父、山(プサン)  City Of Fathers,父山 
 原題:父,山 부산 (プサン)<2009>

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ギャンブルの借金で私債業者に追われるチンピラのガンス(コ・チャンソク)は、 唯一の家族である息子のジョンチョルさえ放置し、どん詰まり人生を送っている。

そんなある日、ジョンチョルが腎臓癌の宣告を受ける。ガンスは、生涯初めて父親の役割をするため、18年間隠してきた真実... ジョンチョルの本当の父 親で あるテソク(キム・ヨンホ)を訪ねて行く。

一方、成功のために愛まで捨て、あくせく生きてきたポドパン(出張マッサージ店)の社長テソクは、事業が危険な状況で、ガンスから実の息子の存在を聞かさ れても徹底的に無視し、ジョンチョルの命は、しだいに危険な状態になる。

プサン(釜山)の路地裏世界を生きていく三人の男の運命は...
【予告編】
監督 パク・ジウォン <2009>父、 山

出演

キム・ヨンホ <1999>新 装開店、 <2003>SSU、 <2004>ま わし蹴り
<2008>アバンチュールはパリで、 <2008>プ チトマト、<2008>美人図、 <2009>父、山
<2009>19-Nineteen、<2010>家 を出た男たち、<2010>8番目の感情

コ・チャンソク

<2004>最 後の狼、<2005>親切なクムジャさん、 <2005>美しき野獣、<2006>グエムル~漢江の怪物~
<2006>礼儀なき者たち、<2006>アイスケーキ、<2007>ス Soo、<2007>正しく生きよう
<2008>映画は映画だ、<2008>アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~、<2009> 仁寺洞スキャンダル
<2009>イテウォン殺人事件、<2009>父、山、<2010>義兄弟、<2010>裸足の夢、<2010>おいしい人生

ユ・スンホ

<2002>お ばあちゃんの家、<2003>チャ・テヒョンのハッ ピー☆クリスマス、<2004>非日常的な彼女
<2007>マウミ...、<2008>ソウルが見えるか?、<2009> 40minutes、<2009>父、山、<2011>ブラ インド





【チョ・テソ ク】
組織のボス
キム・ヨンホ
【キム・ガン ス】
職業紹介所 社長
コ・チャンソク
【キム・ジョン チョル】
ガンスの息子
ユ・スンホ
【イ・ソナ/ウ ンジ】
風俗嬢
チョン・ソンギョン
【ハン・サング】
職業紹介所
チョ・ジヌン

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【レビュー&ネタバレ】
2009年10月公開。観客動員数は、約16万人。
あまりにも酷い数字。
いくらスター俳優の出演がないとはいえ、これは酷い。

だが、「義理と家族愛」 と謳われちゃあ、mocaが見逃すはずもない!
しかし、撃沈。
つなんねー映画だ。
マンネリなんてもんじゃない。何一つ良い部分がないのだ。
本筋から離れたエピソードが多く、主人公らに感情移入もできず。
脇道に逸れ過ぎ。

あらすじに「腎臓癌」とあるけれど、「腎不全」じゃあ?
しかも腎臓移植って、肉親でも適合するのは1/4だと聞いたけど。
父親だからって適合するって決めていいのか???
医者が観たら笑うんじゃあ?

mocaが大好きなコ・チャンソクの出演とはいえ、彼の持ち味はまったく出てないし、
期待はずれで残念。
ただ、コ・チャンソクが、殴られ蹴られ、それでも息子のために懇願する姿には、胸が痛みます。
コ・チャンソクが愛しくて仕方ありません。サランヘ。

主演がキム・ヨンホというのも、あまりにミスキャスト。
カリスマが足り無すぎ。
最近やたら活躍してますが、納得できず。

唯一の救いは、美しく成長したユ・スンホ。
「悲しき恋歌」の子役の時には、こんな風に成長するとは想像もしておらず。
ドラマ「欲望の花火」で初めての成人役にチャレンジしてますが、
今後の期待大の俳優ですね。
T-araの「거짓말(コジンマル:嘘)のMVに出演しているのですが、
ジヨンちゃんとのキスシーンがかっこいいんですよー
ぜひ観て欲しい。



チョン・ソンギョンは、地上満歌彼らだけの世界のヒロイン。
まだいたんだぁ、って感じ。

それにしても、クサいし、マンネリだし、何もいいところのない映画。
ラストなんて、お粗末すぎ。
こういうつまんない映画のレビューに時間をかけるのは無駄。
ちゃちゃっと終わしまっせ。


