ピアノを弾く大統領  The Romantic President 
 原題:ピアノを弾く大統領 피아노 치는 대통령 (ピアノ チヌン テトンニョン) <2002>

 オススメ

 ストーリー

 韓流王道

 泣き

 笑い

名作

 映像

×

×


ピアノを弾く大統領

ミヌク(アン・ソンギ)は潜伏視察をしたりと、’国民の国民のための国民による 政策’、国民をまず考 える政策を繰 り広げ圧倒的な支持を得ている大韓民国大統領。

ウンス(チェ・ジウ)は、常に学生側に立ち学校と摩擦を起こし、勤務する学校が数回かわった前歴があるトラ ブルメーカー教師。学生の制服を着て転校生になりすま し、自分が赴任するクラスの動態をあらかじめ見ておくような意志が強い教師だ。

そんなウンスに強敵が登場する。クラスの問題児ヨンヒ(イム・スジョン) だ。授業中に教室から出て行ってしまうなど反抗で一貫するヨンヒを理解できないウ ンスは、ヨンヒが言った自宅の番号に電話してみるが、そこは他でもない大統領府だった。

ウンスは、学校を訪ねた大統領ミヌクを見て、子供の代わりに罰を与 えるなど、荒唐・唐突・果敢なことをする。そんなウンスをミヌクは大統領府に招待する。

【予告編】

監督 チョン・マンベ <2002>ピ アノを弾く大統領

出演

アン・ソンギ (安聖基)

出演作品一覧

チェ・ジウ (崔志宇)

出演作品一覧
イム・スジョ ン <2002>ピ アノを弾く大統領、 <2003>箪笥、 <2003>アメ ノナカノ青空(... ing)、<2005>サッド・ ムービー
<2006>角砂糖、<2006>サイボーグでもいい、<2007>幸福

<< HOME

【レビュー&ネタバレ】
mocaはけっこう好きだわー
とりわけ面白いわけではないけれど、ラストまでテンポよく、
あっという間に終わってしまったわ。
これだけの満足感で終われる映画はなかなかないわ。
この映画の脚本には、
猟奇的な彼女のカク・チェヨン監督が参加しているのよね。
どうりで気の利いたシーンが多いと思ったわ。

ヒロインである教師ウンスも、清々しい天晴れな女性で、
観終わった後は爽快ね。
チェ・ジウの制服姿はちょっと笑うけど、
この映画のチェ・ジウはとっても美しく可愛いわ。
ちょうど<冬のソナタ>と同じ頃なのよね。
この頃が一番可愛かったのでは?
それに、ロングヘアよりも、短い方が可愛いわ。

イム・スジョンは、最初に観た時にはまだイム・スジョンの名を知らない頃で、
ずーっと、あの娘役がイム・スジョンだと気づかなかったわ。
まだどこか野暮ったさがあるけれど、
やっぱりどこか光るものがあるわよねぇ・・・

mocaの大好きなキム・インムン씨が、
チェ・ジウとアン・ソンギが逃げ込む飲み屋の主人で出演。
本当に期待を裏切らないわー
笑って、笑って、幸せ。

イ・ボムスが、冒頭のホームレス役で出演してて、笑ったわ。
これはカメオ出演なんだけど、
ここだけではなく・・・
ラスト近く、チェ・ジウを追いかけて乗った地下鉄で、
アン・ソンギの足に張り付いたチラシにも載ってるわ。
「夜の帝王 ハン・ミヌク」として(笑)

そして、もう1人こっそりみつけたわ。mocaのお気に入り。
「彼女はボス(彼女は最高)」で
ホテに熱をあげてたオカマちゃんのヨンヒ役チャ・スンファンが
ハリンの店の従業員でちょこっと映ってるわ。
あのまんまの姿だから笑っちゃったわ。


劇中で何度も流れる
映画「慕情」のテーマ曲‘愛とは素晴らしいもの’ がすごくよいわ。
癒されるのよね。
mocaもピアノを弾きたくなったわ。


これはネタバレしちゃうとつまらないので、
未視聴の方は注意してくださいね。


トラブルメーカー、ウンスが赴任した新しい高校。
勝手に教室を出て行く問題児ヨンヒに腹を立てたウンスは、
「両親を呼び出す」と、ヨンヒに告げられた番号に電話する。
しかし、そこは大統領府だった。
ヨンヒは大統領ハン・ミヌクの娘だった。
ミヌクを呼びつけ、娘の代わりに
”黄鳥歌”の詩を100回模写するように言う。

