マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ  My Boss, My Student 
 原題:頭師父一体2 투사부일체(トゥサブ イルチェ) <2006>

 オススメ

 ストーリー

 韓流王道

 泣き

 笑い

名作

 映像

×

×

×

×




5年前に暴力団の分際で高等学校に入学し、学校を騒然とさせたケ・ドゥシクが (チョン・ジュノ)。今 回は、師範大学校倫理専攻の教育実習生として帰ってく る。

彼は、卒業生のための教育実習を「長期囚人が出所する前に積む社会経験」と同様だと軽く判断。教育実習のために学校に行くことになった。実習初日から 遅刻しそうになり、犬くぐりから出勤した彼は、「実習生でも先生は先生!」と肝に銘じながら、「倫理と思想は、私だけの倫理観で教える!」という抱負を明 らかにした。

一方、プレイボーイ、キム・サンドゥ(チョン・ウンイン)は、ドゥシクのSOS要請にのっぴきならない羽目に陥っていた。5年前まで ラスベガスを牛耳った彼が、ドゥシクに紹介された我侭な女教師ナヨン(チェ・ユニョン)のせいで、私生活まで諦めなければならない状態だ。

また、無知の絶頂と知られたテガリ(チョン・ウンテク)は、すでに5年前から選手出身の妻チュンジャ(チュンジャ)と自分とよく似た子供のために、毎日疲 れ果てているという。どこかでテガリに何か問題が起きれば、彼の妻チュンジャに筒抜けなのだ。

ドゥシクを助けようとしたり、自ら恋愛しようとしたり、身体 が10あっても足りないくらいの彼らが、今回はどんな方法でドゥシク兄貴を補佐するのだろうか。

ドゥシクの学校生活を妨げる障害は、女教師ナヨンや分別がなく歯向かってくる学生たちだけではない。 ドゥシクのボスであるオ・サンジュン(キム・サンジュン)も学校では障害物になっている。

サンドゥに女を見ても石だと思え!と話すことより、テガリに相手 を会話で説得するよう指示することより、さらに難しいのは、教え子になったサンジュン親分を公正な気持ちで治めなければならないということ。「親分(頭 目)と先生(師匠)と父は一つだ。頭師父一体」と自信ありげに叫ぶドゥシクは、果たしてこの難関をどのように乗り切るのだろうか。

【予告編】

監督 キム・ドン ウォン <2002> 海賊、ディスク王になる、<2006>マ イ・ボス マイ・ヒーロー2

出演

チョン・ジュ ノ(鄭俊浩)

出演作品一覧

キム・サン ジュン(金尚俊)

<2000>ア ナーキスト、<2001>マ イ・ボス マイ・ヒーロー、<2006>マ イ・ボス マイ・ヒーロー2
<2006>韓 半島、 <2006>ウォンタクの天使、 <2008>父とマリと私、<2009>遺憾な都市

チョン・ウンイン <1998>ク ワイエット・ ファミリー、<1999>北京飯店、<1999>反則 王
<2001>マイ・ボス マイ・ ヒーロー、<2002>2424 (イサイサ)、<2003>輪廻 リ・インカーネーション 、
<2004>非日常的な彼女、<2006>マ イ・ボス マイ・ヒーロー2、<2006>生、ナル先生
<2006>マジシャンズ、<2008>間違った出会い、<2009>遺憾な都市
チョン・ウンテク <2001>友 へ チング、 <2001>マイ・ボス マイ・ヒーロー、 <2002>ボス上陸作戦、
<2006>マ イ・ボス マイ・ヒーロー2、<2008>自殺同好会、 <2009>遺憾な都市

<< HOME

【レビュー&ネタバレ】
2006 年1月に韓国公開された待ちに待ったマイ・ボス マイ・ヒーローの続編よー
1作目のヒットで余裕ができちゃったんでしょーね・・・
余計なところに力を入れて、つっこみどころ満載の映画になっちゃったわ(笑)
と思ったら、監督が変わったのね。
どうりで・・・
ミジョンが死ぬシーンでは、あの死ぬシーンの迫力で観客は度肝を抜かれたろうに・・・
余計なCG使って・・・・・
しかも、衝突した瞬間にドゥシクが涙を流すなんてありえなーい!
自己満足の遊び心は迷惑ね・・・・
この映画を1本の映画として観るには、ちょっと不完全な映画だけれど・・・
ドゥシク、サンドゥ、テガリ・・・そして、サンジュン親分に会いたかった人にとっては
嬉しいプレゼントになっているわー
ドゥシクもサンドゥも、そしてテガリも相変わらず。
無知三人組がまたまた笑わせてくれるわよー
それに加えて、今回はサンジュン親分が準主役級でいい味だしてくれてるわー
mocaったら・・・・サンジュン親分にメロメロよ(笑)
冴えないお顔なのに・・・制服を着た親分が可愛くて、可愛くて~ 귀여워~
サンジュン親分にハマっちゃったわー





