女は男の未来だ  Woman Is The Future Of Man  
 原題:女は男の未来だ 여자는 남자의 미래다(ヨジャヌン  ナムジャエ ミレダ) <2004>

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女は男の未来だ

ソナは(ソン・ヒョナ)、ホンジュン(キム・テウ)の恋人であり、ムノ(ユ・ジ テ)は、ホンジュンの 後輩だった。偶然な事件でソナに対する気持ち が疎遠になったホンジュンは、アメリカに留学する。先輩の恋人のソナに片想いしてきたムノは、ホンジュンの留学を機に彼女の恋人になる。しかし結局、ムノ もソナと別れてしまい、三人の男女は連絡が途切れたまま、それぞれの生活を送っていた。

久しぶりに再会したムノとホンジュン。先輩のホンジュンは、留学か ら戻り予備映画監督になり、後輩のムノは、美しい妻と娘を持つソウルの 有名大学講師になっていた。

二人の男は、中華料理店で昼間から酒を飲み退屈な時間を送っている中、「ソナはどうしているのだろうか?」と、酔いが適当 に回ってきた二人に、彼らの恋人だったソナが突然話題になり・・、彼らは、お互い異なる姿で残されたソナとの思い出に浸る。

昼間の酒に力を得た二人の男は 、ソナが歓迎してくれるという期待感と不安感を持ってソナに会うために富川(プチョン)へ向かうという突発行動を起こす。実際にソナの顔を見た二人の男 は、7年前のソナを取り戻したいという欲望が起こり、ソナと取りあえず二人きりになる機会を虎視耽々と狙う。ソナは、こ ういう二人の男の行動をひとまず楽しんでみることにする。

二人の男がそれぞれ夢見るソナとの未来は、どんなものか?7年ぶりに再会したソナは、果たして二 人の男の未来になることができるのだろうか?

日本公式サイト:http://bitters.co.jp/mirai/

【予告編】

監督 ホン・サンス <1996>豚が井戸に落ちた日、<1997>江原道の力、<2000>秘花 スジョンの愛(オー!スジョン)、<2001>気まぐれな 唇、<2004>女は男の未来だ、<2005>映 画館の恋、<2006>浜辺の女、
<2007>アバンチュールはパリで、 <2008>知りもしないくせに、<2010>夏夏夏、
<2010>オクヒの映画

出演

ユ・ジテ(劉 智泰)

出演作品一覧

キム・テウ (金泰佑)

<1997>接続、<1999>ラブストーリー 記憶の持ち主、 <2000>JSA、 <2002>バス、停留場
<2002>頑張れグムスン、<2004>女は 男の未来だ、<2004>顔のない女
<2006>ドント・ルック・バック、<2006>浜辺の女、<2007>1942 奇談、 <2007>リターン
<2008>サグァ(2005年制作)、<2008>知りもしないくせに、<2009>キッ チン ~3人のレシピ~
<2010>インフルエンス、<2010>元に戻せ ない
ソン・ヒョナ(成賢娥) <2001>真 心の斧、 <2004>女は男の未来だ、 <2004>スカーレット・レター
<2005>チェロ ホン・ミジュ一家殺人事件、<2005>秘愛 Secret Love、<2006>お客様は王様だ
<2006>絶対の愛(時間)

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【レビュー&ネタバレ】
ほんっとに、申し訳ないけどメ チャメチャつまらなかったわ・・・
文学的作品は好きじゃないのよ。
動員数は約13万人だから、mocaと同じような方の方が多いと思うわ。
好きな方にとっては、最高のご馳走なんだろうけど。
ホン・サンスは、サマリアのキム・ギドクや、
八月のクリスマスのホ・ジノ監督から尊敬され ている監督。
巨匠と呼ぶべき監督なのかもね。
ただやっぱり、巨匠の作品というのは好き嫌いが分かれるのよね。
そして、キム・ギドクやホ・ジノ作品をご覧になった方は、
共通点をみつけられることでしょう。
人間の奥深くを、鋭く描く監督ばかり。
こういった作品が好きな方には、ホン・サンス作品も受け入れられるかも。
玄人向けよね、どちらかというと。

ソン・ヒョナのヌードシーンばかりが、記憶に残るわ。
これはかなりの衝撃だったわ。
レイプされたソン・ヒョナのアソコ(性器)を、恋人キム・テウが洗ってあげるのよ。
こんな衝撃の映画は久々だったわ。
実際には触れてはいないと思うけど。
ソン・ヒョナの女優魂には恐れ入った・・・と思ったら、
この人、写真集やらなんやら・・・脱ぎまくってるのよね。
しかも、かなり過激。

キム・テウは、あまりにもイメージが違いすぎて
キム・テウだと気づかなかったわよ。
なんだか・・・
演じている俳優にとっては意味のある作品で、
観客にとっては、押し付けられただけと思えてしかたないわ。
mocaは違いのわからない女だから。

とにかく、
「男ってバカね・・・」
「男ってダメね・・・」
そして、自分勝手で単純で、
それを包んであげる女の懐の広さ・・・
一方で、
そんな男を愛しちゃう女も愚かだと・・・
結局、人間は単純で、愚かだと。
そこが面白い。
そこを楽しもう。
そんな感じかしら・・・?



