■ 第7話
■ ハン・テウン/ハン・ドゥック(ヒョンビン)、キム・ボラ(ソン・ユリ)、ソ・ゴヌ(イム・ジュファン)、イ・スンニ(ユ・イニョン)
演出:イ・ヒョンミン(ごめん、愛してる)
脚本:キム・ウニ、ユン・ウンギョン(冬のソナタ)
|






|
「ボラさん、僕に話はないですか?
なんていうか 前からしたかったけど出来なかった話とか
そういうのありません?」
ゴヌは’ドゥックが初恋の相手’だということが気になっていた。
「ありませんけど」
ボラはキッパリ答える。
「僕はあるけど。
恋愛は三回しました。高校の時、医大生の時、インターンの時・・・
高校の時は先輩だったんだけど、すごく長い間好きだった。三年間も。
だけど、結局他の男と結婚した。
二番目の人は医大の同期。すごく尽くしてくれたけど、それが重荷で別れて・・・
三番目は・・・」
ゴヌの話をボラは遮る。
「ゴヌさん どうして急にそんな話を?」
「僕はボラさんが好きだ。いままでつき合ったどんな人より。
絶対に忘れられない初恋の人よりも、ボラさんが好きだ」
ゴヌは告げる。
「あー、もう・・・恥ずかしい。よくそんな鳥肌が立つこと真顔で言えますね?
人もいっぱいいるのに・・・」
ボラは顔をしかめる。
「人が真剣に言ってるのに鳥肌だって?」
ゴヌは唖然とする。
「ゴヌさん。言っておきますけど、
私からそんな赤面するような告白を聞こうとは思わないでくださいね」
ボラはハッキリ言う。
「それでも僕が好きなんでしょ?」
ゴヌは尋ねる。
「好きじゃなかったらどうしてつき合うのよ。つまらないことばかり言って」
ボラは言葉を濁す。
「嘘つくこともあるか・・・。初恋だもんな。初恋の話なんてしにくいよな。
あぁ、おかしくなりそうだ」
ゴヌは自分に言い聞かせる。
ボラは試験勉強のために、毎日朝から図書館に通い詰める。
「どんな風の吹き回しだ?」
ジャンスは唖然とする。
「プレゼントもらったのに卒業証書くらいお返ししなきゃ。
起工式行ってきたわ。ありがとう、パパ。
だけど、本当はちょっと残念だったわ。
あそこは医療施設よりリゾートホテルを建てなきゃ。
パパの投資センスって私より悪いみたいね」
ボラの言葉にジャンスは愉快になる。
「ちょっと勉強したらパパにアドバイスか?」
「出来なくもないわよ」
ボラは去って行く。
「あれ、本当にボラかい?」
ジャンスは唖然とする。
ボラは校庭のベンチで必死に勉強をする。
「一夜漬けで何とかなるのか?
諦めて、潔く追試を受けろよ」
ドゥックは言う。
「死にたいの?」
ボラは言い放つ。
「雪が降るかな・・・」
ドゥックは空を見上げる。
「え?雪?どこ?」
ボラは慌てて空を見回す。
「いや、降ったらいいなって。初雪が降る頃だろ?」
「何かと思ったら、断言しとくけど今日は初雪は降らないから」
ボラはガッカリする。
「賭けるか?」
ドゥックは言う。
「いいわよ。あんたククスが好きだったよね?
今日初雪が降ったら、ククスをおごってあげる」
ボラは言い放つ。
「ほんとだな?」
ドゥックはニヤリとする。
「私がウソついたことある?
あ!ちょっと、ドゥック。あんた 笑ってみて。
ごちゃごちゃ言ってないで笑ってみてってば!早く」
ボラはせっつく。
仕方なくドゥックはニヤリと笑う。
「何とか使えそうね。ついて来て」
ボラはドゥックを引っ張り出す。
「あそこにいる子 経営科の主席なんだけど、
誰にもノートを貸さないので有名なのよ。行って借りてきて」
ボラは告げる。
「俺が?誰にも貸さないんだろ?なんで俺に貸すんだよ?」
ドゥックはごねる。
「男には貸すのよ 気に入った男には。
あんたも笑えば結構見られるし、’ニコッ’と笑って借りてきて。
絶対うまく行くから。早く」
ボラはせっつく。
「いやだよ」
ドゥックは
「そんなこと言わずに助けてよ」
ボラはむくれる。
「いやだ。そんなに借りたいならおまえが行け」
ドゥックはさらっと言う。
「ちょっと、ハン・ドゥック。ひどいんじゃない?