さて、思いっきりネタバレよー

今回は、前作のラストで「大学へ行け」というサンジュン親分の言葉通り、
ドゥシクは大学生になるんだけれど、ドゥシクは大学へ通わず、
サンドゥがドゥシク に成りすまして大学に通っているのよね。
それが組織の面々にバレ、サンジュン親分に「お前には自力で卒業して欲しい」と言われてしまうの。
ソウル一のシマ、江南(カンナム)を手に入れるためには大学へ通わなければならず・・・・
おりしも大学は教育実習の時期で、
サンドゥが身代わりになっていたと大学にバレることもなく通うことができると・・・・・
けれど、実習に行ってみれば、教え子の中にサンジュン親分が!
5年前に高校に入学した親分は、未だ卒業できていなかったのだ・・・・・・
しかも、サンジュン親分は、不良どもにカツアゲされたりイジメられたり・・・・・
他の生徒と分け隔てなく接するしかなく、サンジュン親分にも罰を与えなければならなかったり・・・
ドゥシクの悩みは尽きない・・・・・

それだけではなく、女教師ナヨンはお色気ムンムンでドゥシクを惑わせるが、
屋上に花壇を作らせたり、ドゥシクを奴隷のように扱うだけで・・・・
そんなドゥシクだが、屋上から紙飛行機を飛ばす教え子の
ミジョン(ハン・ヒョジュ)との心の触れ合いを深める。
しかしミジョンは、学校の持ち主である財団 の理事であるイ先生に援交を強いられていた。
ドゥシクとデートを楽しんだ日、その後をイ先生がつけていた。
ドゥシクが席を外した隙に、イ先生はミジョンを 脅す。
ドゥシクという心の支えを得たミジョンは、勇気を振り絞りイ先生に反抗する。
しかしその瞬間、ミジョンは車と衝突し、息を引き取る。

イ先生は、権力や財産 のある家庭の子供の成績を改ざんしてい た。
ミジョンは貧しい育ちで、ソウル大学 に進学したいがために、イ先生の言いなりになっていた。
イ先生を許せない ドゥシクは、ミジョンの無念を晴らすため、江南を諦めることを決意する
ドゥ シクは、ミジョンの通夜でイ先生に暴力を振るい入院させる。
ミジョンのこと、成績の改ざんのことをドゥシクが知っていると危険を悟ったイ先生は、
ドゥシク の対立組織のガンナムにドゥシクを殺すよう命じた。
ミジョンの墓参り・・・そこへガンナムが現れた。
ドゥシクvsガンナム一派・・・1対17の闘争が始まる。
そこへ現れたのは、バイクに乗ったサンジュン親 分だった。
そして、サンドゥ、テガリたちも駆けつける。
更に、ドゥシクたちの教え子たちや教師も武器を片手に駆けつけた。
あまりの人数の多さにたじろいだ ガンナムは逃げ出す。
しかしドゥシクは、イ先生の件で逮捕されてしまう。


ストーリーはこんな感じよ。
ストーリーなんて前作 とほとんど同じぢゃんっ!
この手のジャンルだと、そうそう新鮮なネタはないのでしょうかねぇ・・・・・・

乱闘でドゥシクが頭を殴られるのまで同じで・・・・
女教師ナヨンの存在ははっきり言っていらなかったわー
ナヨンは「ただいま恋愛中」のチャヒよー
前回同様、サンドゥのプレイボーイぶりで笑いを狙いたかったんだろうけど・・・ハズしすぎ・・・
少しも面白くなかったわ。
こういう余計なシーンが多くて、肝心の内容が薄くなっちゃってるのよね・・・
サンドゥが大学でラブラブだった恋人ミランは、妊娠しちゃって・・・・
で、ミランオンニ언니(オンニ:姉)がドゥシクを訪ねて高校に乗り込んできたり・・・・
このネタも中途半端で・・・・・
だったらやるな!と言いたいわよね・・・・

ですが・・・・、この映画はあくまでコメディー!!!
ストーリーなんて二の次なんでございます。特にこの映画は(笑)
というか、そう言い聞かせて観ないと、ほんとーにツッコミの嵐になるかと・・・・(笑)
笑いも前回よりはパワーダウンしているような気がするけれど、
その分サンジュン親分がオチャメなキャラで楽しませてくれるわよー
ドゥシクの手下としては、マントヒヒのようなドンパルが加わってますわ。
たいした役じゃないけど(笑)
前回はドゥシクの同級生の生徒役だったわよね?
今回手下になったのは・・・・前回の役があってからこそよね?その流れが知りたかったわー

