ミスター・ロビンの口説き方  Seducing Mr.Perfect 
 原題:ミスター・ロビンの口説き方 Mr.로빈 꼬시기 (ミスト ロビン コシギ) <2006>

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ミスター・ロビンの口説き方

外資系M&A会社に勤めるミンジュン(オム・ジョンファ)は、いつも先を行く ファッションとクールな 性格で、仕事も愛も成 功した魅力的な女。そんな彼女は、恋人との素敵な休暇を期待しながら到着した香港で、凄絶な待ちぼうけを食ってしまう。考えてみれば、彼女は、駆け 引きをする恋愛のタイミングにうまく合わせられず、恋愛成功率ゼロという無残な記録の保有者だった。

失恋の余韻も覚めない出勤日の朝。呆れるような交通事 故を起こしてしまう。相手はまさに、ラグジュアリー・スーツ姿のロビン・ヘイドン(ダニエル・ヘニー)。ミンジュンは、車の修理代を要求する彼から逃げよ うと、様々な小賢しい知恵を働かせるが、彼女より一枚上のロビンは、一気に携帯電話カメラで証拠を確保して悠々と消え る。

なんとなく気まずいミンジュンの前に、また現れたこのパーフェクト・ガイ。彼女の会社に新しく赴任したCEO(最高経営責任者)だった。ハーバードの ロースクール、MBA出身、5か国語が堪能な秀才のM&A専門家。そのうえ彫刻のような8等身スタイルに、映画俳優に劣らない秀麗な容貌まで。女性職員た ちは、電撃アタック モードに突入する。

最初の出逢いからツイてないミンジュンは彼を避けようとするが、新しいプロジェクトのアシスタントに起用され、ことあるごとにタックル が かかってしまう。

優秀なその男。彼女の粗雑な恋愛テクニックを嘲笑いながら投げた一言。「私を一度口説いてみる?」。完全に自尊心が傷つけられたミンジュ ンの忍耐力は 限界に達し、彼女の野心に充ちたプロジェクトが始まる。

【予告編】
監督 キム・サンウ <2006>ミ スター・ロビンの口説き方

出演

オム・ジョン ファ(厳正化)

出演作品一覧

ダニエル・ヘ ニー

出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
2006年12月、韓国公開。
日本では、ジェネオンに買い付けられ、2007年末公開予定だそうよ。
ずいぶん先の話ね。

しっかし!つまらん映画だー
これを買ったのは、単にダニエル・ヘニー目当てだわよね。
それしかないわ。
陳腐な三流小説のようなストーリー。
ありふれた笑えないラブ・コメディ。
ダニエル・ヘニーのかっこよさだけが際立つ映画。
セリフは見事に英語だけですが、彼の魅力は十分すぎるほど溢れているわ。
そもそも、オム・ジョンファは飽きた。
彼女はこの手のキャラを演じれば上手いけど、もううんざり。
見すぎて鼻につく。
オム・ジョンファは、<韓国のマドンナ>と呼ばれるSexy系歌手ですが、
俳優としての彼女は、アクが強すぎて頂けない。
そろそろ俳優は撤退して欲しい・・・と思うのは、mocaだけでしょうか?

M&A会社に勤める二人ですが・・
その買収先が日本の企業・・・(笑;)
なんで、ここに日本を出すかな?
日本の企業を買収する優越感に浸りたいわけ?
それとも、恨みでも?
悪者ではないけれど、いや、悪者にされてる気も・・・
日本人は愉快ではないわ。
最後は、それなりに’日本人らしさ’を見せてくれるけれど。

