燃ゆる月  The Legend of Gingko 
 原題:タン・ジョク・ピ・ヨン・ス(銀杏のベッド2) 단적비연수 은행나무 침대2(タンジョクピヨンス ウネンナム チムデ2) <2000>

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燃ゆる月

天と地を治める精霊神山(シンサン)の麓にメ族とファサン族がいた。天下を治め ようとするメ族の欲望 はファサン族との戦争につながり、ついには神山の呪いを受けるようになる。あらゆる物を失って瘠薄な土地から追出されたメ族は、部族再建の日を待つ。

数百年が流れ、メ族の女族長ス(イ・ミスク)は、部族の永生と天下支配を目論み、ファサン族の王族ハン(チョ・ウォニ)との間に娘ピ(チェ・ジンシル)を 孕胎する。メ族が復活できる唯一の方法は、ピをいけにえに捧げ、神山の脈を切ること。真実を知ったハンは、メ族の神壇に供えられた死ぬ直前のピを救い出 す。そして神山の秘密を握るピを連れ、部族の規律を破って離れた故郷ファサン村に逃げ込む。
 
ピは、タン(キム・ソックン)とジョク(ソル・ギョング)、そしてヨン(キム・ユンジン)と友情をわかちあって成人に育つ。ファサン族最高の武士を選ぶた めのタンとの戦いに勝利したジョクは、族長後継者に指名され王孫のヨンとの結婚が決められる。タンは、いけにえとなる悲劇的な運命を知らずにピとの愛に陥 る。

ある日、村に地震が起き、村は修羅場になる。ピは、神山が自分を呼んでいることを知り自分の運命を悟る。部族の不幸を避けるために神山へ向かう決心をする ピ。一方メ族は、ピを探すために大規模な軍を率いてファサン村に向かっていた。

【予告編】

監督 パク・ジェヒョン <2000>燃ゆる月、 <2002>ウララ・シスターズ、<2004>私の彼のロマンス

出演

(故)チェ・ジンシ ル

<1990> 南部軍、<1995>誰 が俺を狂わせるか、<1996>ゴースト・ママ、<1997>ホリデー・イン・ソウル、<1997>ベイビー・セール、<1997>手紙 The Letter、<1999>マヨネーズ、<2000>燃ゆる月

キム・ソック ン

<1999> 北京飯店、<2000>燃ゆる月、<2003>TUBE (チューブ)、<2004>かわいい、
<2007>マガンホテル、<2008>1724 妓房狼藉事件

ソル・ギョン グ(薜景求)

出演作品一覧

キム・ユンジ ン(金允珍)

<1997>殺す話、< 1999>シュリ、<2000>燃ゆる月、<2001>イエスタディ 沈黙の刻印
<2002>アイアン・パーム、<2002>密愛、<2005>6月の日記、 <2007>セブンデイズ
<2010>ハーモニー、<2010>心臓が脈打つ

イ・ミスク (李美淑)

<1979>モモは世間知らず、<1985>桑の 葉、<1998>情事、<2000>燃ゆる月
<2001>ベサメムーチョ、<2002>ウララ・シスターズ、<2003>ス キャンダル~朝鮮男女相悦之詞 ~
<2003>アメノナカノ青空、<2008>お熱いのがお好き、<2009>女優たち

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【レビュー&ネタバレ】
2000年11月に韓国公開され た 「燃ゆる月」でございます。
原題の<タン・ジョク・ピ・ヨン・ス>というのは、↑のポスターの4人の名前を取ったものです。
主人公と言えないのは・・・<ス>は敵なので・・・・
敵をタイトルに入れちゃうのってどうよ?ですが・・・
監督の意図では、対立している相手が<悪役>とは限らない・・・ということなのでしょうか?
ポスターを見て頂いてもわかるかと思いますが?
これがソル・ギョング!?
と驚くくらいソル・ギョングがかっこよかったですわ。
でも、アップで見るとやっぱりソル・ギョングかしら・・・・・(笑)
チェ・ジンシルは、一昔前の女優さんと言っちゃっていいかしら?
この映画が実質独身最後の映画で、その後は映画出演はないと思います。
(↑出演作は省略してます。すごく多いし、昔すぎるから・・・笑)
(追記:2007年初めに放映されるMBC毎日ドラマ、『悪い女、良い女』に出演するそうです)
イ・ビョンホンの<誰が俺を狂わせるか>での相手役だったのよ ね。
<できそこないの安部なつみ>みたいで、可愛いのか、可愛くな いのか・・・・
でも、国民的アイドルと言えるくらい、長い間人気の女優さんだったそうですわよ。
この監督の映画<私の彼のロマンス>で、<チェ・ジンシル>を役名に使ったのは、
この映画での繋がりがあったからかしら?
イ・ミスクは、<情事>で、イ・ジョンジェと不倫をする人妻でございます。
あの映画ではキレイだと思ったけれど、この映画ではイマイチね・・・
たった2年なのに・・・・
敵の王族の男を誘惑して部族を捨てさせるくらいだから、もう少しキレイでいて欲しかったわ・・・
moca的には、ヨンの15歳の頃を演じてた<ト・ジヨン>ちゃんがお気に入り
可愛いわ。

