アウトライブ~飛天舞~ Bichunmoo |
原題:飛天舞 비천무(ビチョンム) <2000> |
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監督 | キム・ヨン ジュン | <2000>アウトライブ~飛天舞~、<2005>無影剣、<2008>最後の贈り物...帰 休 |
出演 |
シン・ヒョン ジュン(申鉉濬) |
出演作品一覧 |
キム・ヒソン (金喜善) |
<1997>敗者復活戦、<1999>ホワイトクリスマス~恋しくて、逢いたくて~、<1999>愛のゴースト、 <2000>アウトライブ~飛天舞~、<2001>ワニ&ジュナ~揺れ る想い~、<2003>天国からの手紙 |
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チョン・ジニョン(鄭進永) |
出演作品一覧 |
【レビュー&ネタバレ】 |
<アウトライブ>というタイトル
は知りつつも、武侠モノは好きじゃないので、避けておりました。 そんなmocaでも、楽しめた作品でございます。 武侠モノはとにかくアクションやCGばかりに凝ってて・・・ 韓国アクションはかっこいいと思うけれど、それメインというのは勘弁して欲しいのね・・・ 武侠モノはストーリーはおまけ程度で、映画を観てるのか、格闘技を観ているのか・・・ けれど、この<アウトライブ>は、それぞれがバランスがよいわ。 ストーリーもそんなに凝ってはいないけれど、きちんと映画になっておりましたわ。 原作が漫画っていうのもあるからかしら。 アクションは香港仕込みのワイヤーアクションがふんだんに取り入れられていて、見事だったわ。 但し、アクション目当てで観るのだったら、やっぱり香港映画を観るべきでしょう。 mocaは新体操とかクルクル回るアクロバットやら、観るのが好き。 だから、この映画はmoca好み。 華麗で痛快だったわ。 ラストシーンはあまりにもベタで泣けなかったけれど、ジュングァンがジナを庇ったシーンでは涙がホロリ。 「やっと친구(チング:友達)になれたな・・・」 その言葉に、涙が止まらなかったわ。 ソルリの兄ライも男らしくて惚れ惚れだし、鉄騎十組のチャンニョンがかっこよすぎてしびれるわー イ・ハンガルは、風のファイターや、千年湖でも観ているはずなのに、まったく目に留まらなかったの よね・・・ こんなにステキなのにー その日一日、イ・ハンガルDAYになるほど、ハマっちゃったわー <男の中の男>と思える男たち勢揃いで、さすが女流漫画家の漫画ね! 女性もキレイよー って、キム・ヒソンだけか? 彼女はこういう古装の方が断然似合うわよね。 妖艶でうっとりするほど美しいわ。 ちょっと主人公のジナだけが・・・どうしてもmocaはシン・ヒョンジュンの顔が好きになれないの・・・ 韓国では<美形>と言われるらしいけど(日本でも?)、mocaはダメなのよぉー キム・スロは、こういう普通の役をやるとちょっと笑っちゃうわね(笑) けれど、すっかりこの<アシン>びいきになっちゃって、死ぬシーンはかなり辛くて・・・ この映画は死ぬシーンが多いわね・・・ クァクジョン(キ・ジュボン)が死ぬシーンも、もう辛くて仕方なかったわ・・・ こんなお爺さん役!と驚いたけれど、あのアクションは本当のお爺さんでは無理よね・・・ あんなアクションもできるのかと、驚きよ。 観ているうちに、「この人だあれ?」と必ず思うはずですわ! 突然出てきて、なーんの説明もなく劇に参加されちゃっているわ(笑) 誰だかわからないから、ストーリー展開にもついていけない・・・ DVDの特典で「人物相関図」がついているらしいけど、それも納得できるわ・・・(笑) チョ・ベクスンたち<青辰藩>の人間が登場する辺りがちょっとわかりづらいわよ。 キム・ヘソンがなんでこの男を殺すの?と、mocaは理解不能でございました・・・ みんな似たような顔だし・・・ ちょっと予習してね。
ストーリーのわかりづらい部分をちょこっとだけ・・・ 死にゆくクァクジョンに、自分が高麗人だと知らされたジナ。 ソルリとの約束を守るために紹興に向かう。 途中立ち寄った居酒屋で、ナングン家の息子ジュングァンがジナに声をかける。 ジナが自分の初恋の女性にそっくりだと。 その初恋の女性というのは、実は亡くなったジナの母が描かれた掛け軸の女性。 ジュングァンはジナに「친구(チン グ:友達)になろう」と言う。 ジナが紹興に辿り着くと、ソルリは別の男と結婚させられることを知らされた。 その男とは、ジュングァンだった。 ソルリの兄ライの助けで二人は逃げ出すが、結局は追い詰められる。 ソルリの父タルガの矢に射抜かれ、絶壁から落下していくジナ。 ジナが死んだと思ったソルリは、ジュングァンと結婚する。 時が流れ── ジナは鉄騎十組の棟梁チャハランとして、戻ってくる。 請負刺客であるチャラハンは、青辰藩に雇われ、また、自らの復讐も兼ね、ナングン家を皆殺しにする。 チュングァンは旅に出ており難を逃れるが、ソルリと息子のソンは捕らえられる。 逃げるソンに追っ手が迫るが、覆面をしたジナに助けられる。 ソルリは、ジナにソンがジナの息子であることを告げる。 青辰藩ではナングン家襲撃の首謀者、チョ・ベクスンが祝宴が催す。 彼の側近ヨジンは、ジナに言い寄るが相手にされない。 チョ・ベクスンの新たな指令を受け、ジナと鉄騎十組は旅立つ。 その間、ソルリが襲われる。 ソルリが死んだとの知らせを受け、ジナはひとり引き返す。 秘書<飛天神記>を手に入れたいチョ・ベクスン。 日頃からジナが目障りなサジュン。 ジナにプライドを傷つけられたヨジン。 ジナを陥れるための罠だった。 ジナは毒を浴び、囚わ れる。 ソルリは兄ライに助けられ、無事であった。 ジナがベクスンたちに殺されたと知ったソルリは、宴の踊り子に化け、ベクスンを刺殺する。 一方ジナは、ヨジンの捨て身の助けにより一命を取り留めていた。 しかし、毒は完全に抜け切れず、術を使えば死ぬと・・・ 結末でございます。 ジュングァンはジナと決着をつけるべく、闘いを挑む。 体にまわる毒のため、フラつくジナに、サンジュンの手下が矢を放つ。 矢の前に立ちはだかるジュングァン。 「これで、やっと・・・친구(チン グ:友達)になれたな・・・」 ジナは毒で朦朧としつつも、サンジュンに立ち向かう。 敵討ちに遭ったソルリは虫の息だった。 「ごめんなさい。また、あなたを一人にして」 と、ジナの腕の中で息をひきとる。 ジナはライに「死なせてくれ」と言わんばかりに目で哀願する。 ライはソンの目を手で覆い、ジナを楽にしてやる。 ジナとソルリは重なりながら、死んでいった。 |
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