この前は教室で歌を歌ってくれて、頼まなくてもいつも助けてくれるじゃない。
そんなこと言わないで助けてよ。
ご飯おごってあげようか?
そうだ。어빠(オッパ:お兄ちゃん)って呼んであげる。
ねえ、助けてよ。어빠(オッパ)」
ボラは甘ったれた声でドゥックにねだる。
「わかったよ。経営数学と財務管理だけでいいんだな?」
ドゥックは仕方なく折れる。
「国際経営もお願い」
ボラは上目遣いで甘える。
「ちょっと!ちょっと待って。汚いなぁ。何つけてるのよ」
ボラはドゥックの服の汚れを払うだけでなく、髪や顔まで撫でる。
「いいよ」
ドゥックは振り払うがボラはやめない。
「うん、いいわ。行って」
と、ボラはドゥックを押し出す。
「初恋なんて大したことじゃないでしょ
時が経って再会したらただの友達じゃないですか?」
ジヘはゴヌにサラリと言い放つ。
「女の人ってホン先生みたいに思うものかな?」
ゴヌはボラのことで悩んでいた。
「そうですね、人によって違うでしょ。他の人はわからないけど私はそう思います。
でも、チャンスがあったらやっぱり会ってみたいですね」
ジヘは言う。
「医大の同期?」
ゴヌは尋ねる。
「いえ、科学高校の友達です。有名な天才でしたけど」
ジヘは懐かしそうに答える。
「もしかして、天才少年キム・ジョンギュ?」
ゴヌは尋ねる。
「彼は死んだでしょ。彼じゃなくてもう一人いたんです。
ハン・テウンって言って、ジョンギュには申し訳ないけど・・本当の天才はテウンでした」
ジヘは言う。
「ハン・テウン?」
ゴヌは考え込む。
図書館でボラの勉強を手伝うテウン。
「ボラ、翻訳終わったぞ。他にはないんだな?」
話しかけると、ボラは居眠りしていた。
「ノートまで借りに行ったのに寝てるのか?」
ドゥックはボラの顔を覗き込む。
「こいつ、まつ毛が長いな・・・」
ドゥックはボラの顔に思わず触れるが、
その瞬間ボラが身動きし、さっと手を引っ込める。
「今、何時?」
ボラは起き出す。
10時半だと言われ、ボラは慌てだす。
「今日は徹夜だから家に帰ろうなんて思わないでよ」
ボラはドゥックに言い放つ。
「俺がなんで徹夜なんか・・。俺は家に帰るから徹夜でも何でもしろ」
ドゥックは気まずくて先に帰ってしまう。
「ちょっと、ハン・ドゥック!急にどうしたのよ?」
ボラはわけがわからない。
図書館の外で頭を冷やすドゥック。
ボラを迎えに来たゴヌ。
二人が並んで連れ立つ姿を見て、ドゥックは溜息をつく。
ドゥックは一人トボトボと歩いていた。
そこへチラチラと雪が降ってくる。
母の元を訪ねるドゥック。
「今夜はここに泊まって、次からはこんな遅くに来るな。遅いからもう寝な」
母は布団に入る。
「母さん」
「何だい」
「ちょっと呼んでみただけだよ。寝てるかと思って・・」
「テウン・・・。もしかして恋でもしてるのかい?」
母は何か察したようだ。
「ううん」
ドゥックは否定する。
「情けないね、その年になって恋もしてないなんて。
好きな人が出来たら連れておいで。ごちそうするから」
母は言う。
翌朝。
目覚めたテウンは、押入れにしまわれた教科書やメダルをみつける。
「母さん、こんなのまだ置いてたの?」
ドゥックは驚く。
「ほこりが立つのに何を開けてる?早くご飯を食べな」
母はつっけんどんに言う。
「ごめんね、母さん。母さんの期待に答えられなくてごめん・・・」
ドゥックは母を抱きしめる。
「謝ることなんてないさ。おまえの人生じゃないか」
母は言う。
「母さん、また勉強し始めたんだ。
母さんが期待するような立派な人には、これからもなれないと思う。
けど、がんばるから。
母さんの言葉通り、やりたいことを諦めずに一生懸命生きていくから」
ドゥックは言う。
「ご飯を食べたら仕事に行きな」
母はそそくさと部屋を出て行くと、声を殺して泣く。
スンニから「ボラも連れてきて」と電話をもらったドゥックは、
ボラを連れてジムに行く。
「なんで私を呼んだの?」
と、ボラ。
スンニはボラにキムチの漬け込みを手伝ってくれと泣きつく。
「だめだよね・・・私もわかってるけど・・・」
スンニはしおらしく言う。
「あんたらしくもない・・・急にどうしたのよ?」
ボラは動揺する。「
実は、ここのジムって女は私だけでしょ?