口では偉そうなことを言っているウンスだけれど、
実は大統領相手にドキドキで・・・
けれど、自分の信念に負けじと必死に強がってるのよね。
で、ミヌクは、最初はウンスのことを頭の痛い存在だと思っていて、
6ヶ月ごとに転任している話を聞いて
「6ヶ月の辛抱だな」などと言っているのだけれど、
いつしか、ウンスならヨンヒを真っ当な道へ引き戻してくれるかも・・
と、期待を抱くようになり
「実は、娘の笑顔を見たことがない」と、ウンスに告白する。

「雨が降らないかな」
と、ボーイフレンドのギョンミンにわがままを言って、
ギョンミンは無免許で車を運転し、
消火栓に衝突し、スプリンクラーのように雨を降らせる。
このシーン好きだわ。
あの真っ赤なスポーツカーも絵になるし、
ヨンヒの表情も、そんなことしちゃうギョンミンも好き。
そんなヨンヒに手を焼いたウンスは、ヨンヒを平手打ちする。
「パパにも殴られたことないのに、なんでアンタなんかに!」
と、ヨンヒは反抗するが、
ウンスはヨンヒの手を引き、ぬいぐるみの店に連れていく。
「あれが欲しいんでしょう?盗んであげるわ」
と、ぬいぐるみを盗んで、ヨンヒと走って逃げる。
ぬいぐるみを押し付けあうように逃げるうちに、
ヨンヒはいつのまにか笑っていた。

そうして、ヨンヒのことを報告するために
ウンスとミヌクは会う約束をするが、
二人は警護を巻いて、街に繰り出す。
そうして、いつしかお互いに好意を抱き始める。

ミヌクは、ウンスに会いたくて、チャン室長にセッティングを頼むが、
何を勘違いしたのか、ホテルのスウィートルームに来るようウンスに連絡する。
「私はそんな女じゃない!」
と、ウンスは怒ってミヌクを避けるが、
「ある女性を好きな男はミスをしてしまいました。
その男の直接のミスではないが、彼女の心を深く傷つけてしまったなら、
どんな償いでもするつもりです。あなたが彼女だったらどうしますか?」
ミヌクのその言葉に、ウンスは再び心を開く。
しかし、ウンスをアパートに送って行った際に
抱き合う二人の姿をスクープされてしまう。
その上、ウンスが10年前に大臣の孫を誘拐した犯人であり、
今は男性と同棲していると報道された。
一緒に住んでいるのは性転換した親友ハリン。
「男だ」と言われたハリンは、深く傷つく。
報道により、学校でのウンスの立場も悪くなる。
在らぬ噂を立てる生徒たちにヨンヒは腹を立て殴りかかる。
ウンスは、10年前の事件は誘拐ではなく、
学生運動をしていた仲間が、大臣に意見を述べたくて車を止めたところ、
大臣が孫を車に残して逃げてしまったのだと、
一緒に住んでいるのは性転換した親友で、
彼女を女性と認めてあげて下さい。傷つけないで下さいと、
そして、ミヌクのことは、
大統領に接近するためにあの学校に赴任し、
ありとあらゆる手段を使って大統領を誘惑したんです。
と、全て自分が悪いのだとウンスは告げる。
そして、学校を辞め、田舎の小学校へ転任する。

ミヌクは、意を決して会見を行う。
実は私はピアノが下手です。
「ピアノを弾く大統領」というイメージが欲しかった。
皆さんは、そのイメージに投票して下さった。
今まで嘘を言ってきた事をお詫びする。
今からは、嘘をつく事はしないようにする。
そして私は、ある女性に自分の嘘のせいで大変な迷惑をかけた。
「私は、ウンスを愛しています!このチャンスを逃すと私は一生独身だ!」
会場の隅では、ヨンヒがミヌクが見たことのない満面の笑みを浮かべていた。

時が流れ─
ウンスは田舎の小学校で教師をしていた。
ふと耳をすますと、聞き覚えのあるメロディーが聞こえてきた。
教室を覗き込むと、ミヌクがオルガンを弾いていた。
「一人の女性を愛する男が、とんでもないミスを犯しました。
もう、その男にはチャンスがないのでしょうか?
あなたが彼女だったらどうしますか?」
ウンスはミヌクにボディーブローを食らわせる。

そして・・・

大掛かりな警護の中、リムジンから降り、
腕を組んで歩くミヌクとウンス。

END

ミニクは再び大統領選で勝ち抜き、ウンスと結婚したのでしょうね。
こんな嬉しいハッピーエンドはないわ。
けっこうヒロインに不快感を持つことが多くて・・・
こんなにもステキなヒロインはなかなかないわ。
ヨンヒとも幸せにやっているわよね。
ちょっと愛着のある映画になったわ。







<< HOME

inserted by FC2 system