Sダイアリー  S Diary
 原題:Sダイアリー S 다이어리(S ダイオリ) <2004>

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Sダイアリー

これまでの愛に後悔のないナ・ジニ(キム・ソナ)。愛を完成できた29歳の年に 聞いた彼の一言。「そ れが愛だと思う のか。昔の男たちに聞いてみろ。君を愛したのかどうか」 

1周年記念日に4番目の男イム・チャン(チャン・ヒョク)に離別通知を受けたジニ。破局の瞬間、 彼女に飛んできた痛烈な言葉を繰り返し、ダイアリーの中に大切に保管してきた過ぎ 去った愛を思い出してみる。

クヒョン(イ・ヒョヌ)とのぎこちない初恋。キャンパスを共に過ごしたチョンソク(キム・スロ)。ユイン(コン・ユ)とのズキ ンと胸痛む時間が、美しい記憶として残っている。チャンの言葉を頭の中から消せないジニは、「男たちは私を愛したわよ」と、一人繰り返しつぶやく代わりに 自ら訪ね、過ぎ去った愛を確認することにする。しかし男たちは、もはやダイアリーの中にジニが書き綴った大事に保管された彼らではない。全く違う状況とい う表情で愛を否定し、ジニの思い出まで、こなごなに叩き壊してしまう。

記録された男たちのためにダイアリーを広げた彼女の正々堂々の請求内訳。

‘1cmたりとも省かず全て書いておいたよ。必ず、必ず、受け取るのだ!’

もはや彼女に残されたのは、三人の男たちと出会い、愛の初めての震えから、別れる瞬間まで漏れなく記されたダイアリーだけ。思い出を抱きしめて泣く代わり に、自分の愛の補償を受けるためにダイアリーを証拠に作成した緻密な請求書を男たちに送りつけ、その日以来、過去の男たちは右往左往、不安な毎日を送るこ とになる…

過去の男たちに向けた彼女の静かな警告。
あなた方に告ぐ! 私の愛を無償だと思うな!

【予告編】


監督 クォン・ジョングァン <2004>S ダイアリー、 <2005>サッド・ムービー

出演

キム・ソナ

<1999>ラ ブストーリー ひまわり、<2002>イエスタディ   沈黙の刻印、<2002>夢精期、
<2003>偉大なる遺産、<2003>チャ・テヒョンのハッピー☆クリス マス、<2004>Sダイアリー
<2005>恋の潜伏捜査、<2007>私の生涯で最悪 の男(特別出演)、<2008>ガールスカウト
<2008>甘いウソ(特別出演)

イ・ヒョヌ

<2004>S ダイアリー、<2005>B型の彼氏、 <2006>サンデーソウル、<2006>夏 が過ぎゆく前に

キム・スロ(金秀路) 出演作品一覧

コン・ユ

<2002>同 い年の家庭教師、<2003>僕 の彼女を知らないとスパイ、<2004>スーパースター☆カム・サヨン、
<2004>Sダイアリー、<2005>恋の潜伏捜査、<2007>龍が如く(日本映画)、
<2010>キム・ジョンウク探し、<2011>るつぼ

ナ・ムニ 出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
キム・ソナ&コン・ユ。そして、キム・スロ............
なのに、見向きもされない映画.... これは、駄作かも.... と、自分に言い聞かせ続け、
けど、気になって、気になって、見ちゃいました。
やっぱり、駄作。

キム・ソナも、ホント作品に恵まれないわねぇ。。。。
この作品も、ラブコメなのに、持っている力を発揮できず。
ラブコメやらせたら、怖いくらいにうまい女優さんなのに . . .
いくら俳優に力があっても、シナリオがダメダメじゃ、少しも面白くないということがよくわかります。
キム・スロも、彼が演じる必要なし。
mocaの大好きなナ・ムニ씨も . . .
いい俳優さんをことごとくダメにした映画 . . .
一番おいしいのは、特別出演のチャン・ヒョクでしょう。
冒頭でイキナリ、キム・ソナに痛烈な別れの言葉を浴びせ消えて行く男です。
(その後も、思い出の映像の中で登場しますが)
チャン・ヒョクとしては、実質、入隊前の最後の作品になっちゃったわけですね.......
< 王の男 >は、キャスティングされつつも、撮影前に入隊になってしまいましたので......

この映画は、公開前に’期待させて、期待させて、期待させて.....’ズッコケさせた映画
サッド・ムービーのクォン・ジョングァン監督の作品 です。
サッド・ムービーも、映像はうっとりするほど美しかったんですけどねぇ.....
この映画も、映像はかなり好きです。
インテリアなども美しくて凝ってるいるし、ロケ地に行きたくなるような風景もたくさん。






↓この映像なんて、何度観ても飽きないの。 音楽もよいでしょう?




この監督とは、美的感覚が合いそうだわー
ぜひお友達になりたい方だわ。

この監督、二作とも共通しているのよね、というか. . .
成長してない!
どちらも、うんちくばかりで薄っぺらすぎ。
Sダイアリーでは、3人の男との過去の恋物語を描き、
サッド・ムービーでは、4組の男女の別れを描いていて、欲張りすぎて散漫になるだけ。
いや、それは言い訳よね........
要するに、ヘタ。
テンポは悪いし、ストーリーはベタで面白みはないし、少しも感情移入できないわ。
音楽や映像は、まさに
 <ザ・ 韓流> という雰囲気で大好きなだ けに惜しいわ。
なかなかこういった雰囲気を味わえる作品はないだけにね。
ミュージック・ビデオ専門でやったらいかがでしょうか?
もう、次回作はないでしょう。
なんて思ったら、次回作も決まってるようね?
思いっきりハイッキックで注目を浴びたチョン・イルと、
東方神起のミッキー・ユチョン(ミッキは日本スケジュールの調整のため、まだ保留だそう)出演
< ゴース ト・ハンター(고스트 헌터) >←やはり、制作中止になったようね!