あの人たち、全然使えないのよ。
いくら手伝ってって言っても聞いてくれないし、でもキムチは作らなきゃ・・・
100株でも足りないのに・・・」
スンニはボラに擦り寄る。「
「100株?それを一人で漬けるの?」
ボラは驚く。
「うん。毎年一人でやってる。
実はさ・・・あんたってかわいいじゃない。
男ってかわいい子の言うことは聞くから、
あんたの言うことならよく聞きそうだから呼んだの」
スンニは猫なで声で言う。
「つまり、あの人たちに指図すればいいのね?
いいわ。人を使うのは自信あるし。
その代わりゴム手袋しろとか言わないでよ。いいわね?
どこへ行けばいいの?」
ボラは得意顔で言う。
「あっちよ」
スンニはボラを追いやる。
「あいつ、単純なんだから。
いくら恋人がいても気を緩めちゃダメ。絶対に」
スンニはニヤリと笑う。
ボラの脅しでキムチ漬けは無事終わる。
「ストップ!お嬢さん、記念写真を!」
帰り際、ドンピルはカメラを持ってボラとドゥックの後を追う。
転んだままシャッターを押すドンピル。
呆れるドゥックとボラ。
「あんたのジムの人たちってほんとに笑えるわね。
普通の名前って、一人もいないじゃない。
ドゥック、スンニ、ドンピル、チュンシク、クムス、ウンボク・・・
名前じゃないでしょ?あだ名でしょ?」
ボラは言う。
「ボラだって大した名前じゃないだろ?おい、ボラドリ(보라돌이)。
おまえこそあだ名みたいだぞ 」
ドゥックは言う。
「は?ボラドリ?今までそんな呼び方されたことないけど」
ボラは怒る。
「なんで?ボラ、ボラドリ。呼びやすいじゃないか」
ドゥックは言う。
「あだ名って友達同士で呼ぶものでしょ?
私にはあだ名で呼び合う友達は一人もいなかったもん」
ボラはすねる。
ドゥックは言葉に詰まる。
「そんな可哀想って目で見ないでよ。全然さびしくなんかなかったから」
ボラは強がる。
「ボラ。俺が友達になってやろうか?
おまえさえよかったら、俺がお前の友達になるよ」
ドゥックの言葉に嬉しくて動揺するボラ。
「気持ちはうれしいけど、あんたが損するじゃない。私より三つも年上だし。
でしょ?ドゥック어빠(オッパ:お兄ちゃん)」
「そういえばおまえ、最近よく어빠(オッパ)って呼ぶな。やっとわかって来たか」
ドゥックは兄貴面する。
「とにかく今日は楽しかったわ。またあそこに行ってもいい?
退屈な時とか行く所がない時とか、落ち込んだ時に、また行ってもいいかな?」
ボラはおずおずと言う。
「もちろんだ。腹へった時も来いよ」
ドゥックの言葉にボラは嬉しくなる。
「あっ、雪だ、雪!ドゥック、初雪よ!」
はしゃぐボラ。
「初雪なら昨日降ったよ。なんでククスおごってくれないんだ?昨日降ったのに」
ドゥックは責める。
「私は見てないもん。今日初めて雪を見たんだからこれが初雪よ」
ボラは譲らない。
「勝手にしろよ」
ドゥックは呆れて引き下がる。
「そうだ、願い事しなくちゃ。初雪には願いごとするものでしょ?
