最高のパートナー My New Partner 
 原題: マイ・ニュー・パートナー 마이 뉴 파트너(マイ ニュ パトゥノォ)<2008>

 オススメ

 ストーリー

 韓流王道

 泣き

 笑い

名作

 映像

×

×

×




警 察大学を主席卒業し、目やにすらみつけられないほど冷血なカン・ヨンジュン(チョ・ハンソン)は、内密調査課警衛(警部補)として、警察内では「警察犬」 と呼ばれている。相手が誰であろうと、執拗に食らいつく彼に、いよいよ事件が持ち込まれる。

同僚刑事の不正事件が、麻薬流通網はもちろん、警察内部と深く関わっているとんでもない事件であることを感知したヨンジュンは、合同捜査のために、誰も希 望しない釜山へ向かう。

情け深く、とぼけた風俗課班長カン・ミノ(アン・ソンギ)は、万年班長が持つ年輪を活かした6感捜査で、別名「ハエ刑事」と呼ばれている。しかし、年月が 積んだ貫禄と、同僚たちの家族まで一人一人面倒を看る人間的な性格から、後輩たちの尊敬を受けている。

ところが、ソウル本庁から突然合同捜査を要請され、8年間、往来が一度もなかった息子ヨンジュンが責任者としてやってくる。再会が全くありがたくないヨン ジュンと、心とは裏腹に、ぎこちなく落ち着かないカン班長。とにかく二人の男は、事件解決のために新しくパートナーとなる。

全く別のスタイルと捜査方式の二人は、一触即発、時限爆弾を握ったように危険で際どい。そのように遅々として進まない捜査が続く中、カン班長の6感捜査 は、いよいよ解決に大きな糸口を見つける。そして二人は、パートナーとして初めて意気投合する。

今や、パートナーとしての息も揃った二人。だが、それも束の間、予想もできぬ警察内の巨大コネクションの内幕が、1つ、2つと現れ始める。


【予告編】
監督 キム・ジョンヒョン <2004>スーパースター☆カム・サヨン、<2008>最高のパートナー

出演

アン・ソンギ

出演作品一覧
チョ・ハンソ ン <2004>オ オカミの誘惑、<2006>連理の枝、 <2006>熱血男児、<2008>最高のパートナー
<2008>甘いウソ、<2009>アタック・ザ・ガ スステーション! 2、<2010>無籍者

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【レビュー&ネタバレ】
2008年3月公開。観客動員数は、約27万人。
動員の最低のラインと言われる50万人の約半分。
韓国では、思いっきりソッポを向かれた映画。

韓国では大ヒットし、日本では大ゴケする映画。
韓国では大ゴケし、日本では、愛される映画。

そこには、韓国人と日本人の感性の違い、
映画を鑑賞する年代の違い、
そこが大きいと思います。
そして、ここ最近は、韓国映画コンテンツの質の悪さもあり、
なかなか「これは!」という映画に出会うのは難しいものです。
もちろん、観客動員数は、あくまで目安。
動員が少なくとも、良い映画はたくさんあります。

この映画は、国民的俳優アン・ソンギ主演。
しかし、チケットパワーの無さが露見してしまいましたね。
やはり、作品が良くないと。

この映画は、どちらかというと、幅広い層で楽しめるよう制作されたエンターテインメント映画。
ですが、宙ぶらりんなテーマにより、
刑事モノのドキドキする面白さが中途半端になったことにより、若者層を獲得できず、
親子間の確執を描いたヒューマンドラマの部分で、更に若者層にはウケなかったのだと思います。
この映画は、どちらかといえば、日本の韓流好きには好まれるかもしれません。
あくまでも、韓国の観客に比べれば、ということですが。
吸いも甘いも知った年代だからこそ、共鳴できる部分があるかもしれません。

ただ.....
ほーんと、陳腐なのよね。オーソドックスもいいところ。
コケ落としの「お涙ちょうだい」シーンの連続で、興ざめもいいところ。
しかも、なーんか、昭和初期の日本映画くらい、ありがちなストーリー展開。
石原裕次郎とかが活躍していた頃の映画って、こんな感じの映画なんじゃないんでしょうか。(見たこと無いの)
とにかく、主人公のどちらにも感情移入できずにいたら、
ほーんと退屈でシラケル映画だと思います。
親子間の確執で始まり、他人との人間関係が築けないヨンジュンの成長と変化、
そして、今度は任侠モノかい!
ってくらい、コケ落としのお涙ちょうだいシーン。
かと思えば、「親子の絆」を描いたヒューマンドラマ。
ラストに行けば行くほど、刑事モノとしてのグレードが下がるばかり。
人間ドラマとしても楽しめず、刑事ドラマとしても楽しめず。
しかも、コメディー風。
いろんな面が中途半端。
ヨンジュンを主人公にし、ヨンジュンに感情移入できるような脚本で、
刑事モノとしてテーマを絞ったエンターテインメントにしたら、面白かったかもしれませんね。
ラストなんて、クサすぎて、ひきまくり。
少しも心に響いてきません。

