僕は彼女をはなさない  Show Show Show 
 原題: ショーショーショー 쇼 쇼 쇼(ショ ショ ショ) <2003>

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僕は彼女をはなさない

1977年のソウルの場末。反抗的だが純粋な心を持ったサネ(ユ・ジュンサ ン)、左衝右突型の煉炭屋の息子サンチョル(イ・ソンギュン)、軍人を父に持つ小心な性格のトンニョン(アン・ジェファン)は、仲の良いパートナー。ビ ジョンも何もなかった彼らに値千金のチャンスが訪れる。街のチンピラとの賭博で酒場の権利書をもらったのだ。しかし、その酒場は、蜘蛛の巣だらけの古くて みずぼらしい建物で、頭のイカレた女が住んでいた。

彼らは、みずぼらしい酒場を大韓民国初のカクテルバーに変貌させようと決心する。だが、カクテルバーは、当時最高に流行っていたディスコに押され、客はド ブロクを飲みにくるおじさんたちばかり。三人衆は苦心の末に、ブラスバンドのリーダーで、バトンを回す名手のユニ(パク・ソニョン)を招き、第2の跳躍を 夢見る。一日一日、思い描いたようなバーテンダーの姿に成長していく三人衆。ガランと空いた店は客でギッシリ埋まり、サネとユニは愛の感情を花咲かせる。 しかし、 店の権利書を奪い取られたトンシク一行は、ユニの父の指図を受け、ユニとサネの間に割って入る。結局、店は廃墟となり、回復不可の道に入り込んだ三人は、 当時最高の人気番組 ' ショーショーショー ' というTV番組に参加しようとする。
【予告編】
監督 キム・ジョンホ <2003>僕 は彼女をはなさない

出演

ユ・ジュンサ ン(劉俊相)

<1999>カル、 <2000>友引忌-ともびき-、<2003>僕は彼女をはなさない
<2005>ウェディング・キャンペーン、<2007> リターン、<2007>知りもしないくせに、
<2009>ロニーを探して、<2010>ハハハ(夏夏夏)

パク・ソニョン

<2002>ムッチマ・ファミリー、<2002>純愛中毒、<2003>僕は彼女をはなさない

イ・ソンギュン

<2002>サ プライズ、 <2002>恋 する婚活プランナー、<2002>ボス上陸作戦、
<2002>僕は彼女をはなさない、 <2002>菊花の香り、<2004>R-POINT
<2004>初恋のアルバム ~人魚姫のいた島~、<2004>恋する神父
<2004>ヒッチハイキング(短編映画)、<2006>お 客様は王様だ、<2006>残酷な出勤
<2007>俺たちの街、<2008>アバンチュー ルはパリで、<2008>サグァ(2005年制作)、
<2008>ロ マンチック・アイランド、<2009>パジュ(坡州)、<2010>オッキの映画、<2011>逮捕王

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【レビュー&ネタバレ】
2003年2月韓国公開。
原題を無視し、日本人ウケを狙ってつけた邦題が浅ましい。
発売元はどこだ?コレ。
と思ったら、タキ・コーポレーション。
タキ・コーポレーションといえば、永遠の片想いと いう名題をつけたというのに、残念だ。
タキ・コーポレーションといえば、韓流好きのツボを刺激する
ノスタルジックで温かい優しい作品をラインナップしておりますが、この作品は、一味違うトコですね。
版権を買えるよい作品も尽きたのでしょう。

思いっきりB級映画。
古き良き時代の青春グラフティー。
カクテルバーの成功を夢見る男女の青春と愛というところ。
1977年という時代は、貧しく抑圧された時代でありながらも、
未来への希望にキラキラと輝いていた良い時代のようですね。
人間が、人間らしかった時代。
映画自体に面白みを感じなくとも、70年代後半の雰囲気に浸り、心が安らぐことでしょう。

ストーリー自体は、オーソドックスな青春モノ。
主人公は、定職にも就かず(定職に就くのも難しい時代)、賭け事とケンカを繰り返すようなロクデナシ。
しかし、実は父親が共産党(いわゆる’アカ’と呼ばれる現北朝鮮)だったために虐げられて生きている。
そんな若者が、カクテルバーの成功を夢見て、愛と夢に向かって突っ走る物語。

でもって、恋の相手がヤクザの娘という一昔前のシチュエーション。
ヒロインの父により引き裂かれる純愛モノ。
雨の中、彼女の家の前に立ちすくみ、それを見た彼女は涙を流す。
そんな古めかしいラブストーリー。
「この人が何より大切なの」と父に訴えるヒロインのベタなセリフも胸に響かないような、
ラブストーリーとしてはイマイチの内容。

あくまでも、1977年当時の若者の青春の雰囲気を楽しむべし。
カクテルショーも、ビンを投げ、回し、それなりに楽しめる。
けれど、1977年当時のカクテルショーの雰囲気なので、今現在のショーのような華やかさはなし。
期待するとガッカリすることでしょう。

決して面白い映画でもなく、ラブストーリー的には三流ですが、
気楽に見れる作品です。
【予告編】 で、十分スキキライを判断できると思います。


【カン・サネ】
ユ・ジュンサン
【キム・ユニ】
パク・ソニョン
【サンチョル】
イ・ソンギュン
【トンニョン】
アン・ジェファン
【キョンア】
チェ・ボウン
【スクチャ】
キム・セア

主演に、友引忌-ともびき-のユ・ジュンサン。
ヒロインに、ドラマ<真実>のパク・ソニョン。
とまぁ、俳優陣も思いっきりB級で.....
こういったアウトローには、イケメンをお願いしたいところ。
それでも、ユ・ジュンサンって、こんなにカッコヨカッタ?と思うくらい、
他作品では見られないユ・ジュンサンの魅力が楽しめます。

パク・ソニョンは、<真実>の派手な容貌が定着してしまって、
清楚な役柄っていうのは、違和感ありすぎ。
キレイはキレイだけれど、知念里奈みたい。ヒロインタイプじゃないのよね。

コーヒープリンス1号店でブレイクしたイ・ソンギュン。
三枚目もいいところのキャラクター。
三枚目というよりも、どーしょもない男。クラスにいたら、女子から避けられる存在。
コピプリのイ・ソンギュンを期待する方は見ちゃイケません。
まるで筧利夫のようで、イイ味出してるんですが。

トンニョン役のアン・ジェファンは、2008年9月8日自殺。

イ・ソンギュンの妹役のキム・セアは、<ガラスの華>のキム・ソンスの死んだ兄の婚約者。
随分イメージが.......................


ヒロインの父には、<夏の香り>のキム・ヨンゴン。
チンピラに、ユリョンDMZ 非武装地帯 追憶の三十八度線のチョン・ウンピョ。
大好きなのに、こんな役で悲しい... ズボン上げすぎ。

ヌッキ男(느끼남)に、<魔王>のオ・ヨン。
ヌッキとは、「あぶらっこい」を意味して、キザな奴や、くどい奴のことを指します。
日本でいう さむ~い キャラクター。
魔王のイメージを覆すイカレぶりが最高!
オ・ヨンって、実力派だったのね。
オ・ヨン株、急上昇。

そして、セクハラ工場班長には、まだ無名だった頃の春 のワルツイ・ ハヌィ

イ・ソンギュンの父には、茶母ユン・ムンシク
ユ・ジュンサンの母には、家族の誕生のキム・ ヘオク






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