あんたもまだなら早くしなよ。何がいいかな?何にしようか?」
ボラは目を閉じ願い事をする。
そんなボラをみつめるドゥック。思わずキスをしてしまう。
ボラは怒ってドゥックを殴り、去って行く。
「何を言っても許してもらえないだろうけど・・・」
翌朝、ドゥックはボラに許しを請う。
「あんたの話は聞きたくないわ」
ボラは聞く耳を持たない。
「運転手を替えてください。
ドゥックは勝手で一緒にいられないわ。
パパの運転手のチョンさんと替えてもらっちゃダメ?」
ボラはジャンスに頼む。
「だめじゃないが・・・どうしてもか?」
ジャンスは唖然とする。
ボラは頷く。
「そうか、そこまで言うならそうしろ」
ジャンスの了解を得たボラは、ドゥックを無視して出て行く。
「えらく機嫌をそこねたようだな」
ジャンスはドゥックに言う。
「申し訳ありません」
ドゥックは頭をさげる。
「いや、大したことじゃない。気にするな。
こんなことはしょっちゅうだ。何日かすれば収まるさ。
今日はいつも通りにして、明日からは私の車を運転しなさい」
ジャンスはドゥックを慰める。
しかしボラはタクシーで出かけてしまう。
ボラを追いかけるドゥック。
「ボラ!おまえがどんなに怒ってるかわかるよ。
許せないのはわかるけど、聞いてくれないか?」
ドゥックは必死だ。
「いやよ、今どきキスくらいで・・って思う?
私も他の男だったら一発殴って忘れるわ。
けど、あんたは他の男とは違うと思ってた・・
私、正直言うと、あんたのことお兄ちゃんみたいに思ってたの。
本当のお兄ちゃんみたいに気楽で楽しくて・・・
信用してたし、頼りにしてた。
だから、よけいに許せないのよ」
ボラはドゥックに言い放つ。
「ごめん、ボラ。昨日は本当に悪かったよ。
自分でもなんであんなことをしたのかわからないんだけど・・・」
ドゥックは言い訳のしようがない。
「本気で悪いって思ってるなら、二度と私の前に現れないで。顔も見たくないわ」
ボラは言い捨てる。
ドゥックはガックリ肩を落とす。
「テウン」
ドゥックに声をかけるジヘ。
「ホン・ジヘ?」
ドゥックは驚く。
「この前見かけたの、やっぱりあんただったのね。
テウン、一体どうしてたのよ?」
じへは懐かしそうに言う。
「元気にしてたよ、一生懸命」
ドゥックは笑う。
「あんた、いろいろ苦労したのね。
学校には行ってるの?
どこにいても勉強はしてると思ってたけど、勉強続けてるんだよね?」
ジヘは尋ねる。
「学校には行ってない。高校を辞めてから学校には行ってないんだ。
けど、勉強は最近また始めた」
ドゥックは答える。
「そうなんだ?本当によかった」
ジヘは安心する。
「今度サンホと一緒に会おうよ。サンホもあんたに会いたがってたし」
と言って別れる二人。
「テウン!」
呼び止めるジヘ。
「ジョンギュ・・・あんたのせいで死んだんじゃないわ。
他の人がなんて言っても違う。絶対にあんたが悪いんじゃない。
だから、もう苦しまないで。
このこと、あんたに会ったら絶対に伝えたかったの」
ジヘは言う。
「ありがとう」
寂しそうに笑うとドゥックは去って行く。
「先生の恋人ってあの人ですか?噂どおりの美人ですね」
ゴヌと一緒にいたボラを見たジヘはゴヌに言う。
「天才少年キム・ジョンギュ。高校の友達なんだよね?」
ゴヌは尋ねる。「
「はい、どうしてですか?」
ジヘはクビをかしげる。
「妹さんだよ」
ゴヌは言う。
学校でメモを取るボラ。
「ドゥック、ボールペン」
思わず口に出てしまうボラ。
それからというもの、ボラは荒れ狂う。
デパートではたいしたことないことで店員に怒鳴り散らす。
ゴヌはそんなボラがわからない。
「ボラさん、おかしいですよ。すぐに腹を立てるし。
何かありました?」
「そんなことないですよ。ちょっと気が立ってて・・」
と、ボラは言い訳するが、「出ましょう」と、急に顔色を変える。
ボラのすぐそばのテーブルで、ボラの母が食事をしていたのだ。
ボラに気づいた母は追いかける。
「どちら様?初対面ですけど。どうして私の名前を知ってるの?不思議ね。
ああ、思い出した。子供を捨てて夫の部下と駆け落ちした女。そうよね?