ストーリーとしては、
男に尽くしすぎ、「都合のいい女」に成り下がり、ことごとくフラれてしまうオールドミス。
「愛とは感情を弄ぶ権力ゲーム。感情を先に表した方が敗者だ」
と言い放つロビン。
「真実の愛はあるわ。愛してるから尽くして何が悪いの?」
と譲らないミンジュン。
「一生ショーガール扱いだ。最後には一人寂しく老いていくんだ」
パーフェクト・ガイのロビンに指摘され、逆上。
「私がその気になったら男はみな夢中になるわ。そうしないだけ」
と、強気に出てしまう。
「なら、俺を夢中にしてみろ。そうしたら土下座してやる」
と、言われてしまい、意地になってロビンを落とす作戦を決行するという・・・
そんなラブコメディ。

ヘアスタイル、ファッションを入念に出勤すれば、
「おばあちゃんのパジャマ」と笑われ、
部屋をキレイに掃除すれば、
「あの作業着はどこだ!すぐに戻せ!」と怒鳴られ、
ゴミ置き場で、捨てた作業着を捜すハメに。
お弁当を差し入れれば、
同僚の女子社員にあげてしまう・・・
「ロビンは胸の大きなセクシーな女が好き」という情報を仕入れたミンジュンは、
女子社員ユミンの誕生日パーティーで、ここぞ!とばかりに決め込む。
胸元のたっぷり開いたセクシーな真っ赤なドレス。
胸にはもちろんパッドを詰め込んで。
胸をフリフリ、カラオケを歌うミンジュン。
しかし、ロビンはまったく興味なし。
それどころか、「本物のショーガールだな。情けない」と侮辱される。
ヤケになったミンジュンは飲み比べを挑んでしまう。
結局、泥酔し、ロビンに送ってもらうことに・・
酔ったミンジュンは、「私とキスしたいんでしょう?」と、ロビンにキスしてしまう。

翌日、「あれは完全に私の失敗でした」と誤るミンジュン。
「失敗?」
ロビンは傷つく。
ミンジュンは「キス」の記憶がなく、「黙れ!」と怒鳴りつけたことを謝ったのだった。
この前の電話の時、男とSexしている最中だと思い込んだことも、
弟とレスリングしていたのだと知ったロビンは、豪快に笑う。
「君は自分がどれだけ可愛いか気づいているのかい?」
ロビンは尋ねる。
「あれ乗りましょうか?」
とミンジュンに誘われ、二人は遊覧船で楽しいひと時を過ごす。
しかし、ミンジュンの前に昔の恋人ジュンヒョンが現れる。よりを戻したいと・・・
ミンジュンはつい、ジュンヒョンとやり直すことにしてしまう。
「今まで別れ際に’おまえのせいだ’と言われてきたの。
愛にはテクニックが必要だってわかったわ。どうしたらいいか教えて」
ミンジュンはロビンにレッスンをして欲しいと頼むこむ。
「テクニックなど必要のない愛・・・
それが君が望んでいた真実の愛なんじゃないのか?」
と、ロビンは冷たくあしらう。
が、結局ミンジュンに協力する。
電話にはすぐに出るな。
君が選んで相手に支払わせろ。
衝撃的なSexを受け入れた時点で負けだ。
など、
ロビンに従うミンジュン。
おかげで、「都合のいい女」からは脱出するが、
「昔のおまえがいい。俺の言うがままの」
と言われ、ミンジュンはハっとする。
自分が間違っていた・・ロビンの言うことが正しかったと・・・

