俺も行く   A Wacky Switch 
 原題:俺も行く 나두야 간다(ナドゥヤ カンダ) <2004>

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俺も行く

私は、A4の用紙を買うお金もないけれど、純文学を書く作家です。初めての長編 デビュー作<カ フカに出会った>は、今や鍋敷きとして、国民の食習慣の改善に寄与しているけれど、本を出版してくれたテソク(ソ・ドンス)の出版社は潰れてしまいまし た。

私は、日々ハル クのように変わって行く妻(チョン・ミソン)が怖くて、夜も寝られません。この前は、妻に手を引かれて、タクシー運転手をしたけれど、人を轢いてしまいま した。賠償金の支払いのため、テソクが世話してくれた会長のゴーストライターでもする しかありません。

ところが、なんと自叙伝の主人公である会長が、我が国の最大組織マンチョル組の親分なのです。あまりに驚いておしっこをもらすところでし た。どうりで国会議員でもないのに現金をたくさんくれるはずです。もう引くに引けません。

会長室を作業室として使わせてくれ、車も子分も付けてくれまし た。それでもいやです。仕事をうまくやらないとあの世へ行かされるかもしれません。大学の時に壁 新聞を書いた実力で「憲法」とか「令状主義」とか云々したら、会長を捕まえにきた警察が帰ってしまいました。意図的ではなかったけど、会長の命も救いまし た。もう私は、会長と格別の関係です。

文学に邁進する私が、組織に身を置いてみると、組織の弱点も見え、ヤクザ文化の改善点も指摘できそうです。ところで 会長は、この頃女性に一目惚れし て忙しそうです。相手は、どうやら私の後輩のヨニのようです。

【予告編】

監督 チョン・ヨヌォン <2004>俺 も行く

出演

チョン・ジュ ノ(鄭俊浩)

出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
2006年にDVD化されたこの 映画。
よっぽど買い付ける作品に尽きたのね・・・・・・・・
だったら、買い付けなくともよいのでは?
陳腐を通り越して、ゴミ同然。
この作品が動員数30万人というのが奇跡としか思えない。
知名度のある俳優の作品というだけで、
ゴミを撒き散らすのは、
更にゴミを増やすのでキケンです。

この映画は、「あらすじ」の方が面白いです!
それくらいヒドいです。
この程度なら、素人でも作れるんじゃ?

そして、チョン・ジュノも演技の幅が狭いわねぇ・・・
同じようなキャラクターしか演じられないものね。
金太郎飴のようにそっくり。
彼がヒットに恵まれなかったのは、
悲運なだけではなく、
彼の乏しい演技力と、
自分に演じられそうな役だけを探して出演したからでは?
もう彼は、先がないような気がするわ。
演技力がないので、コメディー以外は出演できないと、自ら答えているしね。
2007年はハリウッドに進出するようですが、
また同じように演技力の不要なキャラクターを探すのでしょうね。
演技力はない。
アクションもちょっとだけ、
激しいアクションは代役さん。
ベッドシーンは裸になって寝転がるだけ。
キスシーンさえも、見たことない気が?
こんな役者いるのか?
もしかして、同性愛者かしらね。
それとも、よっぽど純情で真面目なの?
彼はこれからどうするのでしょうか。

知名度のある俳優は、チョン・ジュノのみ。
<チャングムの誓い>のチャングム養母クム・ボラが唯一
友情出演で女医を演じているわ。一瞬だけ。

あとは、<マイ・ボス マイ・ヒーロー2
チョン・ジュノの子分で、マントヒヒのようなお顔のカン・ソンピル。
妻イノクは、<バンジージャンプする>のイ・ ビョンホンの妻。
スーパーの店主も、何度か見た顔ですが・・
Nowhere 情け容赦なし>で、
冒頭の方でひたすら追いかけられていた悪党・・・、あと何でした?

そして、もう一人の主役とも言えるヤクザの親分マンチョル。
ソン・チャンミン。
ドラマ<グッキ>など、たくさんのドラマ・映画に出演しているけれど、
見覚えが...................
インパクトが少なくて、次見ても見分けがつかないかも。
けど、この映画はソン・チャンミンの魅力でちょっとだけ株上昇↑
温厚で人徳のあるヤクザの親分がとってもお似合い。
マイ・ボスのサンジュン親分もそうだったけれど、
紳士的で人徳のあるヤクザの親分ってステキよね。
極道でも惚れてしまうかも。




それに比べて・・・・
チョン・ジュノ演じる作家のイラつくことったらないわー
無礼で、
見栄っ張りで、
頭悪くて、
コメディーなのに、逆にストレスが溜まったわ。
終盤には、ヨンダルと同じ気持ちになったわよ。

妻のイノクも、夫が大金を手に入れた途端手の平返しちゃうようなヤツで、
どいつもこいつも・・・イライラ、イライラ・・・


ストーリーというほどのものはなく、
妻に生計を立てさせている才能のない作家が
お金のためにヤクザの自伝を代理執筆することになり、
繰り広げるドタバタコメディー。

結末までネタバレするけれど、

いきなり唯一の作品<カフカに出会って>がベストセラーに。
それは、マンチョル会長が買い占めてやったということも知らずに有頂天になり、
マンチョル会長の権力を利用して、
今まで自分をバカにした奴らに見せしめたり・・・
とにかく、調子に乗りまくり。
そんなドンファに腹をたてたヨンダル常務。
マンチョル会長に助言しても、
「命の恩人」ほどの扱いをやめない。
ヨンダル常務は会長への不信が募り、敵に寝返る。
会長は捕らわれの身となるが、
同じく捕らわれていたドンファが、
自分の作品が鍋敷きにされ、
「才能のないやつが芸術を語るなよ」と蔑まれたことにより、
怒りを爆発させ、敵に挑んでいく。

時が流れ─

ドンファは元作家のヤクザとなり、
マンチョル親分は堅気となり、
作家をしながら愛するヨニと暮らしていた。

元と逆転したということですが。

腹が立つほどにくだらない...............





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