真心の斧  The ax of heart  
 原題:真心の斧 진심의 도끼(チンシメ トキ) <2001.4.1>

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【前編】
奥手で純粋なコンピュータープログラマーの男(クォン・サンウ)。片思いの女性(パク・ソルミ)の気を引くため、
プレイボーイの友人のアドバイスに従ってウソで塗り固めた作戦を実行し成功するが…

【後編】
プレイボーイのヒョギ(ユ・テウン)とウンギョン(ソン・ヒョナ)は、 会社の上司と部下であり犬猿の仲。
ウンギョンは母の失敗で7000万ウォンの借金を背負ってしまう。
それを救ったのはヒョギだったが・・・・

演出

ソン・ホン ジョ

<2001>真 心の斧

出演 クォ ン・サンウ(權相佑) 出演作品一覧
パク・ソルミ(朴率眉) <2001>花 喫茶店 純情、<2001>真心 の斧、<2004>風 の伝 説、<2007>極楽島殺人事件
ユ・テウン <2000> イフ、<2001>真心の斧、<2003>TUBE(チューブ)、 <2005>B型の彼氏
ソン・ヒョナ(成賢娥) <2001>真 心の斧、 <2004>女は男の未来だ、 <2004>スカーレット・レター
<2005>チェロ ホン・ミジュ一家殺人事件、<2005>秘愛 Secret Love、<2006>お客様は王様だ
<2006>絶対の愛(時間)

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【レビュー&ネタバレ】
SBSのミニドラマ 男と女シ リーズの「真心の斧」でございます。
約1時間という短いドラマよ。
しかも、真心の斧は前編・後編のオムニバス形式だから、1話はたったの30分。
けれども、すごく楽しめるドラマよー
前編はクォン・サンウ演じるウンホ中心のドラマ。後編はウンホの先輩ヒョギ中心のドラマよ。
シヨンの気をひくために、プレイボーイを演じるウンホがおかしいのよー
素の純情男のウンホがたまらなく笑えるわー
けれど、そもそもそんなことをしてシヨンの気を惹こうとしなくても、二人は両思いだったのにね・・・
いや、シヨンが好きになったのはプレイボーイのウンホだったのかしら?
純情男のウンホだったら、シヨンも片想いなんてしなかったのかしらね?
mocaは何気にヒョギ아빠(アッパ:父)のようなキャラクターが好きなの~
ヒョギと아빠のやりとりは一番好きだわー
ウンホが아빠に言う「형(ヒョン:兄貴)が勝手に立ってます」なんてトボけたセリフもめちゃめちゃ笑ったわ。
後編は出演者も質もぐっと落ちる感じだけれど、これはこれでなかなか面白 かったわ。
ヒョギがとにかく笑わせてくれるわよ。
見合い相手の写真の中に自分の写真を紛れ込ませる・・・なんてネタはやってくれるわよねー
脇役には見覚えのある顔ばかりで密かに楽しめるわ。
オ課長は「スホ아빠@ 春のワルツ」よー
このTV映画って、2001年でしょう?5年でこんなに変わっちゃうなんて・・・老けすぎ・・・
泥棒役はあまりにも雰 囲気が違うからわかりにくいけど、
キム・ヒョンボム씨
(スジョン어빠 @バリでの出来事)よね???