現実ならば、ヨンジュンのような心の変化も理解できるというもので、
頑なな心も、潔癖と言えるほどの信念も、
全て、意固地になっていた自分が一番辛くて、
自分は愛されていると気づいた瞬間、心の中の氷が解けてしまう。
親子とは、そういうものでしょうから。

愛と憎しみは紙一重。
愛するからこそ、愛されたくて.....
愛してるから、憎んで....
愛されないからこそ、憎んで.....
けれど、その原点は愛だから、自分への愛を感じた瞬間に、
まるで氷が溶けるように、心の中のわだかまりが消えてしまうものなのでしょうね.....
現実では。
でも、人間の心は、そんなに簡単じゃないと思うんですけどね....
この映画では、あまりにも簡単に憎しみが溶解してしまって、納得いきません。

ヨンジュンは父を許しても、
ヨンジュンというフィルターを通して父ミノを見ていた観客は不完全燃焼です。
有能な警官だった父が、なぜ警官として不正を行い、浮気をし、家族をないがしろにしたのか。
単なる道を踏み外しただけなのか。
それとも、左遷され、真っ向に生きようと反省し、元のミノに戻ったのか。
それとも、警察という「組織」に逆らえず、自暴自棄になったのか。
不正刑事であっても、刑事として有能。
人間的にも、人情的。
それはわかっても、父ミノの過去に対するわだかまりは溶けません。
人間は失敗する生き物。
そう受け止め、納得するべきなのでしょうか。
大事なとこが曖昧で、心に響いてきません。

あそこまで頑ななヨンジュンが、ラストにあんなに本音を吐露し、
父親への憎しみが溶け、あっさりと心に変化を見せるのが、
ちょっと違和感あるのよね。
それというのも、ストーリー展開が悪かったせいね。
あんなクサい「親子の絆」で泣けるのは、ほんとに純粋な心の持ち主だけでしょう。

ヨンジュンの気持ちは、痛いほどわかります。
理想と思っていた刑事の父親が、浮気で母を苦しめ、収賄容疑で逮捕され、
心労が重なり、母親が死んでしまう。
父を憎んで当然でしょう。
そういう年頃ですから、よけいに........
だからこそ、「不正」を誰よりも憎み、領収書1枚すら融通を利かせられない性格になってしまった。
警察の不正をなくすつもりで警官になったものの、
仲間を騙し、欺き、陥れる辛さ。
それでも信念を貫き、弱い自分を閉じ込め.....
苦しくなって当然。

そこまでヨンジュンを追い詰めた父カン・ミノ。
観客が父親を許せるような脚本が必要でしたね。
これでは、どんな親失格な親でも、多少なりとも子を思う気持ちはある、程度にしか感じません。

人生の苦味を味わうことなく、純粋な心の持ち主にだけ、勧められるかもしれません。
あまり期待しないように。
観客動員数は、27万人ですから!!





【カン・ミノ】
釜山中部警察 班長
アン・ソンギ
【カン・ヨンジュン】
ソウル警察 警部補
チョ・ハンソン
【ペ・イルグォン】
釜山中部警察 班員
チョン・ソギョン
【チョン・ヨンチョル】
元チンピラ
チョ・ジヌ




【ナ・クムス】
釜山中部警察 班員
イ・ウンジ
【クォン・ヨン】
アクアワールド社長
チェ・イルファ
【チャン・ビョンサム】
元売春麻薬組織
パク・チョルミン
【ユリ/クォン・ジョンミン】
クォン社長の息子
ソン・ウソン

ドラマ【恋人】のセヨン役、チョン・チャンが冒頭の刑事役で特別出演しております。
ドラマ【冬のソナタ】のヨングク役、リュ・スンスも特別出演です。

高校時代のヨンジュン役は、チョ・ハンソンの実弟、チョ・ハンジュン。
似てる部分もあるけれど、俳優向きの顔じゃないわよね.........



* * *

結 末までネタバレしますので、ご注意を!

* * *


ヨ ンジュンは警官である父を尊敬し、
後をついては、いろんなことを教わった。

(でも、拳銃を撃たすのはマズかろう?)