ヒロインとしては、春のワルツのハン・ヒョジュね。
春のワルツを観て以来、ほんとにハン・ヒョジュきらいなの・・・・・・
この映画でも、またもやイライラさせてくださいましたわ。
この子、ほんとに女優なの・・・・・・・?
今回ミジョンが死んだことは流れとしてはよいと思うわー
けど・・・・、前回ユンジュのために戦うのは理解できたけど・・・・・
今回のミジョンとのつながりが薄すぎだわよ・・・・
江南を捨ててまで、ミジョンの無念を晴らす気持ちがわからない・・・・
ドゥシクって、そんなに正義感?そんなに熱血?だったかしら・・・

今回、テガリからドゥシクの裏話が出るのよね。
テガリが服役している時、テガリ엄마(オンマ:母)が面会に来たそう。
その時、事故に遭って・・・・
ドゥシクが有り金すべてはたいて、
テ ガリ엄마 を助けてくれたのだそう・・・・
だから、何があってもドゥシクについていくってテガリは決めたそうよ。
ということで・・・、ドゥシクの人間性が垣間見れたわけだけど・・・・
教壇を去る時の

「たぶん、みんなにすごく会いたくなるだろう。なぜなら、お前達は最初で最後の教え子だからだ」
という言葉も、乱闘に生徒や教師が駆けつけるのも、
ドゥシクとの絆をもっとクローズアップして欲しかったわ。
本当に無理矢理・・・・(笑)
だから、前回のような感動・・・ヒューマン・ドラマを感じなかったのよね。
けど、ドゥシクがサンジュン親分に

「サンジュン、しっかり勉強しろよ。今年こそ卒業だ」
と言った時のサンジュン親分の微笑み・・・これはかなり感動的だったわー

笑いの方はといえば、

今回は香港のリゾート開発が、ドゥシクたちにとっ て重要な任務で・・・・
そのためにサンドゥは香港へ出かけるんだけれど・・・
英語がネイティブ並だと自慢していたサンドゥは、入国審査で
「武器やドラッグの所 持を?」 「イエース」
「違法行為をしに入国を?」 「オフコース」
「調査するために連行します」 「ブラボー」
なんて・・・何でもうんうん頷いちゃうから、捕まっちゃうのよね・・・(笑)


不良どもにいじめられているサンジュン親分は、助っ人としてドンパルを入学させるんだけれど・・・
不良どもにからかわれても余裕の笑み・・・・
マントヒヒのようなドンパルが睨みを利かすんだけれど・・・・・
敢えなく惨敗・・・・

ガンナムたちにヤラれているドゥシクを助けようと颯爽と現れるサンジュン親分。
到着するなりウィンクしたり・・・・(かわいー)
なのに、ヘルメットが抜けなくて血まみれのドゥシクにメットを脱がせてもらうという・・・・



笑えるようで笑えないネタのオンパレード。
けど、それでも愛さずにはいられない面々なのよね。
テガリの石頭ぶりも披露されたけど・・・
テガリの石頭で釘を打つシーンは・・・見ている方が痛かったわ・・・・・

とにかく・・・・
ヘナチョコな映画だったけど、やっぱりこのシリーズは好きだわー
ドゥシク、サンドゥ、テガリ、サンジュン親分にまた会いたいの・・・
ぜひまた続編を!と思ってしまうわ。
最後に思いっきりネタバレするけれど・・・・
前回はドゥシクに大学に行くようにサンジュン親分が薦めて・・・・・
で、今回のラストは、ドゥシクがサンジュン親分に
「このグローバル時代を乗り切るには留学が必要だ。
自分は江南の件で離れられないから、親分がマフィア研 修を受けるべきです」と、薦めるのよね。
親分は、「俺は高校を卒業したばかりだ。お前が行け」って言うんだけれどね。
ドゥシクはテガリにお供させるから親分に行くように促すんだけれど・・・・
果たして・・・・・・
でも、この続編は興行的には成功できなかったから・・・留学編は実現不可能かな・・・?
チョン・ジュノも、もう36歳なのよね・・・・
いつまでドゥシクの役ができるかしら・・・・・?
これで終わっちゃったら・・・・やっぱり寂しいわ・・・・

続報ですが・・・
続編<マイ・ボス マイ・ヒーロー3>の制作が決定しました。
けれど、キャスト総入替えです・・・・・・
詳しくは、こちらか ら。




<< HOME

inserted by FC2 system