お姉さんが行く  Project Makeover 
 原題:お姉さんが行く 언니가 간다(オンニガ カンダ) <2007>

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お姉さんが行く

華やかなファッションデザイナーを夢見たが、小さなブティック店で、デザインよ り主に雑事をしている 30歳のナ・ジョンジュ(コ・ソヨン)。立派なボーイフレンド一人おらず、そのうえ愛など信じない消極的な恋愛観まで所有している女性だ。

彼女は、12年 前に永遠にそばにいてくれると信じた初めての男チョ・ハニから、この上なく大きな傷を受けたのが原因で、その後、愛だけでなく、自分の人生までひどくこじ れてしまったと信じている。その時のことを忘れ生きてみようと努力するが、チョ・ハニは最高のトップスターになり、テレビや広告に出没するので、毎日のよ うにジョンジュの気に触る。

ファッションショーの準備で忙しいある日。ジョンジュはホテルのロビーで偶然高校の同級生オ・テフン(イ・ボムス)に再会し びっくりする。高校時代に自分を追いかけた魅力ゼロの模範生テフンは、売上100億ドルのIT会社のCEOになっており、見違えるほど格好良く変わってい た。その上テフンは、ジョンジュを夕食に招き、自分の初恋の人だと告白までする。

テフンとの幸せな未来を想像しながら、12年前の高校時代の話をしている 時、同席した同級生のソンミ(オク・チヨン)が、ハニとジョンジュが二人きりでチュンチョン(春川)へ旅行に行った話をしてしまう。ジョンジュは、その話 に耐えられず、席を蹴って出てきてしまう。

初めての男のためにこじれてしまった人生を嘆きながら寝ついたその夜、魔法のような贈り物が到着する。一週間だ け自分の過去に帰れる機会が与えられたのだ。その瞬間ジョンジュは、自分の人生をこじらせてしまった94年に戻り、チョ・ハニとの初めての愛をすっきりと 消し去り、その代わりにオ・テフンとつきあって幸せな現在を作るプロジェクトを夢見る。すぐに12年前に戻ったジョンジュは、18歳の自分と対面する。

果 たしてジョンジュの人生をひっくり返してくれる隠密な計画は、成功するだろうか。

【予告編】


監督 キム・チャンレ <2007>お 姉さんが行く

出演

コ・ソヨン

<1994>ク ミホ(九尾狐)、<1997>ビー ト、<1998>陽が西から昇ったら、 <1999>恋風恋歌
<1999>ラブ 最愛の人、<2001>エンジェル・スノー、<2003>二 重スパイ、<2006>アパートメント
<2007>お姉さんが行く

チョ・アン <2003>狐 怪談、<2004>まわし蹴り、 <2006>ホリデー、<2007>お姉さん が行く、<2007>ムイ、
<2007>幼い王子(星の王子様)、<2008>アンティーク~西洋骨董洋 菓子~(友情出演)、
<2009>キングコングを持ち上げる
ユゴン <2006>多 細胞少女、 <2007>お姉さんが行く、 <2007>クォン・ブ ンスン女史拉致事件
<2008>最強☆彼女(制作: 2006年)
イ・ジュンムン <2005>美 しき野獣、<2007>お姉さんが行く
イ・ボムス (李凡秀) 出演作品一覧

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【レビュー&ネタバレ】
2007年に韓国公開された「お 姉さんが行く」
コ・ソヨンといえば、一世を風靡した美人女優ですが・・・・・
この映画では、’旬を過ぎた’三十路女を演じております。
もう’美人女優’という路線では難しいお年頃なのでしょうね。
mocaは元々美人とは思っておりませんでしたが・・・

内容としては、’三流のラブコメ’
それに、ちょっとSFチックな要素を盛り込んで・・・
かなり安っぽい三流映画です。
’三流映画’だと納得して観れば、ほどほどに楽しめます。
お金を出して観るほどの映画ではない!と、断言できますが・・・・・・・