この<燃ゆる月>は、シュリの監督であるカン・ジュギュの<銀杏のベッド>の続編ということ。
<銀杏のベッド>の主人公の前世を描いてはいるみたいだけれど、
物語としてのつながりはないようよ。mocaは続編なんて知らずに、こっちを先に観ちゃっ たのよね(笑)
この映画の監督はパク・ジェヒョン。
カン・ジェギュの愛弟子であり、この映画はカン・ジェギュの<カン・ジェギュ フィルム>が制作しているの。
カン・ジェギュは企画とプロデュースのみ。
この作品に対するファンの期待は大きかったみたいだけれど、
期待はずれでかなり批判されたようよ。
mocaもオススメできないわ・・・

主人公の<ピ>は、メ族のいけにえになるか、神山のいけにえになるかの
どちらかしか選べないという悲しい宿命を背負っているというせつないストーリーでは あるけれど、
こういう悲恋はもう飽き飽き・・・・mocaの心はビクともしないわー
その悲しみが少しも伝わってこないのよね・・・・
<愛>とは・・・・
という哲学がタン・ジョク・ピ・ヨン・スの5人の全く異なる愛の形で提示されているけれど・・・
心に少しも響いてこないのよね・・・・
論文と同じだわ。

ストーリーとしては、あらすじそのままよ。

その後どうなったのか・・・結末まで簡単 に・・・・


自分がメ族のいけにえになれば、ファサン族は滅亡してしまう。
そうなれば、愛するタンも死んでしまうのだ。
ピは自分の運命を受け入れ、神山のいけにえになることを決意する。
しかし、ピを愛するジョクは、ピを救おうとし、神山へ向かう途中仲間たちを切り捨てる。
そこへ、ピを求めてやってきたメ族が現れる。
ジョクを愛するヨンはジョクの決意を知り、<命をかけて守りなさい>とジョグとピを逃がし、
一人メ族へと立ち向かっていく。

メ族の長スに、取引を求めるジョク。
ピがメ族のいけにえとなり、目的を果たせばピはメ族の純潔として生き返るのだ。
生き返ったピを返してくれるならば味方になろうと、ジョクは提案するが、
スの目的はファサン族の滅亡でもあり、お前もファサン族だと撥ね付けられる。
ピを連れて逃げるジョク。

ピも掴まり、ジョクは必死で抵抗するが、追い詰められる。
そこへ、タンとピの父ハンが現れる。
タンが倒れ、ハンも息絶える。
スはピをいけにえに差し出し、天剣は完成される。
しかし、まもなく黒い月が消えようとしていた。
黒い月が消えれば、スは神山の精霊の呪いで消えてしまう。
スはジョクに、お前がメ族となるならこの天剣をくれてやる、と取引をもちかける。
ジョクは神山の脈を切るために、天剣を手に神山へと向かう。
そこへタンが現れる。
ピはファサン族を愛しているし、運命を受け入れている。ピはそんなことを望んでいないと・・・
ジョクの想いは愛ではなく執着だと咎めるが、タンはジョクに剣で貫かれてしまう。
大きな銀杏の木を前の前に立ち、天剣を突き刺そうとするが、そこへヨンが現れる。
「お願い、自分を捨てないで」
というヨンの言葉に、「お前にずっと伝えたいことがあったんだ。すまない。すまない・・・」
そんなジョクの言葉を聞いたヨンの胸は締め付けられるが、ジョクに向けて矢を放つ。
ヨンの矢を受け、息絶えるジョク。
目を覚ましたタンは、目の前にピが立っていることに驚く。
「最後に会えてよかった」
と、ピはタンに微笑む。一緒に行く、いつもそばにいるって約束しただろう?と言うタンの言葉を遮り、
あなたは来てはいけないわ・・・と、ピは別れを告げ、 銀杏の木に吸い込まれていく。
タンは目を覚ます。ピの姿はなかった・・・しかし、手にはピに渡された笛を握っていた。
夢ではなく、この世での別れ(日本的には三途の川?)だったことを悟るタン。

大きな銀杏の木の下で、タンとピは寄り添っている。

END

よくわからない最後で・・・・
これが非難ゴーゴーの理由でしょうか?
結局、タンはピの後を追ってしまったということでよいのよね?





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