↓  結末までネタバレ!ご注意を!! ↓




ジョンチョルの母ウンジの命日。
しかしそんな日でも、父のガンスは酒に酔い、祭事を台無しにしてしまう。
少しも父親らしさのないガンスにジョンチョルは憤る。




ガンスはギャンブルに明け暮れ、しまいには借金を返済するために身体放棄書を書かされる。




その頃、ジョンチョルの実の父であるヤクザのボス、テソクは競合相手にシマを渡すよう脅されていた。
そしてジョンチョルは、腎移植が必要な重病で倒れてしまう。




病気で苦しむ息子に対しても悪態を吐く父ガンスに対し、ジョンチョルも逆上する。
「助けてくれだなんて頼んでない。死にたいから放っておけ」と。




ある日ガンスは店のホステスを犯そうとする。ちょうど現場に現れたジョンチョルはガンスを突き飛ばし、
「タンシン!(당신)」と、怒鳴り飛ばす。
(タンシンとは、原則として目下や同等の相手、もしくはケンカの時にしか使いません。
親しい相手になら「あなた」という意味で、ケンカの時には「おまえ」のようなニュアンスです)
タンシンと呼ばれガンスも逆上する。




身体放棄書を書かされたガンスは更に借金を重ね、とうとう腎臓を売り渡すことに。




手術の痛みで寝込むガンス。そんな時でもガンスとジョンチョルはケンカだ。
しかし、ガンスの体から出血しているのを発見したジョンチョルは、「アッパ!」と、顔面蒼白になる。
入院したガンスは、ジョンチョルの実の父テソクを思い起こす。




ジョンチョルは覚悟を決め、テソクの前に現れる。
「今度会ったら殺すと言っただろう!」
テソクはガンスをまったく相手にしない。ガンスは膝を折り、テソクに懇願する。




ガンスはテソクに息子の存在を知らせる。テソクの息子ジョンチョルが腎臓移植が必要なのだと。
愕然とするテソク。テソクは息子の存在すら知らなかったのだ。




その昔、テソクが愛した女ウンジが妊娠した。
「ガキができると弱くなる」
ボスからそう告げられたテソクは、ウンジに子供を堕ろすよう告げるが、ウンジは産ませてくれと懇願する。
そんなウンジを見かねたガンスは、ウンジを連れて逃亡したのだ。




ジョンチョルの体はますます悪化していた。辛そうに耐える息子の姿を、テソクは遠くから見守る。




ガンスは弟分のサングに、自分の腎臓を売った奴らを捜すよう命じる。
自分に考えがあると。




そして夜中、眠るジョンチョルの病室へ訪れたガンスは、息子の手をそっと握る。
ジョンチョルは眠っておらず、そんな父ガンスの様子を訝しむ。




腎臓を売った奴らをみつけたガンスは、息子ジョンチョルの手術をして欲しいと懇願する。
何も持たず何もしてやれない父親のせいで、息子はこんなありさまだ。
助けてくれ。たった一人の家族なんだと。




その頃テソクは、部下が競合相手に殺され復讐を誓っていた。




復讐に躍起になるテソク。そんなテソクに必死に食い下がるガンス。
ウンジと息子が一緒に写った写真を見せると、さすがのテソクも心が揺れた。




ジョンチョルは死の危機に瀕していた。一刻も早く手術が必要だ。
復讐による報復により腹を刺されたテソクを、ガンスは担架でジョンチョルの元へと運ぶ。




初めての親子の対面。




朦朧とするジョンチョルには、テソクがガンスに見え、テソクに 「アッパ」と、微笑む。
呆然とするガンス。




手術は成功した。




しかし手術を行っている秘密倉庫に、テソクの敵が報復にやってきた。
息子を守るため、たった一人で敵に立ち向かうガンス。




すやすやと眠る息子を見守るテソク。そして覚悟を決め、手術室を後にする。




死闘が繰り広げられる。結局テソクは、またもや敵に腹を刺されてしまう。
息子を守るため、手術室のドアの前で防御するガンスに、テソクは寄り添う。
テソクの部下が現れ、その場は何とか収まる。




ガンスが手術室に戻ると、ジョンチョルが涙を浮かべながら微笑んでいた。「アボジ」と。
微笑み合う親子。




しかしその時、ドアの前でテソクは息絶える。

END



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