この監督は、なかなか危険よ。



この映画は、キム・ソナ演じるジニが、4人目の男に離別宣言されるところから始まるの。
ペアリングをさせたり、記念日には一緒にいたい、と、そんなジニに、イム・チャンはうんざりし
「過去の男もおまえを愛してなどいない」と言い放つわけ。
そしてジニは、過去の3人の男に会いに行くわけだけど....
そんな簡単に会いに行けるものかー?!
mocaなんて、ぜーったいに会いたくないぞ?

で、会いに行けば3人は、ジニのことを疫病神のように遠ざけようとするわけ
ジニは3人との恋を、日記を片手に振り返るわけだけど........

1人目のクヒョン。
イ・ヒョヌは、日本では無名に近いわね?
ドラマ’ウェディング’で、チャン・ナラの過去の男であり、恋敵であるミョン・セビンの恋人。
’屋根部屋の猫’の室長、’悲しき恋歌’では、クォン・サンウの先輩ジャンホ。

教会でクヒョンに恋したジニは、母(ナ・ムニ)に嘘をつき、クヒョンを家庭教師として雇ってもらうの。
で、母親がでかけている間に、ノースリーブのワンピースで誘惑するような態度をとり、
クヒョンは思わずジニに覆いかぶさって....
このベッドシーンがあまりにも比喩的で笑うわ(※失笑)
でも、クヒョンはそれ以来顔を見せず、「留学するから」と、電話一本で去って行ってしまう。
(※しかも、母親への伝言一つで)

2人目は、チュンソク(キム・スロ)

つき合うようになるまでの過程がよいのよー
突然家にやってきて、何かと思えばヘアピンを渡しただけで去って行く。
しかも、「途中で拾ったんだ」なんて、ミエミエの嘘(笑)
いやぁ、もう、まいっちゃうー
mocaはこの手には一撃で落ちるね。
このエピソード。エンディングで更にステキさ倍増になっちゃうわけですが。

1人目はヤリ逃げで、2人目は、ヤリまくりの上に貢がされ....
とまぁ、典型的な’都合のいい女’
チュンソクは、金持ちの女との結婚が決まり、置手紙一つ残して去って行く。

3人目は、年下の芸術家志望ユイン(コン・ユ)。

これまた出会いがステキで、ジニがすぐに落ちてしまうのもわかるわ。
あの壁画もステキなの。

このユイン。女心をくすぐる、くすぐる。
要するに、女ったらし。
かなり激しいセックスを予想させるシーン続出。
(ベッドシーンはなし)
キム・ソナも、背中だけセミヌードを披露(すごいダイナマイトボディ...)
その後ろからコン・ユは抱きつくという...



ジニはユインの心をつなぐべく、若作りして似合わないファッションを着たり...
とにかく尽くすが...
それでも、ユインはジニとのデートの最中に他の女をナンパし、消えてしまうという有様。
そんなユインにジニは疲れてしまい、自分から消えてしまう。


過去の悔しさも蘇り、ジニは3人の男への復讐を計画。
過去を清算すべく、請求書を送りつける。
(その価格は劇中では明らかになってませんが、予告編↑に表示されてます/笑)
払わないなら、痛い目を見るぞと脅しながら。
クヒョンには、カフェのゲイのカップルの協力で大量にバイアグラを集め、
クヒョンの部屋のワインにバイアグラを仕込み、女性を見ると勃起するよう企てる。

警官になったチュンソクには、パトカーに落書きしたり....
妻子持ちのチュンソクには、ジニの存在自体が危険。

ユインには、ユインの母が可愛がっている犬を誘拐したりと、

3人は結局、ジニにお金を支払うことになるというわけ。
その過程をコミカルに描くわけですが、それがmocaにはイマイチなのよね。
この手のコメディーには飽きてしまったのかも。
なので、面白く観れる方も多いかもしれないので、mocaの意見は参考程度にー


で、結末です。

お金は手に入れたけれど、妙に空しいジニ。
思い出とは、ジニ一人だけのものではなく、勝手に消すことはできない....と、
3人にお金を返すのよ。
で、エンディング。というわけですが、その前にサプライズ。
ジニの日記には書き記されていないのが、3人の男の本音。
その裏話が描かれているのだけれど、本編よりこっちの方が面白い(笑)
復讐劇は、あまりにもベタすぎて....
この監督の個人的復讐を映画で晴らしているのかしら、とか思ってシラケてしまう。
でも、このエンディングを観るためにも、この映画を観て欲しい。
と思ってしまうほど、ステキで心温まるラスト。
3人の男たち... (moca的にはクヒョンverはイマイチですが)
とにかく可愛い!


「お前が誘惑したんだー!」と、責任逃れしていたクヒョンは、
教会でジニがクヒョンの鞄にキーホルダーをつけるのを、実は目撃していて
ジニにトキメいていたの。

チュンソクは、ジニにプレゼントするヘアピンをどうやって渡そうか
一人試行錯誤する姿が.....
チュンソクの中にも、ジニへの想いが....

ベッドに横になっているユイン。顔がかなり深刻。
本を持ったまま、仰向けになったり、うつぶせになったり...
眠い目をこすりこすり、懸命に読もうとするユイン。
その本は、まさにジニが翻訳した本!
「ジニが書いた本だから、何としても読まねば!」と....

可愛い...(笑)

ジニは愛されていた、というわけね。




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