親知らず 
 原題:親知らず 사랑니(サランニ)<2005>

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いつも自分の直感に従い真っすぐに生きている予備校の数学講師チョ・イニョン (キム・ジョンウン)は、美しく凛々しい女性だ。

ある日、彼女の平穏な日常の中を、新たに塾に入ってきた17歳のイ・ソク(イ・テヨン)が乱し始める。

イ ニョンは、自分の初恋の人と驚くほどに似たイ・ソクを愛するようになって・・・ イ・ソクもまた、イニョンへと向う心を隠しもせず積極的だ。

イニョンは、名前だけでなく、本当に同じような外見だったという独り言を一日に何度もつぶやきながら、初恋の人とそっくりなイ・ソクを愛するようになった 喜びを隠すことができない。

しかし、高校時代の同級生でルームメートのジョンウ(キム・ヨンジェ)は、イ・ソクに会ってみても、過去のイ・ソクと全く似て ないと言い、イニョンの愛を信じない。

そんなある日、制服を着た17歳の女子高生が塾にイ・ソクを訪ねてくる。一方ジョンウは、自分の初恋の人と似ていると勘違いしながら17歳のイ・ソクとの 愛にどっぷり浸かってしまったイニョンを見るに見かねて、30歳になったイニョンの本当の初恋の人イ・ソク(キム・ジュンソン)を彼女の前に連れてくる。
【予告編】

監督 チョン・ジウ <1999>ハッ ピー・エンド、 <2005>親知らず

出演

キム・ジョン ウン(金正雲)

<2002>大 変な結婚(家紋の栄光)、 <2003>吹 けよ春風、<2004>私の男のロマンス、 <2005>親知らず
<2006>よい暮らしをしてみよう、<2008>私 たちの生涯最高の瞬間、<2010>食客:キムチ戦争

イ・テヨン <2005>親 知らず

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【レビュー&ネタバレ】
2005年9月韓国公開された 「親知らず」でございます~
文学作品かと思えば、 異空間を行き交うファンタジー仕立てだっ た り・・・・・
理解にすごーく苦しむ作品です(笑)
いやいや、ホントに・・・・・ どこからどこまでが過去で、どこからどこまでが現在なの?
これはどっちのイニョン???と、ずーっと頭の中はクエスチョンマーク(笑)
というのも・・・・・高校時代のイニョンと、塾に入ってきた17歳のイ・ソクの彼女が
また同じ「チョ・イニョン」で、しかも、全く同じ女優さん(チョン・ ユミ)が演じているのよー
(このチョン・ユミ!’ケ・セラ・セラでエリックの相手に急遽抜擢されて、ビックリ)
で、イニョンの高校時代のイ・ソクと、塾に入ってきた17歳のイ・ソクも
同じ名前で、同じ俳優さんが演じてるわけで・・・・
これで区別がつくほうが・・・・・・・
いったいこの監督は何がしたかったのだろう・・・・・・・
キム・ジョンウンは他の作品以上に美しく、可愛いわよ。
嫌いなんだけどね、キム・ジョンウン・・・(笑)
「親知らず」は、韓国では「初恋をする頃に生えてくる」という意味で、
사 랑니(サランニ)※サラン=愛」と 呼ばれているのよ。
30歳のイニョンは、初恋の人に似た17歳のイ・ソクに夢中になってしまって・・・
自分でもどうにも抑えられなくて・・・・
イ・ソクとの恋愛を楽しむ中、親知らずが生えてくるのよね・・・・
つまり、初恋をする頃に生えてくる親知らず・・・今が初恋であると・・・・・
イニョンが高校時代に好きになったイ・スは、イニョンの目の前で事故に遭い死んでしまうの。
悲しみに狂うイニョンは、イ・スの葬儀で、イ・スにそっくりの少年に出会うの。
それはイ・スの双子の兄弟、イ・ソクなの。
イ・スを失った痛みを分かち合ううちに、二人は体を許してしまうのね。
けれど、イ・ソクはイニョンが愛しているのはイ・スであって、
自分はイ・スの身代わりなのだろうと考え、
イ・ソクもイニョンも悩んで・・・
けれど、イ・ソクは引っ越してしまい、二度と会えなくなるの。
そして30歳になったイニョン。
高校の同級生だったジョンウと同棲しているのよ。
ルームメイトなのかなー?と思ったけど、どうやら恋人のようなのよ。
で、ジョンウに17歳のイ・ソクのノロケ話とも思えるような話を堂々とするのよねー
なんて言ったと思います?
彼と寝たい、よ。どう思いますこと???
いきなりそこかい!
イニョンが17歳の頃も、イ・ソクとそっこーヤっちゃってましたしね・・・・
純愛映画のようで、そうじゃない・・・・
塾に入ってきたイ・ソクが気になって、気になって・・・・
雨の中イ・ソクの住むマンションまで押しかけたり・・・・ストーカーよね。
かと思えば、ジョンウのことをヤキモチやかせて喜んだり・・・・
ジョンウのことを「친구(チング:友達)」と説明する時のイニョンの嬉しそうな表情ったら・・・・
大人の女が年下の純情な男の子をからかう・・・イヤーな感じ・・・したたかな卑しさ・・・
17歳のイ・ソクに真剣に恋しているようには思えないわよ・・・
カタルシスなんて少しも感じないわー
仕舞いには、ラブホテルに連れ込もうとするし・・・・
イ・ソクは躊躇してるのに・・・で、ラブホの駐車場で入りもしないのにくつろいじゃって・・・・
そりゃホテルの従業員は怒るわさー
なのに、逆ギレしてホテルの鉢植え盗んできちゃうし・・・・・
イニョン・・・・だいっきらい!!好きになれないんですけどー!
イ・ソクも年上の女に憧れるお年頃ですから・・・
同級生のイニョンを放って、30歳のイニョンに突っ走っちゃうのよね・・・・
結局、イニョンの初恋のイ・ソクと、17歳のイ・ソクはたいして似てないことが判明するのよ(のよね?)
同じ俳優が演じてるんだから、似てるとか似てないとか・・・
よくわからないんですけどー
17歳のイ・ソクは同じ俳優で、30歳のイ・ソクは別の俳優・・・なのに・・・
それだけで、「たいして似てなかった・・・」と、判断の材料はそれだけですかー?監督ー!!
ラストシーンは、17歳のイ・ソクと、30歳のイ・ソクと、ジョンウという・・・逆ハーレム状態で・・・・
親知らずが痛んで声を上げるキム・ジョンウを・・・・
殺 し たかったわ!!
17歳の頃の初恋は不完全燃焼で終わってしまったから、いつまでも心の中から消えず・・・
初恋の人に似ている、とこじつけてまで17歳のイ・ソクと
寝 たかった愛 し合いたかった現在の恋が、
イニョンにとって本当の初恋っていうことなのかしらね。
moca的には、気の多い女にしか思えなかったわね。
イライラする映画だわ。
人によって感じるカタルシスが異なるような、曖昧な作りになってるわ。
自分なりに解釈してみてくださいませー





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