕が持っててもいいでしょ?」
ゴヌは明るく笑う。
ゴヌの言葉に、ボラは言葉に詰まる。
「よかった。ボラさんが笑ってくれて。嬉しいよ・・・」
ゴヌは優しく微笑む。
「私、ゴヌさんのおかげでたくさん笑ったわ。
ありがとう。そして、ごめんなさい・・
ゴヌさん、いい人なのに・・・
私にはもったいないくらいいい人なのに・・・
ごめんなさい・・・」
ボラの言葉に、ゴヌは目を潤ませる。
「いくらそんなこと言っても、万歩計は返してもらうからな」
ゴヌは笑う。
ボラも笑って、万歩計を差し出す。
「わぁ、1度もリセットしなかったの?」
万歩計の画面を見てゴヌは驚く。
「95893歩か・・・
ボラさんとつき合っている間、こんなに俺に歩いてきてたんだな・・・
俺たち、こんなに歩いたなんて知らなかった」
ゴヌは目を潤ませる。

ゴヌと別れ一人歩くボラ。
ゴヌとの楽しい思い出が蘇り、涙を流すボラ。

ジャンスは、死んだジョンギュの話をドゥックに聞かせる。
「ジョンギュは俺のせいで死んだんだ。
皆は友達のせいで死んだんだと言うが、
俺はわかる。その友達のせいじゃない・・・
ジョンギュは俺のせいで死んだ。俺が殺したも当然だ」
ジャンスは悲しく微笑む。
「今日はおまえにおかしか話ばかり聞かせているな。
俺は気が楽な人間に会うと、ジョンギュの話をする。
君が気が楽で好きみたいだ」
ジャンスは笑う。
「会長・・・もしかして、その友達に、一度会ってみたいですか?」
ドゥックは、目を潤ませながら尋ねる。
「いいや」
ジャンスの言葉に、ドゥックは傷つく。
「時々気になるが・・ ジョンギュに負けないくらい賢い子だったらしいが、
どこで何をしているのか・・・ その友達も辛いだろう・・・
その子が幸せなら、息子を思い出して胸が痛み、
その子が不幸なら、息子のせいだと胸が痛くなるだろう・・・
だから、会わないほうがいい。
偶然にも会うようなことがないといい」
ジャンスは言う。

ジャンスを乗せ、車を走らせるドゥック。
そして、ジョンギュの好きだったバッハの’ゴールドベルク変奏曲’のCDをかける。
「音楽などわからないが、耳に心地よいな。君が好きな曲か?」
ジャンスは尋ねる。
「いいえ。親友が好きだった曲です。この曲が気に入られたのなら、車に置いていきます」
ドゥックは言う。
「いや、君が好きな曲だろう?」
と、ジャンスは慌てて断る。
「いいえ、私より会長が聞くほうがよいように思います」
ドゥックは涙を浮かべながら告げる。
「最後のプレゼントか・・うん、ありがとう」
ジャンスは微笑む。
「いえ、私からではなく、私の友達からのプレゼントです」
ドゥックは答える。
「今日はやけにその友達の話をするな。
その友達が誰かわからないが、君と親しいようだな」
ジャンスは笑う。

食堂では、母がドゥックの心配をしていた。
ドゥックの顔を見るなり駆け寄る母。
「変なこと考えたりしていないだろう?失踪したりしないだろう?」
母は悲痛な表情を浮かべる。
「心配しないで、母さん。母さんのそばにいるよ」
ドゥックは答える。
「お金なら、母さんがなんとかするから、もうあの家には近づかないでおくれ」
母は訴える。
「心配しないで。仕事は辞めてきたよ」
ドゥックは答える。
「そうかい、よくやった。
母さんはジョンギュが死んだのはおまえのせいだとは思わない。
でも、あの子のご両親はおまえを見たくないはずだよ。
息子が死んでどれだけ辛かったことか・・・
今更、古傷をえぐることはない・・
こういう時はお互い知らない方がいいんだ」
母は優しく諭す。
「その通りだよ。僕もボラと会長が古傷に苦しむのはイヤだ。もう会わないよ」
ドゥックは告げる。
「辛いだろうけど、あのお嬢さんのことは忘れな。
あのお嬢さんがジョンギュとおまえのことを知ったらショックを受けるだろう・・・」
母は溜息をつく。
「絶対にバレないようにするよ。絶対に・・・」
ドゥックは何かを思い出し、血相を変えて飛び出して行く。

ドゥックはジヘの元を訪れる。
「おまえ、もしかして、ゴヌ先生に俺のことを知ってるって言ったか?」
ドゥックは尋ねる。
「いいえ・・」
ジヘはドゥックの様子に驚く。
「じゃあ、言うな。絶対に。
俺がハン・テウンで、科学高校の同級生だって、ボラが知ったらダメだ」
そこへゴヌが現れ、二人が一緒にいることに驚く。
「二人は知り合いだったの?」
ゴヌは尋ねる。
「同級生なんです」
ドゥックはうろたえながら答える。
「同級生?じゃあ、科学高校の?」
ドゥックは言葉に詰まる。
「いいえ、小学校です」と、ジヘが取り繕う。
慌てて立ち去るジヘとドゥック。