ホンジュン(キム・テウ)は、予備映画監督になりアメリカ留学から戻ってきた。
後輩のムノ(ユ・ジテ(は、美しい妻と娘を持つソウルの有名大学講師になっていた。
ホンジュンは帰国すると、ムノの家を訪ねた。
ムノは豪邸を構える有名大学講師。
ホンジュンを出迎えたムノは、ホンジュンにプレゼントがあるという。
庭に招きいれ、「これがプレゼントだ。好きにしていいよ」
それは、足跡のついていない真っ白なヴァージン・スノウ。
「足跡つけてみたいだろう?」
ムノは、犬にも足跡をつけさせなかったと、得意げに言う。
「いいのか?」
ホンジュンは、後ろ向きに足跡をつける。
「まるで誰かが歩いてきたみたいだろう?」
「家から追い出されたみたいだ」
二人は子供のような会話を交わす。

いやぁ・・・のっけからくだ らないわね。
男同士って、いくつになって も子供のような会話ができる 感じよね。
ちょっと羨ましい気も。
こういうところも、女からしたら「男ってバカねぇ・・」なんでしょうね。

中華屋で、昼間から酒を酌み交わす二人。
「さっき財布を取りに戻った時、かみさんがトイレでタバコを吸ってたんだ」
と、笑うムノ。
「昔だったら怒ってただろうけど・・
今は女として見ていない。人間としてもな。好きにさせてるよ」
と、ムノはあっけらかんと笑う。
なのに、「かみさんには二度と抱きつくなよ」と、ホンジュンをたしなめる。
ムノがトイレに立った隙に、
配膳に来たウェイトレスを呼び止めるホンジュン。
「映画を作ってるんだけど、もしかして女優に興味ある?」
ホンジュンはしつこく口説くが、あっさり断られる。
ホンジュンは、アメリカに発つ前のことを思い出していた──

ソナ(ソン・ヒョナ)が病院から出てくると、
高校時代のクラブの先輩が待ち伏せていた。
兵役を終えてきたというその先輩は、
約束があるから・・というソナの言葉を無視し、
荒々しい言葉でソナを脅し、タクシーに乗せ連れ去る。

翌日、ホンジュンに会ったソナは、昨日の出来事を告白する。
拉致されて、富川(プチョン)まで連れて行かれたと、
ホテルに連れて行かれ、レイプされた・・・
ソナの告白に、ホンジュンは言葉も出ない。

ラブホテルに入り、ホンジュンはソナの性器を執拗に洗う。
「消毒してやるよ」
ホンジュンはソナに囁く。
「キレイな体に戻れるよね?」
ソナの問いに「もちろんだ」と、ホンジュンは、ソナと熱いSexを交わす。

「キレイな体に戻れるさ」と、口では言いながらも、
ホンジュンの心はソナから遠ざかる。
ソナに内緒で、ホンジュンはアメリカに留学しようとするが、
それを知ったムノはホンジュンをたしなめ、
ソナに空港に来るよう連絡する。
ホンジュンはソナを抱きしめ、
「待っててくれる?電話するから。愛してる」
と言って旅立つ。

ホンジュンは、ムノにソナを覚えているかと尋ねる。
「ソナは何してるのかな・・・」
ムノは知らないと答えるが、落胆したホンジュンを見て
「富川のバーで働いてるって、友達が見たんだ」と、告げる。
ソナは大学も中退し、そんなところで働いているのだと。
「どうしてそんなことに?」
ホンジュンは頭を抱える。
今度は、ホンジュンが現像に出した写真を取ってくると、席を立つ。
一人になったムノは、さっきホンジュンが声をかけたウェイトレスに声をかける。
「美術の講師をしているのですが・・・モデルになって頂けないかと?」
ムノもまた、あっさり断られる。