そ れから月日が経ち....
ヨンジュンは警察学校へと入学した。
誰よりも強い信念を抱いて....
それには、深い理由があった。
全てが、父に対する恨みから生まれた正義感である。


常 に賄賂を受け取る悪徳刑事と成り下がってしまった父。
仕舞いには浮気し、それをとがめる妻に対し開き直り、
暴力で制止しようとした。
それを制止しようとしたヨンジュンも怪我をした。




ヨ ンジュンの心の中に、
父に対する深い憎しみが生まれた。

母とヨンジュンは家を出た。
しかし、心労が溜まったせいか、母は倒れてしまう。



そ して、ヨンジュンの母は、そのまま亡くなってしまう。
一層、父への憎しみを新たにするヨンジュン。

母の葬儀で喪主を努める幼いヨンジュン。
そこへ、知らせを聞いた父がやってきた。
「なぜ、来た!」
ヨンジュンは、激しく父を怒鳴りつける。
父は、立つ瀬がない。

ヨンジュンは深く父を憎み、
その憎しみから、刑事へとなったのだ。
父を反面教師として。

 「父は警察官か?」
と尋ねられても、「父はいません」と、
徹底的に父親の存在を無視していた。
そ して月日が流れ....

ヨンジュンは、「内査課」の刑事になる。
刑事の不正などを内偵する、
いわば、警察の中の警察だ。

ヨンジュンは、麻薬密売との関連を疑われているミンソクの内偵を行っていた。
ヨンジュンは、ミンソクから麻薬課の第一級機密の書類を手に入れて欲しいと頼まれ、その日は遊園地で、その機密書類を渡すことになっていた。
ミンソクへ書類を渡すヨンジュン。
ミンソクは、カメラ、刑事、あらゆる手段で厳重に監視されていた。
し かし、ミンソクが一瞬その監視下から消え、姿を現した瞬間には、持っていた機密書類が消えていた。
慌ててミンソクを追う刑事たち。



ミ ンソクは、とうとう追い詰められる。
ジェットコースターのレールの上に逃げていくミンソク。
ミンソクは、ヨンジュンに懇願する。
「息子の手術費が必要なことを知っているだろう?」と。
ヨンジュンがミンソクを内偵するための「内査課」の刑事だとは、ミンソクは知らないのだ。
信じて心を開き、機密書類まで頼む間柄になっていた。
しかしヨンジュンは無情にも、ミンソクを追い詰める。
絶体絶命のミンソク。
覚悟を決めたミンソクは、自らの腕を手錠でレールに繋ぐ。
そしてそこへ、ジェットコースターが.....
一瞬にして、ミンソクは命を落とす。
ミ ンソクの死の衝撃から覚めないヨンジュン。
そんな時、自分に対する噂話を耳にしてしまう。
「殺すことないよな。
まるで、警察の犬だな。パートナーを組むのも恐ろしいよ。
領収書1枚、融通利かないらしいぜ」
それを聞き、ショックを受けるヨンジュン。
しかし、そんな傷ついた心を隠し、平静を装う。
「半 年も偽装して潜伏した結果がこれか!殺してどうする!」
ヨンジュンは、部長に叱責される。
ミンソクを死なせてしまっては、機密書類の受取人を明らかにすることはできない。
巨大な麻薬組織を一網打尽にすることはできないのだ。
「ちょっと、待ってください」
ヨンジュンはパソコンに取り込んだ、カメラの映像のサムネイルを綿密にチェックしていた。
「この女とすれ違う前には書類はあった。
この女とすれ違った後には、書類はない。
この女に渡したに違いありません!」
ヨンジュンは、キッパリと断言する。





女 の身元が割れた。
釜山で活動するユリという女だ。
現在、釜山署の風俗課がユリを手配中とのこと。
ヨンジュンは釜山へ向かい、釜山署の風俗課と合同で捜査することになる。

釜 山署に到着したヨンジュン。
「ヨンジュン!」
と、にこやかに声をかける男。
ヨンジュンが、この世で最も憎む男、父ミノだった。
何の屈託もなく声をかけてくる父に対し、
ヨンジュンは、全身が硬直するほど怒りに震えた。







ま るで普通の親子のように会話してくる父ミノ。
ヨンジュンは冷たく言い放つ。
「仕事の話だけにしましょう。カン部長」
その言葉に父は呆然とするが、
おどけるように了承する。

ヨ ンジュンは、ソウルにいる部長に、
父ミノの裏調査を依頼する。
賄賂や不正などの不審行動がないかどうか。



風 俗課の刑事が集まり、ヨンチョルの姉の店で捜査会議が行われる。
気楽な風俗課に対し、ヨンジュンは黙りこくる。



外 で煙草を吸っていると、ヨンチョルが寄ってきた。
父ミノのことを、「父親のような存在」だと言うヨンチョルに、
不満を募らせるヨンジュン。
「兄貴って呼んでも?」
というヨンチョルの問いに、
「カン刑事で」と、言い捨てるヨンジュン。
ヨ ンジュンは、更に気分を害する。
父ミノが、ヨンチョルの姉ギュファを紹介し、
「お前の母さんになるかもしれない」
と、平然と告げる。
これには、ヨンジュンも我慢ならなかった。