ごめんなさい。早く気づけばよかった」
悪態をつくボラに、母は何も言えない。
「何よ、怒鳴りつけたい?いいわよ、やってみたら?
久しぶりに母親面するのを見物するわ。
なんで黙ってるの?怒らないの?
娘がこんなこと言ったら手が出たりするんじゃない?
そうね、母親役も簡単じゃないわね」
ボラは言い放つ。
「ママを憎んでいいわ。それであなたが傷つかずに済むのなら。ママを憎んでいい。
けど、ママはわかってる。
こんなことした後に、あなたがどんなに傷つくか、どんなに苦しむか・・
ママはわかってる。だからもうやめて」
母はボラを諭す。
「あなたに何がわかるの?私の何がわかるのよ。
育てもしなかったくせに、一緒に暮らしもしなかったくせに、
あなたに何がわかるのよ!」
ボラは目に涙をためながら叫ぶ。
「ボラ、ごめんね。一緒にいてやれなくてごめんね。
寂しい思いをさせてごめんね。そんなふうに生きないで・・・」
母は泣きながら訴える。
「そう言ったら私が許すと思う?
お兄ちゃんのお葬式の日、ママが生きてると聞いて神様に祈ったわ。
お兄ちゃんの代わりにあなたを連れてって下さいって。
お兄ちゃんを返してって。
お兄ちゃんが生き返らない限り、私はあなたを許さない。絶対に許さないわ」
ボラは泣きながら言い捨てる。
「許さないで・・・ボラ」
母はボラの背中に向かってつぶやく。
ボラの手を掴むゴヌ。
「ついて来い!今すぐお母さんに謝れ。
全部見てたよ。いくらお母さんが憎くても、あんなことしていいのか?」
ゴヌはボラを怒鳴りつける。
「ゴヌさんに何がわかるの?何がわかるって言うのよ?」
ボラも叫ぶ。
「ボラさんの家のこと、前から知ってたよ。
そう、お母さんが憎いだろう。
けど、あんな風に泣いて謝ってるのに、どうしてあんな残酷なことが出来る?
ボラさんはもう子供じゃないだろ?大人じゃないか。
もうお母さんを理解できるだろう?」
ゴヌは諭す。
「いいえ、私は元々性格が歪んでるの。
だから、許すことも、理解することも出来ないわ。
ゴヌさんもこんな私、うんざりでしょ?」
ボラは泣きながら言い捨て去って行く。
「ボラと連絡が取れないの。電話にも出ないし・・・
どうしよう?ボラがいなくなっちゃった」
トゥンナムからの電話を聞いて、ドゥックは血相を変えボラを探し回る。
(ドゥックのナレーション) ※ボラを探し回りながら
雪の女王がカイに言ったんだ。
人はみな、私を憎む。誰も友達になる人はいない。
私にあるのは、冷たい雪と骨まで凍るような風だけ。
なのに、なぜおまえは私の友達になってくれるの?
カイは答えなかった。
いや、答えることが出来なかった。
雪の女王はまたカイに聞いた。
それなのに、なぜおまえは私の友達になってくれるの?
’あそこにまた行ってもいい?退屈な時とか、行く所がない時とか・・
落ち込んだ時に、また行ってもいいかな?’