これまた、「男ってバカ ねぇ・・・」なんでしょうね。
mocaは男を愛せなそうだ わ。
バカじゃない男希望。

ホンジュンがアメリカに行ったことを機に、
ソナに片想いしていたムノは、ソナとつき合い始める。
ある日、ソナの部屋にやってきたムノ。
キスより先に進もうとするムノを、ソナは突き放す。
「男ってみんな同じね」と、ソナは怒りを露にする。
そして、「優しく抱いてくれたら、その気になったのに・・・」と、呟く。
謝るムノに、「男なんて最低。Sexのことしか頭にない」と、ソナは痛烈な言葉を浴びせる。

ソナとムノの共通の友人の結婚式。
ソナから結婚式のことを聞き
「ソナに会えるチャンスだと飛んできた」と、ソナの友人に話す。
ムノはソナに「明日会えないかな?」と、切り出す。
快く承諾するソナ。
「ありがとうございます」
ソナに敬語を使うムノに、ソナは少し寂しさを感じる。
女優が脱 いで、男が脱がないなんて初めて。
翌日、自然とSexするムノとソナ。
先にイってしまったムノに、ソナはガッカリする。
ソナの足を見て
「毛深いんだね」と言うムノ。
「ムダ毛処理するの忘れちゃった。剃りすぎて濃くなっちゃったの。みんなやってるわ」
ソナはあっさりと答える。
タバコをふかしながら、ぼんやり考え込むムノ。

こんな会話が自然にできるも の?
韓国では普通?それとも、そ れだけ許しあった関係?
mocaって、世間知らなす ぎ?

ホンジュンは、「ソナに会いに行かないか?」と、切り出す。
ムノは必死に断るが、結局同行することになる。

「過去に戻って、君に謝りたいよ」
酔ったホンジュンの言葉を、ソナはさらりと聞き流す。

時間が過ぎていき、更に酔ったホンジュンは、
ソナの吸っていたタバコを奪い、「君への報いだ」と、
タバコでヤキを入れてくれとわめき散らす。
「私がどれだけ待ってたかわかる?どれだけ寂しかったか・・・」
「待ってた」
ソナのその言葉を聞いたホンジュンは、喜び、ホっとする。

ホンジュンが眠った後、
ソナはムノのズボンのファスナーを下ろし、フェラチオし始める。
そして、二人は寝室へと消える。

翌日、三人で出かけるが、
母校で教え子たちと再会したムノは、
ソナとホンジュンの二人ででかけてくるよう促す。

ソナとホンジュンが戻ってくると、ムノはいなかった。
教え子たちと飲みに出かけた後だった。
「怒ってるわよね。遅すぎたわ」
と、ムノを心配するソナに、ホンジュンは苛立つ。
そんなホンジュンをソナはたしなめるが、
「ずっと起きてたんだよ。お前がムノとヤってる時もな!」
と、ホンジュンは怒って走り去ってしまう。

学生たちに「最近Sexしたのはいつだ?」と質問するムノ。
「下品だな」
男子学生の一人がムノに反発する。
「下品?お前は上品なのか?何も知らないくせに。正直が悪いのか?
もっと経験してから物を言え。若造が」
それを聞いたムノは激しく憤慨し、わめき散らす。
「怒らせるつもりはなかったけど、あんたやっぱり変だよ」
と、男子学生は言い放つ。
場はしらけ、ムノは一人場を去る。

ムノの後を女子学生キョンヒが追ってきた。
「先生と飲みたくて」と。
「オオカミになっちゃうぞ」と、ムノは相変わらず。
「からかわないでください。本気になりますよ」と、キョンヒは真剣に答える。
「先生は正直です。強い意志を持っているところが好き」と。
二人はそのままホテルに入る。
しかし、その後を先程の男子学生がつけていた。
男子学生は、二人の入った部屋のドアを叩いて去って行った。
キョンヒは、彼はストーカーだという。
追い回されて困っていると。

ムノはキョンヒをタクシーに乗せ、見送る。
雪がチラつく中、ムノは一人佇む。

END

最後はもう、「男ってバカねぇ・・」じゃなく、
「男って最低・・・」になってるわ・・・
奥さんがありながらも、連夜別の女性とヤれちゃうって・・・
これが男の生態なのよね。
この、哀れなほど単純な男を、女は愛し・・。
愛してやれってことでもあるのかしらね。
mocaは少しも笑えないわ。
ソナも、ちょっと問題ありよね。
最初のレイプだって・・・ホテルの中までついてくぅ?
あの先輩のキレ様は恐ろしかったけど、
そこまでいいなりになってレイプされなくても・・・
「お前にも落ち度はあった」って言われても仕方ないわ。
「その気があったんだろう」って言われても。

男と女を鋭く描いているっていえば、描いてはいるわよね・・。






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