「な ぜ、あのヨンチョルとかいう奴を捜査に加える!」
ヨンジュンは、父ミノに食って掛かる。
「あいつは、釜山を仕切ってる。
虫は、虫をよく捕らえるものだ。
あいつがいなければ、捜査にならない」
と、父ミノは言い放つ。
ヨンジュンは、自分一人で捜査すると言い放つが、
土地勘もなく、どうやって捜査するんだと、たしなめられる。
風 俗課+ヨンチョルと共に、
ヨンジュンはユリの捜査を開始する。
捜査は、二人一組で行うもの。
ヨンジュンのパートナーは、父ミノだ。
聞き込みを開始するミノとヨンジュン。
(ここで、特別出演のリュ・スンス登場)
元 売春麻薬組織に属していたビョンサムを訪ねる。
ビョンサムは、「もう足を洗った」と、
ユリなんて女は知らないと言い張る。


ユ リの居所を掴むが、失踪してしまった後だった。
その部屋に残されていたものを調査するヨンジュンら。
野球の試合のチケット、そして、
高級リゾートのAQUAのVIP招待券。
ヨンジュンは、このAQUAの招待券が気になり、
潜入捜査をすることに。
「釜 山第一病院のDr.カン」と名乗り、
AQUAに無事潜入するヨンジュン。
そこで、ある男性に声をかけられる。
「第一病院のドクターですか?ユ院長はお元気で?
なぜ、一緒に来なかったのですか?」
ヨンジュンは、たじろぎながらも答える。
「今日は手術の執刀がありまして....」
何とか、話を合わせながら窮地を乗り切るヨンジュン。
「ユリという女性を知りませんか?」
ヨンジュンは尋ねる。
「ユリ?初めて聞く名前だが」
男は答える。
「それではまた、お会いしましょう」
男は去って行く。
そ の瞬間、会場の中にユリの姿を発見する。
急いでユリの後を追うヨンジュン。
しかし、建物に入っていくユリを追おうとすると、
「関係者以外立ち入り禁止」だと、足止めを食らう。
「警察だ。すぐに済む」
ヨンジュンが警察手帳を差し出すと、
男は、ある男に声をかける。
それは、検察庁のパク検事だった。
内 臓マイクで様子を伺っていたミノらは、
慌ててヨンジュンの元へ駆けつける。
パク検事に、ぺこぺこ頭を下げるミノら。
しかも、「行くぞ」と、ヨンジュンを無理矢理連れ帰る。
ヨンジュンは不満でならない。
確かに、ユリはここにいたのだ。
パク検事が事件に関わっているのでは?
と、ヨンジュンは疑う。
同 時に、父ミノをも疑うヨンジュン。
父ミノの車の中も、粗捜しする。
「ユリは確かに、あそこにいた。
なぜ、パク検事を知ってる?検事と何の関係がある?」
ヨンジュンは問いただす。
「人をみやみに疑うな」
ミノはたしなめる。
「人を疑うのが仕事だ」
ヨンジュンは言い放つ。
「内査課か?」
ミノは、あっさりヨンジュンの真の仕事を見破る。
「この道30年だ。俺にも情報屋はいる」
驚くヨンジュンに、ミノは言い放つ。
「この仕事で最も悪い点がわかるか?
人の悪い点だけ見ること」
ミノは言い放つ。
「良い面も見ている」
ヨンジュンは声を荒立てる。
「パク検事を疑ってるだろうが!この野郎が」
ミノは叱責する。
「パク検事が何の関わりがあるか知るには、
まず、親しくなることだ。そんなことすら知らないのか?」
しかし、ヨンジュンは聞き入れない。
「俺は、お前のことを、誰よりもわかっている」
ヨンジュンは言い放つ。
「お前?」
ミノは激怒する。
「そんなに信じられないなら、手錠を掛け連行しろ!」
ミノは両手を差し出し、怒鳴りつける。
しかしヨンジュンは、ミノの身体検査を始める。
そして、ポケットの中から封筒が。
「これは、何だ?」
ヨンジュンは問いただす。
賄賂か何かだろう....
そう思い中を開けると、
それは、ギュファへのラブレターだった。
気が抜けるヨンジュン。
封 筒を返しながら、ヨンジュンは告げる。
「気をつけてください。
俺は、誰に対しても手錠を掛けれる人間だ」
そう言い放ち、ヨンジュンは去って行く。

署 に戻り、麻薬密売に関する資料に目を通すヨンジュン。
ペ刑事は手伝おうかと申し出るが、
娘から携帯にメールが入ってしまう。
「最近、娘が私を探すんですよ。
良い父になろうとすれば、良い警官になるのは大変です」
ペ刑事は、笑って語る。
「ペ刑事は、今でも良い刑事ですよ」
ヨンジュンは、心からそう告げる。
「どうでしょうね....
でも、良い警官よりも、良い父親になりたいです」
ペ刑事は笑う。
そんな父親らしいペ刑事を羨むヨンジュン。
自分も、そんな父の息子になりたかった....
ヨ ンジュンは、父ミノへの疑いを捨てていなかった。
父ミノが通いつめているヨンチョルの店を訪ね、
こっそりと、盗聴器を仕掛ける。



