純愛中毒  Addicted  Poisoning
 原題:中毒 중독(チュンドク)<2002>

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純愛中毒

互いに唯一の家族だったホジン(イ・オル)とテジン(イ・ビョンホン)兄弟。兄 ホジンがウンス(イ・ ミヨン) と結婚し、三人に増えた家族は、幸せで平穏な毎日を送る。

兄の反対を押し切ってテジンがカーレーシング決勝戦に出場する日。兄弟は同じ時間に、 別の場所で同時に不慮の事故で意識を失う。

1年後。奇跡的に目覚めたテジンは、自分が兄のホジンだと主張する。退院したテジンを手伝って共に過ごし始めた ウンスは、言葉使いから好み、習慣まで夫 と同じテジンの前で混乱に陥る。夫の霊魂が義理の弟に憑依したという事実を受け入れ難いウンスと、自分が夫であることを確認させようとするテジン。彼らの 危うい同居が続き、二人の距離も少しずつ近づき始めるが...

日本公式サイト:http://cinemakorea.org/junai/

【予告編】

監督 パク・ヨンフン <2002>純 愛中毒、< 2005>ダンサーの純情

出演

イ・ビョンホ ン(李炳憲)

出演作品一覧

イ・ミヨン (李美妍)

<1997>モー テルカクタス、<1998>囁く 廊下~女校怪談~、<1999>我が心 のオルガン
<1999>ラブストーリー オープン・ エンディッド編、<2001>インディア ン・サマー、<2001>黒水仙
<2002>純愛中毒、<2005>タイフーン、<2007>肩ごしの恋 人

イ・オル <2002> H [エイチ]、 <2002>純愛中毒、 <2003>春の日のクマは好きですか?、 <2004>サマリア
<2005>レッド・アイ、<2005>赤 い靴(ピンクの靴)、<2006>ホリデー、 <2006>死生決断

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【レビュー&ネタバレ】
これはかなり斬新な映画では?
観終わった後のあの不思議な余韻・・・・・・
衝撃と謎とで、混乱に陥ります。
mocaはあまり好きな映画ではありませんが、友達は大絶賛しておりました。
脚色には、<彼女シリーズ>のカク・チェヨンが参加しております
これは邦題がいいわー
確かに’中毒’なんだけれど、まさ’純愛中毒’と言いう感じ。

イ・ビョンホンの髪型がヘンです。
そればかりmocaは気になって・・・・・・・・
ながーいベッドシーンがあり、彼のファンにはたまらないでしょうけど、
mocaにとっては退屈で・・・
兄ホジンを演じるのは、<サマリア>で父親を演じたイ・オル。
イビョンホンを追いかけ続けるエジュには、ドラマ<真実>のシニ、パク・ソニョン。
髪が黒いと地味というか、普通というか・・・まるで別人。


内容的には、早くに両親を亡くしたまめに、何でも話すほど仲の良い兄弟ホジンとテジン。
そこへ、三年前、兄ホジンの妻ウンスが加わり、三人家族となる。
ホジンの穏やかで深い愛に包まれ、ウンスは幸せな毎日を送るが、
ホジンはテジンのレースを観に行く途中で事故に遭い、
まさしく同時刻、テジンもレース中に事故に遭う。
眠り続ける二人の兄弟。
1年後、テジンは奇跡的に目を覚ますが、’自分はホジンだ’と主張する。
夫の魂が乗り移った義弟と暮らし始めるウンス。
だが、そんな非現実的なことは信じられない。
しかし、テジンは・・・何から何までホジンそっくりになっていく。
しかも、世界にたった一つしかない手作りのネックレスまで、
テジンが持っていた。

とまぁ、愛する人の魂が弟の体に乗り移ったということですが・・・・
前半では、三人の仲の良い幸せな同居生活。
ホジンの献身的な愛に包まれて幸せなウンスの様子が描かれ、
結末近くまでは、’自分はホジンだ’と名乗り、
愛する夫を彷彿させる義弟に揺れるウンスの葛藤が描かれます。