ボラの言葉を思い出したドゥックは、ジムに向かう。
ジムの前で、ボラは膝を抱えていた。
「ボラ。バカだな、ここで何してる?
みんながどんなに心配してるか・・・
電話にも出ないし、どういうつもりだ?」
ドゥックは叱る。
ボラは涙を浮かべながらドゥックを見上げる。
「어빠(オッパ:お兄ちゃん)・・・」
(ドゥックのナレーション)
それなのに、なぜおまえは私の友達になってくれるの?
ためらっていたカイが、ついに答えた。
愛してるから・・・
君を、愛してるから・・・
ドゥックはボラを抱きしめる。
【一番下に、英語字幕ですが動画があります】
|
|
【レビュー】
最悪。
ボラがジョンギュの妹だなんて・・・・・
これで、幼い頃の縁から、死なせた親友の妹への許されぬ愛・・・に展開すると?
まさに、春のワルツ。
テウン、ドゥック、二つの名前・・
兄を死なせた仇・・・
春のワルツの設定を変えただけじゃない・・・
くしくも?母と再会したレストランも、ユンスカラーの事務所・・・
春のワルツでも使ってたわね(笑)
今回は、ドゥックがステキねー
包み込むような大きな愛・・・あたたかさ・・・
ボラのことを「可愛いな」というように、愛しそうにみつめ微笑むドゥック・・・
図書館でボラをみつめるシーンも、美しいわ。
けど、キスしちゃうのはドゥックらしくないのではー?
そういうキャラかー?
男って、みんなそういうものなのかー?
その前のシーンが、あまりにも好きすぎたので、残念。
「俺がおまえの友達になってやろうか?」
「くろぉぉぉん(もちろんだ)」
これはもう、心の中の氷も溶けちゃうわ・・
まさに、ドゥックはカイね。
「腹減った時もな」
このセリフで、mocaは完全に死にました。
ドゥック。ステキ。
ちなみに、
ボラドリ(보라돌이)とは、紫のテレタビーズ、Tinky Winkyのこと。
韓国では、ボラドリと呼ばれています。
’ボラ’とは、’紫色’の意味です。
ちなみに、’紫色’は、最も高貴な色です。
ボラにお似合いの名前ね。
ボラドリ・・・日本版では、どうやって訳すのでしょうね???
日本でいえば、ボラ吉?ボラ太郎?
「とにかく今日は楽しかったわ。またあそこに行ってもいい?
退屈な時とか行く所がない時とか、落ち込んだ時に、また行ってもいいかな?」
そんなボラが可愛くて・・
可哀想で・・
幸せそうな笑顔が嬉しくなって・・・
なのに、あまりにも急激に壊れてしまった幸せ・・・
キスされて、そんなに怒るとは・・
ボラもドゥックのこと、好きになりかけていると思ったのに・・・
でも、この話内でちゃんと復活したのでよかったわ。
「なんでこんなに気分がいいんだ?こんなことで喜んじゃダメなのに」
そんなゴヌ、最高!
だったのに・・・ゴヌ、ダメだなぁー
「お母さんに謝れ」だなんて・・・
あんなに怒鳴って・・
ホント、わかってない・・・・・・
あんな風に悪態ついて・・・傷ついているのはボラ自身・・・
相手を傷つけながら、自分が傷ついてしまう子なのに・・・
母の愛をいっぱいに受けている妹を見て、
よけいに傷ついてしまったボラに追い討ちをかけて・・・
ボラに必要なのは、母の謝罪じゃないのよ・・
愛なのよ・・・
「ごめんなさい・・」
と、ボラが思わず泣き崩れてしまうほどの深く大きな母の愛・・・
ボラだって許したいのに、許せないのよ・・
8年間の憎しみは、そうそう消せるものじゃないわ・・・
けど、これがなければ、ラストのボラの行動は有り得ないだろうから・・
仕方ないのだけれどね・・・
ちょっとゴヌ株急下降・・・・・・・・・・
最後、童話’雪の女王’と、ドゥックの心が重なるのは、美しかったわね・・
余韻の残るラストだったわ。
ドゥックの愛で、ボラの心に刺さった氷を抜いてあげて・・・ |
|
<<BACK
|