今 日は、プロ野球の優勝決定戦。
野球好きのユリが、来ないはずはない。
ミノは主張する。
スタジアムで張り込むことになるミノ、ヨンジュン、ヨンチョル。

そして、ミノの勘通り、ユリがビョンサムと共に現れた。
しかし、ヨンジュンらの気配に気づいたユリは、
ビョンサムに耳打ちし、逃走してしまう。

ヨ ンジュンはユリを取り逃がしたものの、
ヨンチョルがビョンサムを見事に捕らえる。
ヨンチョルを見直すヨンジュン。

ヨンジュンらは、ビョンサムを脅し、
ユリの居場所を吐かせる。
すると、なんということだろうか....
ユリは女ではなく、トランスジェンダーであり、
本名はジョンミンだという。
ミ ノとヨンジュンは、ユリが働くクラブへ潜入する。
ユリのショーが終わり、控え室へと潜入するが、
既にユリの姿はなかった。
ミノらは、屋上へ逃げたユリを追い詰める。
今にも飛び降りそうなユリ。
「捕まえに来たんじゃない。聞きたいことがあるだけだ。
あの書類は、誰に渡した?」
ミノはユリを説得するが、
ユリは涙を流し悲しそうな表情のまま、
まるで翼を開くようにして、ビルから落ちて行った。
ユ リもまた、死んだ。
これで、捜査の糸口を全て失った。
しかし、ユリの身元を調べると、
ユリの本名はクォン・ジョンミン。
AQUAの会長の息子であることが判明する。

ミ ノとヨンジュンらは、クォン会長を訪ねる。
AQUAに潜入した日、
ヨンジュンに声をかけてきた男だった。
「また、お会いしましたね」
クォン会長は、平然と声をかける。
「あの時、ユリなんて知らないと言いましたよね?」
ヨンジュンは問いただす。
「誰にでも嘘が必要な時があるでしょう?
ねぇ、ドクター・カン?」
クォン会長は、全く動じない。
「ユリが麻薬をやっていたこと、ご存知でしたか?」
ヨンジュンは、任意同行を求める。
しかし、クォン会長は、キッパリと断る。
ソ ウルの部長から、ヨンジュンに連絡が入る。
カン・ミノ部長の裏調査が完了したと。
カン・ミノ刑事は潔白で、怪しい点はないと。
そして、一言添える。
「栄州に土地がある。全て足しても、1千万ウォン程度だが。
ヨンジュンという息子の名義になっている。
もしかして、これはお前のことか?
父親は亡くなったんじゃ?」
部長は尋ねるが、
ヨンジュンは言葉を濁し電話を切ってしまう。
思いがけない父の想いを知り、動揺するヨンジュン。
そ の頃、父ミノは、ヨンジュンが取り付けた盗聴器を発見してしまう。
やはりまだ、自分を疑っているのか.....

クォ ン会長は、パク検事を呼び出す。
「誰がユリを、麻薬ビジネスに介入させたんだ?」
クォン会長は尋ねる。
「それは、ユリが自ら....
ユリのおかげで、有力な情報を多数得ました」
パク検事は弁解する。
「ユリがドラッグをやっていたことは知っていたのか?」
クォン会長は尋ねる。
「知ってはいましたが、麻薬というものは簡単に断てるものではありません」
パク検事は更に弁解する。
「世界の誰もが知っているようなことも、
私だけが知らなかったようだな。
自分の麻薬で、我が子を殺した」
クォン会長は、ユリが麻薬ビジネスに関わっていることも、
麻薬をやっていることも、全く知らなかったのだ。
パク検事は弁解する。
「いずれにしても、ユリは会長が捨てた子じゃないですか」
しかし、その言葉がクォン会長の逆鱗に触れてしまう。
「捨てた?私がユリを捨てただと?」
クォ ン会長は、パク検事を殺害するよう部下に命じる。
パク検事は、大きなプロペラのついたファンに頭をつっこまれ、殺害される。