結末は・・・・



どうしても夫の魂がテジンの体に乗り移ったなんて信じられないウンス。
’私達がどうやって出会い、どれくらい愛し合ったかなんて誰にもわかるはずない’
ウンスはテジンに言い放つ。
ウンスは、テジンが兵役に行っている時の話をする。
6月頃のことで、1日中雨が降っていた。
ホジンの下宿は雨で水浸しで、夜通し二人で水を掻き出した。
ふとホジンが言ったの。
’全てが水に飲まれ、二人だけ取り残されたようだ’と。
テジンの学費を稼ぐために、2ヶ月くらい工事現場でホジンが働いていた頃のことよ。
心配になって様子を見に行くと、足を引きずりながらレンガを運んでいた。
声をかけたかったけれど、惨めな姿を私に見られたと知ったらホジンが傷つくと思い
声をかけることができなかった。
ウンスはテジンを拒絶するかのように語る。
黙って聴いていたテジンは口を開く。
あれは確か6月28日のことだ。
あの言葉は’君が’言ったんだ。
’二人だけ取り残されたらステキ’と。
水かきなんてさせたくなかった。けど、君は一生懸命だった。
’糟糠の妻(貧しいときから連れ添って苦労を共にしてきた妻)を捨てる男はいない’
と、君は言った。
テジンの言葉に、ウンスは驚愕する。テジンは後を続ける・・・
舎堂洞の工事現場には、一ヵ月半いた。
土曜だった。仕事のことで叱られて、ふと見ると黄色いTシャツを着た君が立っていた。
呼び止めて抱きしめたかった。できなかった・・・
俺の惨めな姿・・・君がかえって悲しい想いをするかと・・・
ウンス。君が傷ついた時や笑っている時、いつもそばにいたのは俺だ。
死ねばよかった。俺が死んで完全に消えればよかったんだ。
君を想うと、できなかった。
’この世で俺以上に君を愛せるヤツはいない’
だから戻ってきた。
テジンはウンスを抱きしめる。
そして、いつかテーブルの上でセックスしている時に、
テーブルの下に挟んだ小銭を取り出す。
’この家に隠された数々の記憶。その全てが二人の愛の証だ’と、
テジンは涙を流す。
ウンスは涙を流しながら、’ホジン・・・’と、テジンの頬に触れる。
二人は、貪るようにキスし、何度も体を重ねた。

二人は子供まで授かり、幸せな日々を送っていた。
が、ある日ウンスはエジュンから小包を受け取る。
中には、ウンスの大事にしている世界に一つしかないネックレスが・・・
’本物を返してあげる。いつか私もその狂った愛が理解できる日が来るかもしれないわね’と。
愕然とするウンス。
ウンスはテジンの倉庫を粗探しし、隠し扉を発見する。
中にはテジンの日記と、’ウンスのたんぽぽ’と書かれた小瓶が・・・
テジンは、ホジンからウンスを紹介する以前に、ウンスのことを知っていた。
ある日偶然ウンスを目にしたテジンは、心臓が止まるような衝撃を受け、
ウジンをカメラに収めた。
見ているだけで幸せになれると・・・
そして、ウンスが走り去った時に散らしたたんぽぽを大切に保管していたのだ。
日記の中には、苦しいほどのテジンのウンスに対する想いが綴られていた。
そして、ウンスが何より幸せを感じていた夫からのラブレターも、
テジンがホジンに教えたことを知る。
泣き崩れるウンス。
ようやく落ち着きを取り戻したウンスは、何事もなかったような顔でテジンの元を訪れ、
幸せな二人の未来を語る。

END

何事もなかったような顔でテジンの元を訪れるのは、
ホジンの愛が、すてべテジンの力添えではないでしょうから、
自分を本当に愛していたのは、テジンだった・・・とまではいかないまでも、
テジンがどれほどまでに自分を愛していてくれたかは悟ったからでしょうし、
何よりも、ホジンを感じさせるテジンから離れることなど、
ウンスにはもう考えられなかったのでしょうね・・・






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