さて、思いっきりネタバレよー

【前編】
夜11時になるといつもシヨン(パク・ソルミ)の働くバーに現れるウンホ(クォン・サンウ)。
シヨンの片想いの相手だ。
ここは彼の狩場。毎晩一人・・・今日の獲物をもうみつけた。
今日の相手も長いストレートの髪の女性。
彼の誘惑に大勢の女性が負けた。
がしかし、実はウンホは今時珍しいほどの純情男だった。
シヨンに一目惚れしたウンホは、
「女はプレイボーイを好きになる」
というヒョギ(ユ・テウン)の助言により、女を雇いプレイボーイを演じていたのだ。
そして、作戦第二弾。
「なぜ髪を結っているんだ?勿体無い。綺麗な髪なのに」
シヨンに声をかけるウンホ。
しかしその日以来、一週間経ってもウンホは店に現れない。
ウンホに言われた通り髪を下ろし、そわそわしてウンホが来るのを待つシヨン。
毎日ウンホのことで頭がいっぱいだった。
これも「一週間ウンホに対する興味を倍加させる」というヒョギの作戦だった。
「思った通りだった。髪を下ろしたらきっと死んだ母の姿に似ていると」
母に似た女性と雨の中を歩きたい・・・
そんなウンホの言葉にすっかり心が乱れるシヨンだが、
「お客様と私的な関係はお断りを」と、ウンホの誘いを断る。
しかし、二度とウンホが店に来ないのでは?と心配になり、ウンホの後を追うのだった。
雨を避け、親しく話をする二人。毎晩女性を誘っていたことを弁解するウンホ。
「年に一ヶ月だけ、僕は普通じゃない」
捨てられて一ヶ月孤児院にいた時、長い髪の女性を見るとしがみついていたらしい。
今でもその時期になると、長い髪の女性を・・・・
シヨンはウンホの嘘をすっかり信じ込んでしまった。ヒョギの作戦は成功。親しくなる二人。
しかし、シヨンをヒョギに紹介しようと待ち合わせた店で、
ヒョギにウンホと同じ台詞で口説かれたシヨンは、自分がウンホに弄ばれていたと思い込み
ウンホを殴って店を後にする。
悲しみに暮れるウンホ。ヒョギは作戦の手本とした父親を連れてやってくる。
「本気で彼女と結婚したいのなら、真心の斧で彼女の心を打て」
ヒョギの父の言葉で決心するウンホ。
シヨンが許してくれるまで動かないと、シヨンの家の前でシヨンを待つ。
「私が愛したのは芝居の中の彼だ」
そう自分に言い聞かせながらも、雨に打たれ待つウンホに心が揺れる。
ウンホの咳を聞いたシヨンは、雨に濡れてひいた風邪は肺炎になりやすいという話を思い出し、
思わずウンホの元へ駆け寄ってしまう。

【後編】
上司と部下、歯に衣着せぬ中のヒョギとウンギョン(ソン・ヒョナ)。
三十路になってもスッピンのウンギョンをたしなめるヒョギ。
帰りもウンギョンを家に送ることもない。女として見ていない。
別れた途端に他の女に電話をかけるほどだ。
ウンギョンはウンギョンで、馬乗りになって泥棒を捕まえるほど勇ましい。
ヒョギは泥棒のおかけで、腕に怪我をしてしまう。
こんな弱い男だってみんな知ってるの?今度は逆にウンギョンにたしなめられる。
そんな時、会社へ荒っぽい男たちが押しかけてくる。
ウンギョンの母が7000ウォン(約700万円)の借金を作ったのだ。
借金を返さなければ、母親は刑務所行きになるという。
母は家を売って借金を返そうと提案するが、死んだ父が作った家を手放すわけにはいかない。
会社からの貸付も保証人がいないとできず、片っ端から知人に借金を申し入れるが断られる。
仕方なしにヒョギに借金を頼もうとするが、
結婚以外なら何でも聞いてやると言われ言えず仕舞い。
ヒョギがウンギョンの忘れた手帳を届けに家を尋ねると、
借金の肩に差し押さえようとする男たちと争い、涙に暮れるウンギョンがいた。
ウンギョンの親友ミエから全ての事情を聞きだしたヒョギは、貸付を受けられるように手を回す。
そして、ウンギョンの誕生日。
ヒョギから届いたプレゼントは、たくさんの見合い相手の写真だった。
怒って写真をぶちまけるウンギョン。
しかしその中に、実はヒョギの写真も紛れていたのだった。
そんな時、ヒョギが実は会長の息子だという事実を知り、貸付の件もヒョギの仕業だと悟る。
ヒョギの本意を知らないウンギョンはヒョギをなじる。
失意に陥ったヒョギは、ウンホに自分の家を買ってくれと頼み込む。
ウンギョンの心を真心の斧で打つためだと。
一方ウンギョンは父の作った家を売り、借りた金をヒョギに返すのだった。
ウンギョンが譲り渡した家を訪ねると、そこにはヒョギが。
家の権利書をウンギョンに見せるヒョギ。家を買ったのはヒョギだったのだ。
「この家は誰にも売らない。特にお前には」
と言うヒョギを卑劣だとなじるが、ヒョギは黙って権利書をウンギョンに握らせる。
私を弄びたいのか?とウンギョンは更に怒りを募らせるが、
その言葉にヒョギは「お前を愛してる」と思わず声を荒立ててしまう。
もう遅い、結婚したい人がいるのに今更告白だなんて・・・
写真もあるから見る?と、ウンギョンが差し出したのはヒョギの写真だった。

そして・・・・・

ある日会社に赴くと、見覚えのある男がヒョギと話していた。
男はあの日の泥棒だった。
ウンギョンと親密になりたいヒョギが、男を雇って泥棒を演じさせたのだった。

どうしてウンギョンはあんなに意固地なのかな?と思ったけれど、
結局、ウンギョンもヒョギが好きだったから、あんなに意固地になってたのよね?
前編・後編がきっちり切り離されておらず、後編に何気にウンホとシヨンのその後が絡んでたり・・・
ステキなオムニバスだったわ。




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