一 方、ミノの誕生日のため、風俗課の刑事らが家族を連れて集まり、休日を楽しんでいた。
ミノを初め、皆イキイキと楽しそうだ。
ヨンジュンは、冷めた表情で、
その様子を遠くから眺めていた。
そんなヨンジュンに、ギュファが声をかける。
「いつ、発つの?」
事件は強力班に引継ぎ、ヨンジュンはソウルへ戻ることになっていた。
「お父様が寂しがるわ。あなたの話を、たくさんするのよ。
あなたが警察学校に入った時、会う人、会う人に、
息子が警察学校に入ったと、いつも話してたわ」
知らなかった父の自分への想いを知り、
ヨンジュンの心に温かな感情が芽生える。
温かな目で、父ミノを眺めるヨンジュン。
ホ テルで荷物を整理するヨンジュン。
すると、ギュファの店に取り付けた盗聴器から、
ミノとヨンチョルの会話が流れてくる。
「パク検事から金を受け取った。
だが、ヨンジュンが俺を疑っているようだ。
もし気づかれたら、息子であろうと、
この手で殺さねば」
それを聞いたヨンジュンの心は、怒りで燃えたぎる。
しかし、それは父の悪戯だった。
「ヨンジュン、聞いてるか?盗聴するなら完璧にしないと」
盗聴器を仕掛けられたことを知った父は、
一芝居打ったのだ。
「お前は幼い頃から、几帳面でないところが欠点だ。
だが、お前は変わったよ。
幼い頃は愛嬌もあり、俺によく従ったのに.....
それも皆、俺の過ちのせいだ。
それでも、また会うことができて、
俺は本当に嬉しかった。
一度訪ねてみようかと、何度も思った。
顔が見たくて。
実は、俺はもう二度とお前に会えないことはわかってた。
世の中のことが、心と同じで、上手くできなかった。
それにヨンチョルは、いい奴だ。
弟のように思い、可愛がってやってくれ。
それと、煙草はやめた。
お前が禁煙しろとくれた
『禁煙』と彫られたライターのおかげだ。
お前は、とても立派になった。
昔の俺のように」
楽しげに語る父の言葉が、胸にしみるヨンジュン。
そ こへ、ソウルから部長が訪ねてくる。
しかも、ヨンジュンに事件から手を引けと。
納得いかないヨンジュン。
部長は、衝撃的な事実を告げる。
ユリが死ぬ前、ユリの携帯に「逃げろ」と誰かが知らせたと。
ユリの通話記録を調べたところ、相手は父ミノだった。
再び父への激しい怒りが湧き上がるヨンジュン。
「警察の上層部まで、連結していたようだ」
部長は告げる。
動揺するヨンジュン。
「なら、捕まえないと」
ヨンジュンは逮捕に向かおうとするが、部長は引き止める。
「捕まえようなどと、夢にも思うな。
お前まで、混乱に巻き込まれる」
し かしヨンジュンは反論する。
 「私がなぜ警官になったか、ご存知で?
 なぜ私が内査課を志願したと?」
 そんなヨンジュンを部長は叱責する。
「私的な感情で捜査するな」と。
釜 山署に向かうヨンジュン。
ヨンジュンは、クムスに呼び止められる。
「何かおかしい」と。
ヨンジュンはクムスに、ユリの携帯電話の通話記録を調べさせていた。
ユリの通話記録に、父ミノと通話した記録が、10回以上もあるという。
「誰にも話すな!顔にも表すな!」
ヨンジュンは、強くクムスを口止めし、通話記録の書類を奪い取る。
ヨ ンジュンは、父ミノの過去の事件資料のファイルを取り出し、父を調べ始めた。
そこへ、ミノがやってくる。
ヨンジュンは、ミノにカマをかける。
「俺らがクラブへ行った時、ユリに逃げるよう誰かが知らせたのは明白だ」と。
ミノは少しも動じない。
「今、クムスがユリの通話記録を調べているだろう。
すぐにわかるさ」と、平然と去って行く。
ヨ ンジュンは、父ミノを尾行する。
更に部長も、ミノを尾行していた。
その時、父ミノの社内に仕掛けた盗聴器から、
思いもよらぬ会話が聞こえてくる。
ミノの電話の相手は、クォン会長だった。
「今向かっているところです。お互いに助け合わないと」
ミノの言葉に、ヨンジュンは呆然とする。
ミ ノはヨットハーバーに呼び出されていた。
ヨンジュンがヨットハーバーに到着すると、既に部長がミノを尾行していた。
しかし、一瞬二人が姿を消した瞬間、
部長は何者かに殺害されていた。

一 方、ミノはクォン会長の部下に拉致されていた。

何 が起きたか混乱するヨンジュン。
そこへペ刑事から電話があり、ヨンジュンは呼び出される。



そ の頃クムスは、携帯電話会社へ行き、
あることを調査していた。
同行していたペ刑事は、何を調べにきたのか尋ねる。
「ほんとは言っちゃいけないんだけどなぁ....絶対に内緒よ」
と、クムスは全てをペ刑事にバラしてしまう。
ユリの携帯電話の通話記録に、ミノとの通話記録が10回以上あった。
だが、ミノの携帯電話の通話記録には、
ユリとの通話記録がない」
と、クムスは語る。
誰かが、ミノの番号を偽装し、
ユリと通話していたということだ。
(発信者番号の偽装は簡単にできるそうですので、
皆様も詐欺に遭わないようご注意を)
クムスは、それを逆追跡し、本来の通話相手が誰なのか調べに来たという。
結果が出たら、メールで結果が届く。
そしたら、ペ刑事にも知らせると。
そして、クムスの携帯に、本来の通話相手の情報が届く。
それは、他でもないペ刑事だった。
それを知ったクムスは慌てて車を降りようとする。
「財布を忘れちゃった」
と、下手な嘘をつき。
ペ刑事は感づく。クムスにバレたと。
ペ刑事は、車をUターンさせ、クムスを車で跳ねる。