「どういうこと?もしかして、ボラさんの運転手があんた?」
ジヘは問い詰める。
「ボラにもゴヌ先生にも言わないでくれ」
ドゥックは頼み込む。
「あんた、ボラさんが好きなの?」
ジヘは尋ねる。
「そうだ、俺 ボラが好きだ。だから、苦しませたくない。
あいつが知らずにすみのなら、このままハン・ドゥックとして生きていく。
だから、おまえも助けてくれ」
ドゥックはジヘに告げる。
「わかった。ハン・ドゥック。これからはドゥックと呼ばなきゃね」
ジヘは笑う。
「ボラさんが好きなのがあんたじゃなくて、いいのか、悪いのか・・・
もしボラさんもあんたを好きだったら・・・」
ジヘの言葉をドゥックは遮る。
「ありえない。それに、そんなことはダメだ」
ドゥックは自分に言い聞かせるように言う。

ボラはドゥックが辞めたと聞かされ、慌ててジムに向かう。
「あんた辞めたんだって?
正直に言って。なんで辞めたの?ゴヌさんのせい?
そういうことなら辞める必要ないわ。別れたから」
ボラは言い放つ。
「なんでだ?」
ドゥックは驚く。
「知らなくていいわよ。とにかく辞めなくていいってこと」
ボラは言葉を濁す。
「もう辞めたんだ。だからここにも来るな。
重荷なんだよ、もうおまえの運転手じゃないしな」
ドゥックは冷たく言い放つ。
「ちょっと、ハン・ドゥック。そんな言い方ある?」
ボラは怒る。
「もう帰れ」
冷たく言い捨て、ドゥックはジムを出て行く。
「ちょっと待って!待ちなさいよ、ハン・ドゥック!」
ボラはドゥックに歩み寄る。
「何だ?何が言いたいんだ?」
ドゥックは冷たい目でボラを見る。
「あんたが好き。ハン・ドゥックが好きなの」
ボラはまっすぐドゥックを見る。
「冗談やめろ」
ドゥックは動揺し、背中を向ける。
ボラはドゥックの背中に抱きつく。
「本心よ。私のカイは・・・ 私のカイはあんたなの・・・ 」



【一番下に、英語字幕ですが動画があります】
【レビュー】


せつない・・・
せつないわ・・・・ それぞれの想いが・・・・
みんな、みんな、いい人で・・・
ジャンスはさすが、年齢を感じさせる人徳者で・・・
ゴヌは本当にいい人で・・・
ボラがゴヌと別れて一人泣く気持ち、わかるわ・・・
愛そうと努力したし、ゴヌがいい人だと、わかっていたから・・・
あの別れのシーンは、最高傑作だわ。
ゴヌがせつない・・・
ただ、ボラにとっての’カイ’にはなりえなかっただけで、本当にいい人だった・・・・・

そして、ボラを愛しているから、離れていったドゥック・・・
ドゥックがボラを連れて食堂へやってきた時の母の表情も、めちゃくちゃ好き。
あの表情で、母の気持ちがすべて伝わってくるわ・・・
ようやく幸せが近づいてきたのに、あっけなく崩れていってしまう・・・
ジヘもドゥックが好きなのに・・・ いい子よね。

ジャンスの想いが痛いわ・・・
確かにジャンスの罪は重いかもしれないわ・・・
ジョンギュが死んだのは、ドゥックのせいではなく、やはりジャンスでしょう・・・
けれど、それは・・・
ジャンスに愛されたくて、寂しくて・・・
そのためにジャンスの夢を叶えようと必死になって・・・
きっと、喜ぶジャンスの顔が見たかったはずよ。
自分の夢になりつつあっても、きっと、父の笑顔を見ることを夢見ていたはずよ・・・
それなのに、無残に敗れてしまって・・・
その寂しさを与えたのは、ジャンスで・・・
けれど、ジョンギュは父を愛していたのよ・・・
愛していたから、愛されたくて・・・寂しかった・・・
けど、ジャンスも、息子を愛していた。
死んで初めて、どれだけ愛していたかに気づいたのかもしれないけれど・・・
mocaはジャンスが大好きだから、辛いわ・・・
ドゥックが息子になってくれたらいいのに・・・そう思ってたのに・・・

ボラも本当にいい子。
ドゥックの診察をゴヌに頼んじゃったのは、あれは仕方ないわよね・・・
ゴヌをどれだけ傷つけたか・・・
それを考えると、ゴヌが可哀想でならないけれど・・・
ドゥックのためにあんなに必死になって、なりふりかまわず、水浸しになりながら・・・
あの転んでしまった時のボラはせつなかったわ・・・
病気で倒れただけで、あれだけ必死に、指が震えてボタンが押せないほどに・・
ボラの純粋さ・・・ 心根の優しさがせつないほどに伝わってきたわ・・・
ソン・ユリ。すばらしいわ・・・・・・
本当に、次回作が楽しみ。彼女の演技は涙を誘うわ。

あぁ、もう・・・ みんな、みんな、大好き・・・








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