出演陣は、コ・ソヨンを覗いては無名同様の俳優のみ。
有名俳優は皆カメオ。
コ・ソヨンに思いを寄せるテフン役のイ・ボムス。
コ・ソヨンの父、オ・ダルス。
そして、コ・ソヨンを振ったチョ・ハニの成人後は、谷ルミコと結婚したキム・ジョンミン。
上記三人はカメオ。
それ以外は、知る人ぞ知るの俳優。
コ・ソヨンの友人ソンミには、子猫をお願いのオク・ジ ヨン。
コ・ソヨンの母には、ドラマ雪の女王 のソン・ユリ実母、オ・ミヒ。
18歳のジョンジュには、狐怪談で、いじめられっこを演じて いたチョ・アン。
この子は可愛いのだろうけど、どうも好きになれない微妙さ・・・
18歳のチョ・ハニには、ドラマ<彼女は最高>のホテ、美しき野獣 で、
クォン・サンウの弟を演じていたイ・ジュンムン。
イ・ジュンムンはもっとブレイクしてもいいと思うのに・・・・・・・
髪を黒くしたらダメよ、似合わないわ・・・
18歳のテフンを演じたユゴンが、ちょっといい感じ。
イケメンはイケメンなんだけれど、ちょっと足りないかな・・・・
それでも、なんだか可愛らしさがにじみ出ていて・・・
主役級ではないけれど、愛嬌のあるキャラクターを演じてくれそうだわ。


ストーリーとしては、
恋愛も夢も・・・すべてがうまくいかない。
それというのも、全て18歳の時の初恋チョ・ハニのせいだ!と考えるジョンジュ。
チョ・ハニを忘れて幸せに暮らそう!と心に決めても、
今やチョ・ハニはトップスターになり、TVでも奴の姿を見続けねばならず
ジョンジュはとにかく、チョ・ハニが気に障る。
そんな時、高校の同級生だったテフンと偶然再会。
テフンは今や年商100億ドルのIT会社のCEOであり、見違えるほどかっこよく成長していた。
しかも、テフンはジョンジュが初恋だと告白する。
ジョンジュはテフンとの未来を夢見るが、親友ソンミに阻止される。
テフンとのデートに割り込んで、
12年前のチョ・ハニとの2泊3日の春川への旅行を暴露したのだ。
しかし、テフンはそのことを知っているという。
腹がたったジョンジュは、「あの時寝たわよ、悪い?」と啖呵を切って席を立ってしまう。
そんな時、一週間だけ18歳の頃にタイムトリップして・・・
チョ・ハニとの恋愛を阻止すれば、未来は輝かしいものになる!とジョンジュは目論んで・・・
12年前にタイムトリップしたジョンジュは、’アメリカにいるジョンジュの従姉のアリス’だと名乗り、
ジョンジュの家に居候する。
18歳のジョンジュとチョ・ハニの出会いをことごとく阻止する30歳のジョンジュ。
そして、テフンと18歳のジョンジュをくっつけようと、虎視眈々と目論む。
しかし、ジョンジュの想いとは裏腹に、18歳のジョンジュはハニに夢中になり、
テフンなど目もくれない。

と、そんなジョンジュの悪戦苦闘がメインよ。
ハニは、18歳の女の子なら誰でも憧れるような男の子で、
テフンは成績は校内一位だけど冴えなくて・・・
でも、ジョンジュへの純粋な想いに心が洗われる思いよ。

で、結末ですが・・・・・


結局、18歳のジョンジュはハニとの春川旅行へ出かけようとする。
旅行を止めようとする30歳のジョンジュだが、
「先輩じゃないの、私が誘ったの!このまま行かせて」
必死に訴える18歳のジョンジュに、30歳のジョンジュは折れてしまう。
「行きなさい。でも、自分で決めたんだから後悔しないで」と、
ジョンジュの唇にリップグロスを塗ってやる。

現世に戻ってくるジョンジュ。
ハニとの恋愛も阻止できず、母親がヨンウンを産むことも止めることができなかった。
12年前に戻っても、何一つ変えることができないまま戻ってきたのだ。
パソコンには’すべての願いが叶いました’とメッセージが書かれていた。
ジョンジュは、ハニのことも、母のことも、デザイナーの夢のことも・・・
全てを受け止め生き始めた。
そして、テフンと食事しながらデートする。
帰り道、テフンは突然 路上で踊り始める。
12年前、ジョンジュのために’若者の広場’で踊ろうとした
ジョンジュの好きなDEUXのダンスだった。
踊り終え、路を挟んで照れながらみつめあうジョンジュとテフン。

というわけで、これからのハッピーエンドを感じさせるラスト。
イ・ボムスはやっぱりどんな役を演じてもステキ。

ジョンジュの母が、ヨンウンを産めば自分が死ぬと知っても産んだように、
自分で決めたことだから後悔しないこと・・・
ジョンジュもそれを悟って、全てを受け止めて生きるようになったのよね。
’あの時・・・・してれば・・・’
誰の心の中にでもあるような葛藤と後悔だけど・・・
それを受け止めなければ、前には進めないのよね。









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