そ の頃、ペ刑事に呼び出されたヨンジュンは、
その場所でヨンチョルと鉢合わせする。
しかし、ヨンチョルは、ヨンジュンに呼び出されたという。
何かがおかしい..... どういうことだ?
とりあえず二人は、店の中を調べる。
すると、クォン会長の部下が姿を現す。
しかも、周囲の部屋の中に、人の気配が.....
二人は罠にハメられたのだ。
「ここは俺が引き受けます。カン刑事は先に進んで...」
ヨンチョルは告げるが、ヨンジュンは判断に迷う。
「お 前が心配だ....
それと、これからは”兄貴”と呼べ」
ヨンジュンは告げる。
「はい、兄貴」
ヨンジュンの言葉が胸にしみるヨンチョル。
そ の頃ペ刑事は、、車で跳ねたクムスを、
更に絞殺しようとしていた。
絶体絶命。
その時、背後から声をかけられる。
「おじさん、どうしました?」
ペ刑事は、うろたえながら答える。
「ちょっと事故を....」
通行人の出現で、クムスは危機を脱する。
激 しい死闘の場となった居酒屋。
ヨンジュンもヨンチョルも、
多くの敵を相手に、負けてはいない。
しかしその時、ヨンチョルが刃物でメッタ刺しにされる。
それを見たヨンジュンは、怒りで燃えたぎる。
敵に対し、全力で立ち向かっていくヨンジュン。
ヨンチョルを庇い、何とか店から抜け出すヨンジュン。
急 いで病院へと車を走らせるヨンジュン。
しかし、ヨンチョルは重症だ。
それでも、ヨンチョルはミノを心配し、
ヨンチョルが制止しても、しゃべり続ける。
「兄貴。オヤジとうちの姉貴が結婚したら、俺ら、家族かな」
そう言って、ヨンチョルは息絶える。
ヨ ンチョルの死に嗚咽するギュファの姿に、
胸が痛むヨンジュン。
そこへ、父ミノから電話が.....
「どうなってるんだ!クォン会長が全て仕組んだんだ」
ヨンジュンは、一方的に話し出す。
しかし、電話の相手はミノではなく、クォン会長だった。
ミノは預かっていると。
父親を助けたければ、一人でAQUAに来いと。
ヨンジュンは、一人でクォン会長の元へと向かう。
ミ ノはクォン会長に言い放つ。
「あいつが一人で来るとでも?
俺はあいつと縁が切れてもう長い。
あいつは、俺が死のうと目の色一つ変えない。
それに、お前らはもう終わりだ。
俺の部下が、ユリの背後は全て掴んでいる」
し かし、そこへペ刑事が現れる。
ペ刑事が、クォン会長に懐柔されていたことを悟るミノ。
「あの女刑事は始末したか?」
クォン会長はペ刑事に尋ねる。
「はい...」
ペ刑事は、嘘をつく。
それを聞いたミノは、逆上する。
「ク ムスに何をしたんだ!子供たちに恥ずかしくないのか!」
ミノはペ刑事に食って掛かる。
ペ刑事は、胸が痛む。
約 束通り、ヨンジュンは一人で現れる。
ヨンジュンはペ刑事に言い放つ。
「自分が何をしたのかわかってるのか!」
ペ刑事は、胸が痛み何も答えられない。
「金さえあれば、良い父親なのか?
ヨンチョルを、なぜ呼び出した?
お前がヨンチョルを殺したんだ!」
ヨンジュンの言葉で、ヨンチョルの死を知ったミノは、
愕然とする。
クォン会長は、ヨンジュンに銃を捨てるよう命じる。
「捨てるな!二人ともヤラれる!」
ミノはヨンジュンを制止する。
そんなミノの父親としての姿を見たクォン会長は語る。
「ユリに対しては、良い父親でいたかった。
だが、お前らが、それを台無しにした」
それを聞いたヨンジュンは言い放つ。
「ユリは自殺したんだ!」と。
ミノも言い放つ。
「なぜユリが、事件に関わったと?
自分を捨てた父親に、子供として認められたかったからだ」
しかし、クォン会長は、動揺すらしない。
そして、ペ刑事に銃を渡し、ヨンジュンを撃つよう命じる。
ヨ ンジュンはペ刑事に思いとどまるよう説得する。
「あんたが言ってた良い警官とは、これか?」
ペ刑事の胸は張り裂けそうだ。
ペ刑事は、クォン会長に銃を向ける。
「お前のせいで、俺の人生は完全に滅びた」
そう言い放ち、引き金を引く。
しかし、銃に弾はこめられていなかった。
そしてペ刑事は、クォン会長の部下に撃たれてしまう。
追 い詰められたヨンジュンは、銃を置こうとする。
「ヨンジュン、銃を置くな」
ミノはヨンジュンを思いとどまらせる。
ヨンジュンが銃を置いた瞬間、
クォン会長の部下がヨンジュンを襲うよう刃物を構える。
ミノは背後でこっそり、手で合図を送る。
「1、2、3....」
その合図で、ミノは銃口から逃げ、
ヨンジュンが、銃を手に取り敵を襲撃した。
以前は、ミノの合図など聞かなかったヨンジュン。
初めて、真のパートナーとなった二人。
ミノ、ヨンジュン、敵との死闘が始まる。
不 利になった二人。
ヨンジュンは捕まり、パク検事が殺害されたファンへ、
頭を突き出されかかる.....
絶対絶命。

