父、山(プサン) City Of Fathers,父山 |
原題:父,山 부산 (プサン)<2009> |
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監督 | パク・ジウォン | <2009>父、 山 |
出演 |
キム・ヨンホ | <1999>新
装開店、 <2003>SSU、
<2004>ま
わし蹴り、 <2008>アバンチュールはパリで、 <2008>プ チトマト、<2008>美人図、 <2009>父、山、 <2009>19-Nineteen、<2010>家 を出た男たち、<2010>8番目の感情 |
コ・チャンソク |
<2004>最
後の狼、<2005>親切なクムジャさん、
<2005>美しき野獣、<2006>グエムル~漢江の怪物~、 |
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ユ・スンホ |
<2002>お
ばあちゃんの家、<2003>チャ・テヒョンのハッ
ピー☆クリスマス、<2004>非日常的な彼女、 |
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【レビュー&ネタバレ】 |
2009年10月公開。観客動員数は、約16万人。 あまりにも酷い数字。 いくらスター俳優の出演がないとはいえ、これは酷い。 だが、「義理と家族愛」 と謳われちゃあ、mocaが見逃すはずもない! しかし、撃沈。 つなんねー映画だ。 マンネリなんてもんじゃない。何一つ良い部分がないのだ。 本筋から離れたエピソードが多く、主人公らに感情移入もできず。 脇道に逸れ過ぎ。 あらすじに「腎臓癌」とあるけれど、「腎不全」じゃあ? しかも腎臓移植って、肉親でも適合するのは1/4だと聞いたけど。 父親だからって適合するって決めていいのか??? 医者が観たら笑うんじゃあ? mocaが大好きなコ・チャンソクの出演とはいえ、彼の持ち味はまったく出てないし、 期待はずれで残念。 ただ、コ・チャンソクが、殴られ蹴られ、それでも息子のために懇願する姿には、胸が痛みます。 コ・チャンソクが愛しくて仕方ありません。サランヘ。 主演がキム・ヨンホというのも、あまりにミスキャスト。 カリスマが足り無すぎ。 最近やたら活躍してますが、納得できず。 唯一の救いは、美しく成長したユ・スンホ。 「悲しき恋歌」の子役の時には、こんな風に成長するとは想像もしておらず。 ドラマ「欲望の花火」で初めての成人役にチャレンジしてますが、 今後の期待大の俳優ですね。 T-araの「거짓말(コジンマル:嘘)のMVに出演しているのですが、 ジヨンちゃんとのキスシーンがかっこいいんですよー ぜひ観て欲しい。 チョン・ソンギョンは、地上満歌や彼らだけの世界のヒロイン。 まだいたんだぁ、って感じ。 それにしても、クサいし、マンネリだし、何もいいところのない映画。 ラストなんて、お粗末すぎ。 こういうつまんない映画のレビューに時間をかけるのは無駄。 ちゃちゃっと終わしまっせ。 ↓ 結末までネタバレ!ご注意を!! ↓ ジョンチョルの母ウンジの命日。 しかしそんな日でも、父のガンスは酒に酔い、祭事を台無しにしてしまう。 少しも父親らしさのないガンスにジョンチョルは憤る。 ガンスはギャンブルに明け暮れ、しまいには借金を返済するために身体放棄書を書かされる。 その頃、ジョンチョルの実の父であるヤクザのボス、テソクは競合相手にシマを渡すよう脅されていた。 そしてジョンチョルは、腎移植が必要な重病で倒れてしまう。 病気で苦しむ息子に対しても悪態を吐く父ガンスに対し、ジョンチョルも逆上する。 「助けてくれだなんて頼んでない。死にたいから放っておけ」と。 ある日ガンスは店のホステスを犯そうとする。ちょうど現場に現れたジョンチョルはガンスを突き飛ばし、 「タンシン!(당신)」と、怒鳴り飛ばす。 (タンシンとは、原則として目下や同等の相手、もしくはケンカの時にしか使いません。 親しい相手になら「あなた」という意味で、ケンカの時には「おまえ」のようなニュアンスです) タンシンと呼ばれガンスも逆上する。 身体放棄書を書かされたガンスは更に借金を重ね、とうとう腎臓を売り渡すことに。 手術の痛みで寝込むガンス。そんな時でもガンスとジョンチョルはケンカだ。 しかし、ガンスの体から出血しているのを発見したジョンチョルは、「アッパ!」と、顔面蒼白になる。 入院したガンスは、ジョンチョルの実の父テソクを思い起こす。 ジョンチョルは覚悟を決め、テソクの前に現れる。 「今度会ったら殺すと言っただろう!」 テソクはガンスをまったく相手にしない。ガンスは膝を折り、テソクに懇願する。 ガンスはテソクに息子の存在を知らせる。テソクの息子ジョンチョルが腎臓移植が必要なのだと。 愕然とするテソク。テソクは息子の存在すら知らなかったのだ。 その昔、テソクが愛した女ウンジが妊娠した。 「ガキができると弱くなる」 ボスからそう告げられたテソクは、ウンジに子供を堕ろすよう告げるが、ウンジは産ませてくれと懇願する。 そんなウンジを見かねたガンスは、ウンジを連れて逃亡したのだ。 ジョンチョルの体はますます悪化していた。辛そうに耐える息子の姿を、テソクは遠くから見守る。 ガンスは弟分のサングに、自分の腎臓を売った奴らを捜すよう命じる。 自分に考えがあると。 そして夜中、眠るジョンチョルの病室へ訪れたガンスは、息子の手をそっと握る。 ジョンチョルは眠っておらず、そんな父ガンスの様子を訝しむ。 腎臓を売った奴らをみつけたガンスは、息子ジョンチョルの手術をして欲しいと懇願する。 何も持たず何もしてやれない父親のせいで、息子はこんなありさまだ。 助けてくれ。たった一人の家族なんだと。 その頃テソクは、部下が競合相手に殺され復讐を誓っていた。 復讐に躍起になるテソク。そんなテソクに必死に食い下がるガンス。 ウンジと息子が一緒に写った写真を見せると、さすがのテソクも心が揺れた。 ジョンチョルは死の危機に瀕していた。一刻も早く手術が必要だ。 復讐による報復により腹を刺されたテソクを、ガンスは担架でジョンチョルの元へと運ぶ。 初めての親子の対面。 朦朧とするジョンチョルには、テソクがガンスに見え、テソクに 「アッパ」と、微笑む。 呆然とするガンス。 手術は成功した。 しかし手術を行っている秘密倉庫に、テソクの敵が報復にやってきた。 息子を守るため、たった一人で敵に立ち向かうガンス。 すやすやと眠る息子を見守るテソク。そして覚悟を決め、手術室を後にする。 死闘が繰り広げられる。結局テソクは、またもや敵に腹を刺されてしまう。 息子を守るため、手術室のドアの前で防御するガンスに、テソクは寄り添う。 テソクの部下が現れ、その場は何とか収まる。 ガンスが手術室に戻ると、ジョンチョルが涙を浮かべながら微笑んでいた。「アボジ」と。 微笑み合う親子。 しかしその時、ドアの前でテソクは息絶える。 END |
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