「人の心を弄ぶと楽しいことばかりじゃないわ。
疲れるし、辛いものね。
人の心を弄ぶ代わりに、正直な会話の楽しみを失うわ。
それで相手の心がわからなくなって、
どこに意味があるの?
そんな恋愛をしてきて、人生は楽しかったの?」
ミンジュンはロビンに尋ねる。
「あんな目に遭っても、昔の自分が懐かしいわ。
計算するより正直でいたい。
貰うよりあげたいし、
隠すより正直でいたい・・・
やっぱり、あいつらの言うとおりだわ。
こうなったのは、自分のせいだわ・・・」
ミンジュンは嘆く。
「君のせいじゃない。君にふさわしくないだけだ」
ロビンの言葉にミンジュンは感動する。
その言葉は、ずっとミンジュンが求めていた言葉だった。
「自分が求めている言葉を、誰かの口から聞いたことある?」
ミンジュンは微笑む。
雲行きが怪しくなる。
「ホテルに寄って、傘を持っていけ」
と、ロビンに腕を掴まれ動揺するミンジュン。
「このまま帰るわ」
と、思わず車の前に飛び出してしまう。
「死にたいのか!道に出るときは前を見ろ!
誰かの心臓が破裂して死ぬのを見たいのか?」
ロビンは怒鳴られ、ミンジュンは驚いて逃げ帰ってしまう。
「ある男が狂ったように怒鳴っても、
’愛してる’と聞こえるの。
怒鳴ってるのに、優しく囁いているように聞こえるの」
ミンジュンは父に言う。
「その男が好きなんだろう?」
父は答える。
「好きじゃないわ」
ミンジュンは否定する。
「じゃあ、その男がお前を好きなんだろう?」
ミンジュンは有り得ないと否定する。
「言葉とは、感情と一致しないものだ。
母さんを見ろ。’あんたの顔なんて見たくもない’としょっちゅう言うが、
本心だと思うか?目を読め。人は言葉では騙せても、目では騙せないものだ」
父は言う。

↓結末↓


ロビンを尋ねるミンジュン。
そこで、ロビンの古い友人のジェニファーに
「ミンジュンはただの同僚だ」
と言っているのを聞いてしまうミンジュン。
「私、結婚するの」
と、ロビンにミンジュンは嘘をつく。
ロビンには、本社への辞令が出ていた。
ミンジュンの元へジェニファーが訪ねて来る。
「ロビンの初恋の話を聞いたか?」と。
ロビンには、胸に銃で撃たれた跡があると。
それは、初恋の相手に撃たれたのだと。
ロビンは、恋人に男がいることを知っていた。
それでも、一年近く待っていた。
が、彼女に銃で撃たれ、それで幕を閉じたのだと。
話を聞いたミンジュンは驚愕する。
ロビンは、恋愛をゲームにするような人間ではなかったのだ。
傷ついたロビンの心に気づくミンジュン。

買収先との契約書を締結する日がやってきた。
しかし、「買収後に企業名を変更する」などとは聞いていない。
この契約は無効だと、相手は言い放つ。
「それじゃ、この契約の意味がない!」
と、ロビンは怒鳴る。
その買収先はロビンの祖父が生涯を捧げた会社だった。
以前ミンジュンが捨てた作業着は、祖父のものだったのだと。
祖父は過労死し、息を引き取る直前まで作業着を脱がなかったのだと。
ロビンは祖父に、この作業着に祖父の名前を刻むと約束したのだと。
それを知ったミンジュンは会長に頼み込む。
ロビンと祖父の約束を果たさせてあげて欲しいと。
理事会を開くことを約束しよう。優秀な部下を持ったな」
と、会長は去って行く。

「すまない・・・君を傷つけてしまったなら・・心より謝罪する」
ロビンはミンジュンをまっすぐみつめる。
君に出会えてよかった。
君は世界中の男性に十分愛される。
君はどんな女性より美しく、魅力的だ。
発つ前にこれだけは言っておきたかった。
泣きながらロビンに抱きつくミンジュン。
「ひどい人」
二人は熱いキスを交わす。
「いつから私のことが好きだったの?」
「最初から。口紅がはみ出した顔にキスしたかった」
ロビンは笑う。

ミンジュンの家に挨拶しに行くロビン。
「娘を愛しているのか?」
「はい」
「ここに来たのは、娘と結婚するということか?」
「いいえ、愛してますが、まだその予定はありません」
それを聞いた父は逆上する。
「出て行け!非常識な!」
ロビンにモノを投げつける父。

END

なんなの?この終わり方。




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