一 方ミノは、クォン会長に水の中へ沈められる。
「お前も、我が子が死に行く姿をしっかり見届けろ!」
クォン会長は言い放つ。

し かし、その時ファンの回転が止まる。
虫の根のペ刑事が、最後の力を振り絞り、
ファンのスイッチを切ったのだ。
ヨンジュンは素早く銃を取り、敵を撃ち抜く。
そして、クォン会長も射止め、
慌てて父を救出する。
し かし、ミノは既に意識がなかった。
泣きながら心臓マッサージするヨンジュン。
「何のまねだ!起きろ!」
ヨンジュンは、激しくミノの心臓を叩き続ける。
「命令だ!起きろ!」と。
無駄だと悟ったヨンジュンは、泣きながら語る。
「俺は、あんたに話すことが山ほどあるのに.....
頼むから、独り残して逝かないでくれ」
その時、ミノがむせ返る。
「ヨンジュン、そんなに叩いたら痛い....」
助かった父に泣きすがるヨンジュン。
そんなヨンジュンを、優しく叩いてやる父ミノ。


二 人は同室の隣りのベッドで入院していた。
背を向け、黙りこくっているクールなヨンジュンに対し、
一人で愉快そうにペラペラしゃべる父。
「ヨンジュン、秘密の話をしてやろうか?
これは話しちゃダメなんだけどなぁ....」
父のその言葉にヨンジュンは反応し、
父の方へ向き返る。
「何?」
ヨンジュンは尋ねる。
「お前にやろうと、土地を買っておいた。
お前の名前、ヨンジュンで。驚いたろう?
これを俺が死ぬ前に語ったら感動的だったのに。
その土地は、今売っても一生暮らしていけるぞ」
そんな父の言葉に、ヨンジュンは水をさす。
「1000万ウォンで、どうやって一生暮らせる?」と。
驚いたのは、父の方だ。
「お前、俺の裏調査までしてたのか?」
ヨンジュンは、笑う。
ヨ ンジュンの怪我もよくなり、ソウルへ帰ることに。
名残惜しそうなヨンジュン。
寂しそうにヨンジュンを見送る父。



ミ ノが病室に戻ると、そこには、ボイスレコーダーが....
再生するミノ。
ヨンジュンの声が流れる......



カ ン部長、聞いてますか?
1ヶ月間、お世話になりました。
あなたは、不正警官ですよ。
内査課の立場では、容認などできなかった。
職務怠慢、賄賂受託、背任収賄、など....
その中でも、最大の罪は、
息子を8年間も放置した罪.....
ヨンジュンの声を聞きながら、父ミノは心が痛む。

調査を受けますか?
反論があるなら、ソウルへ来て、一度私と食事しますか?

ミノは、ヨンジュンの言葉に微笑む。


任 務遂行上、常に同僚達を騙さなければなからなかった。
いつも苦しかった。
偽造し、尾行し、バレるんじゃないかと、いつも怯えてた。
秘密を1つ話そうか?
以前は他人には、父親は何を?と尋ねられると、
「亡くなった」と、答えていた。
録音しながら、ヨンジュンは涙で目を潤ませる。
明確には生きてはいたが、
自分にとっては死んだも同然だった。
実は、また会うとは思ってもいなかった。
パートナーになり、一緒に食事したり、酒を飲んだり、
そんな風にできて嬉しかった。
しばらくは来れないでしょう。
お元気で。

ミノは、息子の言葉に、涙を流す。
「父 さん....」
ヨンジュンも、父を想い、
共に過ごした思い出を思い返していた。

父 の誕生日。
仲間に囲まれ、楽しげにイキイキする父。
そんな父を見ながら、自然に笑顔がこぼれるヨンジュン。

END





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